崩壊した世界を共に

ジャム

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プレゼント

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次の日
「ふわ~~~・・・」

朝日が窓から差し込んできて目を覚ました

「・・・フフフ」

隣ではクルスさんが大口を開けて寝ていた
僕はクルスさんの頬にキスをしてベッドから出てキッチンに向かった

ジェット「おはようございます!お早いですね!」

「うん!」

ジェット「朝食は用意しておりますので、もう少しお待ちください!」

「じゃあ、僕は畑に行ってくるね!」

僕は畑に向かった

「♪~~♪~」

草むしり、水あげ、間引き
この作業も慣れてきた

「・・・ふぅ・・・」

一仕事終えた後の朝の風
気持ちいいな~

「今日はいい風が吹くな~」

クルス「そうだな~」

「!?びっくりした・・・おはようございます!」

クルス「おう!おはよう!」

「どうしたんですか?」

クルス「これからランニングだ!」

「え?朝食は?」

クルス「飯食った後じゃ走れないからな!」

そういうと走って行ってしまった

「クルスさんは凄いな・・・」

僕も少し運動した方がいいかな?
このままじゃ・・・太って・・・

「・・・よし!腕立てやってみよう!」

僕は腕立てをやってみた

「20・・・21・・・もう・・・無理・・・」

僕は地面に倒れた

「もう少し・・・できると思ったのに・・・」

せめて50回はできると思ってたのに・・・

「はぁ・・・」

身体の向きを変えて空を見た
雲は白く、空は青い

「空は昔から変わらないんだな・・・」

放射能で大気が変わっていると思うけど・・・

「影響ないわけではないと思うけど・・・あまり大きな変化はないんだな~」

そもそもなんで核戦争が起こったんだろう?
平和な世界だったのに・・・

「・・・」

知りたい・・・理由を知りたいけど・・・

「・・・知るのが怖いな・・・」

そんな事考えていたら

クルス「寝てるのか?」

「!?」

クルスさんが僕を覗き込んできた

クルス「どうしたんだ?」

「いえ、運動をしようと思いまして」

クルス「運動?」

「はい。僕も少しは・・・」

クルス「そうか。では、腕立て!」

「え?」

クルス「腕立てを開始しろ!」

「!は、はい!」

言わなければよかった・・・
そう後悔したがもう後の祭り・・・

「37・・・38・・・もう・・・」

クルス「声が小さい!!」

「は、はい!」

スパルタ訓練で腕立て伏せだけで汗だくだ・・・

「はぁ・・・はぁ・・・」

なんとか腕立て伏せを100回終わらせることに成功した

クルス「次!腹筋100回!」

「ちょ・・・ちょっと待ってください・・・」

クルス「聞こえなかったか!」

「!は、はい!!」

僕は腹筋を開始した

「46・・・47・・・」

クルス「スピードが遅い!」

「はい!」

本当に後悔した・・・
言わなければよかった・・・

「99・・・100・・・もうダメ・・・」

クルス「次は・・・」

僕はそれを聞く前に逃げようとした
しかし・・・

クルス「逃げられると思うなよ?」

そう言われ首根っこを掴まれた

「もう勘弁してください・・・」

クルス「鍛えたいんだろう?」

「そうですけど、こういう厳しいやり方じゃないんですよ!」

クルス「厳しい?そうか?」

自覚無し!?
嘘でしょう!?

「厳しすぎですよ!」

クルス「そ、そうか・・・すまない。ついな・・・」

そういい僕の頭を撫でる

クルス「よく新兵の訓練をしてたからな・・・その癖が出てしまった・・・すまない」

「訓練ですか?」

クルス「ああ。懐かしいな・・・」

僕を見ながら寂しそうな笑顔を向けてくる

「・・・」

それを見て悲しくなる

クルス「あいつら・・・軍人として役目果たしたのかな・・・」

そう囁く
その時

ジェット「お待たせしました!朝食の準備ができましたよ!」

クルス「お!よし!行くか!」

と笑顔を向けてきた

「・・・はい!」

僕は笑顔で返しキッチンに向かった
朝食を終え

クルス「ちょっと俺は用事があるから!」

「用事ですか?」

クルス「ああ!」

そういうと外に行ってしまった

「何だろう?」

ジェット「たまにはお一人で過ごしたいときもあるのでしょう!今は一人にしてあげましょう!」

「そうだね!じゃあ、僕はクロスボウの練習でもしようかな・・・」

僕はクロスボウをもって外に出た
練習用の缶と台を用意して

シュン!
カン!
シュン!
タン!

「腕を下げずに・・・腰を引かずに・・・」

シュン!
カン!

