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スラッガー 30
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シャワーを浴び、身支度を済ませ、いつもの道を自転車で走っていくと、そこには、いつも通りのオカの姿があった。
「おはよう、シゲちゃん」
怖い夢を見たわけではないのだが、オカの顔を見ると安心する。
「おはよう、オカ」
「遅れるって聞いたから、てっきり、もっと遅刻ギリギリの時間にくると思っていたのに……」
「なんだよ。もっと遅い時間に来てほしかったみたいな言い方だな」
「遅れて来てほしかったわけじゃないよ。ただ、遅れるって聞いて、いつもよりペースを上げて走らないとなって思っていただけだ」
「なるほど、意気込んでいたわけか。じゃあ、期待に応えて、今日はペース早めで行くか」
「お手柔らかに頼むよ」
冗談のつもりで言ったのだが、オカはやる気のようだ。毎日、気づかれないようにペースを上げているので、オカの体力は問題ないだろう。問題は俺の体力の方かもしれない。小学生の頃から遊んでいる幼なじみなのに、オカの方は走っても心配ないに、俺の方は自転車だというのに心配してしまうなんて……。勉強といい、ここまで格差がでるものなのか。
そう僻んでいたい気持ちはあるが、いつまでもこのままではいられない。遅刻するのはごめんだ。
「ほら、バッグ渡せよ」
「いつもいつも、ありがとな」
「いいよ。それより、ちゃんとついて来いよな」
強がってはみたが、体力の心配が消えてしまったわけではない。実際、かなり疲れた。
「結構、疲れたな」
言葉とは裏腹に、いつも通り、涼しい顔をしているオカだが、俺はかなり疲れている。
「あぁ……疲れたよ。まさか、いつもより早い時間に着くとは思わなかった」
自転車が朝のランニングに急かされるなんて、想像もしなかった。おかげで、制服の中は汗でベトベトだ。せっかくシャワーを浴びたというのに、これでは台無しだ。
「それじゃあ、俺は自転車置きに行ってくるよ」
「俺も早く着替えないといけないしな。今日はいい汗をかいたし、早くしないと冷えて風邪をひくのは嫌だからな」
「そっか……」
ペースの早い遅い関係なく、走ることが決まっているオカは、制服ではなくジャージを着ている。俺とは違い制服という着替えがあるわけだ。
教室へと向かうオカを妬ましく思いながら、俺は自転車置き場へと向かった。
「おはよう、シゲちゃん」
怖い夢を見たわけではないのだが、オカの顔を見ると安心する。
「おはよう、オカ」
「遅れるって聞いたから、てっきり、もっと遅刻ギリギリの時間にくると思っていたのに……」
「なんだよ。もっと遅い時間に来てほしかったみたいな言い方だな」
「遅れて来てほしかったわけじゃないよ。ただ、遅れるって聞いて、いつもよりペースを上げて走らないとなって思っていただけだ」
「なるほど、意気込んでいたわけか。じゃあ、期待に応えて、今日はペース早めで行くか」
「お手柔らかに頼むよ」
冗談のつもりで言ったのだが、オカはやる気のようだ。毎日、気づかれないようにペースを上げているので、オカの体力は問題ないだろう。問題は俺の体力の方かもしれない。小学生の頃から遊んでいる幼なじみなのに、オカの方は走っても心配ないに、俺の方は自転車だというのに心配してしまうなんて……。勉強といい、ここまで格差がでるものなのか。
そう僻んでいたい気持ちはあるが、いつまでもこのままではいられない。遅刻するのはごめんだ。
「ほら、バッグ渡せよ」
「いつもいつも、ありがとな」
「いいよ。それより、ちゃんとついて来いよな」
強がってはみたが、体力の心配が消えてしまったわけではない。実際、かなり疲れた。
「結構、疲れたな」
言葉とは裏腹に、いつも通り、涼しい顔をしているオカだが、俺はかなり疲れている。
「あぁ……疲れたよ。まさか、いつもより早い時間に着くとは思わなかった」
自転車が朝のランニングに急かされるなんて、想像もしなかった。おかげで、制服の中は汗でベトベトだ。せっかくシャワーを浴びたというのに、これでは台無しだ。
「それじゃあ、俺は自転車置きに行ってくるよ」
「俺も早く着替えないといけないしな。今日はいい汗をかいたし、早くしないと冷えて風邪をひくのは嫌だからな」
「そっか……」
ペースの早い遅い関係なく、走ることが決まっているオカは、制服ではなくジャージを着ている。俺とは違い制服という着替えがあるわけだ。
教室へと向かうオカを妬ましく思いながら、俺は自転車置き場へと向かった。
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