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しおりを挟む口元を隠しながら、俺は恥ずかしくてラッセルから顔を逸らした。赤く染まっていることに気づかずに、その真っ赤になった耳をラッセルの前に晒していた。
服の上からでもはっきりとわかる、俺なんか比べ物にならないくらいのその大きさと硬さ。
俺は圧倒されて吐息が熱くなる。
これから起こることを考えたら、期待と不安で胸が押しつぶされそうなくらいドキドキしてきた。
隠していたのに、俺の顔を覗き込んできて隠すなと腕を取られた。
「イチロ、好きだ」
「俺も……すッ、…きぃ……は、ん……んむぅ」
角度を変えて唇が振ってくる。啄むように何度も何度も。ラッセルとキスをする時にどう反応すれば良いのかを教え込まれる。
「口を開けて、舌を突き出すんだ。ん、……そうだ」
ラッセルの言う通りに、舌を差し出す。おずおずと出した舌にちゅうちゅうと吸い付いてきて、激しくなっていく口付け。
「んちゅ、ん、ん、んく……んむぅ」
戸惑いがちだった俺も、だんだんと大胆になってきてぎゅうっとラッセルにしがみついてキスをねだる。完全にラッセルのペースだ。
二人の唾液が絡まって舌が離れるとつぅっと粘液が糸を引くのがすごく扇状的で、えろい。
ラッセルの猫目はギラギラと光って小動物を狩る肉食獣のそれと同じように強く、情欲にまみれていた。
巨体が遠慮なく俺の上にのしかかり、体重をかけて押さえ込まれる。俺は苦しくなってきて厚い胸板を叩いて身を捩るが、巻きつかれた尻尾に動きを阻まれた。
「あ、ん……ラッセル、く、くるし……っ……ひぁ!」
いきなり下に履いていたズボンを下着ごと剥ぎ取られ、ふるっと俺の陰茎が揺れて顔を出した。初々しい色はぬるぬるとした先走りでてかり、さらにその可愛らしさを強調していた。
ラッセルが履いていたズボンをゆるめて下着を下げた。
ぶるんっ!
「へ……?」
――な、なんかいつもよりデカくない……?!
大きな肉棒が現れた。けれど、いつも見ている大きさよりも一回りほど大きいように見えるソレ。というか絶対に大きくなってる!なんで?!
色は、よくエロ動画なんかで見る使い込まれた黒い色ではなく、興奮して真っ赤になって膨張している。けれど、ビキビキと血管が浮き出ていて雄を感じさせるソレ。
俺はラッセルのものに目が釘付けになってしまった。これが、俺の中に入るのか……。怖いけど、でも、ラッセルが欲しい。
ラッセルは先走りを俺のに塗りつけるように擦り付けてくる。大きくて硬い肉棒は、どちらが雄かなのかわからせてくるようにぐちぐちと己を擦り付けて俺の陰茎にマウントを繰り返す。
「ん、ん……はんんっ……やぁ……ぅ」
俺の陰茎は従順にもそのその動きに寄り添う。完全に上下を教え込まれてしまった。
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