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本編
卒業式
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3月3日・・・
今日は・・・一輝、寮長の卒業式だ
「一輝!寮長!卒業おめでとうございます!」
犬橋「おめでとうございま~す!」
熊下「おめでとうございます!」
獅子丸「ああ!ありがとう!」
寮長「ああ」
二人の胸には造花の小さな花が飾られていた
「卒業の花」・・・そう呼ばれているらしい
この先未来に向かって羽ばたく花だと・・・
犬橋「いいな~俺もその花欲しい!」
熊下「二年後にはもらえるだろう・・・」
「卒業できればねw」
犬橋「糸色~!最近生意気だぞ~!」
「アハハハw」
獅子丸「・・・フフフw」
「???」
獅子丸「その様子なら俺が居なくても大丈夫そうだなってw」
「そ、そんなことないよ・・・」
一輝は熊下と犬橋に向かって姿勢を正した
獅子丸「陽翔のことを頼んだ。俺は忙しくなって傍にいてやれない。だから・・・頼んだ」
「・・・」
熊下「任せてください!」
犬橋「そうですよ!糸色に手出しする奴がいたらいつぞやの蹴りをお見舞いします!」
獅子丸「ああ。頼んだ!」
「・・・」
そして卒業式も終わり卒業生は学園を去っていく
寮長は明日沖縄に帰るそうだ
家業を継ぐらしい
熊下「ホントにいいの?」
寮長「ああ」
熊下「ほかにやりたいこととか・・・」
寮長「俺は長男だ」
熊下「そんなの関係ないよ・・・兄ちゃんはいいの?」
寮長「俺はいいんだ。農業は好きだ」
熊下「でも・・・」
寮長「いいんだ。俺は後悔してない。それよりお前はやりたいことしろ」
熊下「・・・わかった」
「・・・」
僕はその話を聞きながら上の空だった
ホールから窓の外をみていた
夕陽が明るくもう春だと実感する
犬橋「寂しくなります・・・」
寮長「珍しいな」
犬橋が涙目になっていた
犬橋「俺だって・・・泣きますよ」
寮長「・・・そうだよな」
そういい犬橋の頭を撫でる
そして
「???」
僕の頭も撫でてきた
寮長「今までありがとな」
「いえ、こちらこそ、お世話になりました」
寮長「これからも佐助を頼む」
「はい・・・」
僕は涙を流した
それを指で拭う寮長
寮長「泣くなw二度と会えないわけじゃないw時々会いに来るし、佐助には電話する」
「はい・・・」
そして僕は部屋に向かった
「もう・・・会えない・・・」
寮長にも会えなくなる
それ以上に・・・
「一輝に・・・会えない・・・」
僕はその場に座り込み泣いた
声を殺して・・・
「わかっていたことじゃないか・・・一輝とは・・・歳が違うんだから・・・覚悟もしていた・・・なのに・・・なんで・・・」
涙が止まらない
寂しい・・・
そんな感情が僕を支配する
「嫌だ・・・嫌だよ・・・まだ・・・もっと一緒に居たいよ・・・まだ離れたくないよ・・・」
一輝は明日には海外に行ってしまう
そしたらしばらくは帰ってこないらしい
デビューの最初はそんな感じらしい
「うぅ・・・嫌だよ・・・」
一輝のためにも・・・我慢しないと・・・
「うぅ・・・」
その時
ガラガラッ!
