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復讐は力より言葉で
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次の日の金曜日
俺は大神に教えてもらったーー高校に来ていた
遥斗には黙ってきている
スマホにメールが届く
遥斗『学校に来ないんですか?』
『ああ、今日はちょっとな』
遥斗『体調がわるいんですか?』
『いや、ちょっとこっちでごたついてて・・・気にするな』
遥斗『わかりました』
『午後にはいくつもりだから心配するなよ?』
そう送りスマホの電源を切った
他校へのカチコミは初めてではない
だから入るのは問題ないんだが、相手を探すのが大変なんだよな
まずは先生に聞くのがいいか?
俺は校門の前にいる先生に声をかけた
「この学校の一年にーーーーってやついるはずなんだが、しらない?」
先生「お前は・・・どこの高校の生徒だ?」
「それは問題じゃない。そのーーーーってやつが俺の恋人から金を盗ったらしくてな。詳しく聞きたいんだよ。そっちとしても、あまり大事にはしたくねぇだろう?話し合いだけしたいんだよ」
先生「・・・少しまってなさい」
そういうと先生は慌てて室内に入って行った
10分たった
(いつまで待たせるんだよ・・・)
やっと先生が・・・校長?らしき人物をつれてやってきた
校長「私はこの高校の校長です。あなたはどこの生徒さんかな?」
「それは今問題じゃないんですよ。ーーーーってやつを呼んでほしいだけなんですよ」
校長「事情は伺っています。ですが、素性もわからない人に生徒を合わせるわけにはいかないんです」
「では、教育委員会経由でそちらに話を通します。それなら問題はないですよね?」
そういうと校長はあたふたし始めた
教職員は教育委員会が怖いって聞いてたが、ホントみたいだな
校長「こ、ここではなんですから、こちらへ」
そういうと室内に通された
そして会議室に入って詳しい話をした
そして放送でーーーーが会議室に呼ばれた
しばらくして狸獣人が入ってきた
狸「失礼します。」
校長「この生徒がーーーーです」
「お前がーーーーか・・・遥斗がお世話になったみたいだからちょっと話にきたんだよ」
狸「遥斗・・・?」
「八神 遥斗。人間。中学でカツアゲをよくしていたそうだな?」
狸「!?」
「思い出したか?」
狸「はい・・・」
「じゃあ、話が早くて助かる・・・どう落とし前つけてくれるんだ?」
狸獣人は震えだした
狸「すみませんでした!!」
と、土下座をしてきた
「いや、言葉なんていらないからどうするか教えてくれよ」
狸「・・・」
「いくら取ったんだ?」
狸「えっと・・・」
「いくらかは知ってるが、テメェの口から聞きたい」
狸「5千くらいです」
「それは総額?それとも一回のカツカゲで?」
狸「一回のカツアゲです・・・」
「総額は?」
狸「えっと・・・」
計算をしているみたいだ
少しして
狸「・・・10万は超えていると思います・・・」
「そんなに・・・俺は1万程度って聞いてたが、そんなに・・・」
俺はあきれてため息がでた
狸「すみませんでした!!!」
「さすがに10万は・・・酷いな・・・」
俺は怒りでこいつを殴りたくなったが、我慢した
校長「このことは生徒の親御さんとも話し合うので今回は・・・」
「あ?」
校長「いえ・・・その・・・」
俺は狸獣人に近づいた
そして耳元で
「俺の名前は『獅子瓦 正晴』、しってるだろう?」
狸「!?はい・・・」
やっぱりな・・・
俺は案外有名だからな・・・
俺は少し離れて
「今回のことはそちらで解決してください。俺がどうこうできることではないので」
そういうと俺は会議室を出た
その時狸獣人だけに聞こえるように
「今度遥斗に手を出したら、覚悟しておけよ?仲間がいんならそいつらにも伝えておけ」
といいーー高校を後にした
自宅に帰り制服に着替え学校に向かった
こんなことしたけど、間違ってないよな?
