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1章
膝枕
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結局初のお泊まり会は無事(?)成功した訳なんだけど、、、
あの日以降何故か陸は時々甘えてくるようになった
今もご飯とか食べた後何故かソファの上で私は陸を膝枕してあげてる
陸の家のソファは元々そこまで大きくないので大の大人が横になるとどうしても小さく感じる
それなのに膝枕だから余計に小さく足は完全にソファから出ていた
「ねぇ陸、そのさ...しんどくない?」
「なにが?」
「ほら足とかさ、結構無理な体勢だと思うし」
「海里に膝枕して欲しいからそんなの気にしないさ」
そう言って陸は私の方に体を振り向かせまたしのお腹に顔をスリスリしてきた
お前は猫か!?
何このなんとも言えない気持ちは...
何時もなら頭ひっぱたいて怒るのに
今の陸はなんか子供みたいで可愛らしくすら感じる...これが母性本能と言うやつなのか!?
「陸さぁ...恥ずかしいとかないの?」
「恥ずかしいとは?」
「その...子供みたいに甘えてきてさ」
「恥ずかしいとかはないかな...海里だからかな?」
「そうやってまた!...もぅ...」
陸はそうやって何時もサラッと恥ずかしい事を言ってくる
本来言った方が恥ずかしくなるもんじゃないのかな?
まぁ...私もそんな陸の姿を独占できてると思うと嬉しいんだけどね
怒る気にもならなくて私は陸の頭に手を置いた
陸は一瞬ビクッとなってた叩かれるとでも思ったのかな?
私はそっと手を滑らし陸の頭を撫でた
男性なのに毛質は細くサラサラしてて女性の私ですら羨ましかった
「陸の髪の毛綺麗だよね」
「なっ!?何いきなり?」
「だってさこんなに細くてサラサラしてて羨ましいなと」
「海里の髪の毛も綺麗だよ?」
「そう?ありがとう♪」
お礼を言いながら何気なく陸の耳に手が触れた
「ひっ!くすぐったいんだけど?」
「ん~?陸耳で感じるんだね」
ついついイタズラ心で私はなぞる様に耳を撫でた
「んあっ!だから海里やめてって」
そう言って起き上がろうとする陸を私は 抑えて膝枕を続けさせた
「だ~め♪てか陸女の子みたいな声出して可愛いじゃん?」
「っふぅ...海里なんかスイッチ入ってない?」
「陸が変な声出さなければそんな事ないから安心して♪」
そう言って私は陸の耳を触り続けた
陸は声を我慢してたけどビクビクと震え続けた
何故かそんな陸にゾクゾクした感覚を私は感じてた
そこでふと陸の無防備な背中に気がつき、心の中で悪魔が微笑んだのがわかった
私は空いてる手で陸の背中を下から上に
つぅー....
「うひゃ!...海里流石にこれ以上はもう...」
「もうなんなのかな?」
「海里なんか意地悪してない?」
「陸が可愛い反応するのが悪いんでしょ?それともやめて欲しい?」
「....」
陸は無言で私の背中に動かせる腕でしがみつくように抱きしめさらに顔を沈めてきた
「甘えてきちゃって...可愛いよ陸」
「...」
「あくまで無言を貫くならもうやめるよ...陸嫌そうだったし...」
私は動かしてた手を止め普通に陸の頭に手を置いた
「イジワル...」
「ん?なにが?」
「...くすぐったいけど...少し..気持ちよかった」
「...ぷっ!何言い出すのよ!」
「え!?そういうことじゃないのか?」
「そんなに素直に言ってくると思ってなかったのよ..ふふっ」
「ばっ...バカそんなつもりじゃ....」
陸は違う意味で体がブルブル震えてたきっと自分が言った事が恥ずかしくて悶えてるんだろなぁ~
暫くしたら震えが止まり陸が話しかけてきた
「...次の休みさカラオケ行かないか?俺たち言ったことないじゃん?」
「そういえばそうね。久しぶりに行きたいし行こうか♪でも陸歌えるの?歌ってる所聞いたことないけど?」
「大学の頃から行くようになったかな」
「へぇーどんなの歌うの?」
「特にこれってのは無いかなアニソンとかも気に入ったのは歌うし」
「へぇー」
「海里はどんなの歌うんだ?」
「私は周りに合わせちゃうかな...」
「なら俺と行く時はなんでも歌えるな」
「確かにそうね」
「どうせなら前日の夜行くか?久々だけどオールしないか?」
「オールとかキツすぎでしょ?私達結構いい歳よ?」
「年齢は関係ないだろ?楽しかったら問題ないさ」
「なら沢山楽しませてね♪」
そんな感じで次のデートを決めた後も暫く膝枕を続けた
流石に帰る時間もあるのでそこそこの時間で膝枕はやめてもらった
「そろそろ帰る準備するね」
「そのまま泊まればいいのに」
「あのね...」
「わかってるよワガママってのは」
「どうしたの最近妙に離れたくなさそうだけど?」
「少し寂しいなって...つい甘えてた...ごめん」
そう言ってシュンとした顔で肩を落としてた
「まったくよこれじゃ彼氏と言うより子供...いや弟ね」
「まだそれ引っ張り出すのかよ...」
「可愛いって褒め言葉だよ?」
「絶対バカにしてる部分あるよな!?」
そう言いながらも満更でもない感じの陸を見て思わず笑ってしまいそうになった
なんか...こんな関係が何時までも続いたらいいな...
