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分かたれた上下
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次の日・・・
いつものように朝食を食べ、授乳し、畑仕事をしていた
その時・・・
ドカ~~~~ン!!!!
ものすごい爆発音が周りに響き渡り、地響きも感じた
「な、なに!?」
クルス「今のは一体なんだ!?」
ホルス「おぎゃー!おぎゃー!」
クルスさんが泣きじゃくるホルスを抱えて外にやってきた
「だ、大丈夫だよ~」
僕はホルスを抱きかかえあやす
クルス「何かが爆発したような感じだったが・・・」
クルスさんは周りを見渡す
クルス「っ!?あそこか!」
クルスさんの見ている方向では真っ黒な大きな煙が上がっていた
「な、なんだろう・・・」
クルス「・・・お前はホルスとここに残れ!俺が見てくる!」
「僕も行く!ジェット!」
ジェット「はい!どうされましたか!?」
「ホルスをお願い!」
そういいジェットにホルスを預け僕たちは爆発した場所まで向かった
クルス「ゲホッ!ゲホッ!すごい煙だな・・・」
「ゲホッ!本当・・・一体何があったんだろう・・・」
爆発は広範囲ではなく一か所で起こったみたいだ
クルス「ここら辺って確か地下鉄への入り口があったところだよな?」
「うん」
煙が酷くて周りが良く見えない
クルス「・・・ダメだ・・・少し経ってから調べよう」
「そうだね」
僕たちは離れたところで様子を伺った
クルス「なにが爆発したんだ?」
「わからない・・・」
しばらくすると煙は消えて見やすくなった
クルス「よし。行くぞ」
僕たちは爆発地点に近づいた
「!?地下への入り口が・・・」
クルス「・・・」
地下鉄への入口が倒壊していて塞がれていた
これじゃ下に行けない・・・
クルス「他の道を探してみよう!」
「うん!」
???「いや、その必要はないよ」
声のする方を見るとゼッタさんがいた
「ゼッタさん」
クルス「必要ないってどういうことだ?」
ゼッタ「これもディカルドさんの計画なんだ。上下を分かつ・・・計画だ」
「え・・・分かつって・・・なんで?」
ゼッタ「下のやつらは自分のことしか考えてないってディカルドさんから聞いたよな?」
クルス「ああ」
ゼッタ「そんな奴らが新兵器の失敗を知ったらどうなると思う?」
「どうって・・・」
どうなる・・・
地上に攻め込んでくる?
それとも資源を何としてでも集めてまた兵器を使う?
ゼッタ「ディカルドさんの話だと、きっとハルトくんかホルスくんを奪い取ろうとするだろうって言ってた」
「!?」
クルス「・・・」
ゼッタ「地下の奴らはそういう奴ららしい」
クルス「だから繋がりを絶った・・・と」
ゼッタ「ああ。あれだけ深い地下に住んでるんだ。入口と道を爆破させれば、もう地上には出られない。もし出られたとしても、その頃には地上はもとに戻っている。そう考えたんだ」
「で、でも、それだとディカルドさんも・・・」
ゼッタ「覚悟の上で実行したんだ。自分も地下の住人だからって・・・」
「そんな・・・」
クルス「・・・なんでそれをお前が知ってるんだ?」
ゼッタ「ディカルドさんから聞かされてたからな。最終的には地上との関わりを絶つって」
「・・・」
クルス「・・・」
それだけ・・・未来のことを考えていたってこと?
