闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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フライデーの生涯と奇しくも驚くべき冒険・10.3

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(なるほど…逆にあれですね、えすえむとか申す遊びのあれ。あれは男が女を支配する形態もあるとは知ってますし…)

うんうんと頷くエマネ様。

しかし、今の淫化、男の子を甘やかしてはおりますが、全体的に見れば女尊男卑社会です。

特に淫化神界、すなわち、おおむね高度1,000m以上の高地については。

確かに炸砕岩満・南神殿の淫化神学部の生徒なんてそりゃもう、らぶらぶでうふふなのは存じてますが、あれはもともとの淫化人や、そして移民として淫化に移り住んだリュネの少年たち…つまり、比較的純情でまともな性格の持ち主多数が相手だからこそ成立するものです。

ええ、挿入器具市とマンコラの夜なんて、はっきり言って良い子のよくない恋愛ムードが漂う、我がメキシコシティの住民たちの「愛や恋ってなんですか、それ食えるんですか」と言わんばかりの欲望の都めいた現状の対局にあるような…。

ええ、我がメヒコの男ども、いまだにチワワよりも更に「ちょっと何か気に障ることがあったら、即座に噛みついてくる」獰猛どうもうで凶暴な部類が多いのですよ…。

そして女は女で、まぁその…獰猛どうもうな部類が多いとは思います、ええ。

で、そんな身も蓋もない事情なので、かつてのメヒコのような「強い男でも一家言持っていて女を納得させる」ことや音楽や格闘など相応に女にきゃあきゃあ言ってもらえるような箔をつけるところを評価せずに、性欲処理から入りよるのです。

その結果、熱帯地方あるあるな「貧乏人の子沢山」というべき、身も蓋もない人口増加が顕著な時期が存在した中米メソアメリカ諸国。

さっきの悪ガキどもの話にあります通り、夜とは申せ、歩道に面した家屋の玄関の叩きで女を組み敷いて尻を振る行為を「一応、強姦ではなく和姦」でやっていたような連中が決して少なくはないのです。

つまりですねぇ…女は女で、男の非常識をたしなめるどころか「無法を通すような強い男を捕まえた」ことが自分自身の評価となるように思ってる者も存在するんです…。

(いいですかビエルネ、これもあなたが嫌う女の本性の一つ…利己的な考え方に走る女の前では、公平性や倫理は木の葉のように消し飛び、正義は砂漠に水を撒くがごとく消え去るのです…)

しかし、連邦世界ならいざ知らず、痴女皇国ではこの手の犯罪自慢、実はできそうでできないのですよね…。

なぜか。

以前から他の方含めてお話をさせて頂いておるかと存じますが、痴女皇国の女官と偽女種、そして聖母教会雇用者や罪人を主体とした聖環装着男性については、その犯罪傾向を24時間365日、監視するシステマが組まれておるからです。

ですので、一部の例外を除けば、今や犯罪というものを犯せるのはかなりの上級幹部でないと困難となっているのは、他ならぬ中米行政局を預かるこのフランシスカが理解していなくてはならぬ事ですし…。

で、その一部の例外ですが、具体的に知っております。

はい、エマネ様っ。

「場所を選べばできると思いますよ。例えば私が離魔のパチャカマック神殿の本殿入り口で猥褻行為をしたとしましょうか…で、フランシスカさんもご存知の通り、私は今も離魔支部長を兼務しています。その私が懲罰行為としてやっていることであれば、誰にも文句を言わせませんよ」

つまり、本当に権力を握っているからこそ、一見すると横暴で非常識なことでも可能になる。

エマネ様はそう、言われたいのですね。

「そして懲罰行為に該当するかしないかの判断ですけどね、これまた簡単で、公共の場所でさらしものにされるような犯罪や悪事や失態の部類とされる行為をしたから懲罰で犯されるわけですし、また、黒薔薇騎士はその資格認定者を含めて、そうした懲罰を随意に行えますよね」

そうですね…確かに私も黒薔薇騎士の特権の1つである、強姦御免の特認身分者ですが、実際に衆目を集める場所で猥褻なことをする理由は「ほめるか、さもなくば罰するか」のどちらかなのです。

で、私もエマネ様も、治安を乱すどころか維持する側…つまりは権力者です。

つまり少年たちの大胆不敵な犯罪行為、元来は取り締まるべき立場です。

んが、しかしぃっ。

なんで私がカルテルの下っ端少年を可能な限り管理下に置いているかと申しますと、彼らの「飢えて発情した飼い犬」的な価値をメキシコ合衆国、ひいては痴女皇国のために使って欲しいからです。

