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小麦畑は昔からアルブレヒトのお気に入りの場所だった。
高い場所から見る小麦は圧巻だ。
落ち込んだ時はもちろん、ただただ小麦畑の景色を見たくなってふらっと小山を登って小麦畑が広がる情景を見にいくこともあった。
季節によってその姿や色を変える小麦畑。
朝露をたっぷりと含んだ艶やかな緑色が、収穫間近になると黄金に煌めいて光り、わさわさと風に乗って踊る様子はとても幻想的だった。
自分の領地が有名になることは喜ばしいことなのだが、アルブレヒトは複雑な気持ちになった。
ティーカップの持ち手を握る手に力が入る。
自分だけのお気に入りの景色が他の者たちに獲られてしまう、そんな感覚に陥ったのだった。
「二つ目は、ブルネの果実を定期的に採れるように栽培出来ないかを研究している。その果実の効力の研究も同時にな」
ブルネの果実には癒しの効果があることは知られている。
だが、その効果がどれほどのものかは、いまだ解明されていない。
貧乏男爵領では、その時その時を食いつないでいくので精一杯だったからだ。
研究にさくお金などありはしなかった。
ブルネの果実を自分たちで栽培して収穫することが出来るようになれば、これは大きな収入源になるだろう。
それに加えて、ブルネの果実の効力が解明されて、その癒しの効力がしっかりと証明されれば大きな付加価値が付く。
「投資金の大部分はエミールの妻であるマルガレーテの持参金と、彼女の家からだ。いやはや、本当にいい妻をエミールは貰ったよ。新事業についても、彼女の発案だったのだ」
「そうだったのですね。僕は、……何も知りませんでした」
家を継ぐわけではないとはいえ、何も知らずに進んでいく領地運営に、少し寂しさを感じた。
「お前が何も知らないのは仕方のないこと。王室教育を受けねばならなかったからな」
「婚約破棄されて、その勉強は無駄に終わりましたけれど。……確かに得るものもあったかもしれませんが、時間がもったいなかったと感じてしまいます」
カスパー第二王子と一緒になれる、王族の一員となるのだと、長時間、長期間の勉強をしてきたのに、全ては婚約を破棄されたことで無駄な時間となった。
アルブレヒトはそう思えてならなった。
「だが、元気になってよかったよ。婚約破棄された後の落ち込み様は、相当だったからな。食事も満足に取れていなかったじゃないか。だが、ここ数日のお前の様子を見るともう立ち直ったのではないか?昔のアルブレヒトに戻ったように、表情も明るくなった。王室教育が始まって、笑顔も口調も変わって、もう昔のアルブレヒトには会えないと思っていたよこれも全て、ロヴィス殿のおかげだな」
そうフランツに言われてアルブレヒトは気づいた。
ロヴィスが来てから、あんなに落ち込んでいたのに、ご飯は三食しっかりと食べているし、こちらからシュタルクに乗りたいなどと言って(冗談だったのに)空への散歩にだって出た。
数日前まではベッドから起き上がる気力もなかったのに。
ロヴィスに振り回されているせいか、感情を表に出すことも多くなった。
王室教育では、あまり感情を出してはいけないと、微笑む程度が良いと教わってその通りしていたのに。
「ええ、そうですね」
まだ一口も口をつけていなかった薄黄色の紅茶を見つめた。
表面に、自分の顔が薄っすらと映る。
まるで、いつもロヴィスの熱い瞳に見つめられている自分が彼の瞳の中に写り込んでいるようだった。
ティーカップを手に取り、薄く染まった紅茶を飲んだ。
もうぬるくなっていたはずなのに、ほっと体と心があたたまったような気がした。
自分の部屋へと戻ったアルブレヒトは、そわそわと部屋の中を行ったり来たりしていた。
自分はどうするべきなのか、どうしたいのかを考えていた。
自国の王子から婚約破棄をされ、もう今期を逃した二十歳過ぎの男爵令息でしかも次男坊。
もう国内で、自分を夫として迎えてくれる奇特な人はいないだろう。
これから領地は発展していくかもしれないが、今は貧乏貴族であることに変わりはない。
うちへ嫁いできてくれる人もきっといない。
そんな状況で、ロヴィス・フォン・ルートヴィヒ閣下は前からずっと婚約の申し込みをしてくれていたとわかった。
アルブレヒトの理想のタイプは、カスパー王子だった。
爽やかで、柔らかな微笑みでいつもアルブレヒトに優しく接してくれた。
甘い言葉でアルブレヒトをほめたたえてくれた。
温かみのあるマロンベージュの髪色、体の線は太くもなく細くもなく、ちょうど良い筋肉のつき方をしていた。
完璧な王子だった。
それに比べてロヴィスは、爽やかとはほど遠い、冒険者臭のする男臭い雄だった。
見た目はあまり気にしないのか、焦茶の髪は無造作に長く、顎ひげも生やしている。
鍛えた体はどんな魔物も寄せ付けない強さを持っている。
彼の治める領地は辺境の地だがうちとは違い、かなりの富と財産を持っているようであった。
飛竜シュタルクを手に入れた経緯を知っている者であれば、彼を強運だけではなく、実力をも持ち合わせた者であると称するかもしれない。
口を開けば意地悪ばかりだが、いつも強くて熱い視線をアルブレヒトに浴びせてきていた。
あの黄色の瞳の真ん中の細長い瞳孔に睨みつけられると、体が固まって動けなくなる。
心臓は早鐘のように鳴ってとまらなくなる。