自分を犠牲にしてまで・・・
ゼッタ「これで・・・ディカルドさんの計画は完璧に終了した。俺の最後の依頼もこれで終わる」
そういうと僕にディスクを渡してきた
「これは?」
ゼッタ「さぁ。これが何なのかも教えてくれなかったよ。でも、ハルトくんに渡せばわかるって・・・」
「・・・」
僕はそれを無言で受け取った
ゼッタ「それは一体なんだ?」
「これはディスク・・・音声を録音しておけるやつです」
ゼッタ「そんなのがあるのか・・・」
クルス「今の世界じゃ録音や再生はできないだろうがな・・・」
「・・・」
再生する方法は・・・ある
僕には・・・いや、僕にだけ・・・あるのだ
ゼッタ「再生できないなら意味のない物ってことか・・・最後まで謎の多い人だったな・・・」
そういいゼッタさんは行ってしまった
「・・・」
クルス「再生する方法あるんだろう?」
「・・・うん」
クルス「じゃあ、帰ろう」
僕たちは工場に帰ってきた
ジェット「坊ちゃん!どうでしたか?」
「ジェット・・・これを再生してほしいんだ」
ジェットにディスクを渡した
ジェット「これは・・・懐かしいですね!」
「うん。そうだね。再生できる?」
ジェット「お安い御用でございます!」
そういうと機体にディスクを入れて再生した
ディカルド『ゴホンっ!これ・・・ちゃんと録音されてるのかい?』
女性の声『はい。問題ありません。もう録音されています』
ディカルド『そうか。えっと・・・ゴホンっ!久しぶり・・・ではないね。きっとこれを聞いている時は地下鉄の爆破の後のはずだから・・・二日ぐらいのはずだよね?』
女性の声『議長・・・手短に・・・容量の問題がございますので・・・』
ディカルド『おっと!それはまずい!・・・え~・・・私の計画はもう果たされた。地下鉄からの経路を遮断することで我々は地下での生活を余儀なくされる。そうすれば、地上の人々は平和に暮らせるであろう。後悔はしていない。むしろ誇らしく思っている。この計画を最後までやり遂げることができたのだから。でも・・・一つだけ心残りがあるかな・・・』
クルス「心残り?」
「なんだろう?」
ディカルド『それは・・・ハルトくん。君に真実を隠していたことだ』
「???」
ディカルド『きっと何を言っているかわからないだろう。それを言うためにこういう手段を取らせてもらったのだ。真実・・・私の本当の名前は『ディカルド・デュオス』・・・君の親族に当たるんだよ』
「!?」
クルス「!?」
ディカルド『驚いているだろうね。なにせ君のお父さんの兄弟が私のご先祖様にあたるのだから』
「そうだったんだ・・・」
ディカルド『でも、私には耐性はない。きっと何か特別なものを君は持っているのだろう。羨ましく思う反面嬉しく思うよ。私にじゃなく、君に耐性があったことを・・・そのおかげで世界を救うという目的ができたことを・・・。君にはつらい思いをさせてしまったと思う。この過酷な世界に放り出してしまった・・・すまないと思っている・・・。でも、どうか許してほしい。君の力がどうしても必要だったのだ。そのため、君をあの冷凍ポットから解き放ったのだ』
クルス「・・・管理していたって言ってたのはこういうことか・・・」
ディカルド『もちろん一番つがいになる確率が高いクルスくんもだ。君のご両親は・・・すまない・・・我々の管理している電力では君とクルス君だけを生存させるので精いっぱいだったのだ・・・。何度謝っても許してはもらえないだろう。君から親を奪い、日常を奪い、最終的には子まで奪うと発言したのだ。決して許されることではない・・・。でも、わかってほしい。私は君たちの未来・・・ハルト君の未来のためにこの計画を立てたのだ。君が生き残ることができる・・・未来を・・・』
クルス「・・・」
「・・・」
ディカルド『この先、未来を精いっぱい生きてほしい。私の分も・・・君のご両親の分も・・・そして、幸せだったなって思ってベッドの上で亡くなれることを願っている。これが叶ったら、私の真の計画は成功だ!では、元気で・・・』
それを最後に音声は聞こえなくなった
「ディカルドさん・・・」
ディカルドさんが僕の親族だったんだ・・・
そんなの・・・全然気が付かなかった・・・
クルス「ハルトを幸せにする・・・それがディカルドの真の計画だったってことか・・・」
ジェット「話を聞く限りそのようですね・・・」
「・・・」
僕は俯いた
なにも考えられない・・・
なにも・・・考えたくない・・・
ホルス「あぶ~!」
ホルスが僕の頬を叩く
「ん?なに?」
ホルス「あばぶ~!キャッ!キャッ!」
楽しそうにしているホルス
「フフフ」
ディカルドさん
僕はすでに幸せだよ?
可愛い子供、子供っぽいけど立派な旦那、家庭を身をもって支える家事ロボット・・・
こんな家族に囲まれて幸せじゃないわけないよ
だから、そんな心配はいらないよ
だから・・・せめて・・・
「地下では・・・幸せに生きて・・・」
そう囁き僕は目を瞑った
目からは涙が一粒流れ地面に落ちた・・・
いつものように朝食を食べ、授乳し、畑仕事をしていた
その時・・・
ドカ~~~~ン!!!!