獅子丸「よう!」
「か、一輝!?」
獅子丸「やっぱり・・・お前我慢してたんだな」
「・・・」
僕は無言で一輝に抱き着いた
「ごめんなさい・・・我慢できなくて・・・泣いてしまって・・・喜んで送り出せなくて・・・」
獅子丸「・・・」
一輝は無言で強く抱きしめてくる
獅子丸「うぅ・・・俺も・・・ごめん・・・」
一輝も涙を流す
「一輝・・・?」
獅子丸「俺も・・・我慢できなかった・・・明日からお前に会えなくなる・・・そう考えると・・・居てもたってもいられなかった・・・傍に居たい・・・離れ・・・たくない・・・」
「一輝・・・」
僕も強く抱きしめた
二人で涙を流して抱きしめあった
相手を感じ・・・忘れることのないようにするかのように・・・
獅子丸「うぅ・・・陽翔・・・」
「一輝・・・」
僕たちの涙は止まることがなかった
止められなかった
この温もりは・・・明日には感じることができなくなるのだから・・・
そして・・・
「ん・・・」
一輝は僕にキスをしてきた
そのキスはしょっぱかった
一輝の涙が頬を伝い僕の頬に流れ僕の涙と重なり・・・落ちる
「ん・・・あ・・・」
獅子丸「は・・・ん・・・」
舌を絡め、唾液を絡め、お互いを感じあう・・・
永遠の別れではない
でも、離れ離れになるのは初めてのことだ
その悲しさを紛らわせるのにこのキスがお互い必要だった
「か、ずき・・・」
獅子丸「陽翔・・・もっと・・・」
ベッドに横になり一輝が覆いかぶさりキスをする
涙が唾液と交じり僕の口の中に入ってくる
「止まらない・・・」
獅子丸「俺も・・・」
涙もキスもお互い止めることができなかった
こんなに悲しいことがあるだろうか・・・
こんなにも離れるのが辛いなんて・・・
獅子丸「俺・・・やっぱりプロやめる」
「え・・・」
獅子丸「お前と離れるぐらいなら・・・」
「ダメ・・・ダメ!」
僕は一輝にしがみ付いた
獅子丸「でも・・・」
「一輝はプロになるんでしょう・・・」
獅子丸「でも、お前と離れるくらいなら・・・」
「ダメ・・・夢を・・・追ってほしい・・・」
獅子丸「でも・・・」
「僕は・・・一輝の勇姿を見たい」
獅子丸「・・・」
「あの有名な選手・・・『獅子丸一輝』は僕の自慢の旦那なんだって胸を張りたい・・・」
獅子丸「・・・」
「だから・・・やめるなんて・・・言わないで・・・ダメだよ・・・」
獅子丸「でも・・・俺はお前から離れたくないんだ・・・」
「一生の別れになるわけじゃない。お仕事なんだから・・・仕方ないよ」
獅子丸「仕方ないの言葉で片付けられるようなもんじゃないんだよ」
「でも・・・ダメ・・・お願い・・・」
獅子丸「・・・」
しばらくの沈黙が僕たちの間に流れる
お互いにお互いを求めている
でも・・・だからと言って夢をあきらめないでほしい・・・
獅子丸「・・・すまない。変なことを言って」
「・・・」
獅子丸「俺は・・・やめない」
「本当?」
獅子丸「ああ。でも、傍に居たいという気持ちも変わらない」
「・・・」
獅子丸「だから・・・見てて欲しい」
「え?」
獅子丸「俺が活躍する姿を・・・必ず見てて欲しい!」
「・・・」
獅子丸「テレビで必ず見てほしい!俺はお前だけに送りたい!その時の勇姿を!」
「・・・わかった!必ず見るよ!」
獅子丸「ああ!必ずだぞ!」
「うん!」
獅子丸「テレビ通話もする!メールもする!手紙だって書いてもいい!」
「うん!うん!」
僕は一輝の言葉に頷いていた
