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おまけ・ディカルドの未来
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議員「なんてことをしてくれたんですか!!」
「・・・」
議員「兵器に細工をしただけじゃ飽き足らず唯一の地上との道まで爆破するなんて・・・一体何を考えていらっしゃるんですか!?」
「・・・」
私は議員たちの文句を黙って聞いていた
議員「議長ともあろう方がこんなことをして・・・我々の未来はもう終わりだ!!」
「・・・元から終わっていたのだよ」
議員たち「え?」
「我々に未来など元からないのだ」
議員「なにを言っておられるんですか!我々の未来のためにあの兵器を開発したというのに!」
「子供を犠牲にした未来でもか?」
議員「それは必要な犠牲に過ぎないのだ」
「では、これから生まれてくる子供たちになんというのだね?『我々は幼い子供を監禁し無理やり子供を産ませその子供を殺し遺伝子を自分たちに投与し生き延びた』と伝えるのかね?未来に希望を持たせなくてはいけない大人が子供にそんなことが言えるのか!」
議員「し、しかし・・・」
「大人がそんな考えではこの街に未来などない。ならば、外界から離れるほかないだろう?」
議員「だからって・・・」
「何がアンダーヘブンズ(地下天国)だ!子供を犠牲にした未来など私はいらない!そんなの天国でも何でもない!地獄でしかないのだ!」
議員「ひ、必要な犠牲なのだ・・・」
「では、これも必要な犠牲だ。地上の未来のためにもな」
議員「・・・我々は・・・これからどうしたらいいんだ・・・」
「我々は我々で生きていけばいいのだ。子供を犠牲にしない未来を」
そして会議は終わった
「・・・はぁ・・・」
私はため息をついた
何年も計画のため動き回っていたから、これからは何をしたらいいのか・・・
「・・・地上の様子を知る方法もない。では・・・何をしたらいいのか・・・」
議員たちにああは言った物の・・・
自分自身、どうしたらいいのかわからない
部下「議長」
「ん?どうしたのかね?」
部下「実は前からお伝えしたいことがありました」
「ん?」
部下は深呼吸し
部下「ずっと好きでした。計画が終わるまではと思っていました。もう、計画も終わり私たちは目的を見失いました」
「あ、ああ・・・そう、だね」
部下「でしたら・・・もし・・・よかったら・・・私と未来を歩みませんか?」
「え・・・」
部下「未来を一緒に考え築いていきませんか?一人じゃ難しいかもしれませんけど、二人でならきっと見つけられます」
「・・・そうだね・・・それもいいね!」
まさか、私が口説かれる時が来るとは・・・
そして、彼女の言葉に心が躍ることになるとは・・・
部下「無理に私とお付き合いする必要はありませんよ?」
「フフフ。私も無責任にお付き合いをするつもりはないよ!だから、まずはお互いをもっと知ろうじゃないか!まずは・・・君の私生活を教えてほしいな。普段は何をしているのかな?」
私は彼女の隣を歩く
彼女は満面な笑みで私に自分のことを伝えてくれる
私は自分やこのアンダーヘブンズのみんなを犠牲にした
地上の・・・ハルトくんの未来のために
それを間違っているとは思わないし、後悔もしていない
でも、少しは自分のために行動してもよかったかな?と思う
だから、これからは自分のため、この地下天国のために行動しようと思う・・・
・・・END・・・
「・・・」
議員「兵器に細工をしただけじゃ飽き足らず唯一の地上との道まで爆破するなんて・・・一体何を考えていらっしゃるんですか!?」
「・・・」
私は議員たちの文句を黙って聞いていた
議員「議長ともあろう方がこんなことをして・・・我々の未来はもう終わりだ!!」
「・・・元から終わっていたのだよ」
議員たち「え?」
「我々に未来など元からないのだ」
議員「なにを言っておられるんですか!我々の未来のためにあの兵器を開発したというのに!」
「子供を犠牲にした未来でもか?」
議員「それは必要な犠牲に過ぎないのだ」
「では、これから生まれてくる子供たちになんというのだね?『我々は幼い子供を監禁し無理やり子供を産ませその子供を殺し遺伝子を自分たちに投与し生き延びた』と伝えるのかね?未来に希望を持たせなくてはいけない大人が子供にそんなことが言えるのか!」
議員「し、しかし・・・」
「大人がそんな考えではこの街に未来などない。ならば、外界から離れるほかないだろう?」
議員「だからって・・・」
「何がアンダーヘブンズ(地下天国)だ!子供を犠牲にした未来など私はいらない!そんなの天国でも何でもない!地獄でしかないのだ!」
