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第5章 フローズン・ファンタズム
42 目を逸らさない
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窮屈な浴槽の中で私がのしかかるように抱きついて放さないものだから、氷室さんはそれを受け止めるように抱き返すしかなかった。
二人で沈み込むように崩れた体勢で抱き合いながら、私は氷室さんの胸元に頭を預けた。
少し控えめな膨らみに頭を乗せていると、静かな鼓動が、しかし小刻みに打たれているのが耳に届いてくる。
確かに私を受け入れて弛む柔らかさを感じながらその鼓動に耳を傾けると、少し気持ちが和らいだ。
「……もう兄とは、あの家とは関わることはないと、思っていた。捨てられたことはもちろん、辛かったけれど。もう虐げられることはないと、安心していた。けれど……」
私のことを包みこむように抱きながら、氷室さんはポツリと続けた。
先程のことを思い出しているのか、その声は少し震えている気がした。
「私をこちらの世界へ捨て、なかったことにしたあの人が……私のことをわざわざ殺しに、来るなんて…………」
「氷室さんはお兄さんのことを……ロード・スクルドのことを、恨んでる……?」
私に縋り付くようにその腕に力を込めた氷室さんに、私は控えめに尋ねた。
快く思っていないの当然だろうけれど、でも氷室さんが彼のことをどう思っているのかは、知っておきたかった。
「私は、あの人を……」
氷室さんは過去の出来事を反芻するように呟いて、息を飲んだ。
そしてより一層腕に力を込めて、力んだ指先が僅かに私の背中に食い込んだ。
「私は……あの人が、恐ろしい……! 残虐非道で、目的のためなら手段を選ばない、あのやり方が……! 魔法使い然とした振る舞い。魔女を人とも思わぬ残忍さ。全てを見下す冷徹な瞳。彼と相対した時のことはどうしても忘れられなくて……! 私は、私はどうしても、あの人のことが────!!!」
「ひ、氷室さん!? 大丈夫? 落ち着いて!」
身体中を強張らせ、まるでヒステリーを起こしたかのように膨れる感情を捲したてる氷室さん。
普段は目にすることのない激情の姿に驚いて、力んだ指先が背中を突き刺す痛みを感じる余裕はなかった。
私は慌てて体を持ち上げて離した。その頭を包み込むように手を添えて、まっすぐその瞳を覗き込んで声をかけると、氷室さんハッと我に返ったように目を見開いた。
どこか濁りを含んでいたスカイブルーの瞳は透明を取り戻し、急速に感情の起伏がなだらかになっていく。
「ごめん、なさい…………私……」
「大丈夫だよ。辛かったんだね。ごめんね、私が変なこと聞いちゃったから……」
今度は私が胸に抱くように頭を引き寄せると、氷室さんは大人しく私に身を委ねた。
思いの外すんなりと、まるで甘えてくれているかのように私の胸に頭を預けてくれる氷室さん。
私が謝ると小さく頭を横に振った。
「氷室さんにとってあの人は、二度と関わりたくない人だったんだね。だったら、今日のことはとっても、辛かったね。それなのに頑張って戦った氷室さんはすごいよ。いっぱい、頑張ったね」
「………………」
いつも冷静沈着で、物静かで大人しい氷室さんをあそこまで取り乱させるほどに、ロード・スクルドが刻んだ傷跡は深かったということ。
彼がやってきた時の動揺も激しかったし、氷室さんにとってはタブーに近い存在だ。
私が、守ってあげなくちゃいけない。
「辛い時は無理に立ち向かわなくていいんだよ。向き合わなくていいことだって、あるんだから。それは逃げじゃないし、誰もそれを責めたりはしないよ。だから、氷室さんはもう、何も我慢しなくていいし、頑張らなくても良いんだよ」
「けれど……それでも……私が目を逸らしても、向こうは私を……」
「その時は私が守る。氷室さんが頑張って向き合って、歯を食いしばって戦う必要なんてない。あなたを傷付ける人は、私が絶対に許さないから」
辛い過去に無理に向き合って、それによって更に傷付いてしまうなんて馬鹿げてる。
もう今を生きているのに、過去のしがらみに苦しめられるなんてあんまりだ。
