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ぽかぽかとした陽気に包まれた春休みの中盤あたりで、私は親戚の人たちと一緒にお花見に来ています。
三歳年上の従兄弟の家族も来ているので、かなりの大所帯です。
「この辺にしようかな」
どうやら桜がよく見える絶好のスポットが決まったようです。
「ありゃ、ゴザを忘れてきてしまったかもしれん」
おじいちゃんが慌てています。
「レジャーシートでしたら私が持ってきてますよ」
このよく気が利く人は従兄弟のお父さん。とっても優しいんだ。
「しまった、酒に気を取られてお茶を持ってくるの忘れた」
「それでしたら、ソフトドリンク持ってきているので、どうぞ」
「フリスビーでもあったらよかったのに」
「これ使っていいよ」
「記念撮影もしたいわね」
「三脚あります」
なんて気が利くんだろう。
――持参おじさん
三歳年上の従兄弟の家族も来ているので、かなりの大所帯です。
「この辺にしようかな」
どうやら桜がよく見える絶好のスポットが決まったようです。
「ありゃ、ゴザを忘れてきてしまったかもしれん」
おじいちゃんが慌てています。
「レジャーシートでしたら私が持ってきてますよ」
このよく気が利く人は従兄弟のお父さん。とっても優しいんだ。
「しまった、酒に気を取られてお茶を持ってくるの忘れた」
「それでしたら、ソフトドリンク持ってきているので、どうぞ」
「フリスビーでもあったらよかったのに」
「これ使っていいよ」
「記念撮影もしたいわね」
「三脚あります」
なんて気が利くんだろう。
――持参おじさん
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