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異世界での出会い
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ある日の夕方の公園
ロングコートを着たライオン型の獣人が歩いていた
ライオン「今日は珍しく誰もいねぇな・・・」
ライオンは独り言を言っていた
彼は仕事を終え帰宅している途中だった
ライオン「はぁ・・・夜も仕事、だるいな・・・」
そんなことを言いながら公園を通り抜けようとしたとき
眩い閃光がはしった
ライオン「!? なんだ!?」
ライオンは光ったほうへと向かった
そこには池があり、その上に水面ギリギリで浮かんでいる光の球体を見つけた
ライオン「あれは・・・なんだ?」
その球体はライオンのほうへとゆっくり近づいてきた
ライオンは右手でナイフを構えた
その球体はライオンの前で止まり、地面に降りたと思ったら人が出てきて光は消えた
ライオン「え、人?」
ライオンは光から出てきた人に駆け寄った
ライオン「ん?これは・・・」
次の日の朝
「う~ん・・・ここは・・・?」
起きた人間は周りを見渡した
しらない光景が広がっていた
そして、少し獣くさい・・・
「僕は・・・あの時・・・」
人間は思い出していた
仕事帰りに車にはねられたことを
「ここって天国?」
ライオン「ここが天国ってんなら地獄はどういう場所だろうな」
人間は驚き、声のするほうを向いた
ライオン「体はなんともねぇか?」
人間は声の主をみて驚いた
そこには二メートルくらいあるライオンが立っていたのだ
「え、は、え!?」
ライオン「なんだよ」
「ラ、ライオン?」
ライオン「ああ。そうだが」
「え、ちょっと、どういうこと!?」
人間は混乱していた
ライオン「ひとまず、これに着替えろ。裸でうろつかれたら迷惑だ」
人間は自分の姿を見た
人間はみるみる顔が赤くなった
「!?!?!?!?」
ライオン「着替えたらこっちにこい」
と、いうと扉を閉めた
人間は服をきて扉をあけた
(ぶかぶか・・・)
ライオンは飲み物を飲みながらテレビを見ていた
番組はサイとトラがコントをやっていた
ライオン「?やっときたか」
そういうとテレビを切った
そしてライオンは聞いた
ライオン「お前、何者だ?」
ライオンは鋭い眼光で聞いてきた
「え・・・ぼ、僕は・・・」
ライオンは静かに人間が答えるのを待っていた
「僕の、名前は『山神 遥斗』です・・・」
ライオンはそれを聞きながら飲み物を飲んだ
ライオン「そうか、じゃあ、お前、どこから来た?」
「わ、わからないです・・・」
ライオン「記憶がねぇのか?」
「いえ・・・記憶はあります・・・でも・・」
遥斗は説明をした
事故にあって気が付いたらここにいたことを
ライオンは困ったようにため息を吐き頭を掻いた
ライオン「そんなファンタジーみてぇなことがあるか?いや、現にここにファンタジーな生き物がいるしな・・・」
「あ、あの・・・」
ライオン「あ?」
「あなたは・・・いったい・・・」
ライオン「俺は『獅子丸 証』ライオン型獣人だ」
「獣人???」
獅子丸「ああ。お前は『人間』だよな?」
「は、はい・・・」
獅子丸「う~ん・・・」
獅子丸は考え込んでいる
そのとき
「ぐ~~~」
遥斗のお腹がなった
獅子丸「お前腹減ったのか?」
「は、はい・・・」
遥斗は顔を赤くしながら答えた
獅子丸「人間ってなにを食うんだ?甘いもんは食えるのか?」
そういいながら冷蔵庫からコンビニで売っているようなクレープやシュークリームをもってきた
獅子丸「これは食えるか?」
「え、はい・・・」
遥斗は食べ物を受け取り食べた
獅子丸はたばこに火をつけて食べてる遥斗を見ていた
遥斗は食べ終わった
「ごちそうさまでした・・・」
獅子丸「ああ。律儀だな」
「・・・」
獅子丸「さてと・・・お前をどうするかな・・・」
遥斗は焦り
「た、食べないでください!」
と、叫んだ
獅子丸はびっくりし
獅子丸「いや、食べねぇよ・・・」
