転生実況はじまりました ~異世界でも仲間と一緒に~

緋月よる

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第11章《道分かつ者たち》

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緋月よる
「夜真、あの音……嫌な予感しかしねえ。」

二人は暗い森を進んでいた。
背後から聞こえる
低いうなり声と、草むらを踏む音。
その気配が二人の背筋を凍らせる。

色瀬夜真
「うん、やばいかも……
これ、モンスターじゃない?」

暗闇の中から赤い光が浮かび上がる。
よるがそちらに目を向けると、
鋭い牙と爪を持った狼型の影が現れた。
その赤い瞳が不気味に輝いている。

緋月よる
「おい、何だあれは……。
鑑定だ!」

スキルを発動すると、狼の情報が頭に浮かぶ。
脳裏に直接流れ込むデータに、
よるは目を細めた。

――――――――――――――――――
【鑑定結果】
対象: シャドウウルフ
分類: 獣種
危険度: D級
特徴: 闇に紛れ素早く動く狼型モンスター
弱点: 不明
備考: 群れで行動し、鋭い牙と爪で攻撃する。
――――――――――――――――――

緋月よる
「シャドウウルフ……D級だってよ。
厄介なのに遭っちまったな。」

色瀬夜真
「うわ、危険度D級って、
初心者向けじゃないんだよね?」

緋月よる
「ああ、これは下手したら死ぬやつだ。」

狼が唸り声を上げながら飛びかかってくる。
よるは夜真の腕を掴み、
草むらの陰に身を隠した。

色瀬夜真
「よるちゃ、どうする!?」

緋月よる
「どうするも何も、戦えねえだろ……!」

その時、鋭い音とともに狼の動きが止まる。
次の瞬間、何かに弾き飛ばされたかのように、
狼の体が地面に倒れ込む。


「……何をしている。」

現れたのは、黒い軍服を纏った短髪の男だった。
その拳は血に濡れており、
狼の体を打ち砕いた痕跡が残っている。

緋月よる
「なんだ、お前……助けてくれたのか?」


「助けた覚えはない。
目障りな獣を片付けただけだ。」

冷たい視線を二人に向けながら、
男は拳を軽く振った。
その動きには迷いがなく、
まるで次の攻撃を準備しているように見える。

色瀬夜真
「あ、ありがとう……なのかな?」


「礼は不要だ。
ここで死ぬつもりがなければ黙ってついてこい。」

緋月よる
「……おいおい、何様だよ。」

色瀬夜真
「よるちゃ、いいから行こう!
あの人、やばそうだよ!」

二人が連れて行かれた先は、
森を抜けた小さな集落だった。
粗末な木柵で囲まれた場所には、
何人もの男たちが訓練に励んでいた。
その多くが徒手空拳で型を繰り出し、
地面にめり込むような打撃を披露している。

