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遂行された
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アンターヘブンズに到着し真っ白な廊下を進む
ゼッタ「よう!」
「ゼッタさん!?なんでここに?」
ゼッタ「俺は定期連絡をしに来たんだよ。そのタイミングでお前が来たってわけだ。まぁ、ディカルドさんの計画通りだろうけどな」
「そうですか」
そして扉が開いた
ディカルド「そんなところで立ち話をしてないで入りたまえ」
僕とゼッタさんは部屋に入り椅子に座った
ディカルド「ハルトくんの話を聞く前に・・・ゼッタくん。外の状況を教えてもらえるかな?」
ゼッタ「はい。地上の様子は今のところ変化はありません」
ディカルド「まぁそうだろうね。すぐに結果が出たらそれはおかしいよ」
「・・・」
ゼッタ「地上の人達はみんな混乱しています。どこの街も・・・」
ディカルド「だろうね。状況がわからない状態だろうし・・・。まぁ、そのうち気が付くかもしれないがね」
ゼッタ「報告は以上です」
ディカルド「うむ。では、ハルトくんの話を聞こうか。なにを聞きたいかはわかるがね」
「・・・では、教えてください。地上で一体なにが起こったんですか?あれはあなたたちの仕業ですか?」
ディカルド「ああ。あの閃光・・・新兵器を使ったんだよ」
「でも、なにか変化があるわけでもないですし・・・」
ディカルド「あの新兵器には放射能なんか比べ物になら程の汚染物質が含まれている・・・予定だった」
「予定?」
ディカルド「ああ。でも、実際にばら撒かれたのは『汚染除去物質』なんだよ」
「汚染・・・除去物質?」
ディカルド「ハルトくんには悪いが、君のDNAを使わせてもらった」
「え・・・どうやって手に入れたんですか?」
ディカルド「それは私がゼッタくんに頼んだんだよ」
そういい僕の目の前に真っ赤に染まったタオルを一枚出して見せてきた
「これ・・・」
ディカルド「君が出産するときに使ったタオルだよ」
「クルスさんからゼッタさんが来たのは聞いてましたけど、それって・・・」
ゼッタ「ああ。これを取りに行ってたんだ・・・すまない。勝手に持ち出して・・・」
「・・・」
ディカルド「彼を責めないでくれ。これはすべて私がお願いしたことだ。もちろん彼は最初反対していた。でも、どうしても必要であることを伝えたらしぶしぶやってくれたんだ」
「・・・そうですか」
ディカルド「で、このタオルから君のDNAを抽出しそれでワクチンを作り出した」
「ワクチン・・・それが汚染除去物質ってことですか?」
ディカルド「ああ。当初の計画では君と子供・・・ホルスくんだったかな?君たち二人をこの地下に幽閉し地上に新兵器を使い生物を死滅させ、地下で繁栄し、いつか地上に出る。そういう計画だった」
「でも、ディカルドさんは違う作戦をやってたんですよね?」
ディカルド「ああ。私の作戦は『地上浄化作戦』だ」
「地上浄化・・・?」
ディカルド「君のDNAに含まれている『耐性』を散布可能な液体に変える。そしてそれを地上にばら撒く。それが私の考えた作戦だ」
「それで・・・浄化って?」
ディカルド「私は君のDNAに可能性を見出したんだよ。世界をもとに戻す可能性をね」
「世界をもとに戻す!?」
ディカルド「ああ。何年・・・いや、何百年もかかるかもしれない。でも、きっとうまくいく」
「・・・つまり、未来のためというのは・・・」
ディカルド「この世界・・・地上を核戦争が起こる前の平和な世界に戻すこと。それが私の作戦だったんだよ」
「・・・なぜ、いままで黙っていたんですか?」
ディカルド「君は捕まる可能性がある。そんな人に作戦を言って周りにばれてしまったら計画は失敗してしまうからね。だから、失敗する可能性の芽は摘んでおいただけのことだよ」
「・・・ゼッタさんも知らなかったんですか?」
ゼッタ「ああ・・・今、初めて聞いた・・・」
ディカルド「君たちには多大な迷惑をかけた。でも、これで私の作戦は終了・・・後はこのまま時が解決してくれるはずだ」