「肉食なのに?」
獅子丸「肉食だからってところ構わず食べたりしねぇよ」
遥斗は少し安心した
獅子丸「今後、お前をどうするか考えてるんだよ」
「ほかに、人間はいないんですか?」
獅子丸「俺は人間に会うのはお前が初めてだが」
遥斗は俯いた
獅子丸「そもそも人間は絵本とかに出てくる創造上の生き物なんだよ。だから、お前をどうしたらいいか・・・」
「創造上???」
獅子丸「ああ。ファンタジーとかフィクションとかによく出てくる空想上の生き物だ」
二人に沈黙が走る
獅子丸は今後どうするか考え遥斗はどうなっているのか考えた
最初に沈黙を破ったのは獅子丸だった
獅子丸「ひとまず、知り合いに電話してみるか・・・」
そういうと獅子丸は知り合いに電話した
一時間後
知り合いが到着した
その人はオオカミの見た目の獣人だった
狼「え!? マジだった・・・」
獅子丸「だから言ってんだろう・・・」
狼「珍しく酔ってるのかと思って・・・」
獅子丸「酒は飲まねぇって」
狼は咳払いをし、笑顔で遥斗に近づき話しかけてきた
狼「やぁ!こんにちわ!私はこの人の友達の『狼原 光輝』って言うんだ!君の名前は?」
「山神 遥斗です・・・」
狼原「そうか!遥斗くんだね!遥斗くんはどこから来たのかな?」
遥斗は説明した
狼原「なるほどね・・・つらかったね・・・もう大丈夫だからね?」
そういうと狼原は遥斗の頭を撫でた
肉球がぷにぷにして気持ちよかった
獅子丸「で、なんとかなりそうか?」
狼原「なんとかって・・・私の情報でも人間に関してはおとぎ話以外で聞いたこともないよ・・・」
獅子丸「そうか・・・俺、この後、仕事があるんだが・・・」
狼原「まだあんな仕事続けてるのかよ・・・いい加減やめろよ・・・」
獅子丸「今は関係ねぇだろ・・・」
二人が話しているとき遥斗が口を開いた
「僕、帰ります」
二人は驚いた
獅子丸「帰るって・・・」
狼原「遥斗くん、帰り方わかるのかい?」
「わかりません・・・でも、このままご迷惑をおかけするのは・・・」
獅子丸「はぁ~、わかったよ。ここに居ろ」
狼原「え!? いいのかよ!」
獅子丸「まぁ、別に構わねぇよ」
「でも・・・」
獅子丸「このまま出ていかれて死なれても迷惑だ」
狼原「死に関してお前が言うのかよ」
獅子丸「あ?」
「・・・よろしくお願いします・・・」
獅子丸「ああ。でも、この家から絶対に出るなよ。だれか来ても出るなよ」
「わかりました」
狼原「はぁ・・・私はこんなことがなかったか調べてみるよ」
獅子丸「ああ、頼む」
狼原「ひとまず、衣類と食料を用意しないと・・・こんなぶかぶかな服を着せて・・・」
獅子丸「これしかねぇんだから仕方ねぇだろ・・・」
狼原「だからってTシャツ一枚って・・・」
獅子丸「これだけで全身隠せるんだからいいだろう・・・」
狼原「獅子丸は身体大きいからね・・・」
獅子丸「いや、こいつが小さいだけだろう・・・」
「僕、166ですよ・・・」
獅子丸「ちいせぇじゃねぇか・・・」
狼原「確かに小さいね・・・人間ってそんぐらいなの?」
「200超えてる人はあまりいません・・・」
獅子丸「じゃあ、子供服を買ってくるか・・・」
狼原「そうだね・・・お留守番できるかい?」
「はい」
獅子丸「一応、大人だろう。そんくらいできんだろう・・・」
そういうと二人は買い物に出かけていった
一人取り残された遥斗・・・
「どうなってるんだろう・・・」
そういいながら、テレビを見てみた
そこには獣人たちしか映っていなかった
テレビを見ているうちに眠くなり寝てしまった
しばらくして二人は帰ってきた
獅子丸「ちゃんと留守番できた・・・寝てやがる・・・」
狼原「寝顔、かわいいね・・・」
獅子丸「そう・・・だな・・・」
狼原「寝室に運んだほうがいいんじゃない?」
獅子丸「そうだな」
獅子丸は遥斗を抱えて寝室のベッドに寝かせた
遥斗を寝かせて獅子丸はリビングにもどった
狼原「起きている間ずっと不安そうな顔してたから、きっと気疲れだろうね」
獅子丸「だろうな。」
狼原「ひとまず、これで今日は大丈夫でしょう・・・」
