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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
♪10日に一度の憂悶②
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時空の監視者ことバルドゥールは、燃えるような朱色の髪に、金色の瞳の恐ろしい程の美麗な顔つきだ。
ただ短く刈り上げた髪と、褐色の肌色に厳つい巨体。私の目には、彼が悍ましい魔物のようにしか見えない。
そんな朱色の魔物は、部屋の隅で夜着の胸元をきつくかき合わせている私の姿を目にした途端、静かに口を開いた。
「寝ろ」
低い声が、しんと静まり返った部屋に響き渡る。
そして、それは睡眠を取れというこということではなく、ベッドに横たわれということ。
でも、素直に言うことを聞いてしまえば、その先は見えている。だから何が何でもそこに行きたくはない。
「…………嫌です」
震える声でそう拒めば、彼は眉間に皺を刻んで、荒々しい足取りで私の元へ来る。
「手こずらせるな」
怒りを抑えた口調でそう言うと共に、乱暴な手つきで私の腕を掴んだ。
そして、あっと思った時にはもう遅かった。気付けば私はベッドに転がされていて、両手は頭上で拘束されてしまっていた。
バルドゥールの体躯は私より遥かに大きい。そんな彼の手は当然ながら大きく、私の両手首など片手で掴める程だった。
「お願いです。...............触らないで」
なんとか拘束されている手を外そうとするが、軽く掴まれているだけなのに、ぴくりとも動かすことができない。
そして、もがけばもがくほど彼の手に力が篭る。次第に強くなるバルドゥールの力は、私の手首に食い込み、痛みを感じる程だった。
「っ.........痛い」
「なら、動くな」
あっさりと言い捨てられても、はいそうですかなどと大人しくできる訳がない。
冗談じゃないと、再びもがく。ただそれは、間違いだった。私の行為はバルドゥールの苛立ちを助長させるだけだった。
その証拠に彼は私を忌ま忌ましそうに睨みつけ、乱暴に夜着の裾をたくし上げる。
慌てて足を閉じようとしたけれど、もう遅かった。彼は既に私の足の間に自分の足を滑り込ませていた。そして、なんの躊躇も無く、私の下着を取り払い、そのまま身体の中心に指を差し込んだ。
「────......ひっ」
引き攣るような痛みで、涙が滲む。けれど、彼はそんな私を横目で見ながら、指の抜き差しを繰り返す。けれど、しばらくして、ちっと舌打ちをした。
「.........今日もか」
そう吐き捨てて、バルドゥールは一旦、指を引き抜くと、ぬるりとした液体を私の身体の中心に塗り込んだ。それは彼に抱かれる度に使われる潤滑油。
「嫌っ、気持ち悪い」
悲鳴を上げながら身体を捩っても、得体の知れないものが自分の意志を無視して体内に入り込む。
それは想像以上に、鳥肌が立つこと。けれど、男であるバルドゥールにはわからないことなのだろう。眉間にしわを寄せただけだった。
「お前がそうさせているんだ。これが嫌なら、さっさと俺を受け入れるようになれ」
自業自得と言われ、言葉を失う。
それはつまり、バルドゥールに媚びを売れとでも言いたいのだろうか?嫌々私を抱いている彼に、私はありがとうとでも言えばいいのか?
