アルトリーネさんのいけない修行の日々

すずめのおやど

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尼僧エドワルダ/黄色い騎士団の話 -Nonne Edwarda,Chevaliers du viol-・2

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シモーヌ・エドワルダなる人物についての人物評価や、過去の行状を拝見しているのは、私とスザンヌと、アルトさん。

Simone Edwarda シモーヌ Thousand Suction. (Limited Ten thousand)千人卒(限定万卒) Slut Visual. 痴女外観 Yellow Rosy knights. 黄薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧行政局 Opéra royal de France ロントモン過激団 

この人物が過去に何をやらかして来たかを拝見するだに、頭痛が痛いとしか言いようがありません。

日本の高校に該当する学校、痴女皇国世界のフランスはランスという町にも存在したのですが、そのランス中後期高等学校なる教育施設に通う少女全員、同級生先輩後輩と姦淫した挙句、妊娠していた事実が発覚したことがありました。

その事件を引き起こしたのが、生徒の一人だったシモーヌさんなのです。

ええ、彼女が教師や生徒の性欲を刺激して姦淫に走らせた結果、当時のフランスでは大問題となったのです。

しかし、強姦作戦によって痴女種化されていたシモーヌさんですが、その事件を引き起こした時のフランス王国、痴女皇国が完全に支配した状態ではなかったのです。

そこで、彼女はランスを出奔して最終的にスペイン王国のマドリードに亡命するに至っています。

ただ…彼女の犯した諸々の犯罪すれすれな行為…いえ、中には馬車で少女を轢いてそのまま立ち去るとか、あるいは救世主教の神父を逆レイプして中出しさせた上で共犯者に絞殺させるとかですね、もうどこに出しても犯罪やろという行為を思うと、むしろどこかで捕まっていた方が良かったんじゃないかとも思えるんですよ。

ええ、当時のフランス王国が完全な痴女皇国の支配下であれば、確実に犯人として捕まり、殺人ないし過失致死の判決を言い渡されて然るべきであろう、このシモーヌという女性が犯した犯罪行為の数々。

共犯者がいないと、恐らくはここまで出来なかったと思えます。

その共犯者とは…。

ジョルジュ・アルベール・モーリス・ヴィクトール・バタイユ男爵。

あたしたちのお話では、過去にもあちこちで登場するか、話が出ていた人物です。

この長身の、特徴ある顔の男性。

決して、醜男ではありません。

むしろ、女には目につけられる部類だったでしょう。

しかし、バタイユ少年はランス高校に在学していた際に、シモーヌさんと接触してしまったのです。

(むしろ狙われとりました。あのシモーヌめは、手足となる男を渉猟しとったんですわ…まぁ、強姦作戦当時の指揮官や担当者の意図では、ランスの町の中後期高校リセだけでなく、町自体の秩序を崩壊させる筋書きやったみたいですけどな…)

あー、なるほど。

女体化率50%の雨を撒くのと同じような効果が発生することを見込んだり、あるいは女体化の雨の効果を完璧にするための補完作戦の対象にされたのですよね…ランスの町も。

(これはリーゼ姉や雅美さんばかりが責められる話じゃないと思うんだけどさ、秩序や倫理を崩壊させてから聖母教会の進出を容易にするって、どんな世紀末行為よ…)

で、当時の強姦作戦責任の追求はともかく。

シモーヌさんは、痴女種化された際にほんの少しだけ、悪知恵を吹き込まれたと思ってください。

そして、痴女種にも旧・下級女官種に該当する百人卒未満と、千人卒以上の完全体が存在することも…ええ、完全体痴女種になれば、もっともっとシモーヌさんの復讐と野望を満たせると吹き込んだ存在がいるのです…。

そして、貧乏貴族の娘さんだったシモーヌさんは、その悪魔の…ええ、堕天使さんと、そして神話半島神種族きっての悪神である復讐と懲罰の女神ネメシスさんの主導した、その企みに乗ったのです…。

(マリアンヌちゃんもスザンヌちゃんも、その辺はあまりシモーヌさんを強く言えないと思うのです…)

(おだまりベラちゃんっ。あたしたちも大概なことやらされてるけどね、町ひとつグダグダにするとか廃墟に変えるほどむっちゃくちゃな事はなるべく反対の方向なのよ…?)

