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215:ダンフィールとエメリーネの旅立ち
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「そっかぁ、赤ちゃんはまだまだなんですねー」
エメリーネとダンフィールは、旅を再開する前に、セレスティアの家を訪問していた。そして出迎えたセレスティアであったのだが、二人共笑顔ではあったが、妙な違和感を感じた。(あれ?何か気のせいかな。)
そして例のごとく、テラスに通され、セレスティアとエメリーネの二人は久しぶりのおしゃべりに花を咲かせていた。
「えぇ、私も妊娠が7年って聞いた時は驚いちゃったけど、まだ数年は普通に動けるって聞いて安心したわ。さすがに7年も安静にって言われたら・・ね?」
セレスティアは少し困った顔をしていた。
「あはは、確かにそうですよね。私も職業柄身体を動かすので、安静にしろって言われちゃうと困っちゃいますね。」
しかし次の瞬間、エメリーネは少し寂しそうな表情を見せた。
「・・・でも正直言うと、少し羨ましいです。私はダンとそう言う関係になってから全然兆しがないなーって思ってはいたんですよ。で、今回のことで聞いてみたらできにくいことを伝えるのを忘れてたって。ほんと、ダンらしいんですけどね。」
「エメリーネさん・・・」
エメリーネは自分よりも長く交わりが長いだけに子を望むのは無理からぬことだと思い、セレスティアは少し申し訳ない気持ちになった。そして先程の違和感の正体がわかったのだ。きっと、このことで二人がギクシャクしてしまったのだろうと悟ったのだ。
「でも、いいんです!今はダンと一緒に、傍にいられるならそれでいいかなーって思ってますから。」
エメリーネは笑顔でそういったものの、少し無理をしているのはセレスティアにもわかった。だけど、ここで謝るのもおかしな話だと思い、セレスティアは黙って頷ずくだけに留めておいた。
「そういえば、ご家族には懐妊のことは知らせたんですか?」
「あぁまだなんですよ。どう説明しようか考えてましてね。」
「何か困ることでもあるんですか?」
セレスティアの少し困った表情に、エメリーネは不思議そうにしていたが、セレスティアは義母と義姉との仲が上手くいっていないことを話したことで納得した。
「あ~後妻さんですかぁ、やっぱりそういうのよくあるんですねぇ。」
エメリーネは渋い顔になっていた。
「そうなんです。それにカイエルの『竜の祖』事態のことも義母らには話していないのでね。父と兄にはその辺りをすり合わせしようと思っています。」
「うんうん、味方がいるならきっと大丈夫ですよ!私はまた旅で巡業しますが、また妊娠経過を楽しみにしていますね。」
「また、フェリス王国には来るんですよね?」
「勿論です!その時にはまた是非見に来てくださいね!」
「えぇ、絶対に見に行くわ!楽しみにしてる。」
セレスティアとエメリーネがテラスで話していた時、庭ではカイエルとダンフィールが立ち話をして、セレスティア達の会話に耳を傾けていた。
「なんだよ、だからなんかぎこちなかったんだな、兄貴。・・・ちゃんと番には肝心なこと話しといてやれよ。」
カイエルも二人の様子がおかしいことに、気付いていたのだ。
「まぁ、そうなんだけどな。・・・ただなエリーが子を楽しみにしていただけに、余計に言いづらかったというか・・・」
ちなみにエリーはエメリーネの愛称である。
「?」
カイエルはどういう意味なのかと首を傾げた。ダンフィールは言いにくそうにも言葉を続けた。
「・・・兎族はな、多産なんだよ。」
「・・・あー。」
カイエルはダンフィールの言わんとすることが、短い言葉から察することができた。
「エリーは自分の身体が原因かもって気にしてたんだけどな、こういうのは自然だからって何度か言い聞かせてはいたんだがな。まぁ実際そうなんだけどな。だが、確率が低いことは・・・」
「彼女の種族と気持ちを考えたら言いづらかったんだな。」
「まぁそういうことだ。」
ダンフィールはバツの悪い顔をしていた。獣人の兎族は多産であることから、妊娠しやすい身体なのだ。だが一向に兆しがなかったエメリーネは、自分の身体に原因があるのではと、かなり気にしていたのだ。