「・・・でも、この作戦が成功しない可能性もありますよね?」
ディカルド「その保険はもう掛けてある」
「保険?」
ディカルド「君とホルスくんだよ?」
「僕と・・・ホルス?」
ディカルド「ああ。耐性を持つ君たちが生き残り子を成し繁栄していけば、将来的に耐性を持つ者が多くなる。そしてやがて耐性を持つ者しかいなくなる」
「・・・すべてあなたの作戦通りだったわけですね」
ディカルド「ああ。ただ不測の事態は何個か起こったがね」
「?それは?」
ディカルド「君が15歳で子供を産んだこと。早い段階でアンダーヘブンズの存在にたどり着くこと。様々な街での関係が良好なこと。・・・思っていたより作戦を早めなくてはならなくなって大変だったよ」
「・・・そうですか」
ディカルド「本当・・・君は私の予想外なことをしてくれるね」
「・・・」
しばらくの沈黙が続いた
ディカルド「もう聞きたいことはないかな?」
「もう一つだけ・・・」
ディカルド「ん?何かな?」
「僕が地上にいるのになんで兵器を使ったんですか?使わないと言っていたのに・・・」
ディカルド「それは汚染浄化物質にすり替えたのもあるが、彼ら・・・議員たちがね・・・」
「議員?」
ディカルド「このアンダーヘブンズの責任者たちのことだよ。彼らがしびれを切らしてね。強行したんだよ」
ゼッタ「でもディカルドさんはそれを知って逆手に取った・・・と?」
ディカルド「ああ。彼らが動き出すのは時間の問題だったからね。昨日、兵器が使われたのは私も驚いた。今日の朝、聞かされたからね」
そういいお茶を飲むディカルドさん
ディカルド「でも、すべては私の作戦通りだ。君ももう怖がる心配はない」
「・・・また兵器を作ったりする可能性は?」
ディカルド「作りたくても・・・もう無理だろうね・・・」
ゼッタ「なぜですか?」
ディカルド「あの兵器を作るのに約30年はかかったんだ。大量の資源と時間をかけたんだよ。でも、もうそんな資源なんてない。時間は・・・まぁあるけどね?」
「資源は地上から持ってくればいいだけのことでは?」
ディカルド「そう簡単に見つかるような物じゃないんだよ?君の乗っていたバイクの部品だって簡単に手に入らないだろう?それと同じ・・・いや、規模が違うね」
「・・・じゃあ・・・」
ディカルド「ああ。安心して生活してほしい。地上の凶悪なモンスターたちもその内衰退していくだろう。何年かかるかはわからないが・・・」
「・・・わかりました」
僕は席を立った
ディカルド「君たちと会うことはもうないだろうけど、元気でね」
「・・・そちらも」
そして僕とゼッタさんは地上に戻ってきた
ゼッタ「俺の仕事も終わりか~」
「そういえば、見返りってなんだったんですか?」
ゼッタ「特にもらってないよ?」
「え・・・それって・・・」
商売的にいいのかな?
ゼッタ「あえて言うなら・・・『未来』かな!」
「・・・そうですね!」
僕は空を見た
夕日が昇りオレンジ色に輝いていた
これから先、怯えることはないんだ・・・
デッドとかには警戒しないといけないけど、地下の人たちから怯えることはなくなる
ホルスも・・・守れる・・・
ゼッタ「さて・・・俺はこれからも商売していくぜ!」
「これからもよろしくお願いします!」
そして・・・
「ただいま~」
ジェット「おかえりなさいませ!いかがでしたか?」
「出てきても大丈夫だよ!」
ジェット「さようですか!では早速!」
僕とジェットは地下に向かった
扉を開けて・・・
「ただいま!」
クルス「おかえり!」
そういい抱きしめてくる
クルス「どうだった!?」
「うん!話すよ!」
僕たちはキッチンに行き椅子に座りながら話した
クルス「そんな計画を・・・」
「うん。でも、これで狙われなくなるから、もう安心だよ!」
クルス「そうだな!」
僕の腕の中にはホルスがいる
寝息をたてて・・・
クルス「何年後になるんだろうな・・・」
「その辺はわからないみたい。でも、必ずもとに戻ると信じてるみたいだよ?」
クルス「・・・俺も信じるかな」
「僕も信じる!」
