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異世界タクシーは如何にして異世界タクシーになったのか(後編)
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気づいた時には真っ白な空間にいた。
「なんやここは?」
当たりを見渡しても一面雲の上の様な世界。
「天国っちゃうわけか…それともその手前か?」
所在無げに突っ立っていると頭の中に声が響いてきた。
『聞こえますか?片山さん』
「誰や!」
思わず今まで感じたことない感覚に大きな声を上げた。
『頭の中で話したい言葉を念じれば私に届きますよ。落ち着いてください。』
男でも女でもない中性的な声が響いてくる。
『私は管理者。貴方の住んでいた世界を管理するものです。』
「…神様っちゅうことか?今まで信じたこともなかったけど…」
片山は頭の中で喋る、ということが理解できなかったので声に出して話すことにした。
『神様は我々をも超越した存在です。私はあくまでも管理者です。』
「よーわからんけどその管理者が俺になんの用や?」
『貴方は交通事故で死にました。しかし私の権限でもう一度生を続けることもできます。』
「生き返らせられるっちゅうことか?」
『そうです。但しお願いがあるのです。』
「別にこの世に未練があったわけやないけど後味悪い死に方やったからもういっぺんやり直してみたい気持ちはあるな…お願いっちゅうのは?」
『貴方の住む世界と別次元の世界を繋ぐ役目をしてもらいたい。貴方のタクシーで。』
「どういうことや?それに俺や無くてもそんなんできるヤツおるやろ。」
『耐性がいるのです、異次元間を移動するには。その耐性を持っている人間はすごく稀で貴方はその持ち主。この耐性は生まれながらに神様が授けるもので私にはどうすることもできません。』
片山はさっぱり意味が理解できなかったがとりあえず押し問答しても仕方ないと判断し
「よっしゃ、引き受けた。で、どうすればいい?」
『いづれその時がくれば何らかの方法で貴方に指令が下ります。これから先、貴方は事故に遭うこともなく病気をすることもありません。この異世界の橋渡し役を引き受ける代わりに私が貴方に授ける特典です。他にも色々とあるのですがそのうちわかるでしょう。』
管理者がそう言い終えると片山の意識は現世の病院のベッドの上に飛んだ。
「なんやったんや…あれは」
とつぶやきながら目を開けると片山を覗き込んでいた看護師と目が合った!
「先生!先生!目を覚ましました!」
看護師が何やら慌てながら医者の元へと駆け出した。
「なんやここは?」
当たりを見渡しても一面雲の上の様な世界。
「天国っちゃうわけか…それともその手前か?」
所在無げに突っ立っていると頭の中に声が響いてきた。
『聞こえますか?片山さん』
「誰や!」
思わず今まで感じたことない感覚に大きな声を上げた。
『頭の中で話したい言葉を念じれば私に届きますよ。落ち着いてください。』
男でも女でもない中性的な声が響いてくる。
『私は管理者。貴方の住んでいた世界を管理するものです。』
「…神様っちゅうことか?今まで信じたこともなかったけど…」
片山は頭の中で喋る、ということが理解できなかったので声に出して話すことにした。
『神様は我々をも超越した存在です。私はあくまでも管理者です。』
「よーわからんけどその管理者が俺になんの用や?」
『貴方は交通事故で死にました。しかし私の権限でもう一度生を続けることもできます。』
「生き返らせられるっちゅうことか?」
『そうです。但しお願いがあるのです。』
「別にこの世に未練があったわけやないけど後味悪い死に方やったからもういっぺんやり直してみたい気持ちはあるな…お願いっちゅうのは?」
『貴方の住む世界と別次元の世界を繋ぐ役目をしてもらいたい。貴方のタクシーで。』
「どういうことや?それに俺や無くてもそんなんできるヤツおるやろ。」
『耐性がいるのです、異次元間を移動するには。その耐性を持っている人間はすごく稀で貴方はその持ち主。この耐性は生まれながらに神様が授けるもので私にはどうすることもできません。』
片山はさっぱり意味が理解できなかったがとりあえず押し問答しても仕方ないと判断し
「よっしゃ、引き受けた。で、どうすればいい?」
『いづれその時がくれば何らかの方法で貴方に指令が下ります。これから先、貴方は事故に遭うこともなく病気をすることもありません。この異世界の橋渡し役を引き受ける代わりに私が貴方に授ける特典です。他にも色々とあるのですがそのうちわかるでしょう。』
管理者がそう言い終えると片山の意識は現世の病院のベッドの上に飛んだ。
「なんやったんや…あれは」
とつぶやきながら目を開けると片山を覗き込んでいた看護師と目が合った!
「先生!先生!目を覚ましました!」
看護師が何やら慌てながら医者の元へと駆け出した。
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