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ショタに負けるも変態少年も痴女皇国の国是? 淋の森に保母さんは見た!・11.11
な、なんと。
しかし、その堕天使とかいう種族の長の方、果たして信用して良いものやら。
遠距離心話の常で姿こそ見えませんが、荘厳な雰囲気は伝わってくるお方なんですけどねぇ。
で、ベラ子陛下とも昵懇の仲らしいので、人となりをお尋ねしてみましょう。
(堕天使さんの中には、確かにとんでもない存在もいます。しかし、ルシフェルさんは堕天使さんの所業に歯止めが効かなければ、いずれは自分たちに巡り巡ってくるだろうと予測している存在なのです…)
つまりは、ベラ子陛下からすると堕天使族という種族全体の今後を考えて行かなくばならない、長としての考えを持っておられる存在のようです。
(少なくともルシフェルさんはあたしたちと対話が可能な存在ですよ…一方的に堕天使の利益のみを主張なさってはおられないのですから…)
(むしろ、人類にとっては庇護者にもなり得る存在と思って頂きたい。で、娘さん…あなたは自分自身に魅力がないから、その少年が同族あるいは近似の見た目の種族の女に転んでしまうのではないかと思っているようだが…マリアヴェッラ殿)
(で、堕天使さんの中には人に有益な知識を授ける存在も確かにいますが、同時に「使い方を誤れば危険な知識」でもあったりするのです…例えば、後の世で核分裂とか核融合とか言われている現象ですね…で、世の中にはこうした「知らない方が良かったかも知れない」という物事が確かに存在します)
(今回の場合はその、知らぬがホトケとかいう件になるかも知れないのだ…だが娘さん、あなたが知っておくべきだとは考えるのだ…)
む、娘さんなのですか、私…。
本当ならば、とっくに老婆の域に足、突っ込んでるんですけど…。
(ルシフェルさんは初代様の知り合いですよ…今で年齢一万年じゃきかない可能性が…)
(マリアヴェッラ殿、年齢の話は、その、あまり…)
(そうですわよっ、ルシフェルは女ではありませんが女の年齢をバラすのは禁止行為…)
(おばちゃんはやかましいのですっ)
ええとですね、言い争い、ちょいやめ。
話がややこしくなりますんで。
それよりもですね、ルシフェル様とか申されるお方。
わたしゃこれから僻地も僻地らしい場所に行かされて、そこを統治しろとか言われておるのです。
そしてその地では、労働魔族とかいうものを活動させる関係でですね、苗床もセットになっておるらしいのです。
つまりですね、セッソさせる必要があるんですよ、住民に。
ですから、フアラウとティンがアレをしておったとしても、咎めるどころか推奨する立場なのです…。
(それがだね…その、なんだ…)
(ええいまだるっこしいっ。マリアヴェッラっ。ジュリアーネとやらにその東方遊牧民のすがたを見せておあげなさいっ)
はぁ。
しかし、渋々ベラ子陛下が痴女島聖母教会の寮の内部を捉えたという記録映像を見た瞬間、私も「あーこりゃ、堕天使という方が言いにくそうにしていたのはこれかいな」と納得せざるを得なかったのです。
なんと、フアラウめは痴女島教会から偽女種を2人借りて、実習の名目でその尻を掘っていやがるではありませんか。
しかも、ティンにも偽女種の尻を掘ってはどうかとか勧めておるのですっ。
あ、あかん。
これはあかんのです、ダメなのですっ。
でしたよね、ベラ子陛下…。
(フアラウさんっ。マリアヴェッラですっ。今すぐセッソ・トラ・トラヴェスティ…カマレズ行為の強制をやめるのです…でないとあなたの昇格を取り消して奉仕偽女種になってもらいますよ…)
(ひぃいいいいい!はいっわかりましたっ直ちに中止させますっ!)