本当、これに尽きるのです。

で、犯罪自慢ができると申されたエマネ様の発言の根拠。

要は今、警官相手に情け容赦なく種付け交尾を決めておる不良上がりの偽女種たちに、我々体制側の手先になっているか、さもなくば大義名分を与えてやれば良いというお考えなのですね。

で、私としてはこいつらを煽ろうと思います。

(あんたたちが頑張ってその女たちを孕ませることができれば、ご褒美をあげます…)

えええええ、と内心はどよめき立つ偽女種ども。

(と言っても、我がメヒコでは今や不労は不徳…心身の疾患が事実上消滅したのはあんたたちも同じですし、あんたたちも何かで稼がないと逆にえげつない懲罰を受けることになってしまいますよ…で、私が用意できるのはアツォンパのルチャ=エキゾティコ養成所の入寮申請と、現地までのボレートチケットです…)

つまり、こいつらをルチャ=エキゾティコの選手として取り立ててやるぞ。

これが、私の用意した釣り餌です。

で、この釣り餌がどれほど効果的なのか。

(えーと、あそこを出た選手だと地方巡業を経て、シティの公式闘技場のリングに上がれるんですよね)

(その通り。しかも公式戦参戦認定を受けたルチャドーラと組める面接を受けさせてもらえるわよ)

つまり、こいつらにとって、アツォンパ行きの切符をもらえるというのは未来が開ける話に繋がるのです…。

現状のこの子たちだと、せいぜいが闇ルチャの選手どまりで人生が終わるのに比べれば、仮に夢破れても闇ルチャの世界ではそれなりの修練をして戻って来たことになりますから、今よりは確実に人気も出て試合のお呼びもかかるだろうという、寸法なのです。

(もっとも、卒業するための修練は実力で乗り越えてもらうわよ…)

そして、もう一つの恩典。

このアツォンパではルチャドーラ…ジョシ・プロレスラーが講師を務めているのです。

この講師は交代で派遣されて来ます。

で、彼女たちの目に留まった場合、同じく新人のルチャドーラに紹介してもらえたりするのです。

何を紹介するのかと申しますと…現在のメヒコ、ルチャ・フロレンシアすなわち乙女闘士は、魔毒抜きの必要もありますので、必ずや相方のルチャ・エキゾティコ…つまり偽女種と組むべしとされているのです。

そう…ルチャで身を立てる場合、男女それぞれが相方を必要とするように仕組まれておるのです。

すなわち、男にしてみれば自分を支えてくれるかも知れない相手、日本の方々向けに申しますと、オミアイで紹介してくれるようなものなのですよ。

(結婚とはまた違うんですよ…まぁ結果的にくっつくのもおりますけど…)

従来のメヒコのルチャの世界では、道場を開いたり弟子を募っているルチャドールやルチャドーラに弟子入りして、選手としての認定をもらう必要があったのですが、これを教育制度化したのが、私が臨時大統領に就任した後のメヒコだとお考えください。

で、学校にしたということは、最低限度の常識…自分の名前が書けて、15歳から受けられる運転免許試験に合格する程度の学力養成過程もくっついてくるようにしたのです。

(試合で人殺しになる技を繰り出さないようにさせるためもあるのですが、街中で治安維持補助や救命救護の必要があった場合の措置を含めた保健授業があるんですよ)

そう…男性のルチャドールから、女性のルチャドーラが主力となったのですが、選手の立場は相変わらず、人々の尊敬を集める傾向にあるのです。

ですので、ルチャの選手たちは例えリングの上では悪役といえど、一般の大衆の前では紳士淑女であれというのも、ルチャ養成学校の生徒…更には痴女皇国世界の乙女闘士養成所でも厳しく教えられる事柄なのです…。

(痴女皇国世界だとメキシコの国家騎士団ですからね、乙女闘士・花闘士団…)

(連邦世界でも警官や軍人には乙女闘士の研修課程を求めるようにしておりますよ…)

(淫化でもリュネ族には特に教えたいところですね…ほら、痴女種化するとそれまでよりも更に強くなるじゃないですか、騎士の職務の際には逆に手加減ってものを教えないと危険ですらありますから…)

そうです、例えばスラムで喧嘩があったとしても、警官が駆けつける前に闇闘士かつ乙女闘士の資格持ちが取り押さえてしまうことも少なくないことですし、下手をすれば警察沙汰にならずに終わってしまうことの方が多いんじゃないでしょうか。