緋月よる
「……何だここ。修行場か?」

色瀬夜真
「みんな、素手で戦ってるみたいだけど……」

男は振り返り、冷たい目で二人を睨む。


「ここはゼルシャ帝国の訓練所だ。
お前たちのような素人が、
生き延びられる場所ではない。」

緋月よる
「素人って言い方、ひでぇな。」


「名乗りが遅れたな。私はエイゼン。
ゼルシャ帝国軍の武闘教官だ。」

エイゼンの名乗りに、よるが怪訝そうに顔を歪める。

緋月よる
「教官って……どういうことだ?」

エイゼンは冷徹な口調で続ける。

エイゼン
「貴様らのような無能を鍛えるのも、
私の役目の一つだ。死にたくなければ従え。」

緋月よる
「……無能って……」

色瀬夜真
「でも、さっき助けてもらったし……
ここで強くなれるなら……」

エイゼン
「黙れ。訓練は地獄だと思え。」

その冷酷な言葉に、
よるは思わずため息をつく。

緋月よる
「ちっ……分かったよ。やってやる。」

翌朝、修行は日の出とともに始まった。
エイゼンの指導は容赦なく、
初心者に優しいものではない。

エイゼン
「構えが甘い!もっと腰を落とせ!」

色瀬夜真
「は、はいっ!ふっ……ふっ……!」

緋月よるは隣で型を繰り返す夜真を横目に、
自分も同じ動きを続けるが、
息が上がるのが早かった。

緋月よる
「くっそ……これ、マジでキツいぞ……。」

エイゼンは冷たい視線をよるに向ける。

エイゼン
「貴様のような怠け者には無理だろう。
だが、弱者に未来はない。」

その言葉に、よるは歯を食いしばる。

緋月よる
「ちっ……うるせぇよ。」

練習用の簡易メリケンを手に取り、
よるはエイゼンに向かって打撃を繰り出す。
しかし、エイゼンの動きは素早く、
一撃も当たらない。

エイゼン
「その程度の動きで、何をやれる?」

緋月よる
「うるせぇ!やってみなきゃ分かんねぇだろ!」

色瀬夜真はその様子を見ながらも、
自分の稽古に集中し続けた。

夜真の顔には苦悶の表情が浮かんでいるが、
どこか覚悟を感じさせるものがあった。

色瀬夜真
(私は……強くならなきゃいけないんだ。)

彼女の心には、自分の無力さへの苛立ちと、
少しでも誰かを助けたいという思いが
交錯していた。

修行の数日後、緋月よるは限界を迎えていた。
訓練場の片隅で地面に座り込み、額の汗を拭う。

緋月よる
「……くっそ……堅苦しいのは無理だ。」

彼は剣を地面に置き、
そのまま訓練場を後にした。

夜、森の中をさまよっていると、
焚火の明かりが目に入る。
その周りには静寂が漂い、
異様に落ち着いた空気があった。

緋月よる
「……なんだ?」

近づいてみると、焚火の前に座る旅人がいた。
腰には一本の刀を差し、
落ち着いた目で火を見つめている。

旅人
「こんな時間に、
こんな場所で……何をしている?」

緋月よる
「修行から逃げてきただけだよ。
あんたには関係ねえだろ。」

旅人はよるの言葉に対し、穏やかに微笑む。

旅人
「修行から逃げた?ふむ……
それが、お前の“自由”というやつか。」

緋月よる
「自由?……なんだそりゃ?」

旅人は刀を手に取り、軽く振って見せた。
その動きには力強さと
流れるような美しさがあった。

旅人
「お前、刀を持ったことはあるか?」

緋月よる
「まぁ、ゲームの中ではな。」

旅人
「ゲーム……?なんだそれは。」

よるは苦笑しながら、旅人に答えた。

緋月よる
「ああ、こっちじゃ分からねえか。
まあ、バーチャルな剣術ってやつだよ。」

旅人は少し首をかしげながらも、刀を差し出す。

旅人
「なら、現実の刀を試してみろ。」

その言葉に挑発を感じたよるは、刀を受け取り、
その重さを手で確かめた。

緋月よる
「……結構、重いんだな。」

旅人は焚火の炎を見つめながら語りかける。

旅人
「剣を握る者には、自由と責任が伴う。
お前に、その覚悟はあるか?」

その問いに、よるは一瞬言葉を失う。

緋月よる
「……責任、ね。」

旅人
「そうだ。“自由”とは好き勝手やることじゃない。
その上で、何を成し遂げるかが問われる。」

焚火の炎が静かに揺れる中、よるは刀を握りしめた。
その重みが、彼に何かを気づかせたようだった。

焚火の明かりが柔らかく森を照らしている中、
緋月よるは旅人から手渡された
刀をじっと見つめていた。
その刃は薄暗い炎の中でも鋭く輝き、
持ち手には使い込まれた跡がある。

