死が二人を分かたない世界

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魔界編:第11章

《R-18》上書きする

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 服を脱ぐのに少し体を起こしていたユキの肩を、思わずベッドに押し付けるようにして倒した。
「きれいにする!」
 ズボンを引っ張って下ろそうとしたら、ユキは慌ててベルトの部分を掴んだ。
 さっきは誘うように煽ってきたのに、なんで……!?

「そこは駄目だ、真里には見られたくない!」
 そう言ったユキの顔は真剣で、僕だって初めてユキに脱がされた時は恥ずかしかったけど……。
「真里は目がいいから、触られた跡が見えるだろ……」
 ユキは少し悔しそうな顔で目を逸らした。

 あぁ、僕はなんて無神経なんだ! 僕だってユキと同じ立場なら、見られたくないって思うのに。
「ユキが嫌がることは、絶対にしない」
 謝るようにしてユキの胸に頭をつけると、許してくれたのか優しく頭を撫でてくれる。

 そのまま胸にキスをして、気持ちよくなって欲しくて、ユキの熱く硬い部分を手で包んで愛撫した。
 本当は口でしたかったけど……多分今、顔を近づけるのは嫌だろうから。

 優しく手で擦るだけでも気持ちよさそうにしているユキの表情に、もっと見たいって気持ちが加速して、少し力を加えて愛撫した。
「ん゛っ!? まて……くっ……うっ!?」
 ビクッビクッと反応する体に、もっと、もっと……って感情が溢れてくる。

「まてッ……出る! まて!」
 肩を掴まれて制止されて、手の力を緩めるとユキが息を整えるように胸を上下させていた。
 いつもより余裕がないユキが愛しくて、ついもっとしたいなんて思ってしまった。

「真里が触りたいのは、そこなのか……?」
「だって、アイツが乱暴に触れたところ、気持ちよくしてあげたい」
「さっき真里の中で気持ちよくしてもらったけどな」
 艶っぽく、でも余裕そうな表情でそんなこと言われると、いつものユキだなってまたキュンとしてしまう。

「じゃあ、触りたいところ触ってもいい?」
「いいよ、俺も触るからな」
 ユキが僕の首元に手を当てて、うなじから首筋を撫でられるとゾクゾクした。
 ユキのを握った手を、今度は優しくゆるゆると動かしながら、ユキの胸元を吸って、またひとつ赤く痕を残した。

 ユキの手が腰まで降りてきて、背中から腰、足の付け根を撫でられると気持ちいい。ユキにしたいけど、してもらいたい……どっちもあってウズウズする。

 ユキの胸元を舐めながら、ピンと立っている色素の薄い乳首を指で撫でると、ユキの体がピクンと小さく反応した。指先でクリクリとすると、ユキの体が震えて……。
「――っ! やめ……! くすぐったい!」
「くすぐったいの?」
「俺は、そこは感じない」
 僕も今、ユキに太ももをさわさわされてて、ちょっとくすぐったいけど……でも気持ちいい。
 くすぐったいは、気持ち良くなるって事、僕はユキから教わったから。

 胸元から顔を上げて、今度は指で触っていたところをパクっと口で包んだ。
「フフッ、くすぐったいって……ッ!」
 ねっとりと舐めて、舌先でクリクリとすると、ユキの反応が少しだけ変わった。
 僕の腰を掴んで、ピクンと体が小さく反応するのに気を良くして、もう片方の乳首の周りを指でくるくるした。
 ユキの乳首、色が薄くて可愛い……どうしよう、夢中になりそう!

「やめっ! そこ好きなのは真里だろッ……!」
 腰から離れたユキの両手は、僕の乳首をすぐに探し当ててキュッと摘まれた。
「ンッ!?」
 そのまま指先でクリクリと摘まれると、下半身がズクズクして……!
「ぁっ……ユキッ……!」
「ほら、真里の方が好きだな」
 楽しそうになってきたユキの雰囲気に、このままじゃ体勢をひっくり返されてしまうと思って、ユキのを握る手を少し強めて、その首筋に舌を這わせた。

「ユキ……大好き、可愛い」
「なっ……ぁっ……!」
「好き、もっと触りたい……ユキの全部」
「うぁっ……それ、駄目ッ……!」
 一番気持ちいいところを同時に愛撫しながら、耳で聞こえるように、匂いで分かるように、いっぱい好きだ、愛しいって気持ちを伝えた。

「クッ……!」
 いつもより高い声が漏れて、僕にイタズラできなくなったユキが肩を掴んできてて、それが可愛くて仕方ない。このままもっとユキを可愛くしたいって、欲張りな気持ちが高まってくる。
「好きだよ……ユキ、触らせて……もっとユキの」
 ベッドとお尻の間に手を滑り込ませると、ビクンッと体が大げさに跳ねた。

「ッ……真里!」
 ヒッと一瞬怯えるように喉が閉まった声がして、やっぱり苦手なんだって言うのが、切なくなるほど伝わってくる。
 強ばった体をほぐしたくて、まだ直接は触れずに、ユキの足の付け根を撫でたら、ギュッと僕に抱きついてくる。

