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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
超が付くほどの介護生活
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結局バルドゥールからは、心からの謝罪は貰えなかった。しかも、不貞腐れた私を何故か彼は嬉しそうに見つめる始末。
そんなこんなで、私の怒りは収まるどころか増すばかりだったけれど、バルドゥールは『仕事があるから着替えてくる』という狡いカードを出してきた。そんなことを言われてしまえば、引き留めることはできない。
むっとしたまま、どうぞどうぞと、扉を指し示す私に、バルドゥールはくすりと笑う。そして再びむっとした私に、今度は頬を撫でるとそっと口付けをした。
それは『ごめん』とも『そう怒るな』とも、いい加減にしろという窘めにも取れてしまう。
でも、バルドゥールは柔らかく目を細めただけで、何も言わず部屋を出て行ってしまった。残された私は、どんな意味にも取ることができるその口付けに、迷走した挙句、更に真っ赤になっただけだったのは、絶対に誰にも知られたくない。
という朝から私をどぎまぎさせることはあったけれど、今、目の間には朝食が並んでいる。
数種類の野菜を細かく刻んだスープと、ヨーグルトのような乳製品。食べやすいようにカットされた色とりどりのフルーツ。それと約束通り、カイナが自宅から持参してくれた、いつぞやのジャムと同じ果実で作ったジュース。
ジュース以外を除けば、懐かしいラインナップだ。そして、こうしてベッドで食すのも、久方ぶりのこと。
「アカリ様、あまりお好きではないかもしれませんが…………どうぞお召し上がりください」
この食事のメニューは、私がバルドゥールに保護されてすぐに出されたもの。あの時は警戒心やら猜疑心やら敵意やら諸々で、私はほとんど食事に手を付けなかった。
そしてそのことを伝えていないので、カイナは私がこのメニューを苦手だと思っているのだろう。ちょっと申し訳なさそうな顔をしながら、匙を差し出している。
でも、そうじゃないと伝えた方が良いのか少し悩んでしまう。あなた達が出した食べ物なんか口にしたくなかっんだと素直に言ってしまえば、きっとカイナは過去の事とはいえ傷付くだろう。もちろん、リリーとフィーネだって。
ならいっそ、このまま好き嫌いを克服したという体でいただくほうが、良いのかもしれない。そう、だから今日はちゃんと食べよう。………という気持ちは強く持っているけれど、完食できるかどうか、かなり心配だ。
「………………い、いただきます」
気合を入れる為にごくりと唾を飲む。そして、カイナから匙を受け取った瞬間、ガチャリと扉が開いた。
「アカリ、俺は仕事に行くが、何かあったら……………ああ、すまない。食事中だったか」
時間がないのだろう。新しい制服に着替えたバルドゥールは、扉に手をかけたまま口を開いた。けれど、ベッドの前に並べられている食事を見て、眉を顰めた。
「これだけか?」
不満そうな口調に、信じられないという表情まで追加されてしまった。これは、はいそうです。など、軽く頷かない方が良い。
「今日はその……………体調がまだ良くないのでこれだけなんです」
「いいえ、量につきましては、さほど普段とは変わりません」
「ちょっ、カイナさん───」
「それでも、アカリさまは全部召し上がっていただくのは稀でございます」
最後にカイナは余分なことを口にしてくれた。思わず違う違うと首を横に振る。本当はカイナ言う通りだけれど。
そして、カイナと私を交互に見つめたバルドゥールは、あっさり私の嘘を見破ってしまった。
「まったく、仕方のない奴だ」
ため息を付きながら私を見つめる眼差しは、5歳児に向けるもの。そして、周りを見渡しても、全員が同じ視線を私に向けている。とても居心地が悪い。
ここは、無理してでも完食して、いい加減5歳児を卒業したいところだ。というわけで、私はそれらの視線を無視して匙を握り直す。けれど、バルドゥールの次の言葉で私は手にしていた匙を落としてしまった。