冗談じゃない。嫌ならこんなことしなければ良い。
あらん限りの憎悪を込めて睨みつけても、彼の表情は全く動かない。それどころか、私の膝裏に手をかけ足を大きく広げた。
最も辛い時間が来ようとしている。私の唇が恐怖で奮える。けれど、バルドゥールはそんな私を見下ろしながら、無表情に下衣を緩め、そそり立つ自分のものを私に突き刺そうとする。
「嫌っ。やめてっ」
再び身体を捻って、私の中心に当てがった彼のものから逃げようとするが、それは無駄な抵抗で終わってしまった。
「............っ痛」
慣らされていないそこは、きつく彼を拒んでいる。なのに、力任せに押し入ってくる彼に思わず悲鳴を上げる。
でも私の悲痛な声は彼には届かない。それどころか、更に深くへと突き上げる。
ベッドの上でおもちゃのように、揺らされる身体。腰をきつく抱かれ、何度も何度も、彼のものを叩きつけられる。
それは貪欲に飽く事無く続けられ、痛みと激しさで意識が朦朧とした頃、やっと小さく呻いて彼は私の中に欲望を吐き出した。そして小さなため息を落とし、私から体を離した。
露わになった自分の身体を見られたくなくて、胸の辺りまでたくし上げられた夜着を引き戻しながら、いつも思う。溜息を付くぐらい嫌なら、なぜこんなことをするのだろうと。
それと同時に、何事もなかったかのように、身なりを整える彼が憎くて憎くてたまらない。
きっと私が睨んでいることぐらいバルドゥールは気付いているだろう。けれど、私に睨まれたところで、彼の感情は動くことはない。
高ぶる感情を抑えきれなかった。唇を噛み締めても、瞳から涙がこぼれ落ちる。
そして、今日もまた、枕に顔を押し当てて、すすり泣いてしまう。
でも、絶対に泣き声など聞かせてなるものか。これは私のちっぽけな矜持だと分かっている。でも、私の泣き顔を見た途端、バルドゥールがせせら笑うのは容易に想像ができる。
だから一刻も早くバルドゥールが部屋から出て行くよう必死に祈る。そして、二度と来るなと心の底から願う。けれど、それは私には過ぎた願いだったのだろう。
「つまらん強情を張るな」
私の心の内を読んだかのように、バルドゥールがそう言い放つ。静かで抑揚のないその声は、私の胸をえぐり、消えない傷を付ける。
ゆるゆると顔を上げ、声のした方を向けば、扉の前で私を見つめるバルドゥールがいた。
でも、その金色の瞳からは、何の感情も読み取れなかった。ただ蝋燭の灯が反射して、揺らめいているだけ。
そして、しばらく互いの視線は交差したが、彼は結局、何も言わないまま。静かに部屋を出て行った。
無機質なドアの締まる音が響けば、この部屋は静寂に包まれる。
自分の嗚咽だけが響き渡り、虚しさだけが心の中を満たしていく。
そして、私はいつも自分に語りかける。これはきっと、神様が自ら命を絶とうとした私に与えた罰なんだ。仕方ないことなのだ、と。
そう自分に言い聞かせても、私の涙は止まることがなかった。
自殺がいけないことぐらい、私だってわかっている。それでも、そうせざるを得なかった私は、どうしたら良いのだろう。
かつて、幸せと不幸は同じ分量だという言葉を耳にしたことがある。
でもそれは違う。そう思える人は、間違いなく幸せの分量が多い人だ。そして私は、幸せと不幸は同じ分量だと思えない、そういう人種だった。
ただ短く刈り上げた髪と、褐色の肌色に厳つい巨体。私の目には、彼が悍ましい魔物のようにしか見えない。
そんな朱色の魔物は、部屋の隅で夜着の胸元をきつくかき合わせている私の姿を目にした途端、静かに口を開いた。
「寝ろ」
低い声が、しんと静まり返った部屋に響き渡る。
そして、それは睡眠を取れというこということではなく、ベッドに横たわれということ。
でも、素直に言うことを聞いてしまえば、その先は見えている。だから何が何でもそこに行きたくはない。
「…………嫌です」
震える声でそう拒めば、彼は眉間に皺を刻んで、荒々しい足取りで私の元へ来る。
「手こずらせるな」
怒りを抑えた口調でそう言うと共に、乱暴な手つきで私の腕を掴んだ。
そして、あっと思った時にはもう遅かった。気付けば私はベッドに転がされていて、両手は頭上で拘束されてしまっていた。
バルドゥールの体躯は私より遥かに大きい。そんな彼の手は当然ながら大きく、私の両手首など片手で掴める程だった。
「お願いです。...............触らないで」
なんとか拘束されている手を外そうとするが、軽く掴まれているだけなのに、ぴくりとも動かすことができない。
そして、もがけばもがくほど彼の手に力が篭る。次第に強くなるバルドゥールの力は、私の手首に食い込み、痛みを感じる程だった。
「っ.........痛い」
「なら、動くな」
あっさりと言い捨てられても、はいそうですかなどと大人しくできる訳がない。
冗談じゃないと、再びもがく。ただそれは、間違いだった。私の行為はバルドゥールの苛立ちを助長させるだけだった。
その証拠に彼は私を忌ま忌ましそうに睨みつけ、乱暴に夜着の裾をたくし上げる。
慌てて足を閉じようとしたけれど、もう遅かった。彼は既に私の足の間に自分の足を滑り込ませていた。そして、なんの躊躇も無く、私の下着を取り払い、そのまま身体の中心に指を差し込んだ。
「────......ひっ」
引き攣るような痛みで、涙が滲む。けれど、彼はそんな私を横目で見ながら、指の抜き差しを繰り返す。けれど、しばらくして、ちっと舌打ちをした。
「.........今日もか」
そう吐き捨てて、バルドゥールは一旦、指を引き抜くと、ぬるりとした液体を私の身体の中心に塗り込んだ。それは彼に抱かれる度に使われる潤滑油。
「嫌っ、気持ち悪い」
悲鳴を上げながら身体を捩っても、得体の知れないものが自分の意志を無視して体内に入り込む。
それは想像以上に、鳥肌が立つこと。けれど、男であるバルドゥールにはわからないことなのだろう。眉間にしわを寄せただけだった。
「お前がそうさせているんだ。これが嫌なら、さっさと俺を受け入れるようになれ」
自業自得と言われ、言葉を失う。
それはつまり、バルドゥールに媚びを売れとでも言いたいのだろうか?嫌々私を抱いている彼に、私はありがとうとでも言えばいいのか?
