武器屋の看板娘に転生したつもりでしたが、図らずも最強の剣士として戦うことになりそうです

自慰煽情のアリア

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1章: Love is hate against itself.

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「ちなみにあなた、実家がお店なのでしょう? どうしてここでの生活に拘るの?」
「確かに、お金を稼ぐだけならここである必要はどこにもありません。街で暮らすこともできますし」
「では、なぜ?」
「ここに夢を託して・・・・・・人生を変えようとしている友達がいるからです」
「チハル・・・・・・」
「よしなさい。不完全な夢なんて、抱かない方がいいのよ。きっと大きな絶望に変わるだろうから」
「だとしても後悔は生まれません」
 クラウディはそれ以上何も言わなかった。チハルの目を見て、決意の大きさを悟ったようだ。
「一応、助言はしたわよ。後は勝手になさい」
「ありがとうございました」
 クラウディが部屋を出るとアンリが飛びついた。
「チハル! 逃げようよ!」
「それはできない、でしょ?」
「だって! エリー小隊長ってかなり強いんでしょ? チハルが負けたら死んじゃうかもしれないんだよ? 私のためにチハルが死ぬなんて、そんなのやだよ!!」
 かもしれない、ではないだろう。
 エリー小隊長の目は明らかにチハルの命を刈り取るつもりだ。
 もっとも、こちらとて簡単に命をくれてやる気はない。
 自分含めて他の隊員達を侮辱した報いも受けさせやりたい気もあった。
「大丈夫、私だって負けないから。向こうは斧だけど、こっちにだって武器はあるし」
 チハルは荷物から細長い包みを取り出した。
 ここへ来る前、父親が作ってくれた武器だ。
「何、その武器」
「これはね・・・・・・」
 チハルはゆっくりと包みを解く。
「・・・・・・チハル。私、武器のことはよくわからないけど、そんなもので、勝てるの?」
「武器は重量じゃないから。斧よりごつい武器なら勝てるってわけでもないのよ」
「そう、なの?」
「そうよ。これでも武器屋の看板娘が言っているんだから」
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