(揉めるとしたら、偽女種同士の強姦とか偽女種の取り合いっすね…これ、フランシスカさんの方がよっくごぞんじでしょ…小柄で可愛い偽女種だと女そこのけだってんで、兄貴同士で取り合うとかね…)

(昔のエキゾティコが肩身が狭かったメヒコじゃ考えられねぇよな…)

(いや待て、俺らも兄貴分のにされかけて逃げ回ったことあったじゃん…今がそうだけど、穴がねぇだけで見た目は女とそう変わらないしよ…)

(そうそう、で、女連中に怒られてんだよな…偽女種同士でなるべくやるなって言われてるだろうってさ…)

(本当は女からも目をつけられるんだけどさ、スラムの女は男や偽女種とくっつけないって決まりがあんだよね…)

(こらぁ、それは住所不定者や不定期労働者同士でくっつくなってことよ…どちらかがまともな仕事についてるのが最低条件だって悪所管理事務所からも通告が出てるし、取り締まりもあるでしょ…)

(ううううう、あれのせいでヒモやれないんだよな…)

(総統閣下の権限でなんとかならないんですか…)

(おだまり…今やこのメヒコじゃ、不労は大罪なのよ…その代わりに売春も立派な労働って認めたげたんだからさ…尻穴を犯されて泣くのが嫌ならちんぽで女を鳴かせなさい…)

ええ、この辺りの会話からも、スラムでの日常がどういうものかを理解して頂ければと思うのです。

売春も立派な労働ですし、極端な話、リュネの方々が言うところの精毒を求めてスラムの手前まで来たり、あるいは売春しに来た偽女種を咥える女たちの口に精液を「恵んでやる」のも労働とみなしているのですよ。

普通、乞食といえば恵んでもらうのですけど、メヒコの男と偽女種の乞食は何と、富める女に対して「恵む」のです…。

そして、女たちに精液を恵んでやった結果、炊き出し券を貰えるのです…。

(ただ、金が欲しいんだけど…)

(あかんっ。金を稼ぎたいならソチミルコで百姓するか売春を頑張れっ。なんのために西岸区までのバスや電車走らせて、貧民認定証も出してると思ってるんじゃあっ)

つまり、この乞食認定こそがスラムでの人定証明なのですよ。

そして、これが特定場所までの公共交通機関無料乗車証となるのです…。

例えば、ソチミルコで偽女種売春したかったり、収穫期の臨時雇いに応じるならばソチミルコまでのバスに乗れます。

そして、西岸区の闇闘技場の周りで春を売ったり、ちんぽを求める女たちを待つならば西岸区まで。

更には、一部の浮浪偽女種に限ってはおりますが、ティノチティトラン島へのバス乗車許可を与えられた者もいるのです…。

で。

このスラムに住まう者、分けても見た目は少年や偽女種について、蔑称が存在します。

すなわち… ち ん ぽ 乞 食 。

元来ならばこんな乞食、痴女皇国では存在すら許されないと思いますが、そこはそれ元々のメヒコの実情を考えて設けられた賎民階級。

その存在と、制約や特権は八百比丘尼国の穢多非人階級に属する偽女種を参考としています。

(働きたくないでゴザルって言った男や女をぶち込む、一種の監獄だともお聞きしたのですが…)

(離魔の悪所とはまた違うんですよね…)

そう、女たちへの魔毒抜きのための精液提供が唯一の義務化された生業なのです、ちんぽ乞食。

ただ、私がさっき申し上げました通り、オヒネリを頂けるかどうかは乞食たちの腕前とチンポ次第。

日銭稼ぎのためにソチミルコに行って働くなどの作業は必要なのです、多くのちんぽ乞食。

また、女は女で「スラムの中では売春を含めておめこ禁止」という掟を設けていますから、必然的に金とちんぽを求めて街に立つことになるのです。

で、農作地帯への復元・再整備と拡張がなされたソチミルコ。

ここは、人形島を接収した他、売春に使われる浮畑島チナンパも多数設けています。

そして、アステカ時代からの伝統的な板舟トラヒネラの2人用を借りて客を引けるのが稼ぎの証となっておったりするのですよ…。

まぁ、女は男に比べて売春で稼げないという、身も蓋もない実情があるのですけどね…。

(そりゃそうもなりますよね…魔毒抜きのために女の方から男や偽女種に接触してくれるんですから…)