冗談じゃない。嫌ならこんなことしなければ良い。
あらん限りの憎悪を込めて睨みつけても、彼の表情は全く動かない。それどころか、私の膝裏に手をかけ足を大きく広げた。
最も辛い時間が来ようとしている。私の唇が恐怖で奮える。けれど、バルドゥールはそんな私を見下ろしながら、無表情に下衣を緩め、そそり立つ自分のものを私に突き刺そうとする。
「嫌っ。やめてっ」
再び身体を捻って、私の中心に当てがった彼のものから逃げようとするが、それは無駄な抵抗で終わってしまった。
「............っ痛」
慣らされていないそこは、きつく彼を拒んでいる。なのに、力任せに押し入ってくる彼に思わず悲鳴を上げる。
でも私の悲痛な声は彼には届かない。それどころか、更に深くへと突き上げる。
ベッドの上でおもちゃのように、揺らされる身体。腰をきつく抱かれ、何度も何度も、彼のものを叩きつけられる。
それは貪欲に飽く事無く続けられ、痛みと激しさで意識が朦朧とした頃、やっと小さく呻いて彼は私の中に欲望を吐き出した。そして小さなため息を落とし、私から体を離した。
露わになった自分の身体を見られたくなくて、胸の辺りまでたくし上げられた夜着を引き戻しながら、いつも思う。溜息を付くぐらい嫌なら、なぜこんなことをするのだろうと。
それと同時に、何事もなかったかのように、身なりを整える彼が憎くて憎くてたまらない。
きっと私が睨んでいることぐらいバルドゥールは気付いているだろう。けれど、私に睨まれたところで、彼の感情は動くことはない。
高ぶる感情を抑えきれなかった。唇を噛み締めても、瞳から涙がこぼれ落ちる。
そして、今日もまた、枕に顔を押し当てて、すすり泣いてしまう。
でも、絶対に泣き声など聞かせてなるものか。これは私のちっぽけな矜持だと分かっている。でも、私の泣き顔を見た途端、バルドゥールがせせら笑うのは容易に想像ができる。
だから一刻も早くバルドゥールが部屋から出て行くよう必死に祈る。そして、二度と来るなと心の底から願う。けれど、それは私には過ぎた願いだったのだろう。
「つまらん強情を張るな」
私の心の内を読んだかのように、バルドゥールがそう言い放つ。静かで抑揚のないその声は、私の胸をえぐり、消えない傷を付ける。
ゆるゆると顔を上げ、声のした方を向けば、扉の前で私を見つめるバルドゥールがいた。
でも、その金色の瞳からは、何の感情も読み取れなかった。ただ蝋燭の灯が反射して、揺らめいているだけ。
そして、しばらく互いの視線は交差したが、彼は結局、何も言わないまま。静かに部屋を出て行った。
無機質なドアの締まる音が響けば、この部屋は静寂に包まれる。
自分の嗚咽だけが響き渡り、虚しさだけが心の中を満たしていく。
そして、私はいつも自分に語りかける。これはきっと、神様が自ら命を絶とうとした私に与えた罰なんだ。仕方ないことなのだ、と。
そう自分に言い聞かせても、私の涙は止まることがなかった。
自殺がいけないことぐらい、私だってわかっている。それでも、そうせざるを得なかった私は、どうしたら良いのだろう。
かつて、幸せと不幸は同じ分量だという言葉を耳にしたことがある。
でもそれは違う。そう思える人は、間違いなく幸せの分量が多い人だ。そして私は、幸せと不幸は同じ分量だと思えない、そういう人種だった。
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