ええとですね。

雅美さんの妹さんで、田中裕美さんって方がおられるの、覚えておいででしょうか。

あの方がかつて雅美さんの人生を崩壊させた件、動機から行動から何からが理不尽だったってあたしは思ってます。

しかし、今となっては納得がいく話。

諸々の優位条件が揃っていないがために他の女に劣って見える女の劣等感を刺激して、憎悪に狂わせるなどということ、堕天使さんはもちろん、ネメシスさんの大得意であり好物なんだそうです。

つまりは、この方々のエサを補給する一面もあった模様。

(何を言うんだよ、高木マリアンヌに高木スザンヌ…オマエたちはタダの人間じゃないんだぞ…ワタシに近いだろ、特に高木スザンヌ…ワタシたち神話半島神種族にとっては、人は我らに似て真似事をしておるだけの模倣物、それ故に我らを恐れ敬い崇めさせていたんだぞ…ワタシたちの支配がなければ、あいつらなんてブタや狼と変わらないじゃないか…いや、禁忌がないからもっと碌でもないことをしでかしていたんだぞ?)

(いやいやネメシスさん…だからと言って劣等感を煽るのは良くありませんよ…)

(ネメシスさんのおたちばもわかりますわ。けれど、じっさいの問題として、痴女種がやりたい放題やってしまえばほんとうに、このせかいを滅ぼすなどいっしゅん…すくなくとも、ちきゅうの上にまともないきものがいなくなるまでに荒れはてさせることなんて造作もありませんことよ…それを許すなら、ですけど…)

(まぁ待て、オマエたち…あんな狂ったオンナを何匹も世の中に放つことの危険性はワタシだって考えてるさ…それに堕天使たちだって、ザコみたいな小悪党が何人いてもザコはザコ、あのドナイシタン・サドのようなとびっきりの狂気に満ち満ちた異物一匹の方がよほど使い勝手がいいって言ってるしさ…)

(それ、ネメシスさんのつごうも入っておりますでしょ…とんでもない悪人に仕立てた人がこらしめられるほうが、ネメシスさんにとってはずっと有難いはなしなのでは…)

(うぐぐ…)

(まぁ、シモーヌさんの犯罪行為についちゃ、私たちだって完全に規制するつもりがあったら何も東京に呼んでないから心配しなくてもいいと思うわよ…)

で。

東京支部の施設…つまりこのマンションの地下で、スザンヌが何やってんのか。

その答えは、このマンション…グラン・テンプレス池尻大橋の立地にあるのです。

東京の地理に詳しい人であれば、この池尻大橋の地下駅を経由している電車がどこに通じているか、別に鉄ヲタと言われている人や、室見理恵さんのような鉄ヲタが嵩じて専門家になってしまったような方でなくともお分かりでしょう。

この池尻大橋から徒歩または自転車の圏内で、中目黒や渋谷はもちろん、どこぞ大学の校舎や罪務省などの官庁官舎に行くことが出来ます。

そして、電車または国道246号線、もしくは首都高速3号線の先にはこれまた、世田谷や二子玉川…田園調布といった「東京の芦屋六麓荘か大阪帝塚山または浜寺羽衣」とでもいうべき高級住宅地が存在しますし、東の方に目を向ければ麻布や広尾、そして白金といった、これまた富裕な方以外にはなかなか居宅を構えることが難しいだろう街が開けているのです。

で、以前にも触れておりました、ベラちゃんが中目黒の美容室に行ったり、私やスザンヌが渋谷まで走るか自転車で出てから電車に乗ったりしている件、ちょっと思い出してください。

もちろん、普通の人だって走ったり自転車で移動するとか、体力作りをしているならば、池尻大橋駅から電車だと1駅の渋谷くらいは十分に人の足の力だけで移動できますよね。

しかし、痴女種の場合。

控えめに言っても、普通の人の10倍以上の速度で移動できます。

あたしたちが自転車の仕様に制限かけられていたり、なるべく大人状態でうろつくなとか不肖の親や姉や、果ては妹のはずのベラちゃんに言われているのもこれでして、通り道に被害を与えても構わないならば、それこそリニア以上…下手をすると国内線旅客機以上の速度で移動できるんですよ。

ええ、大阪どころか秋田や青森に行くなんて、あたしやスザンヌが本気出したら30分もかかりません。

(やっちゃダメですよ…マリアンヌちゃんの通った道に、戦闘機を地面すれすれに超音速で飛ばした以上の被害を与えますからね…)

(被害をなるべく与えない方法、アレーゼおばさまやジョスリーヌさんに教わったわよ…)

それと。

そういう高級住宅街には、えてして警備装置や警報装置の類がありますけどね。

あたしたちは、それをかいくぐれるのです。

もっと言うと、対象となる人の方から、こっちに出て来させたり、ロックを外して招き入れさせてしまうことができちゃうのです。

ええ、どんな高度なセキュリティで守られた施設であろうとも、中に入ること自体は造作もないとかリーゼ姉が勝ち誇ってるのと同じこと。

人を訪ねるくらいなら、私とスザンヌが組めばなんてことはありません。

しかもスザンヌなら、例えば…池尻大橋のこのマンションにいながら、白金の邸宅のお嬢さんの誰それさんをこっそり外出させたり、あるいはお宅の中の人を操って扉を開けさせてしまえるのです。