何度もやっていると缶に当てることができるようになってきた

「10発中6発・・・いい感じだね!」

少しずつ上達している気がする

「百発百中・・・になりたいな」

それはまだ先のことになりそうだけど・・・
僕はしばらく練習を続けた
お昼ごろ

ジェット「坊ちゃん。昼食のご用意ができております!」

「わかった!」

僕はキッチンに向かった

クルス「おう!遅かったな!」

「あ、クルスさん!お待たせしました!」

僕は椅子に座り食事を終えた

クルス「さてと・・・」

クルスさんはまた外に行こうとしていた

「あ、あの・・・何をしてるんですか?」

クルス「ん?秘密♪」

そういうと行ってしまった

「何してるんだろう・・・」

気になって着いて行こうとしたとき手を掴まれた

ジェット「ダメですよ?」

手を掴んだのはジェットだった

「え?なんで?」

ジェット「クルス様にはクルス様の事情があります。それを邪魔してはいけませんよ?」

「でも、気になるんだもん」

ジェット「坊ちゃんも秘密を他人に知られるのは嫌でしょう?」

「・・・そうだね」

僕はそのまま椅子に座った

ジェット「きっといいことですよ!」

「いいこと?」

ジェット「きっとですが!」

「・・・なにか知ってるの?」

ジェット「いえ、知りません。でも、クルス様が嬉しそうにしているのでそうだと思ったのです!」

確かに嬉しそうな感じだった

「・・・まぁいいか。午後は何しようかな・・・」

ジェット「たまにはまったりお過ごしになられるのもいいと思いますよ!」

「まったり・・・ね~」

ゲームもないし、遊び道具もない
なにして遊べばいいんだろう

「・・・このまま居ても仕方ないし、散歩でも行こうかな」

ジェット「でしたら私もご一緒いたします!」

そして僕とジェットは工場を出て周りを散歩した

「あ!見て!」

僕はボロボロになった車を見つけて運転席に乗った
そしてハンドルを握った

「ブ~~~~ン!キィィィィィ!!」

車を運転する想像をしていた

「いつかは運転したかったな・・・」

クラクションを押してみたが鳴らない
まぁ・・・そうだよね

ジェット「車は無理でしょうけど、バイクでしたらクルス様のがございます。そちらを運転されてはどうですか?」

「そうだね!いつかね!」

そして更に散歩を続けた

「う~ん・・・」

地面はカサカサ
自然一つない

「改めて実感するな・・・」

もうわかりきってることだし、何度も理解した
でも、この光景を見るたびに思う

「・・・帰ろう」

ジェット「よろしいのですか?」

「うん。もう夕方だし」

気が付いたら夕方になっていた

ジェット「そうですね!ご夕飯のご準備もありますし!」

そして僕たちは工場に戻ってきた

クルス「どこ行ってたんだ?探してたんだぞ?」

「あ、クルスさん。ちょっと散歩してました」

クルス「危ないだろう!」

「だ、大丈夫ですよ。ジェットもいましたし、工場の周りだけでしたし」

クルス「でも、せめて一言言ってくれ・・・」

「す、すみません・・・」

クルス「・・・まぁいい!無事に帰ってきたからな!」

そして夕ご飯を食べ寝室に向かった

クルス「なぁ」

「はい?」

僕はクルスさんに呼ばれて振り向いた
そして

「んっ!」

キスをされて左手の薬指に何かを付けられた

「これは?」

クルス「これは・・・その・・・け・・・指・・・」

「ん?」

クルスさんは顔を赤くしていた

クルス「け、結婚指輪だよ。今日作ったんだ」

「け、結婚指輪!?」

クルス「あ、ああ。ブレイクタウンで買った装置を入れて作ったんだ」

「装置?」

クルス「ああ。あの装置は救難装置と発信機がセットになってた装置なんだ」

僕は指輪を見た
綺麗に作られているが、少しメカメカしい作りだった

クルス「その大きさにするのに苦労したんだ。性能をそのままに指輪にするのって想像以上に大変だった」

「でも、わざわざ?」

クルス「これがあればお前になにかあったらすぐ助けに行ける」

そういうとクルスさんは左手を見せてきた
そこには僕と同じ指輪があった

クルス「お前の指輪から救難信号が出たらこの指輪が知らせてくれるんだ」

「ありがとうございます・・・大事にします・・・」

僕は指に付いている指輪を握り閉めた

クルス「ああ!」

「・・・ところで・・・これってどうやって使うんですか?」

クルス「ここをスライドさせると小さなスイッチが出てくる。それを押せばいいんだ!」

僕は迷うことなく押してみた

クルスさんの指輪『救難信号を確認。南に5cmの方向です』

「すごい!場所まで教えてくれるんですね!」

クルス「躊躇なく押したな・・・」

そういいキスをしてきた

「な、なんでキスをしてくるんですか!?」

クルス「したいからだけど?」

「今の流れで!?」

クルス「救難信号が発信されたからな。助けないとな?」

そういい服を脱がしてくる

「求めてない!助けを求めてないから!」

クルス「スイッチ押したんだから求めてるんだよな?」

「違っ・・・んっ!」

指が胸に当たる

クルス「フフフ。可愛いな」

そしてお互い服を脱ぎ身体を重ねた
僕はこの時、緊急時以外絶対に!押さないことを固く誓った・・・
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