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5章 焔哭山と火の贖罪
第39話 風稜峠、鈴の網を撫でて抜ける
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草の海が波立ち、先で丘が刃のように立ち上がる。
峠道は白い石筋が斜めに走り、等間隔で鈴杭が打ち込まれていた。鈴は鳴っていない。風が上がれば、勝手に“読まれる”類だ。
「ここから“鳴らさず、撫でる”」
セリューナが風名の帯に指を添え、合いの音を低く落とす。
「鈴に“旅人の歩幅”を渡しつつ、風返しの綾で反響を海鳴りに混ぜる」
「地は路肩を固める。踏み外すと鈴杭の根に当たるから、足は石筋の上だけ」
ロゥナが掌で土を撫で、白い筋を一段だけ高くした。
《補助“風名の帯”再同調/峠網:濃》
《鈴遮蔽:旅人(低関心)→“巡回商”(低~中)》
《二核:外拍固定=良/火紋残滓=微》
封球を抱え直し、石筋の第一歩。
鈴杭の環に薄い波紋が走る。鳴りは起きない。ただ“照合”が始まる気配。
「三吸二吐、歩幅は三・二・四・二」
俺とセリューナが息を合わせる。ロゥナは半歩前で足場を読む。
四本目の鈴杭を過ぎたとき、路上に布幕が下りた。
薄灰の外套に紺の縁、胸に塔の印。峠の鈴役(すずやく)だ。仮面はつけていない。手に小さな帳鈴(とばりすず)。
「通行の名と、行き先と、息の名」
声は掠れて柔らかい。塔守の系譜だろう。敵ではないが、網の一部ではある。
「レク・エルディアス。海沿いから草原縁経由、風稜峠を抜けて内陸へ」
「三吸二吐」
俺たちが順に答えると、鈴役は頷き、帳鈴を撫でた。鳴らさない。
帳鈴の内で薄い紙がめくれ、歩幅と風の合いの音だけが写し取られる。
「“荷”の拍が重い。――封のまま通す。撫でを続けて」
鈴役は布幕を少し上げ、側の鈴杭を指で押さえた。「半月の“紙”が峠下に居る。鳴らすと来る」
「承知」
セリューナが帯の音をさらに沈め、俺は道鈴Aを衣の内で撫でる。
封球の拍は乱れない。鈴役は目で“良し”と告げ、幕を戻した。
《峠照合:通行許/帳鈴写し=歩幅のみ》
《警告:峠下—封輪感知/鳴動=危険》
五本目、六本目――鈴杭の影が草の上で交差する頃、峠の下から紙の擦れ。
灰の紙束が地を這って上がってくる。輪ではない。帳そのもの。道幅を覆う“書の幕”。
「舌が見えない。面で封じるつもりね」
セリューナがわずかに息を強くする。「綾で返す。鳴らさないで」
俺は綾を指で軽く引き、道鈴Aを撫でた。
帯の内側で“海鳴りの模様”が起き、草の波に紛れる。
帳の端が峠風の逆位相を拾って、輪郭を失った。
《風返しの綾:反響制御→峠風連携》
《封帳:捕捉率 低下/端ほつれ 発生》
「右端、三分の一歩外」
ロゥナの声に従い、足の置き場を半足ずらす。
地の小さな“反力”が帳の縁を持ち上げ、セリューナの水刃が薄く撫でるだけで、端が解けた。
紙束は自重でずれ、峠風に裏返される。
「もう一枚来る」
鈴役の声が背に届く。布幕越しに帳鈴が一度だけわずかに鳴った。
紙は賢い。今度は横から封輪を二重に投げ、足首を狙う。
「舌を切らない。輪の影だけ滑らせる」
セリューナが帯と綾を撫で、輪の影を海鳴りへ流す。
俺は刃の背で足元の“影”だけを弾く。輪は影を追って沈み、実体が遅れた。
その間に、ロゥナが鈴杭の根を撓ませ、通路の中央へ線を一本だけ立てる。
「ここを踏む」
線の上だけ風の調子が変わり、封輪の締めが半拍遅れてすり抜けられる。
三歩、二歩、四歩――峠の肩を越えた。
