肉食獣人は肉食だった

ジャム

文字の大きさ
5 / 21

お互いの存在

しおりを挟む
次の日の10時頃

「ん・・・ふわ~」

僕は目を覚ました
隣には全裸の先輩が寝ている

「いっ!」

身体中痛い・・・
昨日は・・・どのくらいやったんだっけ?
僕はゴミ箱を見たら、一杯になっていた
床にも白い液体の入ったゴムがたくさんあった
首元が痛い・・・
洗面所に行って、鏡で確認したら

「噛み跡・・・」

痛いわけだ・・・
ため息がでてしまった

正晴「大丈夫か?」

「え!あ!はい!」

正晴「なに恥ずかしがってるんだよw」

僕は咄嗟に隠した
なんだか、恥ずかしい

正晴「一緒に風呂入ろうか」

そういうと一緒にお風呂に入った
先輩は僕の身体を洗ってきた

正晴「痛くなかったか?」

「痛くなかったです・・・それより、気持ちよかった・・・です」

正晴「そうかwそれはよかったw」

そういうと笑った先輩

「・・・」

正晴「どうした?」

「笑ったの初めてみたかもしれないです」

正晴「そうか?」

更に笑う先輩
僕は自然と先輩にキスをした

正晴「!?」

僕はセックスのときみたいに舌を入れた
先輩は僕の舌を受け入れ、先輩の舌が入ってきた
浴室に卑猥な音が響き渡る

正晴「随分と積極的だなw」

「はいw」

正晴「・・・もうフセイミャクの原因はわかったのか?」

「はい」

正晴「なんだったんだ?」

知ってて聞いてくる・・・

「知ってますよね?」

正晴「お前の口から聞きたい」

「・・・僕は・・・先輩が好きです・・・」

正晴「・・・」

「多分、鼓動の高鳴りも、いきなりの発情期も・・・先輩が好きだからだと・・・思います」

正晴「俺もお前が好きだ」

「・・・」

正晴「顔を初めて見たとき、運命って感じた」

「運命?」

正晴「ああ。両親が言ってたんだ。出会ったらすぐにわかるって。そしてあの時わかった。そしてお前は身体が頭より先に運命を感じて発情したってところだろう」

「なるほど・・・」

だから発情期が終わったのに急にきたんだ・・・
納得!

正晴「改めて言う。俺と付き合ってくれ!」

「はい!」

僕はすごく嬉しくて抱き着いた
先輩も強く抱きしめてくる

正晴「やった!!これからよろしくな!」

「はい!よろしくお願いします!」

僕たちは付き合うことになった。

(あれ?)

僕は疑問に思った

「今何時ですか!?」

正晴「ん?10時くらいかな?」

「学校!!!」

僕は慌ててお風呂から出てタオルで身体を拭き
寝室に向かった
制服に着替えながらスマホを見たら、着信が30件も来ていた
全部、大神からだった
今は授業中・・・
僕はメールをした