議員「ひ、必要な犠牲なのだ・・・」
「では、これも必要な犠牲だ。地上の未来のためにもな」
議員「・・・我々は・・・これからどうしたらいいんだ・・・」
「我々は我々で生きていけばいいのだ。子供を犠牲にしない未来を」
そして会議は終わった
「・・・はぁ・・・」
私はため息をついた
何年も計画のため動き回っていたから、これからは何をしたらいいのか・・・
「・・・地上の様子を知る方法もない。では・・・何をしたらいいのか・・・」
議員たちにああは言った物の・・・
自分自身、どうしたらいいのかわからない
部下「議長」
「ん?どうしたのかね?」
部下「実は前からお伝えしたいことがありました」
「ん?」
部下は深呼吸し
部下「ずっと好きでした。計画が終わるまではと思っていました。もう、計画も終わり私たちは目的を見失いました」
「あ、ああ・・・そう、だね」
部下「でしたら・・・もし・・・よかったら・・・私と未来を歩みませんか?」
「え・・・」
部下「未来を一緒に考え築いていきませんか?一人じゃ難しいかもしれませんけど、二人でならきっと見つけられます」
「・・・そうだね・・・それもいいね!」
まさか、私が口説かれる時が来るとは・・・
そして、彼女の言葉に心が躍ることになるとは・・・
部下「無理に私とお付き合いする必要はありませんよ?」
「フフフ。私も無責任にお付き合いをするつもりはないよ!だから、まずはお互いをもっと知ろうじゃないか!まずは・・・君の私生活を教えてほしいな。普段は何をしているのかな?」
私は彼女の隣を歩く
彼女は満面な笑みで私に自分のことを伝えてくれる
私は自分やこのアンダーヘブンズのみんなを犠牲にした
地上の・・・ハルトくんの未来のために
それを間違っているとは思わないし、後悔もしていない
でも、少しは自分のために行動してもよかったかな?と思う
だから、これからは自分のため、この地下天国のために行動しようと思う・・・
・・・END・・・
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完結おめでとうございます🌹🌹🌹🌹🌹🌹🌹
ハルトずいぶんがんばったね❗
クルトがまさか、ジェットと結婚する😊というまでになるとは
ジェットが襲撃や事故で動くなくなる未来で終わってしまうのでは、と心配してました
暴走ぎみの獣人さんたちにたちむかうにはハルトが弱く思ってたけど、たくましくなりましたね
長いお話ありがとうございました😃
コメントありがとうございます(*^^*)
長々とお読みいただきありがとうございます!
書きたいことを書きまくったらいつの間にか2ヶ月近くなってしまいましたw
ハルトの成長がわかるように書けてたならよかったです(*^^*)
また、違う話も載せていくのでよかったら、お読みください(*^^*)
ハルト君、ご結婚、妊娠おめでとうございます🎉🎂🎂🎂🎂🎂👰
獣人と人間のハーフなんですね✨
きっとかわいくたくましいお子様が生まれるんでしょうね
焼きもちパパが暴走しないこと祈ります
ジェット いつもお疲れ様です❗いつも愛情たっぷり、良識たっぷりで、素敵なロボット(*^.^*)
近く子守りロボット化するみたいですから、いまのうちにたっぷりメンテナンス受けてね✨
ミルクがたっぷり用意できるように祈ってます
ジャム様、毎日更新ありがとうございます
たくましいカップルになりましたね✨毎日楽しんでます
ありがとうございます
次回の更新楽しみです🤗
いつもコメントとかありがとうございます!
今後も楽しく読んでくださると嬉しいです(*^^*)
こんな世界での結婚&出産になりますが、温かく見守ってください(*^^*)
ジャム様 今日も更新ありがとうございます😃
本日の回はスッキリ😤しました
ジェット このままでいてください!
クルスさん、無理とか無理じゃなく、今の現状で(お坊っちゃま🤵14才)に要求が高すぎる❗
ジェット(親御さん、ママ)の気持ち少しは考えて❗
噛むのはかわいそう 間違ってDV疑惑かけられそう
そうでなくても、少し押せ押せぎみだし
ハルトのオメガとしての機能にも負担かかりそうだし
ハルトもむちゃくちゃされたいほど、ほだされているのはわかるんだけど😅
私はジェット応援する❗
あ、ほかのロボットさんたちにも応援しますよ😊
いつも更新ありがとうございます
早く二人とジェットが平和に暮らす日がきますように
コメントありがとうございます(*^^*)
14歳相手に少し強引なところがありますねw
ハルトが少し人気者なのが更にクルスさんの嫉妬心に火をつけているんですよねw
応援ありがとうございます(*^^*)