ペンキを体にぶっかけただけ戦隊 ペイントレンジャー

リヒト

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第1話 最初が肝心なんだけど

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この話の舞台は架空の町だぜ。
だから間違っても聖地巡礼なんて考えるなよ!



○○県××市。
ここで、今日も悪が市民を恐怖のどん底に陥れていた。

巣組図男「げへへへ。 この町のスク水はすべて俺様の物だ」
女性「きゃー! 私が中学から30年着続けているスクール水着がー!! 誰かー!?」
??「待てーい!!」
巣組図男「誰だ!?」
??×4「とお」

その返答を待っていましたと言わんばかりに男達が屋根の上から飛び降りてきた。

赤「好きな赤は敵を裂いた時に溢れ出る血の赤、ペイントレッド!」
青「信号の青って緑だよな、ペイントブルー!」
黄「好きな食べ物はカレーじゃなくてハヤシライス、ペイントイエロー!」
桃「寝る時以外は桃色思考、ペイントピンク!」


四人「……。」


赤「おい、グリーンはどうした!?」
青「レッド! グリーンはまだ屋根の上だ!」
赤「な!? おいグリーン! 貴様も降りてこないと決めポーズまで繋がらないだろうが!!」
緑「だって……落ちて怪我したら嫌じゃないですか」
赤「俺達は無事じゃないか!」
緑「でも……」
赤「ああ! わかったから電信柱でも何でも使っていいからさっさと降りてこい!!」
緑「は、はい!!」
赤「まったく……眼鏡かけたらドSになる二重人格キャラのくせに……」





赤「よし。 グリーンも降りてきたしまた掛け声やるか。 あの、すいませんがまた『誰だ』から声出してもらっていいでしょうか?」
巣組図男「ええ。 あれって最初はノリ良く言えますが、こう落ち着いて言ったらけっこう恥ずかしいんですが」
赤「お願いします! 最初の話数の内はしっかり決めとかないと後はカットされる可能性高いんです!!」
巣組図男「そういうメタは発言は…… わかりました。 びしっと決めてくださいよ」
赤「よっしゃ、あざっす!」
巣組図男「では……誰だ?」
赤と緑「好きな赤は敵を……」「緑色の野菜は……」
赤「グリーン! てめえ、何俺様と被せてんだ屑野郎!!」
緑「す、すいませーん!!」
赤「ちっ、使えねえゴミ野郎が…… おい敵! も1回頼むわ」
巣組図男「(俺の扱い雑だな……) わかりました、ちゃんと決めてくださいね」
赤「当たり前だろ。 おいてめえら、今度間違ったら魚のエサにすっからな!!」
巣組図男「では……誰だ」
赤「好きな赤は敵を裂いた時に溢れ出る血の赤、ペイントレッド。 あ、声裏返った」
四人「レッドーーー!!!」



うまく行かない決めポーズ。
ペイントレンジャーは早い話数で決めポーズまで決めることができるのか?

次回ペイントレンジャー『赤がリーダーって誰が決めたの?』
次回も一緒にペインティーング!!
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