「無理だったら教えて、絶対に止めるから」
「ッ……真里、好きって言ってくれ……! もっと真里の匂い」
 カタカタと小さく震えるユキはいつもより小さく感じて、守ってあげたい、安心させてあげたいって思ってしまう。
 ユキの体に触れていて、僕もすごく興奮してたけど……こんな怯えるようなユキを見ていたら、庇護欲の方が上回る。

「ユキ、好きだよ……誰よりも愛してる」
「うっ……ぁ」
 内腿の付け根に指を這わせて、繰り返し何度も撫でると、ユキが僕にしがみつく腕の力が強くなる。
 ユキの足の間はヌルッと湿っていて、アイツが乱暴目的でここに塗りつけたんだと思うと、心に黒い気持ちが湧き上がってくる。

 ユキが愛しいって気持ちの中に、アイツが憎いって気持ちが混じってしまう。それを感じとったのか、ユキは不安そうで、今にも泣きそうな顔になって。
「真里ッ……真里! 好きだ、俺はずっと……真里と一緒に……!」
「うん、一緒にいる……! 絶対離さない」
 ユキの両方の足の付け根を執拗に撫でた。見えない分アイツが触れたかもしれない場所を、全部潰しておきたくて。

「ぅ、そんなに……触られてない……!」
 ユキの顔を覗き込めば真っ赤になっていて、怖いよりも恥ずかしいが上回ってきたみたいだった。
「ユキ、どうしよう……すごく可愛い」
 そんな可愛い表情をされたら、さっきまで保てていたはずの理性が、どこかに吹っ飛びそうだ。

 指をそのままお尻の谷間に這わせていくと、ビクビクッと反応した。
「うぁっ……まて!」
 そして指先が触れた……ユキのひだに、キュッと硬く閉じた場所に。
「~~っ!!!!」
 ユキがいっそう強く僕にしがみついてきて、痛いくらいだったけど……それでも、ユキのそこに触れた高揚感で、気にもならなかった。
 むしろ僕を頼ってくれてるみたいで、可愛くて、愛しくて……。

「ユキ、大好き」
「うぅ~っ……!」
 硬く強く閉ざしたそこの感触は、なにかを入れられたとは思えない。初めて触れたそこを指先で記憶するように、怖くないって伝えるように撫でた。

「ここ、僕だけに触らせてくれるんだよね」
 ユキの首の傷跡を舐めながら聞くと、目の前の首は真っ赤に染まっていく。
「答えて……ユキ」
 聞くと、声を押し殺して僕にしがみついたまま何度も頷くのがわかった。
「大好きだよ」
 僕が触れても、ユキが嘔吐する気配はない。青ざめるどころか、その肌を赤くして恥ずかしがっている反応に、もしかして僕だから? なんて、嬉しくならないわけがない。

 だからこそ、アイツに触られたのが悔しくて、ユキのそこを押すようにして、硬く閉ざした場所を解した。
「真里……もう終わりに……」
「中……入れられてないか確認したい」
「――ッ!!」
「濡らさずに、このまま指……入れるね」
 多分ユキの中までは触れられてない、でも確信が欲しかった。
 まだギュッと窄まるそこに指を押し込むと、ユキの中に指先が……入った……!

 大丈夫、中は濡れてない。触られてない……! ユキの中に触れたのは、僕だけだ。
「うぅ~……!!」
「大丈夫、ユキの中はきれいだよ」
「もう……」
 終わりにしてくれと、掠れるような小さな声で言われて……ユキの中から指を抜くのが惜しくなった。
 このまま指を濡らして、ユキの奥まで触れてみたい。ユキの中の気持ちいいところを知りたい、どんな顔をするのか、どんな声で悶えるのか、願わくば僕ので感じさせてみたい……!

「――ッ! 終わりだ! もう!!」
 しがみついていたユキが、ガバッと僕の体を引き剥がして、ようやく我に返った。
 酷いもので、僕の下半身は痛いくらいに腫れていたし、息も荒く今にもユキに襲い掛かりそうな勢いだったと自覚した。

「ごめ……! 怖かった!?」
「~~っ! 怖くないけど……もう、終わりだ!」
 ハァッハァッとユキも息を荒くしていて、顔は真っ赤で、お互いに冷めない熱がぐるぐると体を巡っていて、今すぐ身体を繋げたくて仕方なかった。

「……真里、抱いていいか?」
 ユキが体を起こして僕と目を合わさないまま、長い髪をかき上げて、頬を赤く染めたまま少し照れ臭そうに言った。
 そんな愛らしいユキの肩に頭を預けて、獣みたいに興奮した自分の顔を隠した。

「うん……して欲しい」
 ユキに抱かれる時は、こんな顔じゃなくて……もっと可愛い自分を見て欲しい。

 なんだか恥ずかしくて、顔が上げられなかった。
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