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夢のつづきをのせて
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となりできみが寝ています。
「バイト遅くなったから寝かして」。そう言ってこのワンルームに飛びこんできて、あっという間にぼくのベッドで寝息を立てはじめました。
すう、すう、っていう呼吸と、テレビの横にある置時計(子どもの頃から使っているアニメキャラクターのものです。実家から連れてきました)の秒針が動く音が同じテンポを刻んでいて、まるで催眠術をかけられているみたいにどんどん重くなるまぶたを、必死に開きつづけています。
きみの肩は四角く尖っていて、そこから伸びる肘の先も、鉛筆の芯かってくらい細くて鋭利で。それなのに、小さな呼吸に合わせて動く頬の曲線は、月の輪郭よりずっと丸く、あるいはあの有名な仙台みやげのように、ほわほわと光っています。ぼくの部屋のライトが暗いと文句を言うのはきみの口癖だけど、こんなに暗い灯りの下でも、きみの肌は明るく見えます。
普段のぼくは、自分のことを「ぼく」だなんて呼ばないし、丁寧な話し方をすることもありません。ほんと雑だなお前、って、きみに背中を叩かれることのほうが多いくらいです。でも今日みたいにきみがアパートに転がりこんでくる、週三回ほどの夜には、ぼくは「ぼく」になり、これが本来の自分だったのではないかと錯覚するほど、素直になることができるのです。
じつは、今日はぼくの誕生日でした。この世界に生まれ落ちて、今日で二十年。きみには誕生日について話したことがないので、バイト終わりだから、といつものように空気を読まないきみが転がりこんできても、うれしい以外の感情が湧いてくるはずもないのです。古いアパートの玄関を開けたとき、ぼくの眼がすこし虚ろだったり、顔が赤かったり、さらにはテーブルの上に缶ビールが置いてあったりしても、きみは気づかずにぼくのベッドで健やかに寝ています。それでいいのです。ほんとうに、それで。
きみが生きている人生、そしてその、真っ黒に澄んだ瞳を通して見える景色のなかで、ぼくはいったい、どんな登場人物として存在しているのでしょう。大学でたまに顔を合わせる友人D、くらいだったら、これ以上のしあわせはないですが、実際はきっと、使い勝手のいい小間使いG、くらいの立ち位置だと思います。きみはそういうひとなので、ぼくは傷ついたり悲しんだりはしません。きみがそういうひとだから、ぼくはいま、指しゃぶりをする赤ん坊のように眠るきみのとなりで、こうしてパソコンのキーボードを激しく叩くことができるのです。
すこしお酒がまわってきたみたいです。頭がくらくらしてきました。決して、ベッドで横たわるきみの足が、ぼくの後頭部に直撃したからではない、と書き添えておきます。頭皮を掠めていった爪の先は短く切り揃えられているので、あまり痛みは感じません。どうせなら一生血が止まらなくなってしまうほどの深い傷をつけてくれたらいいのに、と思うこともありますが、節の目立つ指の先端でそっと呼吸をする愛らしい爪を見ると、そんなことを考える自分が酷く愚かに感じられます。
そう、愚かなのは、ぼくだけなのです。
尖った肩を、まあるい頬を、ほくろがある耳たぶを、硬い髪を、愛らしい爪を、細い鼻を、しっかりした眉を、澄んだ黒い瞳を、薄い唇を、目にするたび、腹の底から湧きあがってくるこの感情に名前をつけるとしたら、ぼくの頭に浮かぶのはただ、「間抜け」のひとことです。
きみに触れたい。指で押したら、その肌がどんなふうにぼくの存在を押しかえすのか知りたい。きみの身体じゅうをめぐる、血液のあたたかさを感じたい。
とても間抜けな感情です。きみはぼくのことを「使い勝手のいい小間使いG」として見ているのに、ぼくはきみの存在に触れたいだなんて、愚かな願望を抱えています。交わることはない、どころの話ではないのです。住んでいる世界がちがう、などという例えばなしとも異なります。