ものすごい爆発音が周りに響き渡り、地響きも感じた
「な、なに!?」
クルス「今のは一体なんだ!?」
ホルス「おぎゃー!おぎゃー!」
クルスさんが泣きじゃくるホルスを抱えて外にやってきた
「だ、大丈夫だよ~」
僕はホルスを抱きかかえあやす
クルス「何かが爆発したような感じだったが・・・」
クルスさんは周りを見渡す
クルス「っ!?あそこか!」
クルスさんの見ている方向では真っ黒な大きな煙が上がっていた
「な、なんだろう・・・」
クルス「・・・お前はホルスとここに残れ!俺が見てくる!」
「僕も行く!ジェット!」
ジェット「はい!どうされましたか!?」
「ホルスをお願い!」
そういいジェットにホルスを預け僕たちは爆発した場所まで向かった
クルス「ゲホッ!ゲホッ!すごい煙だな・・・」
「ゲホッ!本当・・・一体何があったんだろう・・・」
爆発は広範囲ではなく一か所で起こったみたいだ
クルス「ここら辺って確か地下鉄への入り口があったところだよな?」
「うん」
煙が酷くて周りが良く見えない
クルス「・・・ダメだ・・・少し経ってから調べよう」
「そうだね」
僕たちは離れたところで様子を伺った
クルス「なにが爆発したんだ?」
「わからない・・・」
しばらくすると煙は消えて見やすくなった
クルス「よし。行くぞ」
僕たちは爆発地点に近づいた
「!?地下への入り口が・・・」
クルス「・・・」
地下鉄への入口が倒壊していて塞がれていた
これじゃ下に行けない・・・
クルス「他の道を探してみよう!」
「うん!」
???「いや、その必要はないよ」
声のする方を見るとゼッタさんがいた
「ゼッタさん」
クルス「必要ないってどういうことだ?」
ゼッタ「これもディカルドさんの計画なんだ。上下を分かつ・・・計画だ」
「え・・・分かつって・・・なんで?」
ゼッタ「下のやつらは自分のことしか考えてないってディカルドさんから聞いたよな?」
クルス「ああ」
ゼッタ「そんな奴らが新兵器の失敗を知ったらどうなると思う?」
「どうって・・・」
どうなる・・・
地上に攻め込んでくる?
それとも資源を何としてでも集めてまた兵器を使う?
ゼッタ「ディカルドさんの話だと、きっとハルトくんかホルスくんを奪い取ろうとするだろうって言ってた」
「!?」
クルス「・・・」
ゼッタ「地下の奴らはそういう奴ららしい」
クルス「だから繋がりを絶った・・・と」
ゼッタ「ああ。あれだけ深い地下に住んでるんだ。入口と道を爆破させれば、もう地上には出られない。もし出られたとしても、その頃には地上はもとに戻っている。そう考えたんだ」
「で、でも、それだとディカルドさんも・・・」
ゼッタ「覚悟の上で実行したんだ。自分も地下の住人だからって・・・」
「そんな・・・」
クルス「・・・なんでそれをお前が知ってるんだ?」
ゼッタ「ディカルドさんから聞かされてたからな。最終的には地上との関わりを絶つって」
「・・・」
クルス「・・・」
それだけ・・・未来のことを考えていたってこと?
