異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ

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第25話「ただいま地球! ハルさん、ママ業リスタート!?」

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「……ん?」

まぶたの裏がほんのり明るくて、私はゆっくりと目を開けた。

見慣れた白い天井、フローリングの床、壁には――お手製の“子ども成長カレンダー”。

「ここ……私の、おうち……?」

確かに、異世界のゲートをくぐったはず。
でも気がつくと、私は地球の自宅リビングに寝ていて、エプロン姿のまま――

「おかえり、ママ!」

わあっと歓声が上がった。

そこにいたのは、私の5人の子どもたち。

咲良、大地、蓮、琴音、陽太――
成長したその顔が、涙でくしゃくしゃになりながら、私に飛びついてくる。

「えっ、うそ……夢じゃ……ないの……?」

「ううん、夢じゃないよ。みんなでずっと、待ってたんだもん」

琴音がきゅっと私の手を握ってくれて、私はあふれる涙をこらえきれなかった。

「……ごめんね、ママ、ちょっと遠回りしちゃった。でも、すごくすごく大事な時間だったの」

私はひとりひとりをぎゅっと抱きしめて、ようやく帰ってきた実感が湧いてきた。


---

それからは、もう“大忙し”だった。

冷蔵庫の中身チェック!
お風呂掃除に、洗濯物の山!
蓮の制服、やっぱりちょっと短くなってる!

「も~! うちって、こんなにやることあったっけ!?(笑)」

でも、文句なんて言わない。
だって――こういうの、ずっと恋しかったんだもん。

咲良は社会人になってて、朝から晩まで忙しそうだけど、ふとした瞬間に「ママ」って呼んでくれる。
大地は相変わらず不器用だけど、重い荷物を黙って運んでくれるし、食器も洗ってくれる。
蓮は反抗期真っ最中だけど、私が作ったごはんは完食。
琴音はこっそりお手紙をくれて、「もうどこにも行かないでね」って。
陽太は「ねえママ、異世界って本当にあったの?」って聞いてくるから、

「うーん、どうだったかしら? でもね、ママはどこにいたって、みんなのこと考えてたよ」

って笑って返した。


---

その夜、全員そろって、ダイニングテーブルで囲む晩ごはん。

久しぶりに、みんなで“いただきます”をして、陽太が言った。

「ねえママ、またどっか行く?」

私はちょっと考えて、それから――

「ううん。もうしばらくは、行かない。ここで、ママ業がんばるんだもん」

「……じゃあ、また帰ってきたらいいよ。異世界でもどこでも、ママはママだもん!」

その言葉に、私は涙ぐみながら、笑った。

「……ありがとう。ほんと、いい子たちに育ってくれたね」

どんな世界にいたって、私は“ママ”。
それだけは、きっとずっと変わらない。

だからこそ、今この瞬間を大事にしたい。

「さあさあ、おかわりあるよ~! 明日の朝も早いからね、いっぱい食べて、しっかり寝ること!」

――うん、異世界でも地球でも、やっぱりママは今日も無双中!


---

【次回予告】

えっ!? 地球に戻ったはずのハルさん、まさかの再召喚!?

お鍋片手に異世界へ逆戻り!?

第26話「ふたたび異世界!? ママ、転移先でも炊き出し無双!」

お楽しみに♪


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