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「はむっ……ちゅ、んくぅ、む……ふッ」
噛みつくような勢いで口付けをされたのに、口の中をねちっこくではあるが、優しい舌が動き回る。猫目は瞳孔がひっきりなしに広がったり縮んだりしていて、興奮しっぱなしなのがわかる。それでも力強い腕は俺を気遣いながら触れてくる。
空いた手でくにくにと乳輪を二本の指で弄られるけど、肝心の乳首の先までは触ってくれない。乳首はすぐに硬くなって主張してきていた。乳首の先が切なくなって、早く擦って欲しくて体が揺れる。俺は涙目になって懇願した。
「ラッセル、は、ぁん……ふぅッ、も、乳首触ってぇ……」
「おねだり上手だなイチロは。いっぱい可愛がってやる」
「はんんッ……あぁん……くぅ、はぁ、んん」
やっと乳首を摘んでもらい、甘い声で鳴きまくる。
くりくりくり、と先っぽを摘まれるととてもつなく甘い感覚が溢れてくる。口はだらしなく開いたまま、涎が絶え間なく端からこぼれ落ちていく。
「ん、んぁ、…あぁ!……く、ふぁ……ぁんッ!」
「そんなに可愛い声で鳴くなよ……。初めてなんだから思い切り甘やかして優しくしたいのに、そんな声出されると……」
ズンッ!と深くまで指が突き入れられて、奥までその衝撃が走った。
「…ん゛ッ~ーッ!?」
ズン、ズン、ズンッ、と先ほどよりも激しく、力強く中をほぐされていく。
「ふッ!…、う゛、や、……ッんくぅ…!、…ふぇ?……ッ゛!…あ、待っ、まって、……まってぇ~ッ!」
声を抑えることはできなくて、激しい指の突き上げに、悲鳴のような静止の声を上げる。
「ひぃんッ……ぉねが、ッ!……あ、ラッセルぅッ……ふ、ッ……ぅぅ゛~ーッ」
ふー~~ッ、とラッセルは長い息を吐いて一呼吸置いた。それからはゆっくりと、優しい手付きに戻ったのでホッとした。
多分、俺が経験ないから、色々と我慢して優しくしてくれてるんだろう。二人でする初めてのえっちだから、ちゃんと気遣ってくれているんだ。
アルファとオメガのセックスといえば、お互いのフェロモンで興奮状態になって、理性の途切れた獣のような激しいセックスになりがちだと聞いたことがある。
ラッセルは、今日のことを覚えおきたいと言っていた。わざわざ抑制剤を飲んでまで、興奮を抑えて。
俺は胸が熱くなった。
そんなところもすごく、好きだ。
好き過ぎてどうにかなりそう。
何で俺は、この人と離れて生きていけると思ったんだろう。もうラッセルなしじゃ生きていけない。ラッセルがいるから、ゆっくりと呼吸ができる。
俺は自分からラッセルに飛びついてキスをした。
「すき、すき……大好きだラッセル……」
「ぐっ……だから煽るなって」
「もう、入れていいから……奥まできて……」
後孔を自分でくぱぁあっと開き、中へと誘う。自分には発情期は来ないはずなのに、体が尋常じゃなく熱くなってなんだかおかしい。大胆にもそんな行動に出てしまった。
その扇状的な俺の姿をゴクリ、と喉を鳴らして見つめる。
「イチロ、なるべく優しくするが、今夜は寝かしてやれないぞ」
くちゅ、と先走りでぬるぬるした亀頭が、蜜で溢れかえる窄まりに押しつけられる。
「あと、言っておくが、一度入れたら終わるまで抜けないからな」
「え……?それって……どういう、」
噛みつくような勢いで口付けをされたのに、口の中をねちっこくではあるが、優しい舌が動き回る。猫目は瞳孔がひっきりなしに広がったり縮んだりしていて、興奮しっぱなしなのがわかる。それでも力強い腕は俺を気遣いながら触れてくる。
空いた手でくにくにと乳輪を二本の指で弄られるけど、肝心の乳首の先までは触ってくれない。乳首はすぐに硬くなって主張してきていた。乳首の先が切なくなって、早く擦って欲しくて体が揺れる。俺は涙目になって懇願した。
「ラッセル、は、ぁん……ふぅッ、も、乳首触ってぇ……」
「おねだり上手だなイチロは。いっぱい可愛がってやる」
「はんんッ……あぁん……くぅ、はぁ、んん」
やっと乳首を摘んでもらい、甘い声で鳴きまくる。
くりくりくり、と先っぽを摘まれるととてもつなく甘い感覚が溢れてくる。口はだらしなく開いたまま、涎が絶え間なく端からこぼれ落ちていく。
「ん、んぁ、…あぁ!……く、ふぁ……ぁんッ!」
「そんなに可愛い声で鳴くなよ……。初めてなんだから思い切り甘やかして優しくしたいのに、そんな声出されると……」
ズンッ!と深くまで指が突き入れられて、奥までその衝撃が走った。
「…ん゛ッ~ーッ!?」
ズン、ズン、ズンッ、と先ほどよりも激しく、力強く中をほぐされていく。
「ふッ!…、う゛、や、……ッんくぅ…!、…ふぇ?……ッ゛!…あ、待っ、まって、……まってぇ~ッ!」
声を抑えることはできなくて、激しい指の突き上げに、悲鳴のような静止の声を上げる。
「ひぃんッ……ぉねが、ッ!……あ、ラッセルぅッ……ふ、ッ……ぅぅ゛~ーッ」
ふー~~ッ、とラッセルは長い息を吐いて一呼吸置いた。それからはゆっくりと、優しい手付きに戻ったのでホッとした。
多分、俺が経験ないから、色々と我慢して優しくしてくれてるんだろう。二人でする初めてのえっちだから、ちゃんと気遣ってくれているんだ。
アルファとオメガのセックスといえば、お互いのフェロモンで興奮状態になって、理性の途切れた獣のような激しいセックスになりがちだと聞いたことがある。
ラッセルは、今日のことを覚えおきたいと言っていた。わざわざ抑制剤を飲んでまで、興奮を抑えて。
俺は胸が熱くなった。
そんなところもすごく、好きだ。
好き過ぎてどうにかなりそう。
何で俺は、この人と離れて生きていけると思ったんだろう。もうラッセルなしじゃ生きていけない。ラッセルがいるから、ゆっくりと呼吸ができる。
俺は自分からラッセルに飛びついてキスをした。
「すき、すき……大好きだラッセル……」
「ぐっ……だから煽るなって」
「もう、入れていいから……奥まできて……」
後孔を自分でくぱぁあっと開き、中へと誘う。自分には発情期は来ないはずなのに、体が尋常じゃなく熱くなってなんだかおかしい。大胆にもそんな行動に出てしまった。
その扇状的な俺の姿をゴクリ、と喉を鳴らして見つめる。
「イチロ、なるべく優しくするが、今夜は寝かしてやれないぞ」
くちゅ、と先走りでぬるぬるした亀頭が、蜜で溢れかえる窄まりに押しつけられる。
「あと、言っておくが、一度入れたら終わるまで抜けないからな」
「え……?それって……どういう、」
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