「カイナ、今日は俺が食べさせる」
─────カシャン。
私の手から滑り落ちた匙は、並べられた食器のどれかに当たり、耳障りな音を立てる。でも、今そこに意識を向けている場合ではない。突拍子もないバルドゥールの提案を、全力で拒否しなければ。
けれど、ほんの僅かな差でカイナが口を開いた。
「かしこまりました。では、こちらに」
「ちょ、待ってください。私、一人で────」
「アカリ」
何としても阻止したい気持ちが先行して、ベッドから身を乗り出した瞬間、バルドゥールは低い声で私の名を呼んだ。それは、私の行動を咎めるため。
思わずびくりと身をすくませた私に、彼は表情を一変させこう言った。
「諦めろ。恨むんだったら、小食な自分を恨め」
「……………………」
突き放すような言葉なのに、その声音はとても優しいものだった。
そしてその声音と同じ表情を浮かべるバルドゥールは、おもむろに腰に差していた剣を外し、ついでに上着も脱ぐとカイナに手渡して、私へと近づいて来た。
その間ずっと、このやり取りを傍観していたリリーとフィーネの穏やかな笑みがとても辛かった。
───────それから5分後。
「アカリ、ほら、口を開けろ」
「………………」
「大丈夫だ、心配しなくても、このスープはもう熱くはない」
「………………」
「それとも、これはあまり好きではないのか?なら、別のものを用意させよう」
「いいえ、美味しいで………………んっ」
慌てて口を開いた途端、バルドゥールはすかさず私の口にスープを流し込んで来た。ご丁寧に咽るなという言葉もおまけして。
「さ、もう一口」
匙ですくったスープを口元に運ばれ、再び口を開けろとバルドゥールは迫ってくる。…………まるで餌付けのように食べさせられているこの状況、これはもう拷問と言っても過言ではない。
しかもバルドゥールは私の背後にいる。もっと詳しく説明すると、バルドゥールが私の背もたれと化して、後ろから私を覆うように抱きしめられているのだ。そして、その状態のまま、私はバルドゥールの手によって食事を取っている。
そしてバルドゥールが前かがみになる度に、私の視界には、シャツからちらちらと褐色の肌が視界に入ってしまうのだ。
今日は晴天に恵まれて、部屋は眩しいほどに明るい。だから彼の肌がとても鮮明に見えてしまうので、別の意味で熱が上がりそうだ。いや、もうずっと私は頬の熱を感じているのだから、きっと検温したらとんでもない数字が出てしまうだろう。
「バルドゥールさん、あの…………お仕事、大丈夫ですか?」
一先ず、突き出されたスープを口に含んでから、私はおずおずと問いかけた。けれど、バルドゥールは無事完食したスープ皿を片すのに忙しいのか、素っ気ない口調で返事をした。
「アカリが心配する必要はない。今まで無理をしていただけだ」
「でも…………」
「アカリ」
少し尖ったバルドゥールの声に、これ以上この手の話をするのはやめた方が良いと判断して、ごめんなさいと小さく呟く。
そうすれば彼は呆れたような笑みを浮かべた。
「そんなくだらないことを気にするぐらいなら、床で寝ているお前を見た俺の気持ちを少しは考えてくれ」
そう言って素手で、私の口に果実を差し入れた。そして指先に着いた果実の滴を舐め、甘いと呟く。
それが先日の夜の仕草を思い出させるようで、このままの勢いでバルドゥールが妙なことを口にしてしまわないか、はらはらしてしまう。
けれど、私の心配をよそに、バルドゥールは急に表情を改めて私に問いかけた。
「……………一応確認だが」
「はい」
「お前がいた世界では、体調を崩すと床で寝る習慣があったのか?」
あるわけない。
けれど、これも即答するのは憚られる。さて、どう誤魔化せば良いだろうか。
「ええっと………どうでしょうか。多分、時と場合によります」
あやふやな返事をした私に、バルドゥールは、そうかと一旦頷いてみたものの、納得いかなかったようですぐに口を開いた。
「できれば、いや、今後、それはやめてくれ。熱があるときは、水分をしっかりとって、暖かくして寝てくれ」
「はい」
「失礼。お言葉ですが」