『ごめん。寝坊した・・・』

そしたらすぐに大神から着信がきた

「もしもし?」

大神『もしもし?じゃねぇよ!!どこにいるんだ!!家に行ったのに居ねぇし!今どこだ!!』

怒ってるのか心配してるのかわからない声で叫んでいる大神

「ごめん・・・獅子瓦先輩の家に泊まったら寝坊しちゃって・・・」

大神『は!?獅子瓦先輩!?なんでお前が先輩の家に泊まってるんだよ!!』

状況の説明が面倒だな・・・
付き合ったとは言いにくいし・・・
でも、ほかになんていえばいいんだろう・・・
その時、先輩が僕のスマホを取り

正晴「あ~もしもし?俺だけど。遥斗と昨日付き合うことになって、それで泊ったんだよ。泊った理由は、言わなくてもわかるだろう?」

大神『はーーーん-ーなーーーーだーーーーえーーーー』

大神が何を言っているかわからないがかなり叫んでいることだけは間違いない
それに、何気なく、お付き合いしたこと言ってるし・・・

正晴「て、ことで、今から学校に行くわ。」

そういうと電話を切って僕に渡してきた

「なんで言うんですか!?」

正晴「ん?ダメなのか?」

「ダメに決まってるじゃないですか!!すぐ噂が広まってありもしないことが・・・」

正晴「そんなこと気にしてたらきりがないぞ?」

「それじゃなくても、僕はオメガって理由でへんな噂が流れてるのに・・・」

正晴「どんな噂だ?」

「誘惑して乱交したとか、いろんな人を身体で言うこと聞かせているとか・・・きりがない・・・」

正晴「誰が広めてるんだ?」

「知りませんよ・・・噂の発端なんて・・・」

正晴「そっか・・・まぁ気にせず行こうぜ!」

そういうと支度をして学校に向かった
校門の前には指導の先生が立っていた

指導教官「お!八神!無事だったか!大神がすごく心配していたぞ?」

「すみません!」

指導教官「獅子瓦。お手柄だったな!」

正晴「は?」

指導教官「ん?お前が八神をヤンキーから守って自宅で保護してたんだろう?」

「え、誰がそんなことを?」

指導教官「大神が獅子瓦から聞いたって・・・違うのか?」

気をきかせてくれたんだ

「は、はい。そうなんです!」

指導教官「俺はお前を見直したぞ!」

正晴「運命のあ」

「あああああああ!」

僕は先輩の口を塞いだ
指導の先生は不思議そうに見ていた

「ひ、ひとまず、教室に行っても大丈夫ですか?」

指導教官「ああ。もうすぐ二時限だけどな」

そういい校門を通った僕たち
小声で

「付き合ってることは内緒でお願いします」

正晴「なんでだ?」

「なんでもです!」

正晴「俺は恥ずかしいと思ってないんだが?」

「僕も恥ずかしいとは思ってないですよ。でも、噂が・・・」

正晴「そんなの堂々としてればいいんだよ!」

ああ・・・この人、聞かれたら答えるな・・・

「もし付き合ってること言ったら、しばらく会話しないですからね!」

先輩はそれを聞いて耳がピクッと動いた

正晴「・・・わかった。だから、それは勘弁してくれ・・・」

「お願いしますよ?」

と、僕は笑顔で言ったら先輩の尻尾が左右に揺れる
そして僕は三階に先輩は二階の自分の教室に向かった
僕が教室の扉を開けると

大神「遥斗!!心配したんだぞ!!」

と、抱き着いてきた
大神はいつもこう抱き着いてくるからもう慣れている

「心配かけてごめん」

大神「ホントだよ!」

担任「お前ら~いつまでそうしてるんだ?さっさと席に着け~」

と言われ席に着いた
初めての遅刻・・・
評価に響かなきゃいいけど・・・

・・・お昼休み・・・
(お弁当を作ってきてないから購買に買いに行かないと・・・)

僕はお財布をもって教室を出たとき

ドンッ!

誰かにぶつかった

「ご、ごめんなさい!」

正晴「遥斗か。ちょうどよかった。メシ行くぞ」

ぶつかった相手は先輩だった

「今から購買に行くんです」

正晴「俺も行くところだ。行くぞ!」

そういうと僕の手を掴んで購買に向かった
いや、手を握らないでほしいな・・・
僕は手をほどいたが、また掴まれて今度は強く握ってきた
逃がさない・・・ってオーラが出ている

(はぁ・・・)