彼に触れられた唇、顔にかかった熱い吐息を思い出すとどうしようもなく心が乱れた。
高い場所から見る小麦は圧巻だ。
落ち込んだ時はもちろん、ただただ小麦畑の景色を見たくなってふらっと小山を登って小麦畑が広がる情景を見にいくこともあった。
季節によってその姿や色を変える小麦畑。
朝露をたっぷりと含んだ艶やかな緑色が、収穫間近になると黄金に煌めいて光り、わさわさと風に乗って踊る様子はとても幻想的だった。
自分の領地が有名になることは喜ばしいことなのだが、アルブレヒトは複雑な気持ちになった。
ティーカップの持ち手を握る手に力が入る。
自分だけのお気に入りの景色が他の者たちに獲られてしまう、そんな感覚に陥ったのだった。
「二つ目は、ブルネの果実を定期的に採れるように栽培出来ないかを研究している。その果実の効力の研究も同時にな」
ブルネの果実には癒しの効果があることは知られている。
だが、その効果がどれほどのものかは、いまだ解明されていない。
貧乏男爵領では、その時その時を食いつないでいくので精一杯だったからだ。
研究にさくお金などありはしなかった。
ブルネの果実を自分たちで栽培して収穫することが出来るようになれば、これは大きな収入源になるだろう。
それに加えて、ブルネの果実の効力が解明されて、その癒しの効力がしっかりと証明されれば大きな付加価値が付く。
「投資金の大部分はエミールの妻であるマルガレーテの持参金と、彼女の家からだ。いやはや、本当にいい妻をエミールは貰ったよ。新事業についても、彼女の発案だったのだ」
「そうだったのですね。僕は、……何も知りませんでした」
家を継ぐわけではないとはいえ、何も知らずに進んでいく領地運営に、少し寂しさを感じた。
「お前が何も知らないのは仕方のないこと。王室教育を受けねばならなかったからな」
「婚約破棄されて、その勉強は無駄に終わりましたけれど。……確かに得るものもあったかもしれませんが、時間がもったいなかったと感じてしまいます」
カスパー第二王子と一緒になれる、王族の一員となるのだと、長時間、長期間の勉強をしてきたのに、全ては婚約を破棄されたことで無駄な時間となった。
アルブレヒトはそう思えてならなった。
「だが、元気になってよかったよ。婚約破棄された後の落ち込み様は、相当だったからな。食事も満足に取れていなかったじゃないか。だが、ここ数日のお前の様子を見るともう立ち直ったのではないか?昔のアルブレヒトに戻ったように、表情も明るくなった。王室教育が始まって、笑顔も口調も変わって、もう昔のアルブレヒトには会えないと思っていたよこれも全て、ロヴィス殿のおかげだな」
そうフランツに言われてアルブレヒトは気づいた。
ロヴィスが来てから、あんなに落ち込んでいたのに、ご飯は三食しっかりと食べているし、こちらからシュタルクに乗りたいなどと言って(冗談だったのに)空への散歩にだって出た。
数日前まではベッドから起き上がる気力もなかったのに。
ロヴィスに振り回されているせいか、感情を表に出すことも多くなった。
王室教育では、あまり感情を出してはいけないと、微笑む程度が良いと教わってその通りしていたのに。
「ええ、そうですね」
まだ一口も口をつけていなかった薄黄色の紅茶を見つめた。
表面に、自分の顔が薄っすらと映る。
まるで、いつもロヴィスの熱い瞳に見つめられている自分が彼の瞳の中に写り込んでいるようだった。
ティーカップを手に取り、薄く染まった紅茶を飲んだ。
もうぬるくなっていたはずなのに、ほっと体と心があたたまったような気がした。
自分の部屋へと戻ったアルブレヒトは、そわそわと部屋の中を行ったり来たりしていた。
自分はどうするべきなのか、どうしたいのかを考えていた。
自国の王子から婚約破棄をされ、もう今期を逃した二十歳過ぎの男爵令息でしかも次男坊。
もう国内で、自分を夫として迎えてくれる奇特な人はいないだろう。
これから領地は発展していくかもしれないが、今は貧乏貴族であることに変わりはない。
うちへ嫁いできてくれる人もきっといない。
そんな状況で、ロヴィス・フォン・ルートヴィヒ閣下は前からずっと婚約の申し込みをしてくれていたとわかった。
アルブレヒトの理想のタイプは、カスパー王子だった。
爽やかで、柔らかな微笑みでいつもアルブレヒトに優しく接してくれた。
甘い言葉でアルブレヒトをほめたたえてくれた。
温かみのあるマロンベージュの髪色、体の線は太くもなく細くもなく、ちょうど良い筋肉のつき方をしていた。
完璧な王子だった。
それに比べてロヴィスは、爽やかとはほど遠い、冒険者臭のする男臭い雄だった。
見た目はあまり気にしないのか、焦茶の髪は無造作に長く、顎ひげも生やしている。
鍛えた体はどんな魔物も寄せ付けない強さを持っている。
彼の治める領地は辺境の地だがうちとは違い、かなりの富と財産を持っているようであった。
飛竜シュタルクを手に入れた経緯を知っている者であれば、彼を強運だけではなく、実力をも持ち合わせた者であると称するかもしれない。
口を開けば意地悪ばかりだが、いつも強くて熱い視線をアルブレヒトに浴びせてきていた。
あの黄色の瞳の真ん中の細長い瞳孔に睨みつけられると、体が固まって動けなくなる。
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