世界を救ったあと、勇者は盗賊に逃げられました

※(12/29)物語の展開に伴い、表現内容を考慮してR15にレーティングを変更しました。

「ずっと、ずっと好きだった」

魔王討伐の祝宴の夜。

英雄の一人である《盗賊》ヒューは、《勇者》アレックスに秘めた想いを告げられる。
酔いと熱に流され、彼と一夜を共にしてしまうが、盗賊の自分は勇者に相応しくないと、ヒューはその腕からそっと抜け出し、逃亡を決意した。

その体は魔族の地で浴び続けた《魔瘴》により、静かに蝕まれ、余命いくばくもなかった。

そして、魔王を失った世界も均衡を崩し、災厄が増え始める。
唯一それを止められるアレックスは、ヒューを失ったことで《勇者》でありながら歪んでいく。

これは十年の想いを秘めた《勇者》と、病を抱えた《盗賊》が、世界を救ったあとの話。
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