ぬう。
やっぱり禁止なんですね…。
(というより痴女島では、ほもは行為禁止なのです。で、偽女種が建前ではいないことになっている痴女島ですと、男同士のおめことして警報が出てしまうのですよ…)
で、即刻中止しない場合はどうなるか分かってるなと脅されただけではなく、なんとこの、ベラ子陛下のお部屋に転送されてしまうティンとフアラウの2人。
「え、えーと…」
「ぼくたちはどこにきたのでしょう…」
ええ、この転送、慣れてないと何をされたのか一瞬、理解不能になるのは私も経験済みですので、フアラウとティンには何をされたのか教えておきましょう。
「痴女皇国二代目皇帝陛下の私室です…」
あ、そうか…フアラウはこの間万卒に昇格したばかりなので、皇族付女官の経験がまだなかったんですよね…。
そして聖院学院の裏手から堤防に繋がっている出入り口を通って校外学習に向かう場合でも、堤防すなわち本宮側から離宮は、そこそこ離れていますので、ティンにも馴染みがない場所でしょう。
とりあえずは、なぜ偽女種同士の性交がダメなのかを、二人はベラ子陛下から改めて教えられることに。
「亀地獄島や悪魔島といった流刑島に送り込むことは、すなわち痴女皇国では極刑に該当するのです…そして南米行政局のチンボテ鉱業所や銅鉱山といった女性にありつけるのはご褒美である場所に送られるのも、一種の刑罰なのです…」
これは、ティンには納得がいったようです。
何しろ、この子が入れられた聖院学院初等部・特別養護学級との寮はいわば少年犯罪者専門の隔離学級。
周りを見渡せば、そのチンボテだの離魔の愛隣会館とかいった矯正施設送りになるような男児ばかりだったようなのです。
「で、今回のロッテンマイエーレさんのやらかしに伴って、聖院学院本校では改めてそうした要・矯正者を扱わないことになったのです…ジュリアーネさんはご存じでしょうけど、あの特養学級の階を消毒してもらったのも、初等部一般学級寮への転用を図るためなのです…」
つまり、女に抑えつけられる日常を好まぬ思考の反抗期傾向がある男児は、本宮での教育対象から外す。
そして、女への反発心や反抗心を利用して精気収入を上げるための場所で飼育することになったとベラ子陛下はお告げになります。
「ですが、女を犯したいとか調教したいという願望や欲望は、確かに痴女皇国の女官にしてみれば大それた犯罪行為です。しかし、ここにディレンマが存在するのです…ええ、女を征服するのは生物の牡の本能でもありますから。そこで、その矛盾を解消しつつ精気収入を上げようという試みの一環が、罰姦聖母教会管区における黄薔薇騎士団の活動であり、罰姦聖母教会と東方聖母教会や慈母寺との偽女種の扱いの違いにも繋がっているのです…」
で、フアラウは卑魔羅夜支部の慈母寺管内で拾われて出家した経歴がある子ですが、痴女皇国の人事登録では欧州河原者と呼ばれる、国籍や人種不明の漂泊一族に分類されているそうです。
(鬼汗国の進出時に奴隷にされたり隷属の扱いを受けた者や、他国に逃れた者は私の同期にもおりますが、欧州河原者と同様に見なされたようでして…)
つまり、痴女皇国の分類はともかく、実際には偽女種の存在や男色といった知識について、あまり縁のなかった育ちなのです。
そこで、赴任前の教育ということもあって、偽女種とはなんぞやという件の復習を言い渡されます。
「明日の昼に聖院埠頭を出港するお船に乗れば、夕方前には茸島に到着します。あたしの本体が出迎えますから…」
で、そうする理由ですが、茸島の北側にある痴女皇国の女官保養所に併設された聖院学院神学部では、男子は偽女種が基本だそうです。
そして、昨今の罰姦と東方聖母教会における偽女種の扱いの違いを受けて、閉校の話も出ているようなのです…。
(というよりは慈母寺や東方・罰姦の各宗派への分散ですね。教えていることがあまりに違うようになってきていますから…)
で、その代替として推し進められているのが、保養所にやってくる女官のためのペーネ役の確保。
確かに、あそこの実態をちょっとだけ知っておる立場としては、竿役の少年の確保は必須でしょう。
「といっても簡単は簡単なのですよ…ペーネの確保自体は…」
