リリーは、職場や対人関係で悩み、いつも一人で泣いていた。･･･もしそんな彼女に笑顔が戻ったら祝福しよう。

異世界列車

────

ファンタジー...仕事...ファンタジー...恋愛...恋愛...

ファンタジー......仕事...仕事...仕事...仕事..仕事..仕事

仕事しごと　仕事しごと　しごと仕事　仕事..仕事


ファンタジー..恋愛......


───────────



異世界アルアシュトラの駅に辛気くさい下界の女性がいました。

その女性は、下界から異世界へやって来たばかりで立ち尽くしてボーッとしています。

そんな彼女を見つめる..1人の異世界の男性がいました。

その男性に気がついた下界の女性は､その見知らずの異世界の男性に少し微笑んでから､お辞儀をしました。

なぜ女性はその見知らずの男性に､

そのような事をしたのか分かりませんでしたが､

そういった気持ちだったと思います。

その男性は気を良くしたのか､

その女性の方へ駆け寄り､彼女に微笑みました。

女性は、その異世界の男性に微笑み返すと..彼は、

そんな彼女の手を引いて、行き先も確かめずに来たばかりの異世界列車に乗り込み、空いた車内の奥の方の椅子を指差し、その下界の女性と一緒にその椅子に腰を下ろしました。

しばらく窓の外を目を向け行き交う人々を眺めていると列車のドアが閉まり動き始め...2人は互いに何かを確認するように目を合わせ、何処に行くかも分からずに..

その揺れる異世界列車を

いい夢気分で楽しむのでした。

それは...異世界の午後14時頃でした。