出会ったのは喫茶店

ジャム

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本編

獅子丸の逆鱗

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猪「獅子丸・・・なぜここがっ!?」

先輩は猪獣人の首を掴み持ち上げ

獅子丸「学校ごとに分けられてるんだ。居場所くらいわかる」

そういい窓の外に投げ飛ばした

犬「この!!」

犬獣人が先輩に殴りかかる

獅子丸「・・・」

先輩は無言で犬獣人のお腹を上に向かって殴り犬獣人は天井にぶつかり落ちてきたところを蹴りで壁に吹き飛ばした

狼「いいのか!こいつが傷つくぞ!!」

獅子丸「やってみろよ!!!傷つけた分の100倍でテメェに返してやるよ!!!」

先輩の目は本気だった
その目は獣そのものだった
狼獣人は怯えて腰を抜かしているみたいだ
先輩は僕に近づき解放してくれた
そして僕を抱えると

獅子丸「今度こいつに手をだしたら・・・殺す!!!!!」

そう言い残すと外に出た
外にはいろんな人が来ていた

マスター「糸色くん!大丈夫か!?」

「はい・・・」

獅子丸「・・・」

先輩の目は光っているままだった

会場の人「一体・・・なにが・・・」

マスター「それが・・・」

マスターは説明をした

会場の人「そんなことが・・・」

そういうと中を確認していた

会場の人「なるほど・・・わかりました。あとはこちらで対応します」

マスター「お願いします」

獅子丸「行こう」

「はい」

僕は先輩に抱えられて車に来た
そして後部座席に座らされて隣に先輩が座った

「あの・・・試合は・・・?」

獅子丸「・・・」

先輩は無言で僕の手を強く握っていた

「先輩?」

獅子丸「すまない・・・」

「え?」

獅子丸「俺が軽率なことをしたからお前が狙われた・・・」

「そんなことは・・・」

獅子丸「ホントにすまない・・・」

マスター「これはお前が招いたことだ」

獅子丸「・・・」

マスター「もし、糸色くんがケガをしていたらどうするつもりだった?」

獅子丸「・・・」

獅子丸母「でも、ケガもなく済んだんだし・・・」

マスター「結果としてはそうだな。でも、さらわれて監禁されたのは事実だ。お前が浮かれてテレビカメラに向かってあんなことを言わなければこうはならなかっただろう」

獅子丸「・・・」

先輩は無言のままだった

マスター「・・・お前は試合に行きなさい」

獅子丸「でも・・・」

マスター「俺たちが糸色くんといる」

獅子丸「・・・わかった」

そういうと先輩は車を降りて会場に向かった

「・・・試合見なくていいんですか?」

マスター「何度も見てるからな。」

獅子丸母「糸色くんは見たい?」

「・・・見たいです」

マスター「じゃあ、行こうか」

そういうと僕たちは会場に向かった
先輩はすでに試合が始まっていたが、最初みたいな冷静な感じではなく、とにかく早く終わらせることだけを考えているみたいに見えた

獣人「き、棄権します!!」

試合の合図が鳴ると同時に相手が棄権を申し出た

マスター「これは・・・」

獅子丸母「本気も本気・・・マジだね」

先輩の目は光っていて殺しかねないほどの圧力を感じるほどだ
審判もまずいと思ったのか、先輩の勝ちで全部を終わらせることに決めたらしい

審判「え~・・・今回の優勝者も『獅子丸 一輝』くんに決まりました!」

周りからは歓声が聞こえる
でも、先輩は嬉しそうに見えなかった

マスター「・・・仕方ないことだが・・・少しは・・・」

「・・・先輩!!」

獅子丸「!?陽翔!?」

僕は今までこっそりと練習していた笑顔で

「え・が・お!!!!」

と叫んだ
先輩は一瞬俯いて

獅子丸「おう!!」

と人差し指を空に掲げて笑顔だった
そしてトロフィーを受け取り帰ることになった

獅子丸「ほら!」

と僕にトロフィーを渡してきた

「え?」

獅子丸「かわいい笑顔ができたプレゼント!」

「いいんですか?大切な物なのに・・・」

獅子丸「お前以上に大切なものなんてない!」

「ありがとうございます!」

と笑顔になった

(僕・・・笑えたんだ・・・)

まだぎこちないとは思うけど、笑うことができる
それは僕が変わってきているっていう証拠なんだと思う
そして僕たちは車に乗り家路についた
先輩は僕の膝枕で寝てしまった

「お疲れ様です・・・」

僕は小声で囁いた・・・
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