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だから、と言葉をそこで止めて俺の言葉を促すように俺の頬を撫でる。
「本当に俺なんかでいいの?」
「イチロがいいんだ。俺を幸せにできるのは、お前しかいない」
「ラッセル、俺ラッセルのことが……こんな気持ち初めてで、もうどうしたらいいのかわからない」
「素直になればいい。周りなんか関係なく、イチロはどうしたいんだ?イチロの気持ちはどこにあるんだ?」
俺はどうしたいのか。俺なんかが望みを言ってもいいのかな。
ラッセルの反応が俺も怖くて、何も言えなかった。ずっと隠して、蓋をしていくつもりだった俺の気持ち。
「俺も、好きだ。気づいたら好きだった。ラッセルと一緒にいたい。家族になりたい……!」
「家族になろう、俺と……番いになってくれ」
「うん……っうん!」
ラッセルと家族になれるんだ。
愛し合う人と家族に。番いに。
俺はちょっと気になったことを聞いてみた。
「ねぇ、ラッセルはいつから俺のこと好きだったの?」
「俺は最初は一目惚れだった。初めて会った時に、好きだと感じた。離したくないって思ったんだ。一緒に過ごしているうちに、だんだんとイチロのことを知っていって、もっと好きになった。それに……」
「それに?」
「いや、……キス、させてくれ」
「?……うん、いいよ?」
いつも許可なんて取らずに奪っていくのに、すんすんと鼻を鳴らしながら首元に顔を埋めて、キスされた。変なラッセルだ。
ラッセルはおもむろにポケットから錠剤を取り出して大きな口に放り込んだ。
「ラッセル?それ……」
「アルファ用の抑制剤だ。匂いに当てられて、理性を失ったまま抱きたくはないからな。今日のことは全て覚えていたいから、飲んでおく」
それってもしかしなくても俺のオメガフェロモン対策だよな。
「お、俺ってやっぱ、オメガのフェロモン出てる?」
「ああ、とてもいい匂いだ。この匂いをずっと嗅いでいたいとも思うが、俺の匂いでいっぱいにして塗り替えてやりたいとも思う。外側も、内側からも……」
「そ、それって、つまり……」
――どういうこと?!外側?内側?それって?俺、何されるわけ?!
「ま、待ってラッセル……!やっぱりまずお風呂に……」
連れてこられたラッセルの部屋。ベッドに押し倒された俺は、上に跨るラッセルの巨体を押したがびくともしない。
「このままでいいだろう。イチロの匂いを嗅いでいたいし、すぐにでも俺の匂いも付けたい。それに、もう十分すぎるくらい待った。もう待てない」
「そ、そんな……せめて軽くシャワーだけでも……ふぁ、むぅ……んっ」
ラッセルは俺の顎を掴み、ごちゃごちゃと言ってくる俺のうるさい口を塞いできた。ねっとりと舌が唇の隙間をぬって俺の口の中に入ってきた。ぬるっとした舌が俺の舌に絡みついてくると、俺の背筋がびくびくと震えた。
ラッセルの腰の下にある俺のモノが硬くなってくるのを感じた。
「ふ、ちゃんと硬くなってきているじゃないか」
ラッセルのモノも先ほどのキスで反応したのか、膨らんでいる。ぐりっぐりっと俺のにその膨張した股間を押し付けてきた。
「ああッ……ん、んぅ……ふぁ」
「本当に俺なんかでいいの?」
「イチロがいいんだ。俺を幸せにできるのは、お前しかいない」
「ラッセル、俺ラッセルのことが……こんな気持ち初めてで、もうどうしたらいいのかわからない」
「素直になればいい。周りなんか関係なく、イチロはどうしたいんだ?イチロの気持ちはどこにあるんだ?」
俺はどうしたいのか。俺なんかが望みを言ってもいいのかな。
ラッセルの反応が俺も怖くて、何も言えなかった。ずっと隠して、蓋をしていくつもりだった俺の気持ち。
「俺も、好きだ。気づいたら好きだった。ラッセルと一緒にいたい。家族になりたい……!」
「家族になろう、俺と……番いになってくれ」
「うん……っうん!」
ラッセルと家族になれるんだ。
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俺はちょっと気になったことを聞いてみた。
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「それに?」
「いや、……キス、させてくれ」
「?……うん、いいよ?」
いつも許可なんて取らずに奪っていくのに、すんすんと鼻を鳴らしながら首元に顔を埋めて、キスされた。変なラッセルだ。
ラッセルはおもむろにポケットから錠剤を取り出して大きな口に放り込んだ。
「ラッセル?それ……」
「アルファ用の抑制剤だ。匂いに当てられて、理性を失ったまま抱きたくはないからな。今日のことは全て覚えていたいから、飲んでおく」
それってもしかしなくても俺のオメガフェロモン対策だよな。
「お、俺ってやっぱ、オメガのフェロモン出てる?」
「ああ、とてもいい匂いだ。この匂いをずっと嗅いでいたいとも思うが、俺の匂いでいっぱいにして塗り替えてやりたいとも思う。外側も、内側からも……」
「そ、それって、つまり……」
――どういうこと?!外側?内側?それって?俺、何されるわけ?!
「ま、待ってラッセル……!やっぱりまずお風呂に……」
連れてこられたラッセルの部屋。ベッドに押し倒された俺は、上に跨るラッセルの巨体を押したがびくともしない。
「このままでいいだろう。イチロの匂いを嗅いでいたいし、すぐにでも俺の匂いも付けたい。それに、もう十分すぎるくらい待った。もう待てない」
「そ、そんな……せめて軽くシャワーだけでも……ふぁ、むぅ……んっ」
ラッセルは俺の顎を掴み、ごちゃごちゃと言ってくる俺のうるさい口を塞いできた。ねっとりと舌が唇の隙間をぬって俺の口の中に入ってきた。ぬるっとした舌が俺の舌に絡みついてくると、俺の背筋がびくびくと震えた。
ラッセルの腰の下にある俺のモノが硬くなってくるのを感じた。
「ふ、ちゃんと硬くなってきているじゃないか」
ラッセルのモノも先ほどのキスで反応したのか、膨らんでいる。ぐりっぐりっと俺のにその膨張した股間を押し付けてきた。
「ああッ……ん、んぅ……ふぁ」
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