過去の出来事が、ロード・スクルドという存在が氷室さんを縛っているのなら、私がそれを解放してあげたい。
今を共に過ごす喜びだけを、心の底から楽しめるようにしてあげたい。
「ありがとう……花園、さん……」
「私はいつだって氷室さんの味方だよ。何があったって、絶対に……」
強く抱きしめながら、私の腕の中に収まる黒い頭を優しく撫でてあげる。
濡れてしっとりとした黒髪は、それでも滑らかで、絹を撫でているかのように心地よかった。
「……あの、花園さん」
「なぁに?」
少しの間そうやって私の中にまるで子供のように抱かれながら、不意に氷室さんはポツリと口を開いた。
その声はいつもの淡々としたものなのに、どこか甘えるような艶っぽさを感じさせた。
黒い頭越しに見える大理石のように白い無垢な背中は、まるで線を引いたようにつーっと滑らかで、そこからなるお尻への柔らかい曲線が余計に艶めかしく思えてしまった。
「私、最近自分がわからなくなる、の。本当の自分が何なのか……どれが、私なのか」
それは、今激情に駆られているからこそくる不安なのかな。
取り乱して冷静を保てなくなる自分が怖いのかもしれない。
それとも、ロード・スクルドに再会したことで思い出した過去の出来事が、今の自分と乖離を起こしているのかも。
不安げに呟く氷室さんの頭を私はそっと撫で続けた。
大丈夫だと、安心感してと、そう言い聞かせるように。
「どれも氷室さんだよ。いろんな感情に触れて、いろんなことを思う心は、確かに氷室さんのものだよ」
「どれも、私……?」
「うん、そうだよ。いつもクールでカッコいい氷室さんも、不安に駆られる氷室さんも、こうやってちょっぴり甘えてくれる氷室さんも。全部全部ね」
「私は…………」
私の胸に埋もれる氷室さんの表情を窺うことはできない。
けれど氷室さんはどこか弱々しく、不安に揺れる声を上げた。
「私は、花園さんが思う私とは違う、かもしれない。私は……あなたの中の私とは……」
「それも全部含めて氷室さんなんだよ。私が知らない一面があって当たり前。人間なんて、色んな側面があるんだから」
氷室さんが何を不安に思っているのか、少しわかった気がした。
今回のことで、私は今まで知らなかった氷室さんを沢山知った。
その素性、過去の出来事、家族や兄弟との軋轢、そしてそれに対する感情を。
今まで垣間見ることのなかったその内情を私が知って、自分に対する印象が変わってしまうことを恐れているんだ。
そしてこれからも、何かがきっかけになって、所謂氷室さんらしくない一面を見た時、私が落胆しないかと。
「大丈夫。言ったでしょ? 私はいつだって氷室さんの味方なんだから。どんな氷室さんだって、私は受け入れるよ。だって、だからこその友達だもん」
「どんな、私でも……?」
氷室さんがゆっくりと顔を上げて、その瞳で私を見上げた。
不安を隠し切れずに向けるその顔はなんだか儚げで、とても庇護欲をくすぐられた。
濡れそぼった黒髪から水を滴らせて、少し赤みのさした顔を私に向ける。まるで伺いを立てるように。
「なら、もし……もし、私が…………」
おっかなびっくり、けれど透き通るような瞳を私から離すことなく、氷室さんは口をパクパクさせた。
勇気を振り絞って言葉を紡ぐ氷室さんを、私は柔らかく微笑みながら待った。
「もし私が……花園さんの意思に、反した時は……あなたは、どうする……?」
それは猛烈な不安に駆られた言葉だった。
でもその言葉が何を憂いてのものかは私にはわからなかった。
けれど、氷室さんが私を必要としてくれていることだけは確かで。
だから私は、思うままに、素直に答えることにした。
「その時は喧嘩だね。これでもかってくらい喧嘩して、その後、もっと仲良くなろう。何があっても私は、あなたから目を逸らさないよ」
「…………ありがとう……花園さん」
望む答えができたかはわからないけれど、でも氷室さんは少しスッキリとした表情で再び頭を預けてきた。
私はその心を包むように、腕を巻き直す。
さっきから私の心を乱すざわめきは治らない。
別の心が感じているであろう、この不安と悲しみの原因はわからない。
きっとこの気持ちから目を逸らしてはいけないし、逸らすつもりもない。
でも今は、目の前にいる氷室さんのことを考えたかった。
