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1章 模擬戦そしてチーム
12話
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久々にスッキリとした気持ちで目が覚めた。あの夢を見ずに目覚めたのは、久しぶりな気がする。村を出るって決まってからはほぼ毎日見てたしな……きっと昨日ステラ姉さんと話したから見なくなったのかもな。
俺はそう思いながら横に寝返りをした。その瞬間いきなりステラ姉さんの顔があって、思わず叫んでしまった!
「うわぁぁ!!って姉さん朝から脅かさないでくれ……」
(失礼ね。私はただ、久しぶりにレイの寝顔を見てただけよ♪)
そこでふと思ったことがあったので俺は、姉さんに聞いてみる事にした。
(そう言えば、姉さんって寝るの? ほら、幻想だから気になって)
(別に寝なくても良いんだろうけど、私は普通に寝てたわよ?)
(なら良かった……てっきり1晩中寝顔見られてるのかと思った)
(いいわねそれ♪ 今度やってみようかな?)
(それだけはやめてくれ……)
ベッドから降りて俺は顔を洗い制服に着替え、少し早いけど朝食を食べようと考えてた。そこでふと気がついた。俺が食べるのはあっても、姉さん用のチップが無かったことに。
(姉さん昨日のお店って朝からやってるの?)
(朝ごはん食べる人向け営業してるわよ?)
俺はそれを聞いて朝はそこで食べることに決めた。
昨日行ったお店に行くと既にお店はやっていた。ここの名前って[方舟の休息]って名前なのか覚えとこ。俺が店に入ろうとしたら、いきなり肩を叩かれ、驚いて振り返った。
「おはよう♪ レイジもここで、朝ごはん食べるつもりやったんやね♪」
「おはよう。ユーリもだったのか」
「せやで♪ 昨日来た時から決めてたんよ♪ あれ? レイジ昨日何かあったんか?」
「急にどうして?」
「なんかな、やけにスッキリした顔しとるから、なにかあったんか思てな」
「まぁ色々とね。その辺の話はまた今度話すよ。それより、せっかくだから一緒に食べないか?」
「ええんか! ほな一緒に食べよか♪」
そう言って俺達は店内へ入った。店内には既に、何人かの学生がいたが席が空いてて俺達はそこに座った。
俺はパンとスープ、それと珈琲を頼んだ。姉さんには、俺と同じやつをチップにしてもらってる。ユーリはサラダとスープそれにフルーツジュースを頼んでた。パンは手のひらサイズのコッペパンが2つそれにバターがついてた。スープは豆やジャガイモそれに小さく切ってるベーコンが入ってるトマト風味の赤いスープで少し酸味が聞いててとても美味しかった。
「ここスープなんやけど、毎日違うらしいで♪ 美味しいし毎日違う味を楽しめるとか、毎日来たくなるやんかぁ~♪」
「確かにこれなら毎日来てもいいな」
ユーリは美味しそうにスープを飲んでた。俺もここの朝食はかなり気に入った。
(ねぇレイ)
(なに姉さん?)
(こうやって朝食一緒に食べれるのは嬉しいけど、別にお腹空くわけじゃないから、無理に買わなくても良いのよ?)
申し訳なさそうに姉さんは言ってきたが、既に全部食べきってた。
(ここの料理好きなんだろ? それに俺は、こうやって姉さんと食べれるのが、嬉しいんだ)
(そう言ってくれるのは嬉しいけど……お金かかっちゃうよ?)
姉さんはどうやら俺の懐事情を、心配してくれてたみたいだ。
(そんな事気にしないでよ。俺も無理しない範囲で好きにした事だしさ)
(それなら安心したわ♪ ありがとうレイ♪)
俺が姉さんと話してたらいつの間にかユーリも食べ終わっており、コチラをチラチラ見てた。
「な……なぁレイジ。さっき他の席の会話が聞こえてな」
「なにか今日の事でも話してたのか?」
「今日かは、わからんのやけど……チームを組むらしいんよ。ほら! 街や村にも複数のチームで調律師の人達いたやろ? 多分そのためのチームやと思うんな。それでな、ウチ学校で仲良くしとるんは、まだレイジしかおらへんのよ。だからもし、その時はウチと……組んでくれへん……かな?」
おずおずした感じてユーリは俺に聞いたきた。ペア画のかどうかは知らないけど、俺も同じようなもんだし、むしろ助かるとすら思えた。
「むしろ俺の方から頼むよ。俺もユーリ位だしこうやって話したりするのは」
「よっしゃ! やっぱ無しは無しやからな♪」
すごく嬉しそうにしてるユーリを見て、確かに知らない人とはあまり組みたくないのはわかるが、そこまで喜ぶことなのか?
(レ……レイ!! 実は天然だったの!? どうしよう、これからレイがどんどんお姉ちゃんの前で女の子を落としていくんだわ!!)