獅子丸「甘いもんのほうがいいと思うんだが・・・」
狼原「いや、ちゃんと栄養のあるやつを食べさせないと!甘いものだけでは遥斗くんがかわいそう・・・」
獅子丸「そういうもんか・・・」
狼原「じゃあ、私は帰りますか。なにかわかったら連絡するよ」
獅子丸「ああ。よろしく頼む・・・」
二時間後
遥斗は目を覚ました
「ここは・・・」
遥斗は周りを見渡し最初に目を覚ました時の部屋だと気づいた
「いま何時だろう・・・」
遥斗はリビングに向かった
そこには、ロングコートを着た獅子丸がいた
獅子丸「ああ、起きたのか。俺は仕事だからどうしようかと思ってたところだ」
「お仕事ですか?」
獅子丸「ああ」
「なんのお仕事してるんですか?」
獅子丸「お前には関係ないだろう」
「そうですよね・・・すみません」
獅子丸「・・・・・・何でも屋みたいな仕事をしている・・・でも、早く帰ってこれそうだから、気にするな」
「はい」
獅子丸「メシは冷蔵庫のもんを勝手に食え。なにかあったら冷蔵庫に貼ってある番号に連絡しろ。狼原が来てくれる」
「獅子丸さんに繋がるんじゃないんですか?」
獅子丸「仕事中は電話できねぇんだよ」
「わかりました」
獅子丸「あと、寝室のむかいの部屋は絶対に入るなよ。仕事道具があって誰にも触られたくねぇから」
「わかりました」
獅子丸「じゃあ、そういうことで行ってくる」
「気をつけて行ってきてください」
獅子丸は「おう」と返事をすると家をでた
一人取り残された遥斗
「・・・」
夜中の4時頃
獅子丸は帰ってきた
遥斗はベッドで寝ていたが物音で目を覚ました
リビングに向かうと獅子丸が着替えていた
「おかえりなさい」
獅子丸「!!た、ただいま」
獅子丸は一瞬驚いた
獅子丸(こいつ・・・気配を感じなかった・・・)
獅子丸は服を遥斗から隠すようにしていた
獅子丸「寝てなかったのか?」
「すみません・・・物音で・・・」
獅子丸「そうか、すまないな」
「いえ・・・」
獅子丸「風呂は入ったのか?」
「いえ・・・勝手に入ったら怒られるかと・・・」
獅子丸「そんくらいで怒らねぇよ・・・じゃあ、入るか」
「え!?」
獅子丸はそういうと遥斗を抱えた
「じ、自分で歩けます!」
獅子丸「・・・」
そして風呂場で降ろされて
獅子丸「さきに入ってろ。服持ってきてやる」
「は、はい」
遥斗はさきにお風呂に入った
しばらくして獅子丸も入ってきた
獅子丸「人間って毛皮じゃないんだな」
「はい」
獅子丸はそういうと遥斗の身体を触り始めた
「!? な、なんですか!?」
獅子丸「毛はここにしか生えてないんだな」
「な、なに!?」
獅子丸「!す、すまん・・・」
「だ、大丈夫です・・・」
二人はお風呂から上がり
獅子丸「そろそろ寝るか」
「はい」
獅子丸「じゃあ、お前は寝室を使って構わないぞ」
「え、獅子丸さんは?」
獅子丸「ソファでいい」
「風邪ひいちゃいますよ」
獅子丸「このくらいでひかねぇよ」
「でも・・・」
獅子丸「気にするな。慣れてるから」
「・・・おやすみなさい」
獅子丸「・・・おう」
遥斗は寝室に行き寝た
しばらくして、寝室に獅子丸が来た
そしてベッドに入ってきた
遥斗は驚いたが動けないでいた
獅子丸は小声で
獅子丸「まだ起きてるか?」
「はい」
獅子丸「やっぱ、寒いから一緒に寝てもいいか?」
「僕は構いません」
獅子丸「なら」
と、獅子丸と添い寝をすることになった
とても暖かくて、安心する感じがして遥斗はすぐに寝てしまった
獅子丸「・・・」
獅子丸はなかなか寝付けず遥斗を見つめていた
獅子丸(なんなんだ・・・この感情・・・)
獅子丸は今まで感じたことのない感情に困惑していた
そして、そのまま眠りについた
ロングコートを着たライオン型の獣人が歩いていた
ライオン「今日は珍しく誰もいねぇな・・・」
ライオンは独り言を言っていた
彼は仕事を終え帰宅している途中だった
ライオン「はぁ・・・夜も仕事、だるいな・・・」
そんなことを言いながら公園を通り抜けようとしたとき
眩い閃光がはしった