ただ、ちんぽ乞食の身分とされたスラムの男は、懲罰偽女種または奉仕偽女種となることを強制されてしまいます。

ですので、女たちの求めに応じてちんぽを突き出すだけの暮らしをしていると、早晩、早く短い寿命が訪れてしまうのです。

(あんたたちには言うまでもないけどさ、ちんぽ乞食の補充自体は今や簡単と言えば簡単なのよ…他からもらってきた男たちを苗床経由で作り変えるか、苗床から生み出せばいいだけだからね…)

(まったく、えげつないこと考えた奴がいるよな…ヒモになろうと思ってもなかなかなれないし、なっても手に職を持たないと何年かしか生きられないとかさ…)

(フランシスカさんだけで決めてるんじゃないのは聞かされたけどさぁ、俺らに残虐な殺しを強要した幹部よりも人でなしだぜ、このスラムの仕組みとかちんぽ乞食の存在を決めたの…)

(まぁまぁ、私の要求に従って、おめこして孕ませてくれた謝礼はちゃんと渡します。ほら、グアダルーペ教会への車も手配してあげたから)

実はこのグアダルーペ寺院、元々は国立宮殿の北の方角に建っていた教会です。

それを聖母教会化してスラム街の北側に再建移築されたものです。

このグアダルーペ教会、メキシコシティ愛染隣保会館を兼ねているのです。

で、犯されていた女たちと犯していた少年偽女種たちを司教に引き渡した後で、私の要望に応えられそうな偽女種の配給を受けます。

「総統閣下の従者を務める栄誉ある行為なのですから、きちんとお勤めするように…」

で、この奉仕偽女種少年、私の要望で元・カルテルかつ積極的にソチミルコに出向いて働くか売春している者を3名、選んでもらいました。

つまり、ちんぽ乞食ではない偽女種少年なのです。

さっきの元カルテル偽女種たちとの最大の違いは、前向きに働いていることにあります。

で、売春にしてもちんぽ乞食行為にしても、ルチャの闇闘技場とソチミルコではそのやり方、少し異なるのです。

更には痴女皇国世界の明日輝王国のソチミルコとも、多少異なるのです。

具体的には、昼間は農作業していた男の子たち、夜になると派手な化粧に極彩色の際どい助平褌、すなわち偽女種や女用の下着と売春服に着替えます。

これ、農作業に従事していないちんぽ乞食では買えないのですよ…値段的にも制度的にも…。

つまり、より豪華に見えるか、黄色だけでなく色鮮やかな他の色の下着をソチミルコでつけている偽女種、上玉なのです。

で、偽女種を買いにくる女たちは女たちで、品性下劣な服装に身を包んで偽女種を誘おうとしています。

つまり、夜のソチミルコ、偽女種と女のどちらが売春婦なのか一見するとわからないような状況。

ですが、ソチミルコに偽女種を買いに来る女たちは割と稼いでいる部類なのです。

で、ここの偽女種たちも基本は女たちに喜捨を与える立場なのです。

黙ってたら実質無償の代わりに、女は犯されます。

それが嫌ならおひねりを奮発すること。

あと、ここの偽女種は本業を持っているか、ルチャの修行をしているか、さもなくば売春で稼げている奉仕偽女種。

つまり、お持ち帰りは一晩限りでして、家に連れ帰って囲い込みたいならば、それなりに金を積む必要があるのです。

(つまりぃ…人身売買やってるも同じ…)

(しーっ、エマネ様、人聞きが悪いですよ…)

そう、日本のほすとくらぶや、ぼーいずばーの男たちに近い存在なのです。

で、偽女種を用意してもらった理由。

エマネ様に見学してもらうためです。

(女が社会の中核を占めるのは痴女種国家にするから仕方ないとしても、女が働いて男がちんぽ提供するって、発展途上国あるあるですよ…特に熱帯の…)

(その制度の承認稟議にハンコを突くだけでなく、原案策定をなさった皇帝陛下はどこのベラ子陛下なのですかぁっ)

(あたしはマリアねーさんや雅美さんの出した原案に対して、ふんふんそーねそれいいですねって相槌打ってただけなのに…)

(フランシスカさん…冤罪だよ!ベラ子があれこれ提案した議事録を見せてもいいから!)