それと、南洋行政局では苗床運用を控える政策を取っているそうですが、茸島では苗床改良実験施設が存在することもあって、保養所の近辺に関してだけは苗床による女官や偽女種の管理が可能になったのだそうです。
「苗床運用が可能になれば、偽女種を使いやすくなりますから…」
では、茸島保養所の実態とは今、どうなっているのか。
--
翌日の午後、いつもの大雨が降る少し前に聖院港…それも、本宮から海に向けてまっすぐ下っていく坂道を降り切った先にある聖院埠頭という波止場に繋がれた、そこそこ大きな帆船に乗り込む私とフアラウ、そしてティン。
ナポリに長かった私としては見慣れた部類の船ですが、フアラウやティンには物珍しいようです。
で、黒薔薇騎士資格を得た私とその従者ということで、船尾に近い個別の船室を都合してもらえたようなのですよね。
「この後で財務局所属者などの一般女官が多数乗船しますから…」
で、船室でしばし寛いでおりますと、なるほど、前の方で多数の人間が乗り込む気配がします。
そして、ドラの音と共に船は岸壁を離れ、一路南へと向けて進む模様。
(少し揺れるそうですからね…)
ええ、痴女皇国の動力帆船、それまでの船の常識を大きく覆す速度で走るのは知っております。
その際に、波の具合によっては結構な揺れが出ることも。
船尾の窓から見ておりますと、船の尻から激しく噴き出る水煙と、白く連なる航跡と海の向こうに、どんどんと小さくなっていく痴女宮と大堤、そして両脇の山や青姦海岸などが遠くに窺えます。
ええ、聖院大堤の両脇の山の上に建つ、二体の聖母像もきっちりと見えてしまうのです。
(あれは見なくてもよいのです…それよりジュリアーネさん、茸島に着いたら真っ先に降りてください…早く降りてもらわないと、あそこの埠頭はものすごく教育に悪いことを女官と出迎えの少年たちが始める場所になってしまいますから…)
--------------------------------------------
じゅりあ「見なくても良いと言われると見たくなるのが人情というもので」
ふあらう「私は茸島の埠頭の歓迎の儀式とやらを拝見したく」
てぃん「なにか、いやらしいけはいがします…」
べらこ「聖母像はともかく、茸島のロビナビーチは確かにいやらしい事をしているんですけど、もっといやらしい事をする場所が昨今の茸島北岸にできてしまったのです…」
じょあんな「ファインテック支社工場勤務社員の慰労のためでもありますから…」
べりんだ「昨今は女性職員も増えておりますし…」
べらこ「詳細は次回で、なのです…」
しかし、その堕天使とかいう種族の長の方、果たして信用して良いものやら。
遠距離心話の常で姿こそ見えませんが、荘厳な雰囲気は伝わってくるお方なんですけどねぇ。
で、ベラ子陛下とも昵懇の仲らしいので、人となりをお尋ねしてみましょう。
(堕天使さんの中には、確かにとんでもない存在もいます。しかし、ルシフェルさんは堕天使さんの所業に歯止めが効かなければ、いずれは自分たちに巡り巡ってくるだろうと予測している存在なのです…)
つまりは、ベラ子陛下からすると堕天使族という種族全体の今後を考えて行かなくばならない、長としての考えを持っておられる存在のようです。
(少なくともルシフェルさんはあたしたちと対話が可能な存在ですよ…一方的に堕天使の利益のみを主張なさってはおられないのですから…)
(むしろ、人類にとっては庇護者にもなり得る存在と思って頂きたい。で、娘さん…あなたは自分自身に魅力がないから、その少年が同族あるいは近似の見た目の種族の女に転んでしまうのではないかと思っているようだが…マリアヴェッラ殿)
(で、堕天使さんの中には人に有益な知識を授ける存在も確かにいますが、同時に「使い方を誤れば危険な知識」でもあったりするのです…例えば、後の世で核分裂とか核融合とか言われている現象ですね…で、世の中にはこうした「知らない方が良かったかも知れない」という物事が確かに存在します)
(今回の場合はその、知らぬがホトケとかいう件になるかも知れないのだ…だが娘さん、あなたが知っておくべきだとは考えるのだ…)
む、娘さんなのですか、私…。
本当ならば、とっくに老婆の域に足、突っ込んでるんですけど…。
(ルシフェルさんは初代様の知り合いですよ…今で年齢一万年じゃきかない可能性が…)
(マリアヴェッラ殿、年齢の話は、その、あまり…)