必死に強くあろうとしているこの友達の、心の支えになってあげたかった。
でも、その想いに対しても気持ちがざわめくものだから、私はそれを押し殺すように氷室さんを強く抱きしめた。
二人で沈み込むように崩れた体勢で抱き合いながら、私は氷室さんの胸元に頭を預けた。
少し控えめな膨らみに頭を乗せていると、静かな鼓動が、しかし小刻みに打たれているのが耳に届いてくる。
確かに私を受け入れて弛む柔らかさを感じながらその鼓動に耳を傾けると、少し気持ちが和らいだ。
「……もう兄とは、あの家とは関わることはないと、思っていた。捨てられたことはもちろん、辛かったけれど。もう虐げられることはないと、安心していた。けれど……」
私のことを包みこむように抱きながら、氷室さんはポツリと続けた。
先程のことを思い出しているのか、その声は少し震えている気がした。
「私をこちらの世界へ捨て、なかったことにしたあの人が……私のことをわざわざ殺しに、来るなんて…………」
「氷室さんはお兄さんのことを……ロード・スクルドのことを、恨んでる……?」
私に縋り付くようにその腕に力を込めた氷室さんに、私は控えめに尋ねた。
快く思っていないの当然だろうけれど、でも氷室さんが彼のことをどう思っているのかは、知っておきたかった。
「私は、あの人を……」
氷室さんは過去の出来事を反芻するように呟いて、息を飲んだ。
そしてより一層腕に力を込めて、力んだ指先が僅かに私の背中に食い込んだ。
「私は……あの人が、恐ろしい……! 残虐非道で、目的のためなら手段を選ばない、あのやり方が……! 魔法使い然とした振る舞い。魔女を人とも思わぬ残忍さ。全てを見下す冷徹な瞳。彼と相対した時のことはどうしても忘れられなくて……! 私は、私はどうしても、あの人のことが────!!!」
「ひ、氷室さん!? 大丈夫? 落ち着いて!」
身体中を強張らせ、まるでヒステリーを起こしたかのように膨れる感情を捲したてる氷室さん。
普段は目にすることのない激情の姿に驚いて、力んだ指先が背中を突き刺す痛みを感じる余裕はなかった。
私は慌てて体を持ち上げて離した。その頭を包み込むように手を添えて、まっすぐその瞳を覗き込んで声をかけると、氷室さんハッと我に返ったように目を見開いた。
どこか濁りを含んでいたスカイブルーの瞳は透明を取り戻し、急速に感情の起伏がなだらかになっていく。
「ごめん、なさい…………私……」
「大丈夫だよ。辛かったんだね。ごめんね、私が変なこと聞いちゃったから……」
今度は私が胸に抱くように頭を引き寄せると、氷室さんは大人しく私に身を委ねた。
思いの外すんなりと、まるで甘えてくれているかのように私の胸に頭を預けてくれる氷室さん。
私が謝ると小さく頭を横に振った。
「氷室さんにとってあの人は、二度と関わりたくない人だったんだね。だったら、今日のことはとっても、辛かったね。それなのに頑張って戦った氷室さんはすごいよ。いっぱい、頑張ったね」
「………………」
いつも冷静沈着で、物静かで大人しい氷室さんをあそこまで取り乱させるほどに、ロード・スクルドが刻んだ傷跡は深かったということ。
彼がやってきた時の動揺も激しかったし、氷室さんにとってはタブーに近い存在だ。
私が、守ってあげなくちゃいけない。
「辛い時は無理に立ち向かわなくていいんだよ。向き合わなくていいことだって、あるんだから。それは逃げじゃないし、誰もそれを責めたりはしないよ。だから、氷室さんはもう、何も我慢しなくていいし、頑張らなくても良いんだよ」
「けれど……それでも……私が目を逸らしても、向こうは私を……」
「その時は私が守る。氷室さんが頑張って向き合って、歯を食いしばって戦う必要なんてない。あなたを傷付ける人は、私が絶対に許さないから」
辛い過去に無理に向き合って、それによって更に傷付いてしまうなんて馬鹿げてる。
もう今を生きているのに、過去のしがらみに苦しめられるなんてあんまりだ。
過去の出来事が、ロード・スクルドという存在が氷室さんを縛っているのなら、私がそれを解放してあげたい。
今を共に過ごす喜びだけを、心の底から楽しめるようにしてあげたい。
「ありがとう……花園、さん……」