(そうよ濡れ衣よっ。フランシスカさんにエマネちゃん…何ならベラちゃんがノリノリだった記憶、見せてもいいわよ…)

ま、まぁともかく。

ちょっと大きめの天蓋付き・電飾付きのトラヒネラを仕立ててもらいまして、ソチミルコに繰り出す私たち。

ちなみに、エマネ様も私もビエルネも、売春…特にソチミルコに来る際のお作法とされている、お忍びを示すハーフマスクを装着しています。

このマスクを装着していた場合、仮に政府関係者であっても身分を隠していることとされまして、請願だの直訴だのはやめてくれと訴えておるも同じとしております。

で、偽女種たちは早速にも、私たちのちんぽの無聊ぶりょうを慰めようとしてくれます。

(ふふふ、私たちはあくまで、このソチミルコでは匿名の売春見学者ですよ…)

(フランシスカさんのことですから、接待用の偽女種くらいは用意してると思ってましたけど…)

ええ、この偽女種、どっちかというと上玉の部類なのですよ?

ただ、この偽女種たちに精を与える訳ではないのです。

我々に奉仕しながら、極小サイズの助平褌からちんぽを出してシコり、周囲に見せつける偽女種たちを買う者はいないか、ソチミルコ管理事務所…実質、ここの売春行為管理センターに該当する組織から、売春客の女たちに尋ねさせています。

ええ、政府高官らしい女を乗せた細身のトラヒネラが三艘、近寄って来ました。

で、この高官たちはソチミルコの流儀であるお忍び覆面ではなく、眼鏡をかけています、敢えて。

お高く止まったムヘル・デ・カレーラ…キャリアウーマンが昼間の顔だと暗に語るためなのです。

そして、総統である私はもちろん、総統専属侍従ということが知れ渡っているビエルネや、軍事顧問として短期赴任中のエマネ様がどこの誰かを知っていますから、まずは我々に奉仕するのです。

で、女たちは高級官僚ですから、最低でも千人卒以上の、ちんぽ持ち。

昨今のトラヒネラはこういう場合に備えての手すりが設けられていますので、それを使って仁王立ちになった我々のちんぽを咥える女たちの足元では、更に偽女種がそのちんぽを咥える絵図が。

そう…偽女種たちもこの女も、生存のために上役の精液を必要とするのです。

(奉仕実績がないと格下げされるんですよね…)

(さっきの女のひとたちも、ちんぽが亡くなってましたね…)

ええ、ビエルネが言う通り。

私とエマネ様の黒薔薇機能で、あのやりすぎ女たちはオアハカ派遣の間、百人卒未満に落としています。

そして…下手すると、あそこでのルチャ・エキゾティコに性的奉仕をする奉仕女の立場で一生を終えてしまうことになるんですよね…。

(ふう…警官や不良尼僧をあえて作ってる理由もわかりますよ…懲罰行為をわざと起こしやすい女たちを作っておいて、偽女種や女のぷろれすらーの慰み者にするためですよね…)

そう、敢えてこの辺りの事情、大震災前のメヒコからは大きくいじっていないのです。

ええ、恥ずかしながら以前のメヒコ、警官が信用ならん国としても知られておりまして…。

で、悪徳警官めいた連中は、売春偽女種や女たちを迫害するのみならず、夜間外出禁止令を破った者、特に女を強姦して楽しんでおるという寸法。

そして、時々はこのようにして懲罰を受け、オアハカでルチャ修行や売春偽女種の修行をしている連中の肉便器奴隷に身を落とすという寸法なのです。

で、我々の射精を顔で受け、その眼鏡すら汚された女たちの惨状を撮影するマイクロドローン経由の信号を受けたあとは、手近な島で小便刑に至るという寸法。

女たちは我々の小便シャワーで顔を洗われ、そして今度は女官僚たち、連れてきた偽女種の口に小便をぶちまけるという絵図です。

そして、お忍びで私たちが来ているのを知った別の女たちが、今度は偽女種を買う前に我々の前に現れては交代でちんぽをしゃぶってくれます。

特に、私の寵愛を受けているのが知られているビエルネについては、その偽女種状態の巨根もまた、知られるところ。

(ああっ私もビエルネ様の生臭く濃い汚液が欲しいっ)

ええ、順番でしゃぶらせておるのです。

(ぼくはしょうじき、フランシスカかぁさまだけでいいのですけど…)

(ダメですよビエルネ…あなたの立派な逸物に全てのメヒコの女はひざまずくのです…だからみんな、あなたのちんぽに敬意を払いますけど、私が指示した時以外は無理に精子を出させようとしていないでしょう…女たちはそれなりに気を使ってくれているのですし、そういう気遣いが出来る女しかあなたと接触させたくないのも私の本音なのです…)
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