ぼくはきみを好きで、きみはぼくを好きではない。それだけです。それだけのことが、ぼくの心の真ん中に、こんなにも大きな絶望を生みます。
頭のなかがぼんやりしてきました。その霞のような意識の向こうで、いま、きみが寝言を言いました。「んあ」。意味のある言葉ではないけれど、この部屋できみがぼくだけに聞かせてくれたから、こうして書き残しておきます。「んあ」。なんてかわいいんだろう。なんて、なんて。
なんて、愛おしいんでしょう。
好きです。好きです。きみのことが、ただ、どうしようもなく好きです。
この気持ちの行き場なんて、どうだっていい。アルバイトの終わりに眠るきみの横に、これからもいられるかどうか、そんな不確かな未来にも興味はありません。願っているのはたったのひとつ、きみがこの人生を終えるその瞬間まで、できるだけ、ほんの一秒でも、しあわせな時間を過ごせますようにと、それだけです。
嘘をつきました。ほんとうは、それだけなんかじゃありません。好きだと言って、好きだと言ってもらって、手をつないで、頬に触れて、キスをして、そして、そして。ずっとずっと、きみのそばにいたいです。実家から連れてきたアニメキャラクターの置時計よりも長く、きみといっしょにいたいです。
また、正しくない事実、つまりは嘘をつきました。実家から連れてきた置時計は、やっぱりきみと過ごすのよりは長く、いっしょに生きることになるでしょう。だって、きみとぼくとが共に生きることのできる時間は、もうそんなに多くは残ってはいないのですから。
残された時間が少ないのなら、いま、きみの眠るベッドに潜りこんで、きみの匂いを胸いっぱい吸いこむくらいのことは、許されるのかもしれません。今日はじめてお酒を飲んでみましたが、あっという間に酔いが醒めてきたので、ぼくはアルコールに強いのだと思います。明朝(と言ってもあと四時間もすれば朝陽が昇ります)、きみが起きるより早くベッドを抜けだして、何食わぬ顔で「おはよう」と言えば、いつもどおり「使い勝手のいい小間使いG」の役をこなすことができます。
おやすみなさい、きみのいない世界。こんにちは、きみの横で眠る世界。きっとぼくは、誰よりよい夢を見るでしょう。
***
「おい、なに読んでんだ」
姿が見えないので探しにきたら、恋人がクローゼットの前で座りこんでいた。嫌な予感と共に顔を近づけると、すっとぼけた表情を浮かべて振り返る。
「ん? お前のラブレター」
「ほんとにやめてくれ。黒歴史だ。死にたくなる」
「死ぬとか簡単に言ってはいけませんー」とおれの背中をバシバシ叩きながら立ちあがった恋人の手には、黒い文字がびっしり詰まったコピー用紙が握られていた。
「こんな忙しいときに読む必要あるか? おれしか片付けてないんだけど」
「あるよ」
コピー用紙――曰く、「お前のラブレター」――を両手に掲げて、恋人がくるくるとステップを踏む。広い部屋のあちこちに置かれた段ボールを丁寧に避けつつ、歌うように二の句を継いだ。
「このラブレターがなければ、おれたち今日ここにいないよ」
広げた両手で、じゃーん、と音が聞こえてきそうな仕草をした恋人が笑う。新品のクロスが貼られた白い壁。オフホワイトに限りなく近い床材。カーテンがついていない窓からは、青い空が見えた。春の日によく映える澄んだ黒い瞳が、おれをまっすぐ見る。
「使い勝手のいい小間使いGかあ。ジョブチェンジする?」
「もうとっくにしたと思ってた」
恋人の指先からコピー用紙を引き抜く。代わりにその手のひらへ、アニメキャラクターの置時計を押しつける。ニヤニヤした顔で、恋人はその時計を大事そうに抱き締めた。
「小間使いGから、人生最良のパートナーへジョブチェンジかあ。夢があるなあ」
「はいはい、あのときお前のとなりで夢見てよかったです。もういいから片付けしようぜ」
「雑だなあ、ほんと!」
バシン、と背中を叩いた手のひらがあたたかい。肌の弾力も、血液の温度も、恋人のことならたぶん、七割くらい知っている。これからきっと、もっといろんな顔を知っていくことになるんだろう。はじまりの春の日。今日はぼくの、一年ぶりの誕生日だ。