《峠網:通過》
《追跡:封輪—錯乱/紙帳—反応鈍》
《鈴遮蔽:巡回商→“草旅”へ移行》
肩の向こうは、乾いた風が走る石の尾根と、なだらかな草波の二手。
予定どおり、ここでルートを割る。
「草波に“旅人の歩幅”。石の尾根に“捨て歩幅”。綾で二重の跡を作る」
セリューナが短くまとめ、俺は道鈴Aを草側で撫で、綾を半分だけ尾根側に流す。
ロゥナが尾根の石粉で“軽い足跡”を数箇所置き、峠の風に散らさせた。
《撹乱:二重歩幅パターン生成/追尾信頼度=低下》
「行こう。草波だ。鈴が薄い」
俺は封球を抱え直し、草の匂いへ踏み出す。
背で、鈴役の布幕が一度だけ揺れた。礼の代わりに、軽く手を上げる。
◇
草の稜が低くうねり、足首で風が鳴る。
帯の内で合いの音は穏やか、封球の二核は同じ外拍を保つ。
峠を背に十分ほど、草の陰に浅い水溜りを見つけた。
「短く“座直し(ざなおし)”。火の残滓はないけど、峠の反響が付いてる」
セリューナが水膜を一枚張り、封球の底を洗う。
ロゥナが地の座を二重に敷き、片方をわざと柔らかくして反響を吸わせた。
《二核:外拍=安定/峠反響=吸収中(小)》
《小箍:撫調 維持/疲労=低》
俺は指の痺れを確かめ、撫で紐で小箍を一度だけなぞる。
手首は静かだ。叩かずに済んでいる。
「この先、“草原の縁市(へりいち)”がある。鈴は濃いが、旅の写しが効く場所よ」
セリューナが道鈴Aをぽんと叩き、笑う。「撫でで通れる」
「市で水と乾き物、そして“鈴幕”を一枚――封球の上に掛ける薄布。見た目をただの荷にする」
ロゥナが指を二本立てる。「あと、馬車枠の“偽車輪”。鈴網は“車輪の拍”が好き」
「偽の拍で、本物を隠す」
俺は頷き、草の先の低い丘を見やった。鈴の板と旗の影がちらつく。
その時、帯の奥で短いログが灯る。
《旅路ログ:風稜峠—通過》
《追跡:封輪=峠下で滞り/紙帳=風衝で劣化》
《提案:縁市で“鈴幕(薄)”“偽車輪”購入→鈴網通過時の視覚偽装を強化》
「行程どおり、縁市に寄る。――その前に」
俺は封球へ掌を当て、二核の拍をもう一度だけ合わせた。
焔哭山の紅はもう遠い。潮と草の匂いが、胸の奥の“外拍”に重なる。
「よし。走ろう。撫でて、抜ける」
◇
縁市の手前、風の看板が回る。
鈴板が帆のように揺れ、屋台が並ぶ。鈴幕の布屋、乾き物、車輪細工。
俺たちは歩幅を商人に寄せ、道鈴Aを撫でながら人混みへ溶けた。
布屋の老主が目を細める。「荷の拍がきれいだね。……鈴幕、薄がいいかい、厚がいいかい」
「薄。風通し優先」
「車輪は音で選ぶといい」
車輪細工の若い職人が、枠に縄を張った“偽車輪”を回してみせる。鈴が鳴らない代わりに、拍だけがきちんと出た。
《購入:鈴幕(薄)×1/偽車輪×2/乾き物・水補給》
《視覚偽装:荷=“商いの道具”/鈴網誤読率=上昇》
鈴幕を封球の上へふわりと掛け、偽車輪を担ぎ枠の両側に結わえる。
見た目は、旅商人の荷。音は、旅人の拍。
「半月は?」
「峠で迷ってる。――けど、忘れない連中よ」
セリューナが帯を撫で、風返しの綾を小さく震わせる。「鳴らされたら返す。撫でで通す」
「地は次の“石小丘”で足を休めよう。そこから先は平らだ」
ロゥナが空を見上げる。「今日は雲がいい。鈴も眠い」
縁市を抜け、草波へ戻る。
風は乾き、鈴は低く、外拍は整っている。封球の重みは肩にきちんと乗り、足はまだ走る。
――まだだ。走り切れ。
帯の内側で、海の綾が一度だけ明るく鳴った。
《次行程:石小丘→“書庫外縁帯”の南端を迂回→西方“緑陰街道”へ》