(そうですわよっ、ルシフェルは女ではありませんが女の年齢をバラすのは禁止行為…)
(おばちゃんはやかましいのですっ)
ええとですね、言い争い、ちょいやめ。
話がややこしくなりますんで。
それよりもですね、ルシフェル様とか申されるお方。
わたしゃこれから僻地も僻地らしい場所に行かされて、そこを統治しろとか言われておるのです。
そしてその地では、労働魔族とかいうものを活動させる関係でですね、苗床もセットになっておるらしいのです。
つまりですね、セッソさせる必要があるんですよ、住民に。
ですから、フアラウとティンがアレをしておったとしても、咎めるどころか推奨する立場なのです…。
(それがだね…その、なんだ…)
(ええいまだるっこしいっ。マリアヴェッラっ。ジュリアーネとやらにその東方遊牧民のすがたを見せておあげなさいっ)
はぁ。
しかし、渋々ベラ子陛下が痴女島聖母教会の寮の内部を捉えたという記録映像を見た瞬間、私も「あーこりゃ、堕天使という方が言いにくそうにしていたのはこれかいな」と納得せざるを得なかったのです。
なんと、フアラウめは痴女島教会から偽女種を2人借りて、実習の名目でその尻を掘っていやがるではありませんか。
しかも、ティンにも偽女種の尻を掘ってはどうかとか勧めておるのですっ。
あ、あかん。
これはあかんのです、ダメなのですっ。
でしたよね、ベラ子陛下…。
(フアラウさんっ。マリアヴェッラですっ。今すぐセッソ・トラ・トラヴェスティ…カマレズ行為の強制をやめるのです…でないとあなたの昇格を取り消して奉仕偽女種になってもらいますよ…)
(ひぃいいいいい!はいっわかりましたっ直ちに中止させますっ!)
ぬう。
やっぱり禁止なんですね…。
(というより痴女島では、ほもは行為禁止なのです。で、偽女種が建前ではいないことになっている痴女島ですと、男同士のおめことして警報が出てしまうのですよ…)
で、即刻中止しない場合はどうなるか分かってるなと脅されただけではなく、なんとこの、ベラ子陛下のお部屋に転送されてしまうティンとフアラウの2人。
「え、えーと…」
「ぼくたちはどこにきたのでしょう…」
ええ、この転送、慣れてないと何をされたのか一瞬、理解不能になるのは私も経験済みですので、フアラウとティンには何をされたのか教えておきましょう。
「痴女皇国二代目皇帝陛下の私室です…」
あ、そうか…フアラウはこの間万卒に昇格したばかりなので、皇族付女官の経験がまだなかったんですよね…。
そして聖院学院の裏手から堤防に繋がっている出入り口を通って校外学習に向かう場合でも、堤防すなわち本宮側から離宮は、そこそこ離れていますので、ティンにも馴染みがない場所でしょう。
とりあえずは、なぜ偽女種同士の性交がダメなのかを、二人はベラ子陛下から改めて教えられることに。
「亀地獄島や悪魔島といった流刑島に送り込むことは、すなわち痴女皇国では極刑に該当するのです…そして南米行政局のチンボテ鉱業所や銅鉱山といった女性にありつけるのはご褒美である場所に送られるのも、一種の刑罰なのです…」
これは、ティンには納得がいったようです。
何しろ、この子が入れられた聖院学院初等部・特別養護学級との寮はいわば少年犯罪者専門の隔離学級。
周りを見渡せば、そのチンボテだの離魔の愛隣会館とかいった矯正施設送りになるような男児ばかりだったようなのです。
「で、今回のロッテンマイエーレさんのやらかしに伴って、聖院学院本校では改めてそうした要・矯正者を扱わないことになったのです…ジュリアーネさんはご存じでしょうけど、あの特養学級の階を消毒してもらったのも、初等部一般学級寮への転用を図るためなのです…」
つまり、女に抑えつけられる日常を好まぬ思考の反抗期傾向がある男児は、本宮での教育対象から外す。
そして、女への反発心や反抗心を利用して精気収入を上げるための場所で飼育することになったとベラ子陛下はお告げになります。
「ですが、女を犯したいとか調教したいという願望や欲望は、確かに痴女皇国の女官にしてみれば大それた犯罪行為です。しかし、ここにディレンマが存在するのです…ええ、女を征服するのは生物の牡の本能でもありますから。そこで、その矛盾を解消しつつ精気収入を上げようという試みの一環が、罰姦聖母教会管区における黄薔薇騎士団の活動であり、罰姦聖母教会と東方聖母教会や慈母寺との偽女種の扱いの違いにも繋がっているのです…」