「バイト遅くなったから寝かして」。そう言ってこのワンルームに飛びこんできて、あっという間にぼくのベッドで寝息を立てはじめました。
すう、すう、っていう呼吸と、テレビの横にある置時計(子どもの頃から使っているアニメキャラクターのものです。実家から連れてきました)の秒針が動く音が同じテンポを刻んでいて、まるで催眠術をかけられているみたいにどんどん重くなるまぶたを、必死に開きつづけています。
きみの肩は四角く尖っていて、そこから伸びる肘の先も、鉛筆の芯かってくらい細くて鋭利で。それなのに、小さな呼吸に合わせて動く頬の曲線は、月の輪郭よりずっと丸く、あるいはあの有名な仙台みやげのように、ほわほわと光っています。ぼくの部屋のライトが暗いと文句を言うのはきみの口癖だけど、こんなに暗い灯りの下でも、きみの肌は明るく見えます。
普段のぼくは、自分のことを「ぼく」だなんて呼ばないし、丁寧な話し方をすることもありません。ほんと雑だなお前、って、きみに背中を叩かれることのほうが多いくらいです。でも今日みたいにきみがアパートに転がりこんでくる、週三回ほどの夜には、ぼくは「ぼく」になり、これが本来の自分だったのではないかと錯覚するほど、素直になることができるのです。
じつは、今日はぼくの誕生日でした。この世界に生まれ落ちて、今日で二十年。きみには誕生日について話したことがないので、バイト終わりだから、といつものように空気を読まないきみが転がりこんできても、うれしい以外の感情が湧いてくるはずもないのです。古いアパートの玄関を開けたとき、ぼくの眼がすこし虚ろだったり、顔が赤かったり、さらにはテーブルの上に缶ビールが置いてあったりしても、きみは気づかずにぼくのベッドで健やかに寝ています。それでいいのです。ほんとうに、それで。
きみが生きている人生、そしてその、真っ黒に澄んだ瞳を通して見える景色のなかで、ぼくはいったい、どんな登場人物として存在しているのでしょう。大学でたまに顔を合わせる友人D、くらいだったら、これ以上のしあわせはないですが、実際はきっと、使い勝手のいい小間使いG、くらいの立ち位置だと思います。きみはそういうひとなので、ぼくは傷ついたり悲しんだりはしません。きみがそういうひとだから、ぼくはいま、指しゃぶりをする赤ん坊のように眠るきみのとなりで、こうしてパソコンのキーボードを激しく叩くことができるのです。
すこしお酒がまわってきたみたいです。頭がくらくらしてきました。決して、ベッドで横たわるきみの足が、ぼくの後頭部に直撃したからではない、と書き添えておきます。頭皮を掠めていった爪の先は短く切り揃えられているので、あまり痛みは感じません。どうせなら一生血が止まらなくなってしまうほどの深い傷をつけてくれたらいいのに、と思うこともありますが、節の目立つ指の先端でそっと呼吸をする愛らしい爪を見ると、そんなことを考える自分が酷く愚かに感じられます。
そう、愚かなのは、ぼくだけなのです。
尖った肩を、まあるい頬を、ほくろがある耳たぶを、硬い髪を、愛らしい爪を、細い鼻を、しっかりした眉を、澄んだ黒い瞳を、薄い唇を、目にするたび、腹の底から湧きあがってくるこの感情に名前をつけるとしたら、ぼくの頭に浮かぶのはただ、「間抜け」のひとことです。
きみに触れたい。指で押したら、その肌がどんなふうにぼくの存在を押しかえすのか知りたい。きみの身体じゅうをめぐる、血液のあたたかさを感じたい。
とても間抜けな感情です。きみはぼくのことを「使い勝手のいい小間使いG」として見ているのに、ぼくはきみの存在に触れたいだなんて、愚かな願望を抱えています。交わることはない、どころの話ではないのです。住んでいる世界がちがう、などという例えばなしとも異なります。
ぼくはきみを好きで、きみはぼくを好きではない。それだけです。それだけのことが、ぼくの心の真ん中に、こんなにも大きな絶望を生みます。