獅子丸「傍には居られない・・・でも、心はいつも傍にいるからな?」
「うん!」
そして・・・
「ん・・・」
獅子丸「ん!」
僕たちは身体を重ねた
「はぁ・・・はぁ・・・」
獅子丸「気持ちいい・・・」
それはとてもゆっくり・・・でも、力強かった
獅子丸「愛してる・・・陽翔・・・」
「僕も・・・愛してるよ・・・一輝・・・」
一輝は僕に愛を囁く
僕も一輝に愛を伝える
お互いに自分の想いを伝え、交わし、感じ、心に刻む
それが・・・今の僕たちにできる・・・最高の愛の形なのだ・・・
今日は・・・一輝、寮長の卒業式だ
「一輝!寮長!卒業おめでとうございます!」
犬橋「おめでとうございま~す!」
熊下「おめでとうございます!」
獅子丸「ああ!ありがとう!」
寮長「ああ」
二人の胸には造花の小さな花が飾られていた
「卒業の花」・・・そう呼ばれているらしい
この先未来に向かって羽ばたく花だと・・・
犬橋「いいな~俺もその花欲しい!」
熊下「二年後にはもらえるだろう・・・」
「卒業できればねw」
犬橋「糸色~!最近生意気だぞ~!」
「アハハハw」
獅子丸「・・・フフフw」
「???」
獅子丸「その様子なら俺が居なくても大丈夫そうだなってw」
「そ、そんなことないよ・・・」
一輝は熊下と犬橋に向かって姿勢を正した
獅子丸「陽翔のことを頼んだ。俺は忙しくなって傍にいてやれない。だから・・・頼んだ」
「・・・」
熊下「任せてください!」
犬橋「そうですよ!糸色に手出しする奴がいたらいつぞやの蹴りをお見舞いします!」
獅子丸「ああ。頼んだ!」
「・・・」
そして卒業式も終わり卒業生は学園を去っていく
寮長は明日沖縄に帰るそうだ
家業を継ぐらしい
熊下「ホントにいいの?」
寮長「ああ」
熊下「ほかにやりたいこととか・・・」
寮長「俺は長男だ」
熊下「そんなの関係ないよ・・・兄ちゃんはいいの?」
寮長「俺はいいんだ。農業は好きだ」
熊下「でも・・・」
寮長「いいんだ。俺は後悔してない。それよりお前はやりたいことしろ」
熊下「・・・わかった」
「・・・」
僕はその話を聞きながら上の空だった
ホールから窓の外をみていた
夕陽が明るくもう春だと実感する
犬橋「寂しくなります・・・」
寮長「珍しいな」
犬橋が涙目になっていた
犬橋「俺だって・・・泣きますよ」
寮長「・・・そうだよな」
そういい犬橋の頭を撫でる
そして
「???」
僕の頭も撫でてきた
寮長「今までありがとな」
「いえ、こちらこそ、お世話になりました」
寮長「これからも佐助を頼む」
「はい・・・」
僕は涙を流した
それを指で拭う寮長
寮長「泣くなw二度と会えないわけじゃないw時々会いに来るし、佐助には電話する」
「はい・・・」
そして僕は部屋に向かった
「もう・・・会えない・・・」
寮長にも会えなくなる
それ以上に・・・
「一輝に・・・会えない・・・」
僕はその場に座り込み泣いた
声を殺して・・・
「わかっていたことじゃないか・・・一輝とは・・・歳が違うんだから・・・覚悟もしていた・・・なのに・・・なんで・・・」
涙が止まらない
寂しい・・・
そんな感情が僕を支配する
「嫌だ・・・嫌だよ・・・まだ・・・もっと一緒に居たいよ・・・まだ離れたくないよ・・・」
一輝は明日には海外に行ってしまう
そしたらしばらくは帰ってこないらしい
デビューの最初はそんな感じらしい
「うぅ・・・嫌だよ・・・」
一輝のためにも・・・我慢しないと・・・
「うぅ・・・」
その時
ガラガラッ!
