出会ったのは喫茶店

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出会ったのは喫茶店

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あれから二年の月日が過ぎた
学園生活は順調に流れて行った

後輩「糸色先輩!ここ教えてください!」

「いいよ!どこがわからないの?」

僕も後輩がたくさんできた
寮には今は20人もいる
そのほとんどが犬橋と熊下の後輩って言うのだからすごいと思う

犬橋「俺にも聞いてくれていいんだぞ?」

後輩「え~犬橋先輩頼りないからいいです!」

犬橋「な!?」

「フフフw」

後輩にもこんな感じでいじられる
敬意はあるだろうけどね

熊下「俺たちも明日には卒業か・・・」

「早かったね!」

犬橋「平和な学園生活だったな~」

「そう・・・だったねw」

平和・・・ではあったかな
色々あったけど・・・

熊下「平和・・・ね・・・お前のおかげで平和とは程遠かった気がするけどなw」

「そうだねw色々あったからね~」

初めての後輩で先輩風吹かして盛大に失敗したり、絵のモデルに!と後輩と一緒にモデルをやらされたり・・・修学旅行の時は興奮のあまり鼻血を噴き出すし・・・

「・・・ちょっと散歩してくるねw」

そういい僕は校庭に向かった
そこには大きな桜の木があり花が満開だった

「綺麗・・・」

僕は桜を見上げた
その時、風が吹き花びらが舞った

「いい風・・・気持ちいいな・・・」

空を見上げ微笑む

「・・・あれ?なんか前にもこんなことが・・・」

あったような気がする
でも、ここで桜を見上げることなんて・・・無かったよね?

「う~ん・・・あ!」

そうだ!
犬橋がかなり前に描いてくれた誕生日の時の絵だ!
その絵が確かこんな感じだった気がする

「フフフw本当、犬橋は・・・預言者かなにかなのかな?w」

犬橋の絵には何度も驚かされたな

「・・・そろそろ戻ろうかな」

そして僕は寮に戻った
部屋でベッドに横になった時

ブーーーー・・・

スマホがなった

「あ!」

僕は電話に出た

「もしもし!」

獅子丸『もしもし?元気か?w』

「毎日電話してるじゃん!」

相手は僕の愛しの人・・・一輝だ

「今はオーストラリアだっけ?」

獅子丸『あ、ああ!こっちは少し寒いよw』

「季節が逆ですからねw」

僕達は毎回他愛もない話をしていた
でも、この時間が一番楽しい
いや、一番は帰ってきたときかなw

獅子丸『明日、お前の卒業式だろう?』

「そうだよ!」

獅子丸『ごめんな・・・行ってやれなくて・・・』

「気にしないでw次に帰ってくるときに埋め合わせしてもらうつもりだからw」

獅子丸『怖いな~wなにをさせるつもりだ?w』

「考えとくw」

そして電話を切った

「そうか・・・明日なんだよね・・・」

荷物ももうまとめた
どこに行くとかはない
ひとまずはお父さんの家にってことになっている
進路は・・・まぁ・・・その・・・『家庭に入ってほしい!』と一輝に言われてるから・・・
一輝が帰ってくるまでは喫茶店でアルバイトをしながら待つということになってる
いつ帰ってくるかはまだわからないけれど・・・