お昼休みが始まったころに学校に着き遥斗にメールをして屋上に向かった
~遥斗視点~
正晴『今、着いた。屋上で待ってるからな』
僕はメールを見て屋上に駆けて行った
屋上の扉を開けると先輩がすでに座っていた
正晴「よう!」
僕は無言で先輩に抱き着いた
勢いよく抱き着いたから先輩は壁に頭をぶつけた
正晴「いてっ」
「・・・」
僕はそれでも無言で抱き着いた
正晴「どうした?ここは学校だぞ?」
「さ・・・かった・・・」
正晴「ん?」
「寂しかったんです!」
僕は顔を先輩の胸に埋めながら言った
先輩は僕の頭を撫でながら
正晴「ごめんな・・・寂しい思いさせて・・・」
と、抱きしめてくれた
昨日の夜から会ってないだけなのにこんなに寂しいなんて・・・
これが運命のつがいなんだろうか・・・
いや、運命とか関係ない。僕が先輩のことが好きでたまらないだけなんだ
先輩の暖かさ、先輩の鼓動、先輩の匂い・・・
どれもこれもがそばにいないと寂しいんだ・・・
大神「ゴホン!」
入り口から大神が咳払いをして近づいて来た
大神「ここは学校だぞ?」
「え、あ、つい・・・」
大神「ハハ!遥斗がこんなに甘えてるの初めて見たw珍しいw一枚撮っていい?」
「ダメに決まってるだろう!」
大神「ハハハ!じゃあ、公衆の面前で甘えるなよw」
「うぅ・・・」
なにも言えない・・・
悔しい!!
「あ、これ!お弁当です!」
正晴「俺にか?」
「はい。口に合うかはわかりませんが・・・」
そういいお弁当を渡した
大神「遥斗が『先輩が来なかったらどうしよう・・・なにかあったのかな・・・』って言ってましたよw」
「ああああ!言わないで!!」
正晴「ハハハw俺がお前の傍からいなくなるわけがないだろうwそんな心配は疲れるだけだぞ?」
「わかってますけど・・・」
正晴「心配されるのも悪くはないけどな!」
そういうとお弁当を開けた
正晴「おお!本格的だな!」
そういうと食べ始める
正晴「うん!うまい!」
「先輩が甘い物以外食べてるの初めてみました」
正晴「俺だって甘い物以外食べるよ」
そして午後の授業が始まった
大神は始まって10分で寝た
僕は眠くはならなかった
ブーーーー
僕のスマホが鳴った
マナーモードだったから音は周りに聞こえてない
メールが一件届いていた
確認すると先輩からだった
正晴『愛してるぞ』
「!?」
僕は急な文章に驚いた
周りには気づかれてないみたいだ
いきなりで驚いたけど、すごくうれしい!
『僕も愛してます』
と送った
そしたら
正晴『今夜、うちに来ないか?』
お誘いが・・・
これは『やろう』ってことだよね・・・
行きたいけど・・・今日は荷物が届く日だし・・・
『行きたいですが、今日は荷物が届く日なので、遠慮します』
と送った
ちょっと後悔する
荷物なんて再配達してもらえばよかったのに・・・
正晴『じゃあ、俺が遥斗の家に行く』
まさかの答えが・・・
まぁ家も片付いてるしいいか!
