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5章 ヒナと月世界とインフレ
33、WAKE UP
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「ごぉぉぉぉん。ごぉぉぉぉぉん。これより《更新(アップデート)》ばーじょん2.0を配布致します!!」
8月17日午前0時丁度。セルフSEを伴いながら脳内に直接聞こえたのは、初音○クを彷彿(ほうふつ)とさせるボーカロイドの声だった。
システムアナウンスと呼ばれるそれは、この世界を統(す)べる「神」によって行われる《更新(アップデート)》のことである。わかりやすく言えば、新要素の追加だろう。
ばーじょん1.0では、レベルや魔法だったり、武器やモンスター等の《異世界》を構成する中心になる要素が実装されて日本がゲームのような世界になったbyロリ魔王。
今回のばーじょんでは、レベルやステータスの最大値が9999になったり、新しいダンジョンが実装されるらしい。まあ、現時点でのステータスが99999999なので大した変化ではないと思われる。
アナウンスが終わって数秒後……視界中央に『《更新(アップデート)》ばーじょん2.0が完了致しました』とシステムメッセージが書かれたウィンドウが表示された。
私の視界に入った光景に、特に変わったと感じたところはない。が、ロリ魔王やティアラ、イヴ達は何やらステータスに変化があったようで……
「「「レベルやステータスが四桁になってるぅぅぅぅ!!! しかも全部9000台だぁぁぁぁ」」」
それぞれの個性溢れる喋り方を捨て、3人は綺麗に声を合わせて叫んだ。うーん、戦力がめちゃ増加されたと言うよりも、何だこの可愛い幼女たちは……って感情が最初に出てくる。
「この世界にも徐々に慣れているんだぁ……私」
そんな事をボソリと口にしていた
8月17日午前0時丁度。セルフSEを伴いながら脳内に直接聞こえたのは、初音○クを彷彿(ほうふつ)とさせるボーカロイドの声だった。
システムアナウンスと呼ばれるそれは、この世界を統(す)べる「神」によって行われる《更新(アップデート)》のことである。わかりやすく言えば、新要素の追加だろう。
ばーじょん1.0では、レベルや魔法だったり、武器やモンスター等の《異世界》を構成する中心になる要素が実装されて日本がゲームのような世界になったbyロリ魔王。
今回のばーじょんでは、レベルやステータスの最大値が9999になったり、新しいダンジョンが実装されるらしい。まあ、現時点でのステータスが99999999なので大した変化ではないと思われる。
アナウンスが終わって数秒後……視界中央に『《更新(アップデート)》ばーじょん2.0が完了致しました』とシステムメッセージが書かれたウィンドウが表示された。
私の視界に入った光景に、特に変わったと感じたところはない。が、ロリ魔王やティアラ、イヴ達は何やらステータスに変化があったようで……
「「「レベルやステータスが四桁になってるぅぅぅぅ!!! しかも全部9000台だぁぁぁぁ」」」
それぞれの個性溢れる喋り方を捨て、3人は綺麗に声を合わせて叫んだ。うーん、戦力がめちゃ増加されたと言うよりも、何だこの可愛い幼女たちは……って感情が最初に出てくる。
「この世界にも徐々に慣れているんだぁ……私」
そんな事をボソリと口にしていた
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