「私はいつだって氷室さんの味方だよ。何があったって、絶対に……」
強く抱きしめながら、私の腕の中に収まる黒い頭を優しく撫でてあげる。
濡れてしっとりとした黒髪は、それでも滑らかで、絹を撫でているかのように心地よかった。
「……あの、花園さん」
「なぁに?」
少しの間そうやって私の中にまるで子供のように抱かれながら、不意に氷室さんはポツリと口を開いた。
その声はいつもの淡々としたものなのに、どこか甘えるような艶っぽさを感じさせた。
黒い頭越しに見える大理石のように白い無垢な背中は、まるで線を引いたようにつーっと滑らかで、そこからなるお尻への柔らかい曲線が余計に艶めかしく思えてしまった。
「私、最近自分がわからなくなる、の。本当の自分が何なのか……どれが、私なのか」
それは、今激情に駆られているからこそくる不安なのかな。
取り乱して冷静を保てなくなる自分が怖いのかもしれない。
それとも、ロード・スクルドに再会したことで思い出した過去の出来事が、今の自分と乖離を起こしているのかも。
不安げに呟く氷室さんの頭を私はそっと撫で続けた。
大丈夫だと、安心感してと、そう言い聞かせるように。
「どれも氷室さんだよ。いろんな感情に触れて、いろんなことを思う心は、確かに氷室さんのものだよ」
「どれも、私……?」
「うん、そうだよ。いつもクールでカッコいい氷室さんも、不安に駆られる氷室さんも、こうやってちょっぴり甘えてくれる氷室さんも。全部全部ね」
「私は…………」
私の胸に埋もれる氷室さんの表情を窺うことはできない。
けれど氷室さんはどこか弱々しく、不安に揺れる声を上げた。
「私は、花園さんが思う私とは違う、かもしれない。私は……あなたの中の私とは……」
「それも全部含めて氷室さんなんだよ。私が知らない一面があって当たり前。人間なんて、色んな側面があるんだから」
氷室さんが何を不安に思っているのか、少しわかった気がした。
今回のことで、私は今まで知らなかった氷室さんを沢山知った。
その素性、過去の出来事、家族や兄弟との軋轢、そしてそれに対する感情を。
今まで垣間見ることのなかったその内情を私が知って、自分に対する印象が変わってしまうことを恐れているんだ。
そしてこれからも、何かがきっかけになって、所謂氷室さんらしくない一面を見た時、私が落胆しないかと。
「大丈夫。言ったでしょ? 私はいつだって氷室さんの味方なんだから。どんな氷室さんだって、私は受け入れるよ。だって、だからこその友達だもん」
「どんな、私でも……?」
氷室さんがゆっくりと顔を上げて、その瞳で私を見上げた。
不安を隠し切れずに向けるその顔はなんだか儚げで、とても庇護欲をくすぐられた。
濡れそぼった黒髪から水を滴らせて、少し赤みのさした顔を私に向ける。まるで伺いを立てるように。
「なら、もし……もし、私が…………」
おっかなびっくり、けれど透き通るような瞳を私から離すことなく、氷室さんは口をパクパクさせた。
勇気を振り絞って言葉を紡ぐ氷室さんを、私は柔らかく微笑みながら待った。
「もし私が……花園さんの意思に、反した時は……あなたは、どうする……?」
それは猛烈な不安に駆られた言葉だった。
でもその言葉が何を憂いてのものかは私にはわからなかった。
けれど、氷室さんが私を必要としてくれていることだけは確かで。
だから私は、思うままに、素直に答えることにした。
「その時は喧嘩だね。これでもかってくらい喧嘩して、その後、もっと仲良くなろう。何があっても私は、あなたから目を逸らさないよ」
「…………ありがとう……花園さん」
望む答えができたかはわからないけれど、でも氷室さんは少しスッキリとした表情で再び頭を預けてきた。
私はその心を包むように、腕を巻き直す。
さっきから私の心を乱すざわめきは治らない。
別の心が感じているであろう、この不安と悲しみの原因はわからない。
きっとこの気持ちから目を逸らしてはいけないし、逸らすつもりもない。
でも今は、目の前にいる氷室さんのことを考えたかった。
必死に強くあろうとしているこの友達の、心の支えになってあげたかった。
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