ブラックエンジェル(黒天使)に恋をして

華 雄璃

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第一話 出会い

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仕事に追われる忙しい日々が10年以上続いた。
振り返ってみると、会社は売上50億円以上、従業員は60名にもなっていた。
このまま順調にいけば2.3年でマザーズ上場も夢ではない、そんなタイミングだった。
近藤優、38歳、Web管理会社社長、年収は億超え、タワーマンションの最上階に住み、高級外車に乗り、周りがうらやむ生活を手に入れていた。
仕事が終わり真っ暗な家に帰ると、何か足りない、いつもそう感じていた。
特別モテないわけではなかった。
一緒に食事をしたり、時にはベットを共にする女性は何人かいた。
でも、ドキドキするような恋ではなかった。
彼女たちはみんな高級クラブのホステスで、上客である優にやさしく接してくれるのは当然といえば当然だった。
冬の寒い日だった。
出張先の福岡で仕事を終え、部下たちと食事に出かけた。
福岡に来れば必ず立ち寄る美味い水炊き屋へ。
食事を終え、いつものように部下たちを連れてクラブへ向かおうと思い中洲へ歩き始めたとき、部下の一人の赤津が、
「今日は、クラブはやめてオシャレなBarで飲みましょう。」
「男4人でBarはないだろ。」
と、僕は答えた。
「まあまあ、そう言わずに、もう予約してありますから行きましょう。」
店に着くと確かに洒落た雰囲気で落ち着いて飲めそうな空間だった。
僕らは窓際の大きなソファ席に案内された。
そこには、20代前半の4人の女の子が座っていた。
ときめきも、ドキドキもない、小西未来との出会いだった。
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