私達のしょうもないやり取りを3歩後ろで見守っていたカイナが突然割って入って来た。そして、目を瞬かせる私とバルドゥールに向かって静かに口を開いた。
「熱を出さないのが一番です」
「………………はい」
「………………ああ、その通りだ」
カイナの言葉に、私とバルドゥールは頷くほかなかった。
そんなこんなで、私の怒りは収まるどころか増すばかりだったけれど、バルドゥールは『仕事があるから着替えてくる』という狡いカードを出してきた。そんなことを言われてしまえば、引き留めることはできない。
むっとしたまま、どうぞどうぞと、扉を指し示す私に、バルドゥールはくすりと笑う。そして再びむっとした私に、今度は頬を撫でるとそっと口付けをした。
それは『ごめん』とも『そう怒るな』とも、いい加減にしろという窘めにも取れてしまう。
でも、バルドゥールは柔らかく目を細めただけで、何も言わず部屋を出て行ってしまった。残された私は、どんな意味にも取ることができるその口付けに、迷走した挙句、更に真っ赤になっただけだったのは、絶対に誰にも知られたくない。
という朝から私をどぎまぎさせることはあったけれど、今、目の間には朝食が並んでいる。
数種類の野菜を細かく刻んだスープと、ヨーグルトのような乳製品。食べやすいようにカットされた色とりどりのフルーツ。それと約束通り、カイナが自宅から持参してくれた、いつぞやのジャムと同じ果実で作ったジュース。
ジュース以外を除けば、懐かしいラインナップだ。そして、こうしてベッドで食すのも、久方ぶりのこと。
「アカリ様、あまりお好きではないかもしれませんが…………どうぞお召し上がりください」
この食事のメニューは、私がバルドゥールに保護されてすぐに出されたもの。あの時は警戒心やら猜疑心やら敵意やら諸々で、私はほとんど食事に手を付けなかった。
そしてそのことを伝えていないので、カイナは私がこのメニューを苦手だと思っているのだろう。ちょっと申し訳なさそうな顔をしながら、匙を差し出している。
でも、そうじゃないと伝えた方が良いのか少し悩んでしまう。あなた達が出した食べ物なんか口にしたくなかっんだと素直に言ってしまえば、きっとカイナは過去の事とはいえ傷付くだろう。もちろん、リリーとフィーネだって。
ならいっそ、このまま好き嫌いを克服したという体でいただくほうが、良いのかもしれない。そう、だから今日はちゃんと食べよう。………という気持ちは強く持っているけれど、完食できるかどうか、かなり心配だ。
「………………い、いただきます」
気合を入れる為にごくりと唾を飲む。そして、カイナから匙を受け取った瞬間、ガチャリと扉が開いた。
「アカリ、俺は仕事に行くが、何かあったら……………ああ、すまない。食事中だったか」
時間がないのだろう。新しい制服に着替えたバルドゥールは、扉に手をかけたまま口を開いた。けれど、ベッドの前に並べられている食事を見て、眉を顰めた。
「これだけか?」
不満そうな口調に、信じられないという表情まで追加されてしまった。これは、はいそうです。など、軽く頷かない方が良い。
「今日はその……………体調がまだ良くないのでこれだけなんです」
「いいえ、量につきましては、さほど普段とは変わりません」
「ちょっ、カイナさん───」
「それでも、アカリさまは全部召し上がっていただくのは稀でございます」
最後にカイナは余分なことを口にしてくれた。思わず違う違うと首を横に振る。本当はカイナ言う通りだけれど。
そして、カイナと私を交互に見つめたバルドゥールは、あっさり私の嘘を見破ってしまった。
「まったく、仕方のない奴だ」
ため息を付きながら私を見つめる眼差しは、5歳児に向けるもの。そして、周りを見渡しても、全員が同じ視線を私に向けている。とても居心地が悪い。
ここは、無理してでも完食して、いい加減5歳児を卒業したいところだ。というわけで、私はそれらの視線を無視して匙を握り直す。けれど、バルドゥールの次の言葉で私は手にしていた匙を落としてしまった。
「カイナ、今日は俺が食べさせる」
─────カシャン。
私の手から滑り落ちた匙は、並べられた食器のどれかに当たり、耳障りな音を立てる。でも、今そこに意識を向けている場合ではない。突拍子もないバルドゥールの提案を、全力で拒否しなければ。
