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少年と出会い少女の人生は動きだす
小林 春香は彼の生活の一部を覗き見る
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照が高校に通ってからもう直ぐ一月になる。
授業の時間が伸び、アルバイトを始めた事で、彼が春香の家にいる時間は中学にいた時に比べ、目に見えて減っていた。それに心なしか、春休み頃から彼が不意に来なくなる事も増えた様に感じる。
「んでさ、なんだかんだ学級委員に選ばれたんだけど、部活も入ってない奴に何求めてるんだよ。相方はなんかスゲーやる気だし」
「それはあれですね、友達がいなくてクラスにも馴染めてない先輩を、少しでもクラスに溶け込める様にと計画された陰謀ですね」
「だからなんでお前の中の俺は友達いないことになってんの!? いるから! ちゃんと友達作ってるから!」
「いや、あのすいません。そのお友達は私やごく一般の人には見えないんじゃ」
「幽霊じゃないわ!」
いつものどうでもいい会話。ここ数日では、そんな会話がとても貴重な事の様に感じる。
母以外の人とこんなに長く触れ合っているのは初めてで、つい慣れてしまっているが、今は自分に会いに来てくれる照もいつ来なくなるか分からないのだ。
ピリリリリと、照の鞄から音が鳴る。
「ん? あ、ちょっとすまん」
ケータイが鳴り、照は電話を取り立ち上がる。
「はい森坂です。……え、今直ぐ? マジですか……はい、分かりました」
電話を切ると、照は慌てた様子で鞄を手に持ち帰りの支度を始める。
「先輩?」
「すまんハル。今バイト先から緊急で呼び出しくらったんだ。今日はもう行くな」
「あ、ちょっ」
春香が声をかける間も無く、照は支度を済まし急ぎ足で出て行った。
玄関の方からお邪魔しましたと言う声が聞こえた。
「あら、照君今日はもう帰ったの?」
飲み物とお菓子を持って来た母が、部屋に入ってくる。
「うん。なんかバイト先から呼び出しがあったんだって」
「そう、残念ね」
「別に……」
春香はベッドを横に倒し、母に背を向け布団を被る。
その様子は怒っていると言うよりは……とても寂しげだった。
「ねぇ春香、照君のバイト先って確か飲食店だったわよね」
「うん。駅の方に少し歩いた所にあるファミレスだって言ってた」
「だったら」
母は春香のそんな姿を見て、ある提案をした。
「今日の晩御飯は外食にしましょうか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「……はぁ」
バイト先のファミレスで、照は深い溜息を漏らす。
いつもはキッチンに立ち料理を作る立場なのだが、今日はホールの制服を着ている。
「なんとかラッシュは乗り切ったか」
キッチンからバイト仲間の城原 幸騎(しろはら こうき)が顔を出す。
大学3回生の幸騎は照よりも一回り身体が大きく、鋭い目つきをしているが見た目に反し面倒見が良い。入ったばかりの照も何回か世話になっている。
「まさか新人2人がドタキャンして辞めるとは……。ホール俺しか補充されてないし」
「そう言うな。俺だって昼から延長ぶっ通しで入ってるんだ」
「大学って後半になると暇そうでいいですよねー」
飲食店の宿命であるラッシュを終え、照と幸騎は束の間の休息を取っている。
「あんたもまだ充分新人でしょ。そう言う事はもっとベテランになってからいいなさい」
キッチンの奥からバイトリーダーである宮永 瀬里奈(みやなが せりな)が顔を覗かせる。
身近にいる春香より、冬美さんの様な大人の女性といった印象が強い。
腰まで伸びた茶髪は滑らかで、軽くウェーブがかかっている。整った顔立ちに、思わず見てしまう様な胸の膨らみを持っている。
瀬里奈と幸騎は同じ大学に通っており、バイトメンバーの中でも担当の指揮を任されるぐらいに古参だ。
「俺にだって予定ってもんがあるんですよー」
春香の家にいる時間は高校に入ってから短くなり、自分にとって貴重な時間だと言うのに……。
仕方ない事とはいえ、春香には悪い事をしたと思うのは自分の思い上がりだろうか。
ピンポーンと、店にお客が入った事を知らせるチャイムが鳴る。
「ほら、お客様が来たわよ。接客接客」
そう言って瀬里奈は、自分の仕事をしにまた奥に消えていく。
「まぁ照は物覚えが早いし、要領もいいからな。店長や瀬里奈もつい頼ってしまうんだよ」
「はぁ……」