ライオン「!? なんだ!?」
ライオンは光ったほうへと向かった
そこには池があり、その上に水面ギリギリで浮かんでいる光の球体を見つけた
ライオン「あれは・・・なんだ?」
その球体はライオンのほうへとゆっくり近づいてきた
ライオンは右手でナイフを構えた
その球体はライオンの前で止まり、地面に降りたと思ったら人が出てきて光は消えた
ライオン「え、人?」
ライオンは光から出てきた人に駆け寄った
ライオン「ん?これは・・・」
次の日の朝
「う~ん・・・ここは・・・?」
起きた人間は周りを見渡した
しらない光景が広がっていた
そして、少し獣くさい・・・
「僕は・・・あの時・・・」
人間は思い出していた
仕事帰りに車にはねられたことを
「ここって天国?」
ライオン「ここが天国ってんなら地獄はどういう場所だろうな」
人間は驚き、声のするほうを向いた
ライオン「体はなんともねぇか?」
人間は声の主をみて驚いた
そこには二メートルくらいあるライオンが立っていたのだ
「え、は、え!?」
ライオン「なんだよ」
「ラ、ライオン?」
ライオン「ああ。そうだが」
「え、ちょっと、どういうこと!?」
人間は混乱していた
ライオン「ひとまず、これに着替えろ。裸でうろつかれたら迷惑だ」
人間は自分の姿を見た
人間はみるみる顔が赤くなった
「!?!?!?!?」
ライオン「着替えたらこっちにこい」
と、いうと扉を閉めた
人間は服をきて扉をあけた
(ぶかぶか・・・)
ライオンは飲み物を飲みながらテレビを見ていた
番組はサイとトラがコントをやっていた
ライオン「?やっときたか」
そういうとテレビを切った
そしてライオンは聞いた
ライオン「お前、何者だ?」
ライオンは鋭い眼光で聞いてきた
「え・・・ぼ、僕は・・・」
ライオンは静かに人間が答えるのを待っていた
「僕の、名前は『山神 遥斗』です・・・」
ライオンはそれを聞きながら飲み物を飲んだ
ライオン「そうか、じゃあ、お前、どこから来た?」
「わ、わからないです・・・」
ライオン「記憶がねぇのか?」
「いえ・・・記憶はあります・・・でも・・」
遥斗は説明をした
事故にあって気が付いたらここにいたことを
ライオンは困ったようにため息を吐き頭を掻いた
ライオン「そんなファンタジーみてぇなことがあるか?いや、現にここにファンタジーな生き物がいるしな・・・」
「あ、あの・・・」
ライオン「あ?」
「あなたは・・・いったい・・・」
ライオン「俺は『獅子丸 証』ライオン型獣人だ」
「獣人???」
獅子丸「ああ。お前は『人間』だよな?」
「は、はい・・・」
獅子丸「う~ん・・・」
獅子丸は考え込んでいる
そのとき
「ぐ~~~」
遥斗のお腹がなった
獅子丸「お前腹減ったのか?」
「は、はい・・・」
遥斗は顔を赤くしながら答えた
獅子丸「人間ってなにを食うんだ?甘いもんは食えるのか?」
そういいながら冷蔵庫からコンビニで売っているようなクレープやシュークリームをもってきた
獅子丸「これは食えるか?」
「え、はい・・・」
遥斗は食べ物を受け取り食べた
獅子丸はたばこに火をつけて食べてる遥斗を見ていた
遥斗は食べ終わった
「ごちそうさまでした・・・」
獅子丸「ああ。律儀だな」
「・・・」
獅子丸「さてと・・・お前をどうするかな・・・」
遥斗は焦り
「た、食べないでください!」
と、叫んだ
獅子丸はびっくりし
獅子丸「いや、食べねぇよ・・・」
「肉食なのに?」
獅子丸「肉食だからってところ構わず食べたりしねぇよ」
遥斗は少し安心した
獅子丸「今後、お前をどうするか考えてるんだよ」
「ほかに、人間はいないんですか?」
獅子丸「俺は人間に会うのはお前が初めてだが」
遥斗は俯いた
獅子丸「そもそも人間は絵本とかに出てくる創造上の生き物なんだよ。だから、お前をどうしたらいいか・・・」
「創造上???」
獅子丸「ああ。ファンタジーとかフィクションとかによく出てくる空想上の生き物だ」
二人に沈黙が走る
獅子丸は今後どうするか考え遥斗はどうなっているのか考えた
最初に沈黙を破ったのは獅子丸だった