《目的:記録の安置場所を確保(仮)/黒閲覧の“追い鍵”を削る》
俺は二人と目を合わせ、草の尾根に向かって歩幅を揃えた。
鳴らさず、撫でて。――記録を抱えたまま、先へ進む。
峠道は白い石筋が斜めに走り、等間隔で鈴杭が打ち込まれていた。鈴は鳴っていない。風が上がれば、勝手に“読まれる”類だ。
「ここから“鳴らさず、撫でる”」
セリューナが風名の帯に指を添え、合いの音を低く落とす。
「鈴に“旅人の歩幅”を渡しつつ、風返しの綾で反響を海鳴りに混ぜる」
「地は路肩を固める。踏み外すと鈴杭の根に当たるから、足は石筋の上だけ」
ロゥナが掌で土を撫で、白い筋を一段だけ高くした。
《補助“風名の帯”再同調/峠網:濃》
《鈴遮蔽:旅人(低関心)→“巡回商”(低~中)》
《二核:外拍固定=良/火紋残滓=微》
封球を抱え直し、石筋の第一歩。
鈴杭の環に薄い波紋が走る。鳴りは起きない。ただ“照合”が始まる気配。
「三吸二吐、歩幅は三・二・四・二」
俺とセリューナが息を合わせる。ロゥナは半歩前で足場を読む。
四本目の鈴杭を過ぎたとき、路上に布幕が下りた。
薄灰の外套に紺の縁、胸に塔の印。峠の鈴役(すずやく)だ。仮面はつけていない。手に小さな帳鈴(とばりすず)。
「通行の名と、行き先と、息の名」
声は掠れて柔らかい。塔守の系譜だろう。敵ではないが、網の一部ではある。
「レク・エルディアス。海沿いから草原縁経由、風稜峠を抜けて内陸へ」
「三吸二吐」
俺たちが順に答えると、鈴役は頷き、帳鈴を撫でた。鳴らさない。
帳鈴の内で薄い紙がめくれ、歩幅と風の合いの音だけが写し取られる。
「“荷”の拍が重い。――封のまま通す。撫でを続けて」
鈴役は布幕を少し上げ、側の鈴杭を指で押さえた。「半月の“紙”が峠下に居る。鳴らすと来る」
「承知」
セリューナが帯の音をさらに沈め、俺は道鈴Aを衣の内で撫でる。
封球の拍は乱れない。鈴役は目で“良し”と告げ、幕を戻した。
《峠照合:通行許/帳鈴写し=歩幅のみ》
《警告:峠下—封輪感知/鳴動=危険》
五本目、六本目――鈴杭の影が草の上で交差する頃、峠の下から紙の擦れ。
灰の紙束が地を這って上がってくる。輪ではない。帳そのもの。道幅を覆う“書の幕”。
「舌が見えない。面で封じるつもりね」
セリューナがわずかに息を強くする。「綾で返す。鳴らさないで」
俺は綾を指で軽く引き、道鈴Aを撫でた。
帯の内側で“海鳴りの模様”が起き、草の波に紛れる。
帳の端が峠風の逆位相を拾って、輪郭を失った。
《風返しの綾:反響制御→峠風連携》
《封帳:捕捉率 低下/端ほつれ 発生》
「右端、三分の一歩外」
ロゥナの声に従い、足の置き場を半足ずらす。
地の小さな“反力”が帳の縁を持ち上げ、セリューナの水刃が薄く撫でるだけで、端が解けた。
紙束は自重でずれ、峠風に裏返される。
「もう一枚来る」
鈴役の声が背に届く。布幕越しに帳鈴が一度だけわずかに鳴った。
紙は賢い。今度は横から封輪を二重に投げ、足首を狙う。
「舌を切らない。輪の影だけ滑らせる」
セリューナが帯と綾を撫で、輪の影を海鳴りへ流す。
俺は刃の背で足元の“影”だけを弾く。輪は影を追って沈み、実体が遅れた。
その間に、ロゥナが鈴杭の根を撓ませ、通路の中央へ線を一本だけ立てる。
「ここを踏む」
線の上だけ風の調子が変わり、封輪の締めが半拍遅れてすり抜けられる。
三歩、二歩、四歩――峠の肩を越えた。
《峠網:通過》
《追跡:封輪—錯乱/紙帳—反応鈍》
《鈴遮蔽:巡回商→“草旅”へ移行》
肩の向こうは、乾いた風が走る石の尾根と、なだらかな草波の二手。