「・・・寝ようかな」

色々話をしていたらいつの間にか夜だ
窓から見える星空はとても綺麗だった

「・・・」

この窓を一輝は開けて入ってきてたんだよね・・・
今はもうほとんど来ないから鍵をかけるようにしてるけど
でも・・・来るんじゃないかなと・・・そう思ってしまう

「・・・フフw」

思い返せば忘れることのできない思い出ばかりだ

「ここが・・・僕の始めり・・・なんだねw」

犬橋や熊下兄弟、一輝に会ったきっかけの場所
すべての始めりの場所
僕の大切な・・・大切な場所・・・

「・・・忘れないよ・・・ずっと・・・」

そして僕は眠りについた・・・
次の日・・・
卒業式は滞りなく進み、寮で送別会が開かれていた

後輩「糸色先輩・・・寮長・・・犬橋先輩・・・」

熊下「泣くなよw」

後輩「だって・・・だって・・・」

「フフフw泣かないで?これが永遠の別れではないんだよ?」

犬橋「そうだぞ!俺はこっちで画家として活動するし!糸色はそこの喫茶店に行けば会える!」

熊下「俺は沖縄に帰るけどね・・・」

そう
犬橋は画家として三年生の始めに世界に出るようになった
熊下は沖縄に帰り兄弟で農業をやるそうだ

後輩「寮長だけ・・・遠くに・・・」

熊下「そうだな・・・でも、修学旅行で来た時は会える!いや、会いに行くから!」

後輩「・・・はい!」

後輩たちは涙を拭い笑顔で返事をする
そして送別会も終わり・・・
僕は荷物をお父さんの家に運んだ

「よっと・・・重かった・・・」

この二年間、一輝からの贈り物で部屋がいっぱいになりそうだった

校長「おやおやw大変だねw」

「うんwもう大変wほら!これとかさ!」

僕はトロフィーを並べた

校長「これはw・・・凄いなw」

そこには一輝の大会優勝トロフィーやメダルがたくさんあった

「全部送ってくるんだもんな・・・」

校長「いいじゃないか!愛されてるねw」

「まぁねw」

その時スマホにメールが届いた

「ん?マスターから?」

マスター『シフトのことで話がある。いまから喫茶店に来てくれ』

「なんかシフトのことで話があるらしいから行ってくるね!」

校長「ああ!行ってらっしゃい!」

僕は支度をして喫茶店に向かった
喫茶店に着き扉を開けた

???「いらっしゃいませ!」

「あ!一輝!!」

そこにはエプロン姿の一輝がいた

獅子丸「一名様・・・!?」

一輝はおぼんを落とし僕の顔を掴んできた

「か、一輝?どうしたの?」

獅子丸「お前・・・」

この状態・・・どこかで・・・

マスター「おい。なんか音がしたがなにかあったのか?」

マスターがキッチンから顔を出した

獅子丸「・・・」

マスター「一輝?」

獅子丸「お前・・・何も感じないか?」

「え・・・なに言ってるの???」

獅子丸「心臓が撃ち抜かれたような感じとか」

「・・・!?」

そうだ・・・思い出した・・・
初めてここに来た時、一輝にこういう風にされて同じことを聞かれた
その時は何も感じなかった
いや、感じても気づかなかったんだ

「感じました・・・あなたに運命を!」

獅子丸「そうかwじゃあ・・・」

と僕の目の前に片膝をつき小さな箱を取り出した

獅子丸「俺と結婚してくれ!」

「え!?」

獅子丸「お前と出会ったのはここだ。だからプロポーズもここが良かった!」

「そう・・・ですね」

獅子丸「結婚・・・してくれないか?」

「・・・喜んで!」

僕はそういい一輝に抱き着いた

獅子丸「よかった!!」

そういい僕を抱きしめ持ち上げる

獅子丸「あの時の言葉、思い出すのが大変だったんだw」

マスター「俺まで付き合わされるし・・・」

獅子丸母「でも、満更でもないんでしょう?w」

獅子丸祖父「いいプロポーズだなw」

校長「これなら安心して託せますねw」

犬橋「へ~wここで出会ったんだw知らなかったw」

熊下「出会った場所がプロポーズ場所か・・・ロマンチックですねw」

キッチンから次々とみんなが出てくる

「え!?みんな!?」

校長「実は全部獅子丸くんから聞いていたんだよwここでプロポーズするってw」

犬橋「それを聞いて俺たちはお前に隠し通したんだ!」

「そうだったんだw」

獅子丸「これで・・・やっと家族になれるな!」

「うん!」

マスター「ほら!席に座れ!お祝いするぞ!」

そしてお祝いは夜遅くまで続いた
・・・夜中・・・

獅子丸「こっち!」

僕は手を引かれて真っ暗な夜道を歩いていた

「どこに行くの?」

獅子丸「いいから!」

そして着いた場所は・・・

「???」

目の前には大きな立派な家があった

獅子丸「新居だ!」

「え!?」

獅子丸「昨日できたんだ!」

そういえば、ここは半年ほど前から工事してたような・・・

獅子丸「あとはこれを付ければ完成だ!」

そういい僕に表札を渡してきた

「???」

獅子丸「お前が付けてくれ!」

「いいの?」

獅子丸「俺は基盤を用意した!最後はお前がやってくれ!」

「・・・」

僕はその表札を門につけた

獅子丸「これで完成!」

「ここが・・・我が家?」

獅子丸「ああ!さ!入ろう!」

そういい中に入った
中は玄関が吹き抜けになっていて広かった
部屋数も多くて住み心地がよさそうだ

獅子丸「上に行こう!」

上に行くと寝室に案内された
そこには大きなダブルベッドがあった

「大きすぎない?w」

獅子丸「子供が出来たら一緒に寝るからいいんだよw」

そういうと僕をベッドに押し倒して服を脱がしてきた

「え!?ちょ!?」

獅子丸「俺、お前が卒業するまで我慢してたんだ」

「え?」

獅子丸「中に注ぐの・・・我慢してたんだ。だから・・・いいよな?もう卒業したし、中に・・・出しても・・・」

「・・・子供欲しい?」

一輝は頷く

「・・・いいよ!」

獅子丸「いいのか?」

「うん!僕も欲しい・・・」

獅子丸「そうか!じゃあ、遠慮は無しだな!」

そしてお互い裸になり

「ん・・・凄い・・・気持ちいい・・・」

獅子丸「ああ・・・こんなに気持ちいいんだな・・・」

初めて生でやった・・・
今までも気持ちよかったけど、そんなの比べ物にならないほど気持ちいい
凄く・・・暖かくて・・・脳が溶けそうになる

「ん・・・あ・・・」

一輝の腰が動くたびに声が出てしまう

獅子丸「やばい・・・イキそう・・・」

「うん・・・頂戴・・・」

獅子丸「ああ・・・イクぞ・・・っ!!」

中が暖かくなる
じんわりと広がる暖かさ
僕は下腹を押さえた

(ああ・・・満たされる・・・)

そう思うととても幸せな感覚になる
こんなに幸せな思いをするなんて・・・

獅子丸「まだだ・・・しっかりできるまで出すからな!」

「うん!」

そして・・・何度も・・・何度も・・・中に出された
確実に妊娠するまで・・・

僕は親に恵まれなかった
未来に希望なんてない
あるのは・・・絶望のみ・・・
先のない闇・・・
僕はその中にいた
でも、そこに一筋の光がさした
その光が僕を救い出した
それは一輝だけじゃない
校長や友人もその一筋の光だ
僕はこの光を見失わない
いや、手放さない
決して・・・
どんなに深い闇にも必ず光は存在する
僕は・・・そう信じている


END
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