「今度何か奢ってやるから頑張ろうぜ」
「約束ですよ」
幸騎も仕事に戻り、照は接客をするため入口に向かった。
「いらっしゃいま……せ?」
そこで思いも寄らない人物を見た。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
家からそう離れていない所にあるファミレス。
昔は母と良く食べに来ていた様な気もするが、事故にあってからは外食をする事は滅多にしなくなった。
周りの人から向けられる視線や、迷惑そうな顔をする店員、そして何より可哀想な人のように自分が見られるのが嫌だった。
ピンポーンと、自分が入店した事を知らせるチャイムが鳴る。
人目を避ける為に混む時間からズラして来たため、店の中は空いており入口で待っている客は自分と母だけだった。
少し落ち着かない。
服装はパジャマではなく母が選んでくれたものを着ている。母のセンスは信用しているが、変ではないだろうかと気になってしまう。それだけ春香は自分に自信がなかった。
店の中から店員が駆けつけてくる。
「いらっしゃいま……せ?」
目の前に来るや笑顔で接客をしようとした店員の声は、自分を見るや詰まり、その表情は信じられない物を見た様だった。
春香もまた、出て来た店員のリアクションを見て、思わず吹き出してしまった。
「ハル! なんでここに!?」
「ぷっ、えへへ。来ちゃいました~」
いつも見ている姿と違い、店の制服を纏い仕事をする照は、春香にとっては違和感が凄くてまたも吹き出してしまう。
彼の顔を見た瞬間、さっきまで落ち着かなかったのが嘘のように春香は笑顔になれた。
その後、笑うなと照に額を小突かれながら、母と共にテーブルに案内された。
「ごめんなさいね照君。急に来たりして」
「いやまぁ、驚きはしましたね。あ、メニューはお決まりですか?」
照は母の言葉に答えつつ、店員としての対応もする。
そんな照を見るのはとても新鮮で面白く、ついちょっかいを出してしまう。
「店員さん店員さん。このお店のオススメはなんですか?」
「お子様ランチ」
春香はメニューで照の顔を叩いた。
例え場所や立場が変わろうとも、2人のこんな所は変わらなかった。
「大体急にどうしたんだ。店に食べに来るなんて珍しい」
自分と母から注文を聞いた照は、それをメモしながら話を続ける。
「いや今日は早めにバイトに行っちゃって、先輩が寂しそうだなって思って」
「優しさ!? 優しさだったの!?」
「いやですねー。哀れみですよ」
「普通に酷いな!」
そんな2人を笑顔で見つめる母の目は、とても優しく暖かかった。
食事から会計を終えるまで、春香はチラチラと照の仕事姿を観察していた。
混んでいないと言え照は忙しそうに店内を行き来し、お客の対応にあたっていた。
初めこそちょっかいを出していた春香も、その姿を見て邪魔するのをやめた。
「照君、今日はありがとう。とても美味しかったわ」
「いえ、俺は何も」
レジにて母と照の会話を黙って見つめる春香。
そんな春香が気になったのか照が話しかける。
「ハル? どうかしたか」
「先輩……」
「ん?」
「今日、いきなり来て……迷惑でしたか?」
春香は照を真っ直ぐ見ることが出来なかった。
照の生活の一部を覗き見て、自分と照との違いがハッキリと見えてしまって……。
自分は今どんな顔をしているのだろう。
きっとどこか寂しそうな、悲しそうな顔をしていたのだろう。
照は無言で春香に近づき、頭にそっと手を乗せる。
「そんなわけないだろ。また来てくれや」
そう言って頭を撫でる。
それはとても暖かくて、心地良かった。
「……うん」
春香は気持ち良さそうに目を細め、素直に頷いた。
ファミレスからの帰り道。
外はもう真っ暗で、夜の街を照らすのは街灯の光のみ。
そんな夜の道を母が自分を乗せた車椅子を押しながら進む。
「よかったわね」
母が足を止めずに口を開く。
「うん。来てよかった」
正直な気持ちだった。彼に拒絶されなくて、自分を受け入れてくれていて。
そのことを言葉にしてもらえた。それが春香にとっては何よりも嬉しかった。
照がどの様な人間かは知っているつもりだ。春香自身も、それほど嫌われてはいないだろうとは思っていた。
けれどそれは所詮春香の主観でしかないのだ。本当の気持ちなど本人にしか分からない。だからあんな事を聞いてしまった。
「ねえお母さん」
「なに?」
「また……外食に連れて行ってくれる?」
「もちろんよ」
母は即答した。その表情は春香からはうかがえないが、声はとても明るかった。