道行く人がこちらを見てくる・・・
コソコソ話している人もいる・・・
これは間違いなく噂にされる・・・

正晴「着いたぞ」

購買についたら思った以上に人がいる
来た事なかったからこんなにいるとは思わなかった
人ゴミは苦手なんだよね・・・
順番で並んでいたら先輩が

正晴「クレープあるかな・・・」

とボソっと言った

「甘い物以外を食べないと病気になりますよ?」

正晴「甘い物が一番いいんだよ!頭使ったあとはな!」

「え、頭使うんですか?」

正晴「俺だって使うに決まってるだろう・・・」

まぁ、学校には勉強しに来ているわけだからね・・・
僕たちの番になり

「僕はツナマヨを二つください」

正晴「それだけで足りるのか?」

「食べ過ぎると午後の授業で眠くなるんです」

正晴「ふ~ん。俺はこのクレープ二つとこっちのクレープ二つ、それとこっちも二つ・・・あ、やっぱり全部三つで!」

甘い物ばかり・・・
本当に甘いものが好きなんだな・・・
そういえば、喫茶店のお会計してない・・・
今度、寄ってお金払わないと・・・

正晴「行くぞ!」

そういうとまた僕の手を掴んで屋上に連れてこられた

「ここで食べるんですか?」

正晴「ああ。ここならお前とくっ付いても誰も文句言わねぇだろう?」

確かに屋上には人は滅多に来ない
獅子瓦の縄張りって言われてるし
僕には意味がよくわからなかったが、今ならわかる

正晴「ほら!ここにこい」

そういうと先輩は上着を脱いで自分の隣に敷いた

「え、ブレザーの上にってことですか?」

正晴「ああ。ズボンが汚れたら嫌だろう?」

「先輩のブレザーが汚れますよ!」

正晴「明日からはタオルもってくるよ」

「今の話ですよ!先輩のブレザーの上になんて座れません!」

正晴「俺の上には喜んで乗ってたくせにw」

「あ、あれはあれです!!」

正晴「まぁせっかく敷いたし、座れよ。遥斗を汚させるわけにはいかない」

紳士的でかっこいい・・・けど・・・ちょっと抜けてる・・・
文句いっても引きそうにないから先輩のブレザーの上に座った
先輩と隣り合わせで座ってご飯を食べた

正晴「ほれ」

とクレープを三種類を一つずつくれた

「ん?なんですか?」

正晴「お前の分」

「え、いりません」

正晴「甘い物嫌いなのか?」

「そうじゃないです。ただ、悪いと思って」

正晴「お前のために買ったんだ。遠慮するな!」

そういうと僕に渡してきた
強引・・・でも、優しさを感じる

「・・・いただきます」

僕はクレープを一口食べた

「!?おいしい!」

僕はガッツいて食べた

正晴「お前、初めて食べたのか?」

「いえ、久しぶりに食べました」

正晴「そうか・・・ゆっくり食えよ?誰も取らねぇからよ」

そういうと肩に腕を回してきた
僕はビクッとなった

正晴「そんなに驚かなくても・・・w」

「いきなりでびっくりしたんです」

正晴「恋人同士なんだからこれくらいいいだろう?」

「まぁ・・・誰も見てないなら・・・」

正晴「誰も見てねぇよw」

僕はクレープを全部食べた

「ふぅ・・・お腹いっぱい・・・午後、起きてられるかな・・・」

正晴「眠くなったら寝ればいいんだよ!」

「授業についていけなくなります・・・」

正晴「大丈夫だろ?学年トップのお前なら」

「え!?知ってたんですか!?」

正晴「ああ、過去の成績掲示板の一年のところのトップにお前の名前があった」

「いつの間に見に行ったんですか・・・」

正晴「お前を迎えに行くときに何位かなと思ってみた」

「わざわざ見なくても・・・」

正晴「最愛の人が何位か気になるだろう?」

確かに・・・

「先輩は何位ですか?」

正晴「俺は・・・最下位・・・だ・・・」

「・・・テスト、ちゃんと受けましたか?」

正晴「サボったw」

「・・・今度一緒に勉強しましょうね」

正晴「え・・・一緒ならセックスしたいな」

「それは・・・勉強が終わってからです!」

正晴「え~・・・」

「勉強しないなら、セ、セックス、はやりません!」

正晴「じゃあ、ちゃんとやったら好きなだけセックスしていいのか?」

「それは・・・その時次第です!」

正晴「じゃあ、今度のテストで真ん中より上だったら、一日やりまくるってことでどうだ?」

「もしそれ以下ならしばらくはお預けってことでいいですか?」

正晴「望むところだ!」

やる気があるのはいいことだけど、きっと真ん中以上は無理だろうな・・・
でも、少し期待している自分がいる
考えると勃起しそうだからこれ以上は考えないようにしよう・・・

大神「あ、ここにいた!」

その時、大神が屋上に来た

大神「探し回ったよ・・・」

「なにかあったの?」

大神「いや、電話で獅子瓦先輩が言ってたことがホントかどうかと思って」

付き合ったかどうかってことかな?

大神「・・・見たら納得したわw」

隣に座り腕を回している状態をみて確信になったみたいだ

「まぁ・・・事実なんだけど・・・言いにくくて・・・」

正晴「俺は別に言っても平気だけどな」

「先輩はね!」

大神「いつの間に・・・」

「えっと・・・昨日、帰りに・・・ね」

正晴「ああ。遥斗は頭より先に身体が運命を感じたんだよ」

「あああああ!言わないでください!!!」

大神「運命?運命のつがいのことですか?」

「え、知ってるの?」

大神「知ってるも何も有名な話だよw」

「僕、しらないんだけど・・・」

大神「お前は獣人じゃないからな・・・知らなくても仕方ないよ」

正晴「それって有名なのか?」

獣人の先輩が知らないのは色々と問題があるのでは?

大神「先輩もしらないんですか・・・獣人は運命の相手に会うと直感でわかるらしい・・・普段からずっといるとなかなか気づけないらしいけど、大体は本能でわかるらしい。」

「僕はわからなかった・・・なんか鼓動がおかしくなってから発情期になって初めて気づいた」

大神「へ~身体が本能で相手を感じたってことかな?不整脈の原因は「恋」だったのかw」

「まぁそういうことになるねw」

大神「でも、よかったな!」

「ん?」

大神「お前は昔から人との付き合いを嫌ってたからさ。将来結婚とかできるのか心配してたんだよw」

「余計なお世話です!」

大神「ハハハ!でも、相手が・・・先輩だとは・・・」

正晴「俺じゃこいつと釣り合わないだろうけど、俺はこいつを手放すつもりはないぞ?」

大神「いや、お似合いだと思いますよ?」

「そうかな?」

大神「ああ。お前、弱いからな。」

グサッ!