ジェット「私もそう信じたいですね!」
そして僕たちは食事を終え部屋で休むことにした・・・
ゼッタ「よう!」
「ゼッタさん!?なんでここに?」
ゼッタ「俺は定期連絡をしに来たんだよ。そのタイミングでお前が来たってわけだ。まぁ、ディカルドさんの計画通りだろうけどな」
「そうですか」
そして扉が開いた
ディカルド「そんなところで立ち話をしてないで入りたまえ」
僕とゼッタさんは部屋に入り椅子に座った
ディカルド「ハルトくんの話を聞く前に・・・ゼッタくん。外の状況を教えてもらえるかな?」
ゼッタ「はい。地上の様子は今のところ変化はありません」
ディカルド「まぁそうだろうね。すぐに結果が出たらそれはおかしいよ」
「・・・」
ゼッタ「地上の人達はみんな混乱しています。どこの街も・・・」
ディカルド「だろうね。状況がわからない状態だろうし・・・。まぁ、そのうち気が付くかもしれないがね」
ゼッタ「報告は以上です」
ディカルド「うむ。では、ハルトくんの話を聞こうか。なにを聞きたいかはわかるがね」
「・・・では、教えてください。地上で一体なにが起こったんですか?あれはあなたたちの仕業ですか?」
ディカルド「ああ。あの閃光・・・新兵器を使ったんだよ」
「でも、なにか変化があるわけでもないですし・・・」
ディカルド「あの新兵器には放射能なんか比べ物になら程の汚染物質が含まれている・・・予定だった」
「予定?」
ディカルド「ああ。でも、実際にばら撒かれたのは『汚染除去物質』なんだよ」
「汚染・・・除去物質?」
ディカルド「ハルトくんには悪いが、君のDNAを使わせてもらった」
「え・・・どうやって手に入れたんですか?」
ディカルド「それは私がゼッタくんに頼んだんだよ」
そういい僕の目の前に真っ赤に染まったタオルを一枚出して見せてきた
「これ・・・」
ディカルド「君が出産するときに使ったタオルだよ」
「クルスさんからゼッタさんが来たのは聞いてましたけど、それって・・・」
ゼッタ「ああ。これを取りに行ってたんだ・・・すまない。勝手に持ち出して・・・」
「・・・」
ディカルド「彼を責めないでくれ。これはすべて私がお願いしたことだ。もちろん彼は最初反対していた。でも、どうしても必要であることを伝えたらしぶしぶやってくれたんだ」
「・・・そうですか」
ディカルド「で、このタオルから君のDNAを抽出しそれでワクチンを作り出した」
「ワクチン・・・それが汚染除去物質ってことですか?」
ディカルド「ああ。当初の計画では君と子供・・・ホルスくんだったかな?君たち二人をこの地下に幽閉し地上に新兵器を使い生物を死滅させ、地下で繁栄し、いつか地上に出る。そういう計画だった」
「でも、ディカルドさんは違う作戦をやってたんですよね?」
ディカルド「ああ。私の作戦は『地上浄化作戦』だ」
「地上浄化・・・?」
ディカルド「君のDNAに含まれている『耐性』を散布可能な液体に変える。そしてそれを地上にばら撒く。それが私の考えた作戦だ」
「それで・・・浄化って?」
ディカルド「私は君のDNAに可能性を見出したんだよ。世界をもとに戻す可能性をね」
「世界をもとに戻す!?」
ディカルド「ああ。何年・・・いや、何百年もかかるかもしれない。でも、きっとうまくいく」
「・・・つまり、未来のためというのは・・・」
ディカルド「この世界・・・地上を核戦争が起こる前の平和な世界に戻すこと。それが私の作戦だったんだよ」
「・・・なぜ、いままで黙っていたんですか?」
ディカルド「君は捕まる可能性がある。そんな人に作戦を言って周りにばれてしまったら計画は失敗してしまうからね。だから、失敗する可能性の芽は摘んでおいただけのことだよ」
「・・・ゼッタさんも知らなかったんですか?」
ゼッタ「ああ・・・今、初めて聞いた・・・」
ディカルド「君たちには多大な迷惑をかけた。でも、これで私の作戦は終了・・・後はこのまま時が解決してくれるはずだ」
「・・・でも、この作戦が成功しない可能性もありますよね?」
ディカルド「その保険はもう掛けてある」
「保険?」
ディカルド「君とホルスくんだよ?」