旅人
「どうだ、その刀の感触は。」

緋月よる
「……重い。けど、なんかしっくりくる。」

旅人は微笑みながら頷き、
焚火のそばに腰を下ろした。

旅人
「剣を扱う者にとって、その感覚は大切だ。
重みを感じるのは、
まだお前が刀に馴染んでいない証拠でもある。」

緋月よる
「……馴染む、ね。そんな簡単にいくのか?」

旅人
「それはお前次第だ。
だが、ただ振り回せばいいわけではない。
剣の道には、それ相応の覚悟が必要だ。」

緋月よるはその言葉に少しだけ眉をひそめる。
「覚悟」という言葉が、どこか胸に引っかかった。

緋月よる
「覚悟……俺にはそんな大層なもんねえよ。」

旅人
「ならば、作ることだ。
剣を握る者としての覚悟をな。」

旅人の声には穏やかさと厳しさが混じり、
よるは無意識に刀の柄を握りしめていた。

翌朝

緋月よるは旅人の指導のもと、
刀の扱いを学び始めた。
森の中での訓練は過酷だったが、
エイゼンの堅苦しい訓練とは違い、
自由な動きと感覚を重視したものだった。

旅人
「剣の型などに囚われるな。
お前の身体に自然に流れる動きがあるはずだ。」

緋月よる
「いやいや、それを掴むのが難しいんだって。」

刀を振るうたびに腕が震え、
動きがぎこちなくなる。
旅人はそんなよるの姿を見て笑った。

旅人
「焦るな。剣術は踊りのようなものだ。
自分のリズムを見つけることが大事だ。」

緋月よる
「リズム、ね……簡単に言うけどよ。」

よるはため息をつきながらも、
刀を振る手を止めることはなかった。
旅人の指導の中には、
どこか自由を感じさせる雰囲気があり、
それが彼にとって心地よく感じられた。

一方、色瀬夜真は
エイゼンの訓練に耐え続けていた。
彼女の拳はすでに血にまみれていたが、
その目には強い決意が宿っている。

エイゼン
「まだだ。もっと速く動け。」

色瀬夜真
「はいっ……!」

必死に拳を繰り出し、
エイゼンの指示に応える。
その中で、彼女は自分の身体が
少しずつ変わっていくのを感じていた。

色瀬夜真
(私……少しずつだけど、強くなれてるのかな。)

彼女の心には、不安と希望が入り混じる。
だが、その手は止まることなく、
目の前の目標に向かって動き続けた。

ある夜、緋月よるは旅人の寝ている隙を見計らい、
焚火のそばで小声で呟いた。

緋月よる
「鑑定……試してみるか。」

彼は旅人に目を向け、鑑定スキルを発動した。
しかし、その結果は――

――――――――――――――――――
【鑑定結果】
対象: 不明
分類: 不明
備考: 対象を正確に識別できません。
――――――――――――――――――

緋月よる
「……は?マジかよ。」

鑑定スキルが失敗したことで、
よるは眉をひそめる。
彼の中で、旅人への謎がさらに深まった。

旅人(薄目を開け)
「何をしている?」

緋月よる
「っ……!いや、なんでもねえよ。」

旅人は少しだけ目を細めて微笑む。

旅人
「お前も、剣だけでなく、
目の前にあるものをよく見ろ。
“鑑定”などに頼りすぎるなよ。」

よるはその言葉に一瞬戸惑いながらも、
何も言わずに焚火の明かりを見つめ続けた。

森の中に朝の光が差し込み始めた頃、
旅人は焚火の灰を軽く蹴り散らした。
緋月よるはその様子をぼんやりと眺めながら、
刀を磨いていた。

旅人
「お前、名前を聞いていなかったな。」

緋月よる
「……そういやそうだな。
俺は緋月よる。お前は?」

旅人は微笑を浮かべながら、
少しの間、口を閉ざした。
その沈黙が、どこか彼の背負うものを
重く感じさせる。

旅人
「俺の名は……カザリスだ。」

緋月よる
「カザリス、ね。変わった名前だな。」

カザリスは軽く肩をすくめると、
刀を手に取り、優雅な動きで振るった。
その一挙一動には、
ただの剣士ではない異様な精度があった。

カザリス
「名前など、ただの符号に過ぎない。
だが、お前にだけは教えておこう。」

緋月よる
「俺にだけ?」

その言葉に、よるは少しだけ眉をひそめる。
カザリスの横顔には、
どこか遠くを見つめるような寂しさがあった。

カザリス
「お前には……
自由というものの本質を教えたかったからな。
そのために俺の名前を知る必要があると
思っただけだ。」

緋月よる
「……なんか、訳ありみたいだな。」

カザリスは焚火の跡を見つめながら、
静かに息を吐いた。
その視線の先に、ほんの一瞬だけ、
不気味な赤い光が宿った気がする。
よるはその瞬間を見逃さず、
心の中に違和感が広がった。

緋月よる
(……今の、何だ?目の錯覚か?)