「今度からは照君のいる時間も聞いとかないとね」
「そ、そうゆう意味じゃないから!」
夜の道で、2人の女性の笑い声が小さく響いていた。
授業の時間が伸び、アルバイトを始めた事で、彼が春香の家にいる時間は中学にいた時に比べ、目に見えて減っていた。それに心なしか、春休み頃から彼が不意に来なくなる事も増えた様に感じる。
「んでさ、なんだかんだ学級委員に選ばれたんだけど、部活も入ってない奴に何求めてるんだよ。相方はなんかスゲーやる気だし」
「それはあれですね、友達がいなくてクラスにも馴染めてない先輩を、少しでもクラスに溶け込める様にと計画された陰謀ですね」
「だからなんでお前の中の俺は友達いないことになってんの!? いるから! ちゃんと友達作ってるから!」
「いや、あのすいません。そのお友達は私やごく一般の人には見えないんじゃ」
「幽霊じゃないわ!」
いつものどうでもいい会話。ここ数日では、そんな会話がとても貴重な事の様に感じる。
母以外の人とこんなに長く触れ合っているのは初めてで、つい慣れてしまっているが、今は自分に会いに来てくれる照もいつ来なくなるか分からないのだ。
ピリリリリと、照の鞄から音が鳴る。
「ん? あ、ちょっとすまん」
ケータイが鳴り、照は電話を取り立ち上がる。
「はい森坂です。……え、今直ぐ? マジですか……はい、分かりました」
電話を切ると、照は慌てた様子で鞄を手に持ち帰りの支度を始める。
「先輩?」
「すまんハル。今バイト先から緊急で呼び出しくらったんだ。今日はもう行くな」
「あ、ちょっ」
春香が声をかける間も無く、照は支度を済まし急ぎ足で出て行った。
玄関の方からお邪魔しましたと言う声が聞こえた。
「あら、照君今日はもう帰ったの?」
飲み物とお菓子を持って来た母が、部屋に入ってくる。
「うん。なんかバイト先から呼び出しがあったんだって」
「そう、残念ね」
「別に……」
春香はベッドを横に倒し、母に背を向け布団を被る。
その様子は怒っていると言うよりは……とても寂しげだった。
「ねぇ春香、照君のバイト先って確か飲食店だったわよね」
「うん。駅の方に少し歩いた所にあるファミレスだって言ってた」
「だったら」
母は春香のそんな姿を見て、ある提案をした。
「今日の晩御飯は外食にしましょうか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「……はぁ」
バイト先のファミレスで、照は深い溜息を漏らす。
いつもはキッチンに立ち料理を作る立場なのだが、今日はホールの制服を着ている。
「なんとかラッシュは乗り切ったか」
キッチンからバイト仲間の城原 幸騎(しろはら こうき)が顔を出す。
大学3回生の幸騎は照よりも一回り身体が大きく、鋭い目つきをしているが見た目に反し面倒見が良い。入ったばかりの照も何回か世話になっている。
「まさか新人2人がドタキャンして辞めるとは……。ホール俺しか補充されてないし」
「そう言うな。俺だって昼から延長ぶっ通しで入ってるんだ」
「大学って後半になると暇そうでいいですよねー」
飲食店の宿命であるラッシュを終え、照と幸騎は束の間の休息を取っている。
「あんたもまだ充分新人でしょ。そう言う事はもっとベテランになってからいいなさい」
キッチンの奥からバイトリーダーである宮永 瀬里奈(みやなが せりな)が顔を覗かせる。
身近にいる春香より、冬美さんの様な大人の女性といった印象が強い。
腰まで伸びた茶髪は滑らかで、軽くウェーブがかかっている。整った顔立ちに、思わず見てしまう様な胸の膨らみを持っている。
瀬里奈と幸騎は同じ大学に通っており、バイトメンバーの中でも担当の指揮を任されるぐらいに古参だ。
「俺にだって予定ってもんがあるんですよー」
春香の家にいる時間は高校に入ってから短くなり、自分にとって貴重な時間だと言うのに……。
仕方ない事とはいえ、春香には悪い事をしたと思うのは自分の思い上がりだろうか。
ピンポーンと、店にお客が入った事を知らせるチャイムが鳴る。
「ほら、お客様が来たわよ。接客接客」
そう言って瀬里奈は、自分の仕事をしにまた奥に消えていく。
「まぁ照は物覚えが早いし、要領もいいからな。店長や瀬里奈もつい頼ってしまうんだよ」
「はぁ……」
「今度何か奢ってやるから頑張ろうぜ」
「約束ですよ」
幸騎も仕事に戻り、照は接客をするため入口に向かった。
「いらっしゃいま……せ?」