獅子丸「ひとまず、知り合いに電話してみるか・・・」
そういうと獅子丸は知り合いに電話した
一時間後
知り合いが到着した
その人はオオカミの見た目の獣人だった
狼「え!? マジだった・・・」
獅子丸「だから言ってんだろう・・・」
狼「珍しく酔ってるのかと思って・・・」
獅子丸「酒は飲まねぇって」
狼は咳払いをし、笑顔で遥斗に近づき話しかけてきた
狼「やぁ!こんにちわ!私はこの人の友達の『狼原 光輝』って言うんだ!君の名前は?」
「山神 遥斗です・・・」
狼原「そうか!遥斗くんだね!遥斗くんはどこから来たのかな?」
遥斗は説明した
狼原「なるほどね・・・つらかったね・・・もう大丈夫だからね?」
そういうと狼原は遥斗の頭を撫でた
肉球がぷにぷにして気持ちよかった
獅子丸「で、なんとかなりそうか?」
狼原「なんとかって・・・私の情報でも人間に関してはおとぎ話以外で聞いたこともないよ・・・」
獅子丸「そうか・・・俺、この後、仕事があるんだが・・・」
狼原「まだあんな仕事続けてるのかよ・・・いい加減やめろよ・・・」
獅子丸「今は関係ねぇだろ・・・」
二人が話しているとき遥斗が口を開いた
「僕、帰ります」
二人は驚いた
獅子丸「帰るって・・・」
狼原「遥斗くん、帰り方わかるのかい?」
「わかりません・・・でも、このままご迷惑をおかけするのは・・・」
獅子丸「はぁ~、わかったよ。ここに居ろ」
狼原「え!? いいのかよ!」
獅子丸「まぁ、別に構わねぇよ」
「でも・・・」
獅子丸「このまま出ていかれて死なれても迷惑だ」
狼原「死に関してお前が言うのかよ」
獅子丸「あ?」
「・・・よろしくお願いします・・・」
獅子丸「ああ。でも、この家から絶対に出るなよ。だれか来ても出るなよ」
「わかりました」
狼原「はぁ・・・私はこんなことがなかったか調べてみるよ」
獅子丸「ああ、頼む」
狼原「ひとまず、衣類と食料を用意しないと・・・こんなぶかぶかな服を着せて・・・」
獅子丸「これしかねぇんだから仕方ねぇだろ・・・」
狼原「だからってTシャツ一枚って・・・」
獅子丸「これだけで全身隠せるんだからいいだろう・・・」
狼原「獅子丸は身体大きいからね・・・」
獅子丸「いや、こいつが小さいだけだろう・・・」
「僕、166ですよ・・・」
獅子丸「ちいせぇじゃねぇか・・・」
狼原「確かに小さいね・・・人間ってそんぐらいなの?」
「200超えてる人はあまりいません・・・」
獅子丸「じゃあ、子供服を買ってくるか・・・」
狼原「そうだね・・・お留守番できるかい?」
「はい」
獅子丸「一応、大人だろう。そんくらいできんだろう・・・」
そういうと二人は買い物に出かけていった
一人取り残された遥斗・・・
「どうなってるんだろう・・・」
そういいながら、テレビを見てみた
そこには獣人たちしか映っていなかった
テレビを見ているうちに眠くなり寝てしまった
しばらくして二人は帰ってきた
獅子丸「ちゃんと留守番できた・・・寝てやがる・・・」
狼原「寝顔、かわいいね・・・」
獅子丸「そう・・・だな・・・」
狼原「寝室に運んだほうがいいんじゃない?」
獅子丸「そうだな」
獅子丸は遥斗を抱えて寝室のベッドに寝かせた
遥斗を寝かせて獅子丸はリビングにもどった
狼原「起きている間ずっと不安そうな顔してたから、きっと気疲れだろうね」
獅子丸「だろうな。」
狼原「ひとまず、これで今日は大丈夫でしょう・・・」
獅子丸「甘いもんのほうがいいと思うんだが・・・」
狼原「いや、ちゃんと栄養のあるやつを食べさせないと!甘いものだけでは遥斗くんがかわいそう・・・」
獅子丸「そういうもんか・・・」
狼原「じゃあ、私は帰りますか。なにかわかったら連絡するよ」
獅子丸「ああ。よろしく頼む・・・」
二時間後
遥斗は目を覚ました
「ここは・・・」
遥斗は周りを見渡し最初に目を覚ました時の部屋だと気づいた
「いま何時だろう・・・」
遥斗はリビングに向かった
そこには、ロングコートを着た獅子丸がいた
獅子丸「ああ、起きたのか。俺は仕事だからどうしようかと思ってたところだ」