自分を犠牲にしてまで・・・
ゼッタ「これで・・・ディカルドさんの計画は完璧に終了した。俺の最後の依頼もこれで終わる」
そういうと僕にディスクを渡してきた
「これは?」
ゼッタ「さぁ。これが何なのかも教えてくれなかったよ。でも、ハルトくんに渡せばわかるって・・・」
「・・・」
僕はそれを無言で受け取った
ゼッタ「それは一体なんだ?」
「これはディスク・・・音声を録音しておけるやつです」
ゼッタ「そんなのがあるのか・・・」
クルス「今の世界じゃ録音や再生はできないだろうがな・・・」
「・・・」
再生する方法は・・・ある
僕には・・・いや、僕にだけ・・・あるのだ
ゼッタ「再生できないなら意味のない物ってことか・・・最後まで謎の多い人だったな・・・」
そういいゼッタさんは行ってしまった
「・・・」
クルス「再生する方法あるんだろう?」
「・・・うん」
クルス「じゃあ、帰ろう」
僕たちは工場に帰ってきた
ジェット「坊ちゃん!どうでしたか?」
「ジェット・・・これを再生してほしいんだ」
ジェットにディスクを渡した
ジェット「これは・・・懐かしいですね!」
「うん。そうだね。再生できる?」
ジェット「お安い御用でございます!」
そういうと機体にディスクを入れて再生した
ディカルド『ゴホンっ!これ・・・ちゃんと録音されてるのかい?』
女性の声『はい。問題ありません。もう録音されています』
ディカルド『そうか。えっと・・・ゴホンっ!久しぶり・・・ではないね。きっとこれを聞いている時は地下鉄の爆破の後のはずだから・・・二日ぐらいのはずだよね?』
女性の声『議長・・・手短に・・・容量の問題がございますので・・・』
ディカルド『おっと!それはまずい!・・・え~・・・私の計画はもう果たされた。地下鉄からの経路を遮断することで我々は地下での生活を余儀なくされる。そうすれば、地上の人々は平和に暮らせるであろう。後悔はしていない。むしろ誇らしく思っている。この計画を最後までやり遂げることができたのだから。でも・・・一つだけ心残りがあるかな・・・』
クルス「心残り?」
「なんだろう?」
ディカルド『それは・・・ハルトくん。君に真実を隠していたことだ』
「???」
ディカルド『きっと何を言っているかわからないだろう。それを言うためにこういう手段を取らせてもらったのだ。真実・・・私の本当の名前は『ディカルド・デュオス』・・・君の親族に当たるんだよ』
「!?」
クルス「!?」
ディカルド『驚いているだろうね。なにせ君のお父さんの兄弟が私のご先祖様にあたるのだから』
「そうだったんだ・・・」
ディカルド『でも、私には耐性はない。きっと何か特別なものを君は持っているのだろう。羨ましく思う反面嬉しく思うよ。私にじゃなく、君に耐性があったことを・・・そのおかげで世界を救うという目的ができたことを・・・。君にはつらい思いをさせてしまったと思う。この過酷な世界に放り出してしまった・・・すまないと思っている・・・。でも、どうか許してほしい。君の力がどうしても必要だったのだ。そのため、君をあの冷凍ポットから解き放ったのだ』
クルス「・・・管理していたって言ってたのはこういうことか・・・」
ディカルド『もちろん一番つがいになる確率が高いクルスくんもだ。君のご両親は・・・すまない・・・我々の管理している電力では君とクルス君だけを生存させるので精いっぱいだったのだ・・・。何度謝っても許してはもらえないだろう。君から親を奪い、日常を奪い、最終的には子まで奪うと発言したのだ。決して許されることではない・・・。でも、わかってほしい。私は君たちの未来・・・ハルト君の未来のためにこの計画を立てたのだ。君が生き残ることができる・・・未来を・・・』
クルス「・・・」
「・・・」
ディカルド『この先、未来を精いっぱい生きてほしい。私の分も・・・君のご両親の分も・・・そして、幸せだったなって思ってベッドの上で亡くなれることを願っている。これが叶ったら、私の真の計画は成功だ!では、元気で・・・』
それを最後に音声は聞こえなくなった
「ディカルドさん・・・」
ディカルドさんが僕の親族だったんだ・・・
そんなの・・・全然気が付かなかった・・・
クルス「ハルトを幸せにする・・・それがディカルドの真の計画だったってことか・・・」
ジェット「話を聞く限りそのようですね・・・」
「・・・」
僕は俯いた
なにも考えられない・・・
なにも・・・考えたくない・・・
ホルス「あぶ~!」
ホルスが僕の頬を叩く
「ん?なに?」
ホルス「あばぶ~!キャッ!キャッ!」
楽しそうにしているホルス
「フフフ」
ディカルドさん
僕はすでに幸せだよ?
可愛い子供、子供っぽいけど立派な旦那、家庭を身をもって支える家事ロボット・・・
こんな家族に囲まれて幸せじゃないわけないよ
だから、そんな心配はいらないよ
だから・・・せめて・・・
「地下では・・・幸せに生きて・・・」
そう囁き僕は目を瞑った
目からは涙が一粒流れ地面に落ちた・・・
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