カザリス
「お前にはこの先、
多くの選択肢が現れるだろう。
だが、剣を握る者として、
それらをどう選び取るかは自由だ。
そして自由には、
責任が伴うことを忘れるな。」

緋月よる
「責任、ね……。お前、
そういう説教じみたこと好きだな。」

カザリスは口元に薄い笑みを浮かべると、
刀を鞘に収め、ゆっくりと歩き始めた。

カザリス
「説教ではない。教訓だ。
お前が生き延びるために
必要なものだと思っている。」

その夜、緋月よるはカザリスと共に
焚火のそばで過ごしていた。
いつものように、静かで穏やかな時間だったが、
ふとした瞬間、カザリスの表情が鋭く変わった。

カザリス
「……聞こえるか?」

緋月よる
「……ああ、足音がするな。」

暗闇の中から、再び狼型のモンスター――
シャドウウルフが現れた。
その赤い瞳が獲物を求めるように輝いている。

緋月よる
「こいつ……また出たか。」

カザリスは無言のまま刀を抜いた。
しかし、その動きは何か異様だった。
彼の背中から黒い靄のようなものがわずかに漂い、
焚火の明かりに影を落とした。

緋月よる
「……おい、今の……」

カザリス
「黙って見ていろ。これは“俺のやり方”だ。」

シャドウウルフが飛びかかるその瞬間、
カザリスの刀が一閃した。
次の瞬間、狼の体は地面に倒れ込んでいた。

緋月よる
「……はえぇ。どうやったんだよ、今の。」

カザリスは刀を軽く払って血を落としながら、
少しだけ口元を歪めた。

カザリス
「技術と……少しの“特殊な力”だ。」

緋月よる
「特殊な力、ね。お前……何者なんだ?」

カザリスは焚火に背を向け、刀を鞘に収めると、
低い声で呟いた。

カザリス
「お前に教える必要はない。だが……
俺がただの旅人ではないことだけは覚えておけ。」

その言葉と共に、
カザリスの赤い瞳がわずかに輝く。
その光景を見たよるは、
直感的に何かを感じ取った。

緋月よる
(こいつ……普通の人間じゃねえ。)

だが、それ以上問い詰めることはしなかった。
カザリスには、触れてはいけない秘密がある――
よるはそう直感的に理解していた。

焚火が静かに揺れる中、
緋月よるは刀を握りしめて立っていた。
その手には以前より確かな感触が宿っている。

カザリスは焚火のそばに腰を下ろし、
じっとよるの動きを見つめていた。

カザリス
「いいぞ。随分と馴染んできたな。」

緋月よる
「……まぁ、やらされてるからな。」

軽く笑いながら刀を振るい続けるよる。
その姿には、
かつてのぎこちなさは消えつつあった。

カザリス
「刀は、ただの道具だ。
だが、それを使いこなす者次第で、
その意味は変わる。」

緋月よる
「意味……ね。深いこと言うな、あんたは。」

カザリスは微かに笑みを浮かべたが、
その目にはどこか影があった。

カザリス
「深い?いや、俺が言いたいのは単純なことだ。
お前が刀を振るう理由を、
もっと自覚しろというだけの話だ。」

よるはその言葉に少し眉をひそめた。

緋月よる
「理由か……俺にはそんな大層なもんはねえよ。」

カザリス
「だが、いずれ必要になる。
剣を握る理由がなければ、ただの暴力になる。」

その言葉に、よるは一瞬だけ動きを止めた。
焚火の光が、彼の刀の刃を赤く染める。

緋月よる
「……あんたの言うこと、妙に説得力あるよな。」

カザリス
「俺も……かつてはお前と同じだった。」

その声には、明らかに後悔や哀愁が滲んでいた。
だが、カザリスはそれ以上何も言わず、
立ち上がると夜の森へと視線を向けた。
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