で、フアラウは卑魔羅夜支部の慈母寺管内で拾われて出家した経歴がある子ですが、痴女皇国の人事登録では欧州河原者と呼ばれる、国籍や人種不明の漂泊一族に分類されているそうです。
(鬼汗国の進出時に奴隷にされたり隷属の扱いを受けた者や、他国に逃れた者は私の同期にもおりますが、欧州河原者と同様に見なされたようでして…)
つまり、痴女皇国の分類はともかく、実際には偽女種の存在や男色といった知識について、あまり縁のなかった育ちなのです。
そこで、赴任前の教育ということもあって、偽女種とはなんぞやという件の復習を言い渡されます。
「明日の昼に聖院埠頭を出港するお船に乗れば、夕方前には茸島に到着します。あたしの本体が出迎えますから…」
で、そうする理由ですが、茸島の北側にある痴女皇国の女官保養所に併設された聖院学院神学部では、男子は偽女種が基本だそうです。
そして、昨今の罰姦と東方聖母教会における偽女種の扱いの違いを受けて、閉校の話も出ているようなのです…。
(というよりは慈母寺や東方・罰姦の各宗派への分散ですね。教えていることがあまりに違うようになってきていますから…)
で、その代替として推し進められているのが、保養所にやってくる女官のためのペーネ役の確保。
確かに、あそこの実態をちょっとだけ知っておる立場としては、竿役の少年の確保は必須でしょう。
「といっても簡単は簡単なのですよ…ペーネの確保自体は…」
それと、南洋行政局では苗床運用を控える政策を取っているそうですが、茸島では苗床改良実験施設が存在することもあって、保養所の近辺に関してだけは苗床による女官や偽女種の管理が可能になったのだそうです。
「苗床運用が可能になれば、偽女種を使いやすくなりますから…」
では、茸島保養所の実態とは今、どうなっているのか。
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翌日の午後、いつもの大雨が降る少し前に聖院港…それも、本宮から海に向けてまっすぐ下っていく坂道を降り切った先にある聖院埠頭という波止場に繋がれた、そこそこ大きな帆船に乗り込む私とフアラウ、そしてティン。
ナポリに長かった私としては見慣れた部類の船ですが、フアラウやティンには物珍しいようです。
で、黒薔薇騎士資格を得た私とその従者ということで、船尾に近い個別の船室を都合してもらえたようなのですよね。
「この後で財務局所属者などの一般女官が多数乗船しますから…」
で、船室でしばし寛いでおりますと、なるほど、前の方で多数の人間が乗り込む気配がします。
そして、ドラの音と共に船は岸壁を離れ、一路南へと向けて進む模様。
(少し揺れるそうですからね…)
ええ、痴女皇国の動力帆船、それまでの船の常識を大きく覆す速度で走るのは知っております。
その際に、波の具合によっては結構な揺れが出ることも。
船尾の窓から見ておりますと、船の尻から激しく噴き出る水煙と、白く連なる航跡と海の向こうに、どんどんと小さくなっていく痴女宮と大堤、そして両脇の山や青姦海岸などが遠くに窺えます。
ええ、聖院大堤の両脇の山の上に建つ、二体の聖母像もきっちりと見えてしまうのです。
(あれは見なくてもよいのです…それよりジュリアーネさん、茸島に着いたら真っ先に降りてください…早く降りてもらわないと、あそこの埠頭はものすごく教育に悪いことを女官と出迎えの少年たちが始める場所になってしまいますから…)
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じゅりあ「見なくても良いと言われると見たくなるのが人情というもので」
ふあらう「私は茸島の埠頭の歓迎の儀式とやらを拝見したく」
てぃん「なにか、いやらしいけはいがします…」
べらこ「聖母像はともかく、茸島のロビナビーチは確かにいやらしい事をしているんですけど、もっといやらしい事をする場所が昨今の茸島北岸にできてしまったのです…」
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