空から来た少年

ジャム

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本編

おまけ・約束

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四年後・・・夏・・・

麗「ママ!」

誠「これ!」

「はいはいw」

白夜「俺はこれ!」

「自分で買いなよw」

あれから四年
毎年子供を連れて夏祭りに来ている
そして・・・

牛飼「よう!」

「あ!牛飼!」

白夜「よう!一年ぶり!」

牛飼「狼井は実家に寄ってから来るらしいぞ?」

「牛飼は実家に行かないの?」

牛飼「花火を見終わったら行くよw」

麗「牛飼!」

誠「牛飼だ!」

「こら!さんを付けなさい!」

白夜「そうだぞ!」

牛飼「相変わらず元気がいいな~」

そういい二人を抱きかかえる牛飼

牛飼「うおっ!?重くなったな~」

麗「牛飼!お肉多い!」

誠「固い!」

牛飼「ハハハwそうか?w」

狼井「相変わらず力持ちだな~」

「あ!狼井!」

狼井「よう!元気そうだな!」

毎年約束通り集まっている

麗「成!」

誠「成!!」

牛飼「なんで狼井だけ名前なんだよ~」

「さぁ?w」

麗「俺!成がいい!」

誠「僕は牛飼!」

狼井「麗くんは重いんだよな・・・」

そういいながらも麗を抱っこする

「麗は狼井が好きだよね~」

麗「うん!モフモフ!」

誠「僕は牛飼が好き!角かっこいい!」

麗「成の方がかっこいいよ!」

誠「牛飼の方がかっこいいもん!」

白夜「なに言ってんだ!一番かっこいいのは俺だ!」

「なに言ってるんだか・・・」

牛飼「自分で言うか・・・」

狼井「子供相手に・・・」

白夜「だって二人は将来俺と結婚するって言ってたんだぞ!」

麗「俺は成と結婚するんだもん!」

誠「じゃあじゃあ!僕は牛飼と結婚する!」

白夜「俺とは・・・?」

麗「パパはママがいるでしょう!」

誠「フリンは良くないよ!」

「そんな言葉どこで覚えたの?!」

白夜「・・・多分ドラマだろうな・・・」

そして約束の丘に来た

麗「焼きそばおいしい!」

誠「麗!これあげるからそれ頂戴!」

麗「うん!」

牛飼「兄弟仲はいいみたいだなw」

「うん!本当に仲いいよw」

白夜「俺に似てるからな!」

狼井「否定できないのが悔しいな・・・」

僕たちは近くのベンチに腰を下ろした
子供たちは目の前で追いかけっこをしている

狼井「あ!今度、俺、結婚するんだ!」

白夜「お!それって去年言ってた子?」

狼井「ああ!」

牛飼「俺はまた別れたよ・・・」

「え・・・すごく仲良かったのに・・・」

牛飼「運命には逆らえないってことだな・・・」

白夜「大丈夫!必ず出会える!」

牛飼「そうか?」

白夜「ああ!俺なんてもし悠斗が空から来なかったら一生孤独だったんだぞ?」

牛飼「俺の相手も異世界の人なのか?」

「それだけはわからないね・・・」

そんな話をしながら空を見上げる
星がキラキラと輝いていた

麗「ママ!」

「ん?」

誠「だっこ!」

そういい二人で僕にしがみついてきた

「ちょっ!二人一緒は無理だよ!」

麗「誠!下りろ!」

誠「麗が下りてよ!」

牛飼「ハハハw萩野相手だと喧嘩するんだなw」

狼井「やっぱり母親が一番なんだろうねw」

白夜「そうだなwほら!俺が抱っこしてやる!」

そういい誠を抱っこする

誠「む~~~・・・」

麗「えへへ~」

「少ししたら交代ね?」

麗・誠「うん!」

そして花火が打ち上る

牛飼「相変わらず綺麗だな~」

白夜「ああ!」

麗・誠「た~ま~や~!」

狼井「来年は嫁さんと来るかな」

白夜「来るのか?w」

狼井「当たり前だろうw毎年の大切な行事なんだからw」

牛飼「次は俺に相手をください!!」

「花火にしてどうするのw」

狼井「願いも散るぞ?w」

牛飼「しないよりいいだろう?」

誠「牛飼は僕と結婚するの!」

牛飼「じゃあ、誠くんが大きくなっても俺が一人だったら結婚しようか?」

誠「うん!」

白夜「ダメ!お父さんは認めないぞ!」

牛飼「いいじゃないですか!お父さん!息子さんをください!」

白夜「門前払いしてやる!w」

「ハハハw」

去年も同じようなやり取りをしたなw

白夜「来年もまた会おうな!」

狼井「ああ!」

牛飼「その時には豹谷も立派な警察官になってることを祈るよw」

白夜「制服着てきてやる!」

花火が終わり、僕たちはお祭りの入り口で別れた・・・
来年もまた・・・会えますように・・・
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