あの日以降何故か陸は時々甘えてくるようになった
今もご飯とか食べた後何故かソファの上で私は陸を膝枕してあげてる
陸の家のソファは元々そこまで大きくないので大の大人が横になるとどうしても小さく感じる
それなのに膝枕だから余計に小さく足は完全にソファから出ていた
「ねぇ陸、そのさ...しんどくない?」
「なにが?」
「ほら足とかさ、結構無理な体勢だと思うし」
「海里に膝枕して欲しいからそんなの気にしないさ」
そう言って陸は私の方に体を振り向かせまたしのお腹に顔をスリスリしてきた
お前は猫か!?
何このなんとも言えない気持ちは...
何時もなら頭ひっぱたいて怒るのに
今の陸はなんか子供みたいで可愛らしくすら感じる...これが母性本能と言うやつなのか!?
「陸さぁ...恥ずかしいとかないの?」
「恥ずかしいとは?」
「その...子供みたいに甘えてきてさ」
「恥ずかしいとかはないかな...海里だからかな?」
「そうやってまた!...もぅ...」
陸はそうやって何時もサラッと恥ずかしい事を言ってくる
本来言った方が恥ずかしくなるもんじゃないのかな?
まぁ...私もそんな陸の姿を独占できてると思うと嬉しいんだけどね
怒る気にもならなくて私は陸の頭に手を置いた
陸は一瞬ビクッとなってた叩かれるとでも思ったのかな?
私はそっと手を滑らし陸の頭を撫でた
男性なのに毛質は細くサラサラしてて女性の私ですら羨ましかった
「陸の髪の毛綺麗だよね」
「なっ!?何いきなり?」
「だってさこんなに細くてサラサラしてて羨ましいなと」
「海里の髪の毛も綺麗だよ?」
「そう?ありがとう♪」
お礼を言いながら何気なく陸の耳に手が触れた
「ひっ!くすぐったいんだけど?」
「ん~?陸耳で感じるんだね」
ついついイタズラ心で私はなぞる様に耳を撫でた
「んあっ!だから海里やめてって」
そう言って起き上がろうとする陸を私は 抑えて膝枕を続けさせた
「だ~め♪てか陸女の子みたいな声出して可愛いじゃん?」
「っふぅ...海里なんかスイッチ入ってない?」
「陸が変な声出さなければそんな事ないから安心して♪」
そう言って私は陸の耳を触り続けた
陸は声を我慢してたけどビクビクと震え続けた
何故かそんな陸にゾクゾクした感覚を私は感じてた
そこでふと陸の無防備な背中に気がつき、心の中で悪魔が微笑んだのがわかった
私は空いてる手で陸の背中を下から上に
つぅー....
「うひゃ!...海里流石にこれ以上はもう...」
「もうなんなのかな?」
「海里なんか意地悪してない?」
「陸が可愛い反応するのが悪いんでしょ?それともやめて欲しい?」
「....」
陸は無言で私の背中に動かせる腕でしがみつくように抱きしめさらに顔を沈めてきた
「甘えてきちゃって...可愛いよ陸」
「...」
「あくまで無言を貫くならもうやめるよ...陸嫌そうだったし...」
私は動かしてた手を止め普通に陸の頭に手を置いた
「イジワル...」
「ん?なにが?」
「...くすぐったいけど...少し..気持ちよかった」
「...ぷっ!何言い出すのよ!」
「え!?そういうことじゃないのか?」
「そんなに素直に言ってくると思ってなかったのよ..ふふっ」
「ばっ...バカそんなつもりじゃ....」
陸は違う意味で体がブルブル震えてたきっと自分が言った事が恥ずかしくて悶えてるんだろなぁ~
暫くしたら震えが止まり陸が話しかけてきた
「...次の休みさカラオケ行かないか?俺たち言ったことないじゃん?」
「そういえばそうね。久しぶりに行きたいし行こうか♪でも陸歌えるの?歌ってる所聞いたことないけど?」
「大学の頃から行くようになったかな」
「へぇーどんなの歌うの?」
「特にこれってのは無いかなアニソンとかも気に入ったのは歌うし」
「へぇー」
「海里はどんなの歌うんだ?」
「私は周りに合わせちゃうかな...」
「なら俺と行く時はなんでも歌えるな」
「確かにそうね」
「どうせなら前日の夜行くか?久々だけどオールしないか?」
「オールとかキツすぎでしょ?私達結構いい歳よ?」
「年齢は関係ないだろ?楽しかったら問題ないさ」
「なら沢山楽しませてね♪」
そんな感じで次のデートを決めた後も暫く膝枕を続けた
流石に帰る時間もあるのでそこそこの時間で膝枕はやめてもらった
「そろそろ帰る準備するね」
「そのまま泊まればいいのに」
「あのね...」
「わかってるよワガママってのは」
「どうしたの最近妙に離れたくなさそうだけど?」
「少し寂しいなって...つい甘えてた...ごめん」
そう言ってシュンとした顔で肩を落としてた
「まったくよこれじゃ彼氏と言うより子供...いや弟ね」
「まだそれ引っ張り出すのかよ...」
「可愛いって褒め言葉だよ?」
「絶対バカにしてる部分あるよな!?」
そう言いながらも満更でもない感じの陸を見て思わず笑ってしまいそうになった
なんか...こんな関係が何時までも続いたらいいな...
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