頭のなかがぼんやりしてきました。その霞のような意識の向こうで、いま、きみが寝言を言いました。「んあ」。意味のある言葉ではないけれど、この部屋できみがぼくだけに聞かせてくれたから、こうして書き残しておきます。「んあ」。なんてかわいいんだろう。なんて、なんて。
なんて、愛おしいんでしょう。
好きです。好きです。きみのことが、ただ、どうしようもなく好きです。
この気持ちの行き場なんて、どうだっていい。アルバイトの終わりに眠るきみの横に、これからもいられるかどうか、そんな不確かな未来にも興味はありません。願っているのはたったのひとつ、きみがこの人生を終えるその瞬間まで、できるだけ、ほんの一秒でも、しあわせな時間を過ごせますようにと、それだけです。
嘘をつきました。ほんとうは、それだけなんかじゃありません。好きだと言って、好きだと言ってもらって、手をつないで、頬に触れて、キスをして、そして、そして。ずっとずっと、きみのそばにいたいです。実家から連れてきたアニメキャラクターの置時計よりも長く、きみといっしょにいたいです。
また、正しくない事実、つまりは嘘をつきました。実家から連れてきた置時計は、やっぱりきみと過ごすのよりは長く、いっしょに生きることになるでしょう。だって、きみとぼくとが共に生きることのできる時間は、もうそんなに多くは残ってはいないのですから。
残された時間が少ないのなら、いま、きみの眠るベッドに潜りこんで、きみの匂いを胸いっぱい吸いこむくらいのことは、許されるのかもしれません。今日はじめてお酒を飲んでみましたが、あっという間に酔いが醒めてきたので、ぼくはアルコールに強いのだと思います。明朝(と言ってもあと四時間もすれば朝陽が昇ります)、きみが起きるより早くベッドを抜けだして、何食わぬ顔で「おはよう」と言えば、いつもどおり「使い勝手のいい小間使いG」の役をこなすことができます。
おやすみなさい、きみのいない世界。こんにちは、きみの横で眠る世界。きっとぼくは、誰よりよい夢を見るでしょう。
***
「おい、なに読んでんだ」
姿が見えないので探しにきたら、恋人がクローゼットの前で座りこんでいた。嫌な予感と共に顔を近づけると、すっとぼけた表情を浮かべて振り返る。
「ん? お前のラブレター」
「ほんとにやめてくれ。黒歴史だ。死にたくなる」
「死ぬとか簡単に言ってはいけませんー」とおれの背中をバシバシ叩きながら立ちあがった恋人の手には、黒い文字がびっしり詰まったコピー用紙が握られていた。
「こんな忙しいときに読む必要あるか? おれしか片付けてないんだけど」
「あるよ」
コピー用紙――曰く、「お前のラブレター」――を両手に掲げて、恋人がくるくるとステップを踏む。広い部屋のあちこちに置かれた段ボールを丁寧に避けつつ、歌うように二の句を継いだ。
「このラブレターがなければ、おれたち今日ここにいないよ」
広げた両手で、じゃーん、と音が聞こえてきそうな仕草をした恋人が笑う。新品のクロスが貼られた白い壁。オフホワイトに限りなく近い床材。カーテンがついていない窓からは、青い空が見えた。春の日によく映える澄んだ黒い瞳が、おれをまっすぐ見る。
「使い勝手のいい小間使いGかあ。ジョブチェンジする?」
「もうとっくにしたと思ってた」
恋人の指先からコピー用紙を引き抜く。代わりにその手のひらへ、アニメキャラクターの置時計を押しつける。ニヤニヤした顔で、恋人はその時計を大事そうに抱き締めた。
「小間使いGから、人生最良のパートナーへジョブチェンジかあ。夢があるなあ」
「はいはい、あのときお前のとなりで夢見てよかったです。もういいから片付けしようぜ」
「雑だなあ、ほんと!」
バシン、と背中を叩いた手のひらがあたたかい。肌の弾力も、血液の温度も、恋人のことならたぶん、七割くらい知っている。これからきっと、もっといろんな顔を知っていくことになるんだろう。はじまりの春の日。今日はぼくの、一年ぶりの誕生日だ。
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