予定どおり、ここでルートを割る。
「草波に“旅人の歩幅”。石の尾根に“捨て歩幅”。綾で二重の跡を作る」
セリューナが短くまとめ、俺は道鈴Aを草側で撫で、綾を半分だけ尾根側に流す。
ロゥナが尾根の石粉で“軽い足跡”を数箇所置き、峠の風に散らさせた。
《撹乱:二重歩幅パターン生成/追尾信頼度=低下》
「行こう。草波だ。鈴が薄い」
俺は封球を抱え直し、草の匂いへ踏み出す。
背で、鈴役の布幕が一度だけ揺れた。礼の代わりに、軽く手を上げる。
◇
草の稜が低くうねり、足首で風が鳴る。
帯の内で合いの音は穏やか、封球の二核は同じ外拍を保つ。
峠を背に十分ほど、草の陰に浅い水溜りを見つけた。
「短く“座直し(ざなおし)”。火の残滓はないけど、峠の反響が付いてる」
セリューナが水膜を一枚張り、封球の底を洗う。
ロゥナが地の座を二重に敷き、片方をわざと柔らかくして反響を吸わせた。
《二核:外拍=安定/峠反響=吸収中(小)》
《小箍:撫調 維持/疲労=低》
俺は指の痺れを確かめ、撫で紐で小箍を一度だけなぞる。
手首は静かだ。叩かずに済んでいる。
「この先、“草原の縁市(へりいち)”がある。鈴は濃いが、旅の写しが効く場所よ」
セリューナが道鈴Aをぽんと叩き、笑う。「撫でで通れる」
「市で水と乾き物、そして“鈴幕”を一枚――封球の上に掛ける薄布。見た目をただの荷にする」
ロゥナが指を二本立てる。「あと、馬車枠の“偽車輪”。鈴網は“車輪の拍”が好き」
「偽の拍で、本物を隠す」
俺は頷き、草の先の低い丘を見やった。鈴の板と旗の影がちらつく。
その時、帯の奥で短いログが灯る。
《旅路ログ:風稜峠—通過》
《追跡:封輪=峠下で滞り/紙帳=風衝で劣化》
《提案:縁市で“鈴幕(薄)”“偽車輪”購入→鈴網通過時の視覚偽装を強化》
「行程どおり、縁市に寄る。――その前に」
俺は封球へ掌を当て、二核の拍をもう一度だけ合わせた。
焔哭山の紅はもう遠い。潮と草の匂いが、胸の奥の“外拍”に重なる。
「よし。走ろう。撫でて、抜ける」
◇
縁市の手前、風の看板が回る。
鈴板が帆のように揺れ、屋台が並ぶ。鈴幕の布屋、乾き物、車輪細工。
俺たちは歩幅を商人に寄せ、道鈴Aを撫でながら人混みへ溶けた。
布屋の老主が目を細める。「荷の拍がきれいだね。……鈴幕、薄がいいかい、厚がいいかい」
「薄。風通し優先」
「車輪は音で選ぶといい」
車輪細工の若い職人が、枠に縄を張った“偽車輪”を回してみせる。鈴が鳴らない代わりに、拍だけがきちんと出た。
《購入:鈴幕(薄)×1/偽車輪×2/乾き物・水補給》
《視覚偽装:荷=“商いの道具”/鈴網誤読率=上昇》
鈴幕を封球の上へふわりと掛け、偽車輪を担ぎ枠の両側に結わえる。
見た目は、旅商人の荷。音は、旅人の拍。
「半月は?」
「峠で迷ってる。――けど、忘れない連中よ」
セリューナが帯を撫で、風返しの綾を小さく震わせる。「鳴らされたら返す。撫でで通す」
「地は次の“石小丘”で足を休めよう。そこから先は平らだ」
ロゥナが空を見上げる。「今日は雲がいい。鈴も眠い」
縁市を抜け、草波へ戻る。
風は乾き、鈴は低く、外拍は整っている。封球の重みは肩にきちんと乗り、足はまだ走る。
――まだだ。走り切れ。
帯の内側で、海の綾が一度だけ明るく鳴った。
《次行程:石小丘→“書庫外縁帯”の南端を迂回→西方“緑陰街道”へ》
《目的:記録の安置場所を確保(仮)/黒閲覧の“追い鍵”を削る》
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