心に言葉が刺さる・・・

大神「昔から『暴力はダメ!』って言っててやられっぱなし・・・俺がやらないといつまでも無抵抗・・・」

「だ、だって・・・怖いんだもん・・・」

大神「少しは反抗しろよ・・・お金を盗られたこともあったよな?」

それを聞いた先輩が話に入ってきた

正晴「誰だ?どこ高?名前は?金額は?」

「もう気にしてないですから!大神も余計なこと言わないでよ!」

正晴「ただの喧嘩ならいいが、金まで取られたなら取り返す必要がある」

「だからいいですってば!もう過ぎたことですから!」

正晴「・・・ならいいけどよ・・・」

なんとか収められた?

大神「でも、先輩なら安心ですね!顧問より強いですし!」

正晴「ああ。絶対に守ってみせる」

大神「頼もしいかぎりです!」

正晴「あ!あれ買い忘れた!遥斗、これで買ってきてくれないか?」

そういうと僕にお金を渡した

「なにを買って来ればいいんですか?」

正晴「アイスココア」

「また甘い物ですか!?」

正晴「ああ。頼むよ?」

「・・・わかりました・・・」

正晴「残りの金で好きなの買っていいからな?」

「は~い」

そういうと僕は購買に向かった


~獅子瓦視点~
さて、何とかこの場を離れさせることに成功した

「大神」

大神「はい?」

「さっきの遥斗をいじめてたやつらはどこ高だ?どんなことをされた?いくら取られたんだ?」

大神「え・・・まさか仕返しでもするんですか?」

「・・・」

大神「教えられません」

「教えろ」

大神「お断りします」

「・・・どうしてもか?」

大神「はい・・・遥斗がきっと嫌がります」

「・・・だが、俺はそいつらを許せない・・・ただいじめていただけなら過去のことだからいいが、金までとるのはな・・・」

大神「まぁ・・・そうですが・・・」

「いくらくらい取られたんだ?」

大神「詳しくはわからないですが・・・1万は超えてると思います」

「そうか・・・わかった」

大神「なにもしないですよね?」

「したくてもできねぇよ・・・情報が少なすぎる」

大神「・・・手をださないって約束できるなら教えます」

「ホントか?」

大神「はい。手を絶対に出さないなら・・・です」

「約束する。手は出さない。」

大神「・・・信じますよ?」

「ああ。前の俺ならそんな約束破るが、今は遥斗がいるからな。そばから離れるようなことはしない。話し合って返してもらうだけだ」

大神「・・・わかりました。ーー高校のーーーーってやつがリーダーでよく遥斗をカツアゲしてました」

「ーー高校のーーーーな。わかった。ありがとう」

大神「俺が教えたってこと遥斗には・・・」

「ああ、言わない」

大神「はい。お願いします」

遥斗「買ってきましたよ」

「おう!サンキュー!」

俺はココアを一気に飲んだ
その時チャイムが鳴った

「さて面倒だけど、午後の授業に行くかな」

遥斗「寝ないか心配・・・」

大神「俺も・・・」

遥斗「大神はいつも寝てるじゃんw」

大神「うう・・・」

そんな話をしながら階段を下りていた
こいつら仲いいな
嫉妬はしないが、なんか少し羨ましいかな
そして午後の授業では俺は寝てしまった・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!

めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈ 社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。 もらった能力は“全言語理解”と“回復力”! ……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈ キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん! 出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。 最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈ 攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉ -------------------- ※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学で逃げ出して後悔したのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です

ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」 「では、契約結婚といたしましょう」 そうして今の夫と結婚したシドローネ。 夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。 彼には愛するひとがいる。 それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

嫁がされたと思ったら放置されたので、好きに暮らします。だから今さら構わないでください、辺境伯さま

中洲める
BL
錬金術をこよなく愛する転生者アッシュ・クロイツ。 両親の死をきっかけにクロイツ男爵領を乗っ取った叔父は、正統な後継者の僕を邪魔に思い取引相手の辺境伯へ婚約者として押し付けた。 故郷を追い出された僕が向かった先辺境グラフィカ領は、なんと薬草の楽園!!! 様々な種類の薬草が植えられた広い畑に、たくさんの未知の素材! 僕の錬金術師スイッチが入りテンションMAX! ワクワクした気持ちで屋敷に向かうと初対面を果たした辺境伯婚約者オリバーは、「忙しいから君に構ってる暇はない。好きにしろ」と、顔も上げずに冷たく言い放つ。 うむ、好きにしていいなら好きにさせて貰おうじゃないか! 僕は屋敷を飛び出し、素材豊富なこの土地で大好きな錬金術の腕を思い切り奮う。 そうしてニ年後。 領地でいい薬を作ると評判の錬金術師となった僕と辺境伯オリバーは再び対面する。 え? 辺境伯様、僕に惚れたの? 今更でしょ。 関係ここからやり直し?できる? Rには*ついてます。 後半に色々あるので注意事項がある時は前書きに入れておきます。 ムーンライトにも同時投稿中

処理中です...