お分かりですかね。

これができるんなら、仮に外国人専用の高級な賃貸や分譲住宅はもちろん、各国大使館や領事館も含めて警戒厳重な場所にも、容易に侵入して強姦なら強姦の目的を果たして、堂々と帰って来れませんかね。

または、目標となる女性を操って、こちらが拉致しやすい場所に出て来させるとか。

そう…強姦魔と呼ばれるような犯罪者の傾向がある男性にとっては、まさによだれを垂らしてしまいそうなこと、私たちには造作なく出来てしまえるのですよ。

もちろん、スーパーモデルやアイドル、国民的女優とか言った部類の人だって、逃げられませんよ。

(まぁ、そっちの方だと海老原さんか田所さんに話をする方がお膳立てを整えてくれるんだけどね…)

(げいのう人なら何もしのびこまなくても、おびきだす口実にはこまりませんわよ、マリアンヌ…)

で、スザンヌにできること、リーゼ姉がやれることにかなり近いんですよ。

例えば、芸能人のパーティーとかあって、あたしとスザンヌが招かれたとしましょうか。

スザンヌだと、狙いとなる相手の胃袋の中に、インポタケの干物なり錯棒昇天のかけらなり牝狩淫製剤なりを転送できてしまうんです…。

ええ、人間の脳そのものを性欲に支配させてしまう、駄洒落菌変種の塊とも言えるエロカロイド物質を多量に含んだ食材、そうとは気づかせずに食べさせてしまえるのですよ。

ふふふ…毒味とか厨房の殺菌消毒処理とか、全く意味がないでしょう?

(まぁ、シモーヌさんならあえてそんなことせずに強姦なさいますわね…うふふ)

(スザンヌ…ただ、犯罪が発覚しないようにね…ターゲットが自分から外出してる光景は最低でも録画しとくのよ…自分で犯されに行ってる証拠さえ残しておけば、いざって時でも日本の罪には問われないからね…)

(もちろんですわよ…そもそも、強姦騎士団というのは痴女皇国世界での強姦作戦の完遂をねらうのももちろんですけど、連邦世界をあたくしたちの手のうちにおさめるために動いてもらうそんざいですわよ…いってみれば、このとうきょうでくんれんをかねて毎晩のようにおんなたちをおそわせているのですから…)

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あんぬ「犯罪も犯罪やな」

ざんぬ「まえからやっておりますでしょ…遼子やさくみさんにわるさをするおんなのこを行方ふめいにしたりとか…」

べらこ「バレないようにお願いしますよ、本当に…」

あんぬ「ちなみに指導員は黒薔薇騎士団や紫薔薇騎士団の人にも協力してもろとります」

ざんぬ「りえさんにもやってもらったり。ほほほ」

べらこ「パイセンも犯罪に加担と…」

りええ「何を言いよるのかこの後輩の皇帝はぁっ…ええとですね、例えばどこそこホテルでなんちゃらパーティーとかあったり、あるいはホストにハマったお嬢さんや昔のお嬢さんが誕生日パーティーとかやったとしましょうか。その会場に紛れ込むのはもちろん、近くからでもエロカロイド物質を投与したり、体を操れるんですよね…ベラちゃんやスザンヌちゃんなら…」

あんぬ「で、偽女種なり痴女種に犯させるだけで済むのか」

りええ「んなわけないわよ。そもそも、社会的地位の高い女性って、その地位が空席になっても、あるいは痴女皇国の味方になっても有難いから強姦作戦の対象にするのよねぇ、ベラちゃん…」

べらこ「もちろん、その通りですよ。そして…シモーヌさんがランスで仕掛けた手口より、もっとえげつないこともスザンヌちゃんならできるのです…やっていいかは別ですけど…」

あんぬ「これ、アルトさんやベラちゃんも…場合によっちゃあたしでも、白金衣着用って条件をクリアしたらぜんっぜん余裕なのよねぇ…んふふふふふ」

べらこ「それ用の聖水もありますよ。洗礼を2回行う必要がありますけどね…」

あると「いわば、女のひとにかえるあめで、ふったばしょの人を半分だけ女のひと、もうはんぶんをおかまにかえるしゅるいの雨とおなじようなことですよね…」

あんぬ「ぶっちゃけ世田谷区の人口が仮に100万人としましょうか。その100万人が全員、若い女に変身した上にさ、妊娠したらどうなるか、皆さんもちょっと想像してみてくださいよ…」

べらこ(流石に出来ても実際にやっちゃうと大問題ですからね、連邦世界だと…)

あると(あたくしが来てるりゆう、そこまでむちゃさせないためでもあるのですよ…)

べらこ(アルトさんが率先してやらないように…)

あると「しんじてくださいなのです!(泣)」
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