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☆初期地点ー世界の始まりー

ーー世界のスタート地点ーー

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「ありがとう!
君ならそう言ってくれると思ったよ!

じゃあ、まずはこの世界のことと、この世界おける君という存在がどのような人か説明していくよ。

世界の舞台は、異世界!
君はそこに迷い込んだ人、そっちの世界の人々からすると、変な格好の旅人って所かな。
あと、その世界の人はフレンドリーだから、色々助けてもらえると思うよ。
それ以上の事は行けばわかる!

…どうしたのそんな顔して。
もしかして、爽やか青春ラブストーリーとか考えてた?

って、いやそれただの恋愛シュミレーションゲームじゃん!

君がなに考えてるかは(一人称)には分からないけど、この話のカテゴリはファンタジーだからね?

…あっ、なな、何でもない何でもない!

さささ、さあ!
始めるよ!

目が覚めたらそこはもう異世界だから…。

パチンっ!」

時空の覇者が指を鳴らして、貴方の目が覚めました。

ここは土の上のようです。
覇者の言った通り、どうやらここは俗にいう異世界みたいです。

周りを見渡すと、先端が見えないほど高い針葉樹、その周りには妖精のような虫のようなものも飛んでいます。
そして、あなたの周りだけが、木が生えていない、空からの光の差し込む場所で、真ん中には禍々しいオーラを放つ松の木程の高さの木が生えています。

そして、木々の間にぽかりと空いた空間から見えるらしい空には、人を乗せたドラゴンが飛んでいます。

その人は、どうやら貴方に気づいたようで、おーい、と言いながらこちらに向かって降下してきました。
乗っていたのは、村人風の、麻のような素材で出来た服を来て、背中に剣を背負ったガタイのいい男でした。
そして彼は、ドラゴンから降りて話しかけて来ました。


「お前さん、どうしたんだこんな所で、ここは旅人が来るような所じゃないぞ?

破滅樹に、何か用でもあったのか?

…なに、破滅樹って何かって?
知らないのにこんな所まで来たのか。
破滅樹っていうのは、この変な木のことで、ここには破滅した世界の記憶が封じられているんだ。

それで、この辺だけは草も生えやしないし、あんまりいて気持ちのいい場所じゃないから、この辺のやつも近づこうとしない。
来るのは変な魔女だけだよ。

しっかし、変な格好はしてるがお前さんはそういうやつじゃなさそうだ。
それに手荷物一つ持ってないし…。
お前さん、行くあてあるのか?

…よし、うちの村に連れてってやるよ!
ちょうど作物の収穫が終わって、豊作祭をやってるんだ。
お前さんにもたらふく食わしてやるからよ!

おっとやべえ!
早く帰らないと子供チビたちに怒られちまう!
お前さんも早くいくぞ、ほら!」

貴方は選択の余地もなく手を引かれ、ドラゴンに乗せらせました。
どうやらドラゴンの背中には、何かが入った、大きな袋が結ばれでいるようです。

そして、ドラゴンは飛び立つと、あの先の見えない高い木をあっという間に超えて、森の上まであがりました。
そこから見える景色は、緑がずっと広がるとても綺麗なものです。
遠くの方には、街のようなものも見えます。

「どうだ、いい景色だろ!
それに風もさわやかで気持ちいいし。
…でも、俺はジャンケンに弱くて、負けると祭りの買い出し係になっちまうもんだから、もう数え切れない程見てるんだけどな。
お陰で見飽きちまったよ。

…ん、あの街は何かって?
あれは、王都、イクシセルドだよ。
お前さんそんなことも知らないなんて、いったい何処から来たんだ?

え、地球?
そんな星、聞いたこと無いぞ!
まさか、別の世界から来たのか?
そうだとしたら、破滅樹のところにいたっていうのも頷けるな。

…ま、うちの村は異世界人だろうが異星人だろうが誰でも歓迎するさ!

っと、着いたぞ!
降下するから、しっかり捕まってろよ!」

男が首縄を弾くと、ドラゴンは一気に旋回し、ゆっくりと降下していきました。
そして、地上に着地すると、大きく体を揺らして、貴方たちを振り下ろしました。

「っく、いってえ!
今日のアクトくんははご機嫌斜めだなー!

おっと、お前さん大丈夫か?
すまんな、アクトは知らない人が乗るとたまにこうなるんだよ。

そう言えば、お前さんの名前はなんて言うんだ?
村のみんなに紹介しなきゃいけないからさ!

…○○○、変わった名前してるな。
っと、ついでに俺も自己紹介しとくよ!

俺は、アクァギス・ミルスフィアだ!
村のやつには、アクァギスとか、アクァとかいわれてるけど、何でも好きに呼んでくれ!

おっ、早速子供チビたちのお出迎えだぞ!」


村の方から、5人子供が走ってこちらに向かってきています。

1番前の子は小5位の身長の少年、短髪で体型は普通。
2番目の子は小3位の身長の女の子で、
髪型はポニーテール、
3番目の子は小6位の身長の女の子で,
ロングヘア。
4番目の子は、小4位の身長の少年で、
坊主でふくよかな体格。
5番目の子は、小1位の身長の男の子で、短髪。
といった具合です。

「ふぅ、ふぅ、ふぅ、やった!
俺が1番ー!おかえり!アクァ兄ちゃん!」

「おかえり!アクァ兄さん!
って、なに一番になって威張ってんのよ!
トキとは違って、こっちは女子なのよ!」

「はぁっ、はあっ、おかえり…もう、アイナ、そんな事でムキにならないでよ、」

「ふぅ、ふうっ、ちょっと!
ごほっ、皆早いよー!
おかえり!アクァ兄ちゃん!」

「ちょっと待ってよー!
 …ふぅー、アクァ兄ちゃんおかえり!
…あれ?
そっちの人誰ー?」

「そういえば…
あんちゃん、誰?
すげー変な格好だな!」

「…こいつは、○○○だ!
さっき、破滅樹のとこで暇してたから、連れてきた。

多分異世界人だからこんな格好なんだよ!

お前らも自己紹介しな!」

「「「「「うん!」」」」」

「僕は」「俺は」「私はっ」

「おいおい、一人ずつ言えって!
んじゃ、かけっこ一番の奴から。」

「分かった!
俺はトキ・マルクス!
トキって呼んでくれよな!」

「私はアイナ・スィビラン!
アイナって呼んで!」

「私は、アキル・アニフィスです。
アキって呼んでください。」

「ぼ、僕は、ヤシル・クルシュガーです!
ヤシルとお呼びください!」

「シェンナ・キル!
よろしくね!○○○!」

「さあ、大人達も腹を空かせて待ってるし、早く行くぞ!」



此処で村に向かうかどうかは、貴方次第です。


向かうなら、このまま次の話
「A-1シナリオ」に。



向かわず逃げるなら、一旦退出し、
「A-2シナリオ」1話へお進み下さい。
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