『じゃあ、僕の家で』
と送った
早く放課後にならないかな・・・
僕は部活休みだし、先輩は・・・部活あるじゃん・・・
『部活はどうするんですか?』
正晴『サボる』
『いいんですか?』
正晴『ああ。問題はない』
『わかりました。じゃあ、一緒に帰りませんか?』
正晴『最初からそのつもりだぞ?』
『そうですか。じゃあ、校門のところで待ってますね』
そういうとメールが来なくなった
了承したということでいいんだよね
そして長い長い午後の授業が終わった
そして帰ろうとしたら
正晴「遥斗」
先輩が教室に迎えにきた
「え、校門で待つって言いましたよね?」
正晴「ああ。でも、俺は了承はしてない」
ちゃんと確認しておけばよかった・・・
大神「先輩。今日は帰るんですか?」
正晴「ああ。これから遥斗の家に行くからな」
大神「お熱いですねwじゃあ、顧問には『用事がある』って伝えておきますね」
そういうと大神は走って行った
僕たちは二人で学校を後にした
僕の家に着いたら家の前にスーツを着た大人が何人かと中学の時いじめてきたやつらがいた
僕を見つけるといじめのリーダーの狸獣人が真っ先に駆け寄ってきた
狸「中学の時はすまなかった!!」
と頭を下げてほかの人たちも謝ってきた
僕は状況が理解できなかった
「えっと・・・どういう・・・こと?」
そう聞くと狸獣人の親が説明してくれた
色々聞かされたが、要するに謝罪にきたということらしい
「もう過去のことなので・・・」
狸父親「本当に申し訳ありません・・・それでこちらを・・・」
と茶色の封筒を渡してきた
僕はそれを受け取った
「なんですか・・・これ・・・?」
狸母親「今までうちの子が取ったお金です・・・本当にごめんなさい・・・」
「!?受け取れません!!」
狸父親「いえ!それは受け取ってください!ケジメなので!」
そういうとほかの人たちも頭を下げて帰っていった
正晴「よかったな。返してもらって」
この言い方・・・
「先輩・・・なにかしましたね?」
正晴「なにもしてねぇよ?」
「正直に言ってください。なにかしましたね?」
正晴「・・・今日の午前、いじめの主犯に会いに行った・・・」
「え・・・なんで!」
正晴「勝手なことをしたのは謝る。でも、どうしても話したかったんだよ・・・」
「・・・」
正晴「ごめん・・・」
「はぁ・・・いいですよ。謝らなくて・・・ありがとうございます」
正晴「なんで礼?」
「僕のためにわざわざ遠いーー高校まで行ったんですよね?」
正晴「ああ」
「それは素直にうれしいと思います。暴力で解決しなかったことも嬉しいです。」
正晴「ホントは殴ってやりたかったけどな」
「どうしてもってことなら仕方ないとは思います。でも、話し合いで解決できるならそっちで解決してほしいです。相手が傷つこうが別にどうだっていいんですが、先輩が傷つくのは、見たくありません」
そういうと先輩は僕の頭を撫でてきた
正晴「そっか・・・今度からはできるだけ話し合いで解決するようにするよ」
「お願いしますね」
正晴「ああ!」
そういうと家に入った
もちろん、夜は夜中まで寝ることはできなかった・・・
俺は大神に教えてもらったーー高校に来ていた
遥斗には黙ってきている
スマホにメールが届く
遥斗『学校に来ないんですか?』
『ああ、今日はちょっとな』
遥斗『体調がわるいんですか?』
『いや、ちょっとこっちでごたついてて・・・気にするな』
遥斗『わかりました』
『午後にはいくつもりだから心配するなよ?』
そう送りスマホの電源を切った
他校へのカチコミは初めてではない
だから入るのは問題ないんだが、相手を探すのが大変なんだよな
まずは先生に聞くのがいいか?
俺は校門の前にいる先生に声をかけた
「この学校の一年にーーーーってやついるはずなんだが、しらない?」
先生「お前は・・・どこの高校の生徒だ?」
「それは問題じゃない。そのーーーーってやつが俺の恋人から金を盗ったらしくてな。詳しく聞きたいんだよ。そっちとしても、あまり大事にはしたくねぇだろう?話し合いだけしたいんだよ」
先生「・・・少しまってなさい」
そういうと先生は慌てて室内に入って行った
10分たった
(いつまで待たせるんだよ・・・)
やっと先生が・・・校長?らしき人物をつれてやってきた
校長「私はこの高校の校長です。あなたはどこの生徒さんかな?」
「それは今問題じゃないんですよ。ーーーーってやつを呼んでほしいだけなんですよ」
校長「事情は伺っています。ですが、素性もわからない人に生徒を合わせるわけにはいかないんです」
「では、教育委員会経由でそちらに話を通します。それなら問題はないですよね?」
