私を捨てなかった陰キャな幼馴染と付き合ったら甘えんぼうだった

海音²

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1章

初めてのお泊まり③

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どうもおはようございます海里です
ただいま陸と一緒に寝てて抱きしめられてる状態です...

実は昨日....そう..昨日...

もうヤダ!昨日の記憶を消したい!
私何した!?いくらお酒飲んでて陸と二人だったからってあんな...あんな事して!!

何よお姉ちゃんって呼ばせたりして...それにあんな言葉私普段使わないし!
こ..氷を使ってキスまでして....アレじゃ私ただのビッチじゃん!

た...確かに陸は初めてだったけど...
それにしても昨日の夜はダメだ!
陸もさすがに止めてくれたら良かったのに..
『お姉ちゃん好き』
『お姉ちゃん...お姉ちゃん...』

うわぁー!!思い出しただけで悶えてしまう!!
私はあまりの恥ずかしさに震えだしてた

「うぅん~」

密着してたから陸はその震えによって起きてしまった..へ...平常心

「お...おはよう陸」

「んん~...おはよう...お姉ちゃん?」

「寝ぼけないで!!聞いてこないで!!昨日のことは忘れなさい!」

陸は一瞬考え私の事をお姉ちゃんと呼んできた
陸あんたまさか...なんか扉開いちゃった?

「海里は朝から元気だね」

そう言って私の頭を撫でながら微笑んでくる
あっ...これ好きかも...じゃなくていきなりキャラ変わるな!

「昨日の事なんだけどね陸」

「それにしても昨日初めてだったから知らなかったけど...あ..あんな事とかしたり言ったりするんだ...AVだけかと思ってた」

確かに昨日は色々したしやった...でも

「そんなこと口に出して言わなくていいから!!」

「大声出さなくても..」

「そ..それに陸こそ何よアレ子供みたいにお姉ちゃんお姉ちゃんって」

「海里がそう呼べって...」

「そう..仕方なくそう呼んでたのね?」

「その言い方はずるいって...ただ..初めてで色々あったからかもだけど...凄くドキドキした...」

「そ..そう...それよりご飯にする?朝ごはん準備するよ...キャ!」

そう言って私は周りを見て下着とパジャマを探しベットから起き上がろうとしたら
腕を引っ張られベットに倒れ込んだ

「もう陸!危ないでしょ?」

「朝ご飯も良いけど色々と確認したいな♪お・ね・え・ちゃん♪」

「り...陸?なんか目がギラギラしてるわよ?...それにお姉ちゃんって呼ばないで」

「だ~め♪昨日はあんなに呼ばせてたんだからさ」
....
...
..
.

「もうお昼すぎてるじゃない!!陸のバカ!アホ!スケべ!ヘンタイ!エッチ!」

「罵声のフルコースかよ!海里もなんだかんだせっきょ....いて!」

「だからなんでそんなデリカシーない事サラッと言うかな?何でもかんでも素直に言ったらいいわけじゃないからね?」

結局あの後またやって少し寝ちゃってたみたいでせっかくの休日の半分が終わろうとしてた...

「とりあえず!シャワー浴びてくるから、
陸はこの辺掃除したりしといて!」

私は汗などを流すためにシャワーを浴びに行った
サッパリして部屋に戻ると別途周りは綺麗になってた

「陸もシャワー浴びてきなよ」

「そうだな俺も浴びてくるよ」

入れ替わりで陸もシャワーを浴びに行った

それを見送った後昨日片付けなかったテーブルの上を片付けた
ゴミをまとめ食器とか洗い終わった頃陸も部屋に戻ってきた

「陸~ご飯どうする?」

「時間も時間だしな...」

「簡単なのでいいならすぐできるよ?」

「ならお願いしていいかな?」

「了解少し待っててね♪」

私は冷凍してるご飯を使って炒飯を作った

「できたよ♪」

「おっ美味そう!」

陸は炒飯を見て喜んでた

「有り合わせで作ったからそんなにだよ?」

「その分愛情マシマシだろ?」

「たった今恥ずかしいこと言ったので中和され消えました」

「消さないで!!むしろ消える前に食べきる!!」

そう言って陸は炒飯を急いで食べだした

「そんなに急いだら喉に詰まるよ?」

「だぁひびょう...んぐっ!」

「ほら!言ってる側から!」

私は急いで陸にお茶を渡した

「んっ!んぐっ...ぷはぁー!!助かった!!」

「まったく!そんなに急いで食べたら味もわかってないでしょ!せっかく作ったのに!」

「今から味わって食べます!!..あっ」

陸は一気に食べたからほとんど食べ終わってた

「せっかく作ってくれたのにごめん..」

「まったく..次そんな事したらもう作らないからね?」

「わかったごめんね」

ちゃんと謝ってきたから私は残ってる炒飯を陸の前に置いた

「なら私多かったから全部食べてくれないかな?」

「え?でも全然...」

「食べるの?食べないの?」

「食べる!ぜひ食べさせてもらいます!」

「そうならお願いね」

私はそう言ってお茶を飲んだ
陸は少し考えて恐る恐る聞いてきた

「アレしてもらいたいな...」

「アレ?おまじないかな?」

「おまじないってなに?」

「知らないなら気にしなくていいから忘れなさい、ならなによ?」

「あーんしてもらいたいなと」

「....は?」

「さっき早く食べちゃったぶん...愛情の上乗せして欲しいなと...」

はぁ!?なんでそうなるの!?

「それとも海里恥ずかしくて出来ないとかなら我慢するよ」

しかも私を試してくるだと!?

「良いのかなぁ~?私の愛情に溺れちゃうかもよォ~?」

そう言って1口分炒飯をスプーンに乗せ陸の方へ向けた

「別にそれなら溺れてもいいかなおねぇふがっ!!」

「言わせないから!言わす気ないから!言う前に突っ込むから!」

「ちょ...んぐっ!...まっ..んがっ...はいら.
..んんっ!?」

口を開く度に私は陸の口に炒飯を突っ込んだ
気がついたら陸はまるでハムスターみたいに口の中がパンパンになってた
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