俺がユーリの様子を見て考えてたら、いきなり姉さんが見当違いな事を言いながら、あたふたし始めた。
「さてと、ユーリそろそろ学校行くか。今日からいよいよ武器とか能力について、教えてくれるんだよな?」
「せやね、昨日言っとったね♪」
「早く知りたくて、朝から実は楽しみなんだよな」
「ウチも、朝からソワソワして落ち着かんでな。それで朝ごはん食べに来てたんよ」
俺達は、店を出た後も、武器や能力についてどんなのが良いとか話しながら、学校へ行った。
俺はそう思いながら横に寝返りをした。その瞬間いきなりステラ姉さんの顔があって、思わず叫んでしまった!
「うわぁぁ!!って姉さん朝から脅かさないでくれ……」
(失礼ね。私はただ、久しぶりにレイの寝顔を見てただけよ♪)
そこでふと思ったことがあったので俺は、姉さんに聞いてみる事にした。
(そう言えば、姉さんって寝るの? ほら、幻想だから気になって)
(別に寝なくても良いんだろうけど、私は普通に寝てたわよ?)
(なら良かった……てっきり1晩中寝顔見られてるのかと思った)
(いいわねそれ♪ 今度やってみようかな?)
(それだけはやめてくれ……)
ベッドから降りて俺は顔を洗い制服に着替え、少し早いけど朝食を食べようと考えてた。そこでふと気がついた。俺が食べるのはあっても、姉さん用のチップが無かったことに。
(姉さん昨日のお店って朝からやってるの?)
(朝ごはん食べる人向け営業してるわよ?)
俺はそれを聞いて朝はそこで食べることに決めた。
昨日行ったお店に行くと既にお店はやっていた。ここの名前って[方舟の休息]って名前なのか覚えとこ。俺が店に入ろうとしたら、いきなり肩を叩かれ、驚いて振り返った。
「おはよう♪ レイジもここで、朝ごはん食べるつもりやったんやね♪」
「おはよう。ユーリもだったのか」
「せやで♪ 昨日来た時から決めてたんよ♪ あれ? レイジ昨日何かあったんか?」
「急にどうして?」
「なんかな、やけにスッキリした顔しとるから、なにかあったんか思てな」
「まぁ色々とね。その辺の話はまた今度話すよ。それより、せっかくだから一緒に食べないか?」
「ええんか! ほな一緒に食べよか♪」
そう言って俺達は店内へ入った。店内には既に、何人かの学生がいたが席が空いてて俺達はそこに座った。
俺はパンとスープ、それと珈琲を頼んだ。姉さんには、俺と同じやつをチップにしてもらってる。ユーリはサラダとスープそれにフルーツジュースを頼んでた。パンは手のひらサイズのコッペパンが2つそれにバターがついてた。スープは豆やジャガイモそれに小さく切ってるベーコンが入ってるトマト風味の赤いスープで少し酸味が聞いててとても美味しかった。
「ここスープなんやけど、毎日違うらしいで♪ 美味しいし毎日違う味を楽しめるとか、毎日来たくなるやんかぁ~♪」
「確かにこれなら毎日来てもいいな」
ユーリは美味しそうにスープを飲んでた。俺もここの朝食はかなり気に入った。
(ねぇレイ)
(なに姉さん?)
(こうやって朝食一緒に食べれるのは嬉しいけど、別にお腹空くわけじゃないから、無理に買わなくても良いのよ?)
申し訳なさそうに姉さんは言ってきたが、既に全部食べきってた。
(ここの料理好きなんだろ? それに俺は、こうやって姉さんと食べれるのが、嬉しいんだ)
(そう言ってくれるのは嬉しいけど……お金かかっちゃうよ?)
姉さんはどうやら俺の懐事情を、心配してくれてたみたいだ。
(そんな事気にしないでよ。俺も無理しない範囲で好きにした事だしさ)
(それなら安心したわ♪ ありがとうレイ♪)
俺が姉さんと話してたらいつの間にかユーリも食べ終わっており、コチラをチラチラ見てた。
「な……なぁレイジ。さっき他の席の会話が聞こえてな」
「なにか今日の事でも話してたのか?」
「今日かは、わからんのやけど……チームを組むらしいんよ。ほら! 街や村にも複数のチームで調律師の人達いたやろ? 多分そのためのチームやと思うんな。それでな、ウチ学校で仲良くしとるんは、まだレイジしかおらへんのよ。だからもし、その時はウチと……組んでくれへん……かな?」
おずおずした感じてユーリは俺に聞いたきた。ペア画のかどうかは知らないけど、俺も同じようなもんだし、むしろ助かるとすら思えた。
「むしろ俺の方から頼むよ。俺もユーリ位だしこうやって話したりするのは」
「よっしゃ! やっぱ無しは無しやからな♪」
すごく嬉しそうにしてるユーリを見て、確かに知らない人とはあまり組みたくないのはわかるが、そこまで喜ぶことなのか?
(レ……レイ!! 実は天然だったの!? どうしよう、これからレイがどんどんお姉ちゃんの前で女の子を落としていくんだわ!!)
俺がユーリの様子を見て考えてたら、いきなり姉さんが見当違いな事を言いながら、あたふたし始めた。
「さてと、ユーリそろそろ学校行くか。今日からいよいよ武器とか能力について、教えてくれるんだよな?」
「せやね、昨日言っとったね♪」
「早く知りたくて、朝から実は楽しみなんだよな」
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