そういうと校長はあたふたし始めた
教職員は教育委員会が怖いって聞いてたが、ホントみたいだな
校長「こ、ここではなんですから、こちらへ」
そういうと室内に通された
そして会議室に入って詳しい話をした
そして放送でーーーーが会議室に呼ばれた
しばらくして狸獣人が入ってきた
狸「失礼します。」
校長「この生徒がーーーーです」
「お前がーーーーか・・・遥斗がお世話になったみたいだからちょっと話にきたんだよ」
狸「遥斗・・・?」
「八神 遥斗。人間。中学でカツアゲをよくしていたそうだな?」
狸「!?」
「思い出したか?」
狸「はい・・・」
「じゃあ、話が早くて助かる・・・どう落とし前つけてくれるんだ?」
狸獣人は震えだした
狸「すみませんでした!!」
と、土下座をしてきた
「いや、言葉なんていらないからどうするか教えてくれよ」
狸「・・・」
「いくら取ったんだ?」
狸「えっと・・・」
「いくらかは知ってるが、テメェの口から聞きたい」
狸「5千くらいです」
「それは総額?それとも一回のカツカゲで?」
狸「一回のカツアゲです・・・」
「総額は?」
狸「えっと・・・」
計算をしているみたいだ
少しして
狸「・・・10万は超えていると思います・・・」
「そんなに・・・俺は1万程度って聞いてたが、そんなに・・・」
俺はあきれてため息がでた
狸「すみませんでした!!!」
「さすがに10万は・・・酷いな・・・」
俺は怒りでこいつを殴りたくなったが、我慢した
校長「このことは生徒の親御さんとも話し合うので今回は・・・」
「あ?」
校長「いえ・・・その・・・」
俺は狸獣人に近づいた
そして耳元で
「俺の名前は『獅子瓦 正晴』、しってるだろう?」
狸「!?はい・・・」
やっぱりな・・・
俺は案外有名だからな・・・
俺は少し離れて
「今回のことはそちらで解決してください。俺がどうこうできることではないので」
そういうと俺は会議室を出た
その時狸獣人だけに聞こえるように
「今度遥斗に手を出したら、覚悟しておけよ?仲間がいんならそいつらにも伝えておけ」
といいーー高校を後にした
自宅に帰り制服に着替え学校に向かった
こんなことしたけど、間違ってないよな?
お昼休みが始まったころに学校に着き遥斗にメールをして屋上に向かった
~遥斗視点~
正晴『今、着いた。屋上で待ってるからな』
僕はメールを見て屋上に駆けて行った
屋上の扉を開けると先輩がすでに座っていた
正晴「よう!」
僕は無言で先輩に抱き着いた
勢いよく抱き着いたから先輩は壁に頭をぶつけた
正晴「いてっ」
「・・・」
僕はそれでも無言で抱き着いた
正晴「どうした?ここは学校だぞ?」
「さ・・・かった・・・」
正晴「ん?」
「寂しかったんです!」
僕は顔を先輩の胸に埋めながら言った
先輩は僕の頭を撫でながら
正晴「ごめんな・・・寂しい思いさせて・・・」
と、抱きしめてくれた
昨日の夜から会ってないだけなのにこんなに寂しいなんて・・・
これが運命のつがいなんだろうか・・・
いや、運命とか関係ない。僕が先輩のことが好きでたまらないだけなんだ
先輩の暖かさ、先輩の鼓動、先輩の匂い・・・
どれもこれもがそばにいないと寂しいんだ・・・
大神「ゴホン!」
入り口から大神が咳払いをして近づいて来た
大神「ここは学校だぞ?」
「え、あ、つい・・・」
大神「ハハ!遥斗がこんなに甘えてるの初めて見たw珍しいw一枚撮っていい?」
「ダメに決まってるだろう!」
大神「ハハハ!じゃあ、公衆の面前で甘えるなよw」
「うぅ・・・」
なにも言えない・・・
悔しい!!
「あ、これ!お弁当です!」
正晴「俺にか?」
「はい。口に合うかはわかりませんが・・・」
そういいお弁当を渡した
大神「遥斗が『先輩が来なかったらどうしよう・・・なにかあったのかな・・・』って言ってましたよw」
「ああああ!言わないで!!」
正晴「ハハハw俺がお前の傍からいなくなるわけがないだろうwそんな心配は疲れるだけだぞ?」
「わかってますけど・・・」
正晴「心配されるのも悪くはないけどな!」
そういうとお弁当を開けた
正晴「おお!本格的だな!」
そういうと食べ始める
正晴「うん!うまい!」
「先輩が甘い物以外食べてるの初めてみました」
正晴「俺だって甘い物以外食べるよ」
そして午後の授業が始まった
大神は始まって10分で寝た
僕は眠くはならなかった
ブーーーー
僕のスマホが鳴った
マナーモードだったから音は周りに聞こえてない
メールが一件届いていた
確認すると先輩からだった
正晴『愛してるぞ』
「!?」
僕は急な文章に驚いた
周りには気づかれてないみたいだ
いきなりで驚いたけど、すごくうれしい!