「僕と・・・ホルス?」
ディカルド「ああ。耐性を持つ君たちが生き残り子を成し繁栄していけば、将来的に耐性を持つ者が多くなる。そしてやがて耐性を持つ者しかいなくなる」
「・・・すべてあなたの作戦通りだったわけですね」
ディカルド「ああ。ただ不測の事態は何個か起こったがね」
「?それは?」
ディカルド「君が15歳で子供を産んだこと。早い段階でアンダーヘブンズの存在にたどり着くこと。様々な街での関係が良好なこと。・・・思っていたより作戦を早めなくてはならなくなって大変だったよ」
「・・・そうですか」
ディカルド「本当・・・君は私の予想外なことをしてくれるね」
「・・・」
しばらくの沈黙が続いた
ディカルド「もう聞きたいことはないかな?」
「もう一つだけ・・・」
ディカルド「ん?何かな?」
「僕が地上にいるのになんで兵器を使ったんですか?使わないと言っていたのに・・・」
ディカルド「それは汚染浄化物質にすり替えたのもあるが、彼ら・・・議員たちがね・・・」
「議員?」
ディカルド「このアンダーヘブンズの責任者たちのことだよ。彼らがしびれを切らしてね。強行したんだよ」
ゼッタ「でもディカルドさんはそれを知って逆手に取った・・・と?」
ディカルド「ああ。彼らが動き出すのは時間の問題だったからね。昨日、兵器が使われたのは私も驚いた。今日の朝、聞かされたからね」
そういいお茶を飲むディカルドさん
ディカルド「でも、すべては私の作戦通りだ。君ももう怖がる心配はない」
「・・・また兵器を作ったりする可能性は?」
ディカルド「作りたくても・・・もう無理だろうね・・・」
ゼッタ「なぜですか?」
ディカルド「あの兵器を作るのに約30年はかかったんだ。大量の資源と時間をかけたんだよ。でも、もうそんな資源なんてない。時間は・・・まぁあるけどね?」
「資源は地上から持ってくればいいだけのことでは?」
ディカルド「そう簡単に見つかるような物じゃないんだよ?君の乗っていたバイクの部品だって簡単に手に入らないだろう?それと同じ・・・いや、規模が違うね」
「・・・じゃあ・・・」
ディカルド「ああ。安心して生活してほしい。地上の凶悪なモンスターたちもその内衰退していくだろう。何年かかるかはわからないが・・・」
「・・・わかりました」
僕は席を立った
ディカルド「君たちと会うことはもうないだろうけど、元気でね」
「・・・そちらも」
そして僕とゼッタさんは地上に戻ってきた
ゼッタ「俺の仕事も終わりか~」
「そういえば、見返りってなんだったんですか?」
ゼッタ「特にもらってないよ?」
「え・・・それって・・・」
商売的にいいのかな?
ゼッタ「あえて言うなら・・・『未来』かな!」
「・・・そうですね!」
僕は空を見た
夕日が昇りオレンジ色に輝いていた
これから先、怯えることはないんだ・・・
デッドとかには警戒しないといけないけど、地下の人たちから怯えることはなくなる
ホルスも・・・守れる・・・
ゼッタ「さて・・・俺はこれからも商売していくぜ!」
「これからもよろしくお願いします!」
そして・・・
「ただいま~」
ジェット「おかえりなさいませ!いかがでしたか?」
「出てきても大丈夫だよ!」
ジェット「さようですか!では早速!」
僕とジェットは地下に向かった
扉を開けて・・・
「ただいま!」
クルス「おかえり!」
そういい抱きしめてくる
クルス「どうだった!?」
「うん!話すよ!」
僕たちはキッチンに行き椅子に座りながら話した
クルス「そんな計画を・・・」
「うん。でも、これで狙われなくなるから、もう安心だよ!」
クルス「そうだな!」
僕の腕の中にはホルスがいる
寝息をたてて・・・
クルス「何年後になるんだろうな・・・」
「その辺はわからないみたい。でも、必ずもとに戻ると信じてるみたいだよ?」
クルス「・・・俺も信じるかな」
「僕も信じる!」
ジェット「私もそう信じたいですね!」
そして僕たちは食事を終え部屋で休むことにした・・・
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