獅子丸「よう!」
「か、一輝!?」
獅子丸「やっぱり・・・お前我慢してたんだな」
「・・・」
僕は無言で一輝に抱き着いた
「ごめんなさい・・・我慢できなくて・・・泣いてしまって・・・喜んで送り出せなくて・・・」
獅子丸「・・・」
一輝は無言で強く抱きしめてくる
獅子丸「うぅ・・・俺も・・・ごめん・・・」
一輝も涙を流す
「一輝・・・?」
獅子丸「俺も・・・我慢できなかった・・・明日からお前に会えなくなる・・・そう考えると・・・居てもたってもいられなかった・・・傍に居たい・・・離れ・・・たくない・・・」
「一輝・・・」
僕も強く抱きしめた
二人で涙を流して抱きしめあった
相手を感じ・・・忘れることのないようにするかのように・・・
獅子丸「うぅ・・・陽翔・・・」
「一輝・・・」
僕たちの涙は止まることがなかった
止められなかった
この温もりは・・・明日には感じることができなくなるのだから・・・
そして・・・
「ん・・・」
一輝は僕にキスをしてきた
そのキスはしょっぱかった
一輝の涙が頬を伝い僕の頬に流れ僕の涙と重なり・・・落ちる
「ん・・・あ・・・」
獅子丸「は・・・ん・・・」
舌を絡め、唾液を絡め、お互いを感じあう・・・
永遠の別れではない
でも、離れ離れになるのは初めてのことだ
その悲しさを紛らわせるのにこのキスがお互い必要だった
「か、ずき・・・」
獅子丸「陽翔・・・もっと・・・」
ベッドに横になり一輝が覆いかぶさりキスをする
涙が唾液と交じり僕の口の中に入ってくる
「止まらない・・・」
獅子丸「俺も・・・」
涙もキスもお互い止めることができなかった
こんなに悲しいことがあるだろうか・・・
こんなにも離れるのが辛いなんて・・・
獅子丸「俺・・・やっぱりプロやめる」
「え・・・」
獅子丸「お前と離れるぐらいなら・・・」
「ダメ・・・ダメ!」
僕は一輝にしがみ付いた
獅子丸「でも・・・」
「一輝はプロになるんでしょう・・・」
獅子丸「でも、お前と離れるくらいなら・・・」
「ダメ・・・夢を・・・追ってほしい・・・」
獅子丸「でも・・・」
「僕は・・・一輝の勇姿を見たい」
獅子丸「・・・」
「あの有名な選手・・・『獅子丸一輝』は僕の自慢の旦那なんだって胸を張りたい・・・」
獅子丸「・・・」
「だから・・・やめるなんて・・・言わないで・・・ダメだよ・・・」
獅子丸「でも・・・俺はお前から離れたくないんだ・・・」
「一生の別れになるわけじゃない。お仕事なんだから・・・仕方ないよ」
獅子丸「仕方ないの言葉で片付けられるようなもんじゃないんだよ」
「でも・・・ダメ・・・お願い・・・」
獅子丸「・・・」
しばらくの沈黙が僕たちの間に流れる
お互いにお互いを求めている
でも・・・だからと言って夢をあきらめないでほしい・・・
獅子丸「・・・すまない。変なことを言って」
「・・・」
獅子丸「俺は・・・やめない」
「本当?」
獅子丸「ああ。でも、傍に居たいという気持ちも変わらない」
「・・・」
獅子丸「だから・・・見てて欲しい」
「え?」
獅子丸「俺が活躍する姿を・・・必ず見てて欲しい!」
「・・・」
獅子丸「テレビで必ず見てほしい!俺はお前だけに送りたい!その時の勇姿を!」
「・・・わかった!必ず見るよ!」
獅子丸「ああ!必ずだぞ!」
「うん!」
獅子丸「テレビ通話もする!メールもする!手紙だって書いてもいい!」
「うん!うん!」
僕は一輝の言葉に頷いていた
獅子丸「傍には居られない・・・でも、心はいつも傍にいるからな?」
「うん!」
そして・・・
「ん・・・」
獅子丸「ん!」
僕たちは身体を重ねた
「はぁ・・・はぁ・・・」
獅子丸「気持ちいい・・・」
それはとてもゆっくり・・・でも、力強かった
獅子丸「愛してる・・・陽翔・・・」
「僕も・・・愛してるよ・・・一輝・・・」
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