『僕も愛してます』
と送った
そしたら
正晴『今夜、うちに来ないか?』
お誘いが・・・
これは『やろう』ってことだよね・・・
行きたいけど・・・今日は荷物が届く日だし・・・
『行きたいですが、今日は荷物が届く日なので、遠慮します』
と送った
ちょっと後悔する
荷物なんて再配達してもらえばよかったのに・・・
正晴『じゃあ、俺が遥斗の家に行く』
まさかの答えが・・・
まぁ家も片付いてるしいいか!
『じゃあ、僕の家で』
と送った
早く放課後にならないかな・・・
僕は部活休みだし、先輩は・・・部活あるじゃん・・・
『部活はどうするんですか?』
正晴『サボる』
『いいんですか?』
正晴『ああ。問題はない』
『わかりました。じゃあ、一緒に帰りませんか?』
正晴『最初からそのつもりだぞ?』
『そうですか。じゃあ、校門のところで待ってますね』
そういうとメールが来なくなった
了承したということでいいんだよね
そして長い長い午後の授業が終わった
そして帰ろうとしたら
正晴「遥斗」
先輩が教室に迎えにきた
「え、校門で待つって言いましたよね?」
正晴「ああ。でも、俺は了承はしてない」
ちゃんと確認しておけばよかった・・・
大神「先輩。今日は帰るんですか?」
正晴「ああ。これから遥斗の家に行くからな」
大神「お熱いですねwじゃあ、顧問には『用事がある』って伝えておきますね」
そういうと大神は走って行った
僕たちは二人で学校を後にした
僕の家に着いたら家の前にスーツを着た大人が何人かと中学の時いじめてきたやつらがいた
僕を見つけるといじめのリーダーの狸獣人が真っ先に駆け寄ってきた
狸「中学の時はすまなかった!!」
と頭を下げてほかの人たちも謝ってきた
僕は状況が理解できなかった
「えっと・・・どういう・・・こと?」
そう聞くと狸獣人の親が説明してくれた
色々聞かされたが、要するに謝罪にきたということらしい
「もう過去のことなので・・・」
狸父親「本当に申し訳ありません・・・それでこちらを・・・」
と茶色の封筒を渡してきた
僕はそれを受け取った
「なんですか・・・これ・・・?」
狸母親「今までうちの子が取ったお金です・・・本当にごめんなさい・・・」
「!?受け取れません!!」
狸父親「いえ!それは受け取ってください!ケジメなので!」
そういうとほかの人たちも頭を下げて帰っていった
正晴「よかったな。返してもらって」
この言い方・・・
「先輩・・・なにかしましたね?」
正晴「なにもしてねぇよ?」
「正直に言ってください。なにかしましたね?」
正晴「・・・今日の午前、いじめの主犯に会いに行った・・・」
「え・・・なんで!」
正晴「勝手なことをしたのは謝る。でも、どうしても話したかったんだよ・・・」
「・・・」
正晴「ごめん・・・」
「はぁ・・・いいですよ。謝らなくて・・・ありがとうございます」
正晴「なんで礼?」
「僕のためにわざわざ遠いーー高校まで行ったんですよね?」
正晴「ああ」
「それは素直にうれしいと思います。暴力で解決しなかったことも嬉しいです。」
正晴「ホントは殴ってやりたかったけどな」
「どうしてもってことなら仕方ないとは思います。でも、話し合いで解決できるならそっちで解決してほしいです。相手が傷つこうが別にどうだっていいんですが、先輩が傷つくのは、見たくありません」
そういうと先輩は僕の頭を撫でてきた
正晴「そっか・・・今度からはできるだけ話し合いで解決するようにするよ」
「お願いしますね」
正晴「ああ!」
そういうと家に入った
もちろん、夜は夜中まで寝ることはできなかった・・・
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