そこで思いも寄らない人物を見た。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
家からそう離れていない所にあるファミレス。
昔は母と良く食べに来ていた様な気もするが、事故にあってからは外食をする事は滅多にしなくなった。
周りの人から向けられる視線や、迷惑そうな顔をする店員、そして何より可哀想な人のように自分が見られるのが嫌だった。
ピンポーンと、自分が入店した事を知らせるチャイムが鳴る。
人目を避ける為に混む時間からズラして来たため、店の中は空いており入口で待っている客は自分と母だけだった。
少し落ち着かない。
服装はパジャマではなく母が選んでくれたものを着ている。母のセンスは信用しているが、変ではないだろうかと気になってしまう。それだけ春香は自分に自信がなかった。
店の中から店員が駆けつけてくる。
「いらっしゃいま……せ?」
目の前に来るや笑顔で接客をしようとした店員の声は、自分を見るや詰まり、その表情は信じられない物を見た様だった。
春香もまた、出て来た店員のリアクションを見て、思わず吹き出してしまった。
「ハル! なんでここに!?」
「ぷっ、えへへ。来ちゃいました~」
いつも見ている姿と違い、店の制服を纏い仕事をする照は、春香にとっては違和感が凄くてまたも吹き出してしまう。
彼の顔を見た瞬間、さっきまで落ち着かなかったのが嘘のように春香は笑顔になれた。
その後、笑うなと照に額を小突かれながら、母と共にテーブルに案内された。
「ごめんなさいね照君。急に来たりして」
「いやまぁ、驚きはしましたね。あ、メニューはお決まりですか?」
照は母の言葉に答えつつ、店員としての対応もする。
そんな照を見るのはとても新鮮で面白く、ついちょっかいを出してしまう。
「店員さん店員さん。このお店のオススメはなんですか?」
「お子様ランチ」
春香はメニューで照の顔を叩いた。
例え場所や立場が変わろうとも、2人のこんな所は変わらなかった。
「大体急にどうしたんだ。店に食べに来るなんて珍しい」
自分と母から注文を聞いた照は、それをメモしながら話を続ける。
「いや今日は早めにバイトに行っちゃって、先輩が寂しそうだなって思って」
「優しさ!? 優しさだったの!?」
「いやですねー。哀れみですよ」
「普通に酷いな!」
そんな2人を笑顔で見つめる母の目は、とても優しく暖かかった。
食事から会計を終えるまで、春香はチラチラと照の仕事姿を観察していた。
混んでいないと言え照は忙しそうに店内を行き来し、お客の対応にあたっていた。
初めこそちょっかいを出していた春香も、その姿を見て邪魔するのをやめた。
「照君、今日はありがとう。とても美味しかったわ」
「いえ、俺は何も」
レジにて母と照の会話を黙って見つめる春香。
そんな春香が気になったのか照が話しかける。
「ハル? どうかしたか」
「先輩……」
「ん?」
「今日、いきなり来て……迷惑でしたか?」
春香は照を真っ直ぐ見ることが出来なかった。
照の生活の一部を覗き見て、自分と照との違いがハッキリと見えてしまって……。
自分は今どんな顔をしているのだろう。
きっとどこか寂しそうな、悲しそうな顔をしていたのだろう。
照は無言で春香に近づき、頭にそっと手を乗せる。
「そんなわけないだろ。また来てくれや」
そう言って頭を撫でる。
それはとても暖かくて、心地良かった。
「……うん」
春香は気持ち良さそうに目を細め、素直に頷いた。
ファミレスからの帰り道。
外はもう真っ暗で、夜の街を照らすのは街灯の光のみ。
そんな夜の道を母が自分を乗せた車椅子を押しながら進む。
「よかったわね」
母が足を止めずに口を開く。
「うん。来てよかった」
正直な気持ちだった。彼に拒絶されなくて、自分を受け入れてくれていて。
そのことを言葉にしてもらえた。それが春香にとっては何よりも嬉しかった。
照がどの様な人間かは知っているつもりだ。春香自身も、それほど嫌われてはいないだろうとは思っていた。
けれどそれは所詮春香の主観でしかないのだ。本当の気持ちなど本人にしか分からない。だからあんな事を聞いてしまった。
「ねえお母さん」
「なに?」
「また……外食に連れて行ってくれる?」
「もちろんよ」
母は即答した。その表情は春香からはうかがえないが、声はとても明るかった。
「今度からは照君のいる時間も聞いとかないとね」
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