「お仕事ですか?」
獅子丸「ああ」
「なんのお仕事してるんですか?」
獅子丸「お前には関係ないだろう」
「そうですよね・・・すみません」
獅子丸「・・・・・・何でも屋みたいな仕事をしている・・・でも、早く帰ってこれそうだから、気にするな」
「はい」
獅子丸「メシは冷蔵庫のもんを勝手に食え。なにかあったら冷蔵庫に貼ってある番号に連絡しろ。狼原が来てくれる」
「獅子丸さんに繋がるんじゃないんですか?」
獅子丸「仕事中は電話できねぇんだよ」
「わかりました」
獅子丸「あと、寝室のむかいの部屋は絶対に入るなよ。仕事道具があって誰にも触られたくねぇから」
「わかりました」
獅子丸「じゃあ、そういうことで行ってくる」
「気をつけて行ってきてください」
獅子丸は「おう」と返事をすると家をでた
一人取り残された遥斗
「・・・」
夜中の4時頃
獅子丸は帰ってきた
遥斗はベッドで寝ていたが物音で目を覚ました
リビングに向かうと獅子丸が着替えていた
「おかえりなさい」
獅子丸「!!た、ただいま」
獅子丸は一瞬驚いた
獅子丸(こいつ・・・気配を感じなかった・・・)
獅子丸は服を遥斗から隠すようにしていた
獅子丸「寝てなかったのか?」
「すみません・・・物音で・・・」
獅子丸「そうか、すまないな」
「いえ・・・」
獅子丸「風呂は入ったのか?」
「いえ・・・勝手に入ったら怒られるかと・・・」
獅子丸「そんくらいで怒らねぇよ・・・じゃあ、入るか」
「え!?」
獅子丸はそういうと遥斗を抱えた
「じ、自分で歩けます!」
獅子丸「・・・」
そして風呂場で降ろされて
獅子丸「さきに入ってろ。服持ってきてやる」
「は、はい」
遥斗はさきにお風呂に入った
しばらくして獅子丸も入ってきた
獅子丸「人間って毛皮じゃないんだな」
「はい」
獅子丸はそういうと遥斗の身体を触り始めた
「!? な、なんですか!?」
獅子丸「毛はここにしか生えてないんだな」
「な、なに!?」
獅子丸「!す、すまん・・・」
「だ、大丈夫です・・・」
二人はお風呂から上がり
獅子丸「そろそろ寝るか」
「はい」
獅子丸「じゃあ、お前は寝室を使って構わないぞ」
「え、獅子丸さんは?」
獅子丸「ソファでいい」
「風邪ひいちゃいますよ」
獅子丸「このくらいでひかねぇよ」
「でも・・・」
獅子丸「気にするな。慣れてるから」
「・・・おやすみなさい」
獅子丸「・・・おう」
遥斗は寝室に行き寝た
しばらくして、寝室に獅子丸が来た
そしてベッドに入ってきた
遥斗は驚いたが動けないでいた
獅子丸は小声で
獅子丸「まだ起きてるか?」
「はい」
獅子丸「やっぱ、寒いから一緒に寝てもいいか?」
「僕は構いません」
獅子丸「なら」
と、獅子丸と添い寝をすることになった
とても暖かくて、安心する感じがして遥斗はすぐに寝てしまった
獅子丸「・・・」
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文章がおかしな所があったので修正しました。
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ただの政略結婚の相手であるとルシエルに興味を持たないジスランであったが、婚約発表の社交界前夜、ルシエルから婚約破棄するから受け入れてほしいと言われる。
理由を聞くジスランであったが、ルシエルはただ、
「必ず僕の国を滅ぼして」
それだけ言い、去っていった。
社交界当日、ルシエルは約束通り婚約破棄を皆の前で宣言する。
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
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※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
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