「だけど、こういうのって第三者から聞かされるのって、辛いもんなんだぜ?」
「・・・確かにな。エリーには悲しい思いをさせてしまった。」
ダンフィールは大きな体に似合わず、ガックリとしょぼくれていた。
「まぁもう謝ってるとは思うけど、もっかいちゃんと謝っとけよ。」
「あぁそうする。」
セレスティアの家からの帰り、ダンフィールは切り出した。
「あ、あのエリー」
「どうしたの、ダン?」
「すまん!本当にすまない!!」
「・・・何が?」
エメリーネは本当はわかっていたが、あえて知らないふりをした。
「そ、その子供のことだ。黙ってて本当に悪かった。俺、エリーがすごく楽しそうに子供が何人欲しいとか言ってるのを聞いて、余計に言い出せなくて・・・いや、だからってエリーが悪いわけじゃない!俺が、俺がちゃんと伝えていなかったのが悪かった。だからエリーが自分の身体の事とか気にしてたけど、それも俺がもっと早くいえば、そんなことで悩む必要もなかったことで・・・本当にすまん!!」
ダンフィールは一気に話すと、深々と頭を下げた。
「ダン、もういいのよ。」
エメリーネは、ダンフィールの下げている頭を両手で包み込んだ。
「さっきのカイエルさんとの話は聞こえてたから。」
「え?!」
ダンフィールは驚いて、下げていた頭を上げた。
「あっ!」
ダンフィールはすぐに気が付いた。
「ふふ、何忘れてるの?私兎族よ?この耳であの距離程度なら聞こえない訳ないじゃない。」
エメリーネは、先程のカイエルとダンフィールの会話が聞こえていたのだ。伊達に兎族ではないのだ。
「ごめんね。私がたくさん子供が欲しいとか言っちゃってたから、言いにくかったよね。」
「い、いや、それでも俺が・・・」
エメリーネは首を横に振り、そして、
「ううん。私ダンのそういう優しいとこ大好きだよ。」
そういうとエメリーネは、両手でがっしりとダンフィールの顔を押さえつけ、自分の顔に近づけてそのまま口づけをした。
「!!」
「仲直りのキス。だからもう謝らないで、ね?」
「エリー・・・」
ダンフィールは、健気なエメリーネを見て、胸の奥が熱くなっているのを感じた。
「俺、俺お前を大事にする!絶対に何があっても!!」
「うん、私もダンが大事だよ。」
二人はお互いを熱のこもった目で見つめ合い、深い口づけを交わした。
そして数日後二人はまた巡業の旅をするために、フェリス王国を後にしたのだ。
エメリーネとダンフィールは、旅を再開する前に、セレスティアの家を訪問していた。そして出迎えたセレスティアであったのだが、二人共笑顔ではあったが、妙な違和感を感じた。(あれ?何か気のせいかな。)
そして例のごとく、テラスに通され、セレスティアとエメリーネの二人は久しぶりのおしゃべりに花を咲かせていた。
「えぇ、私も妊娠が7年って聞いた時は驚いちゃったけど、まだ数年は普通に動けるって聞いて安心したわ。さすがに7年も安静にって言われたら・・ね?」
セレスティアは少し困った顔をしていた。
「あはは、確かにそうですよね。私も職業柄身体を動かすので、安静にしろって言われちゃうと困っちゃいますね。」
しかし次の瞬間、エメリーネは少し寂しそうな表情を見せた。
「・・・でも正直言うと、少し羨ましいです。私はダンとそう言う関係になってから全然兆しがないなーって思ってはいたんですよ。で、今回のことで聞いてみたらできにくいことを伝えるのを忘れてたって。ほんと、ダンらしいんですけどね。」
「エメリーネさん・・・」
エメリーネは自分よりも長く交わりが長いだけに子を望むのは無理からぬことだと思い、セレスティアは少し申し訳ない気持ちになった。そして先程の違和感の正体がわかったのだ。きっと、このことで二人がギクシャクしてしまったのだろうと悟ったのだ。
「でも、いいんです!今はダンと一緒に、傍にいられるならそれでいいかなーって思ってますから。」
エメリーネは笑顔でそういったものの、少し無理をしているのはセレスティアにもわかった。だけど、ここで謝るのもおかしな話だと思い、セレスティアは黙って頷ずくだけに留めておいた。
「そういえば、ご家族には懐妊のことは知らせたんですか?」
「あぁまだなんですよ。どう説明しようか考えてましてね。」
「何か困ることでもあるんですか?」
セレスティアの少し困った表情に、エメリーネは不思議そうにしていたが、セレスティアは義母と義姉との仲が上手くいっていないことを話したことで納得した。