けれど、ほんの僅かな差でカイナが口を開いた。
「かしこまりました。では、こちらに」
「ちょ、待ってください。私、一人で────」
「アカリ」
何としても阻止したい気持ちが先行して、ベッドから身を乗り出した瞬間、バルドゥールは低い声で私の名を呼んだ。それは、私の行動を咎めるため。
思わずびくりと身をすくませた私に、彼は表情を一変させこう言った。
「諦めろ。恨むんだったら、小食な自分を恨め」
「……………………」
突き放すような言葉なのに、その声音はとても優しいものだった。
そしてその声音と同じ表情を浮かべるバルドゥールは、おもむろに腰に差していた剣を外し、ついでに上着も脱ぐとカイナに手渡して、私へと近づいて来た。
その間ずっと、このやり取りを傍観していたリリーとフィーネの穏やかな笑みがとても辛かった。
───────それから5分後。
「アカリ、ほら、口を開けろ」
「………………」
「大丈夫だ、心配しなくても、このスープはもう熱くはない」
「………………」
「それとも、これはあまり好きではないのか?なら、別のものを用意させよう」
「いいえ、美味しいで………………んっ」
慌てて口を開いた途端、バルドゥールはすかさず私の口にスープを流し込んで来た。ご丁寧に咽るなという言葉もおまけして。
「さ、もう一口」
匙ですくったスープを口元に運ばれ、再び口を開けろとバルドゥールは迫ってくる。…………まるで餌付けのように食べさせられているこの状況、これはもう拷問と言っても過言ではない。
しかもバルドゥールは私の背後にいる。もっと詳しく説明すると、バルドゥールが私の背もたれと化して、後ろから私を覆うように抱きしめられているのだ。そして、その状態のまま、私はバルドゥールの手によって食事を取っている。
そしてバルドゥールが前かがみになる度に、私の視界には、シャツからちらちらと褐色の肌が視界に入ってしまうのだ。
今日は晴天に恵まれて、部屋は眩しいほどに明るい。だから彼の肌がとても鮮明に見えてしまうので、別の意味で熱が上がりそうだ。いや、もうずっと私は頬の熱を感じているのだから、きっと検温したらとんでもない数字が出てしまうだろう。
「バルドゥールさん、あの…………お仕事、大丈夫ですか?」
一先ず、突き出されたスープを口に含んでから、私はおずおずと問いかけた。けれど、バルドゥールは無事完食したスープ皿を片すのに忙しいのか、素っ気ない口調で返事をした。
「アカリが心配する必要はない。今まで無理をしていただけだ」
「でも…………」
「アカリ」
少し尖ったバルドゥールの声に、これ以上この手の話をするのはやめた方が良いと判断して、ごめんなさいと小さく呟く。
そうすれば彼は呆れたような笑みを浮かべた。
「そんなくだらないことを気にするぐらいなら、床で寝ているお前を見た俺の気持ちを少しは考えてくれ」
そう言って素手で、私の口に果実を差し入れた。そして指先に着いた果実の滴を舐め、甘いと呟く。
それが先日の夜の仕草を思い出させるようで、このままの勢いでバルドゥールが妙なことを口にしてしまわないか、はらはらしてしまう。
けれど、私の心配をよそに、バルドゥールは急に表情を改めて私に問いかけた。
「……………一応確認だが」
「はい」
「お前がいた世界では、体調を崩すと床で寝る習慣があったのか?」
あるわけない。
けれど、これも即答するのは憚られる。さて、どう誤魔化せば良いだろうか。
「ええっと………どうでしょうか。多分、時と場合によります」
あやふやな返事をした私に、バルドゥールは、そうかと一旦頷いてみたものの、納得いかなかったようですぐに口を開いた。
「できれば、いや、今後、それはやめてくれ。熱があるときは、水分をしっかりとって、暖かくして寝てくれ」
「はい」
「失礼。お言葉ですが」
私達のしょうもないやり取りを3歩後ろで見守っていたカイナが突然割って入って来た。そして、目を瞬かせる私とバルドゥールに向かって静かに口を開いた。
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