「あ~後妻さんですかぁ、やっぱりそういうのよくあるんですねぇ。」
エメリーネは渋い顔になっていた。
「そうなんです。それにカイエルの『竜の祖』事態のことも義母らには話していないのでね。父と兄にはその辺りをすり合わせしようと思っています。」
「うんうん、味方がいるならきっと大丈夫ですよ!私はまた旅で巡業しますが、また妊娠経過を楽しみにしていますね。」
「また、フェリス王国には来るんですよね?」
「勿論です!その時にはまた是非見に来てくださいね!」
「えぇ、絶対に見に行くわ!楽しみにしてる。」
セレスティアとエメリーネがテラスで話していた時、庭ではカイエルとダンフィールが立ち話をして、セレスティア達の会話に耳を傾けていた。
「なんだよ、だからなんかぎこちなかったんだな、兄貴。・・・ちゃんと番には肝心なこと話しといてやれよ。」
カイエルも二人の様子がおかしいことに、気付いていたのだ。
「まぁ、そうなんだけどな。・・・ただなエリーが子を楽しみにしていただけに、余計に言いづらかったというか・・・」
ちなみにエリーはエメリーネの愛称である。
「?」
カイエルはどういう意味なのかと首を傾げた。ダンフィールは言いにくそうにも言葉を続けた。
「・・・兎族はな、多産なんだよ。」
「・・・あー。」
カイエルはダンフィールの言わんとすることが、短い言葉から察することができた。
「エリーは自分の身体が原因かもって気にしてたんだけどな、こういうのは自然だからって何度か言い聞かせてはいたんだがな。まぁ実際そうなんだけどな。だが、確率が低いことは・・・」
「彼女の種族と気持ちを考えたら言いづらかったんだな。」
「まぁそういうことだ。」
ダンフィールはバツの悪い顔をしていた。獣人の兎族は多産であることから、妊娠しやすい身体なのだ。だが一向に兆しがなかったエメリーネは、自分の身体に原因があるのではと、かなり気にしていたのだ。
「だけど、こういうのって第三者から聞かされるのって、辛いもんなんだぜ?」
「・・・確かにな。エリーには悲しい思いをさせてしまった。」
ダンフィールは大きな体に似合わず、ガックリとしょぼくれていた。
「まぁもう謝ってるとは思うけど、もっかいちゃんと謝っとけよ。」
「あぁそうする。」
セレスティアの家からの帰り、ダンフィールは切り出した。
「あ、あのエリー」
「どうしたの、ダン?」
「すまん!本当にすまない!!」
「・・・何が?」
エメリーネは本当はわかっていたが、あえて知らないふりをした。
「そ、その子供のことだ。黙ってて本当に悪かった。俺、エリーがすごく楽しそうに子供が何人欲しいとか言ってるのを聞いて、余計に言い出せなくて・・・いや、だからってエリーが悪いわけじゃない!俺が、俺がちゃんと伝えていなかったのが悪かった。だからエリーが自分の身体の事とか気にしてたけど、それも俺がもっと早くいえば、そんなことで悩む必要もなかったことで・・・本当にすまん!!」
ダンフィールは一気に話すと、深々と頭を下げた。
「ダン、もういいのよ。」
エメリーネは、ダンフィールの下げている頭を両手で包み込んだ。
「さっきのカイエルさんとの話は聞こえてたから。」
「え?!」
ダンフィールは驚いて、下げていた頭を上げた。
「あっ!」
ダンフィールはすぐに気が付いた。
「ふふ、何忘れてるの?私兎族よ?この耳であの距離程度なら聞こえない訳ないじゃない。」
エメリーネは、先程のカイエルとダンフィールの会話が聞こえていたのだ。伊達に兎族ではないのだ。
「ごめんね。私がたくさん子供が欲しいとか言っちゃってたから、言いにくかったよね。」
「い、いや、それでも俺が・・・」
エメリーネは首を横に振り、そして、
「ううん。私ダンのそういう優しいとこ大好きだよ。」
そういうとエメリーネは、両手でがっしりとダンフィールの顔を押さえつけ、自分の顔に近づけてそのまま口づけをした。
「!!」
「仲直りのキス。だからもう謝らないで、ね?」
「エリー・・・」
ダンフィールは、健気なエメリーネを見て、胸の奥が熱くなっているのを感じた。
「俺、俺お前を大事にする!絶対に何があっても!!」
「うん、私もダンが大事だよ。」
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