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第5章 フローズン・ファンタズム
63 交代
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私は森の只中にいた。いつものあの不思議な森だ。
けれど今私がいるのは、覆い尽くすビル群のような巨大な森ではなく、木々が私の膝丈程までしかない小さな森だった。
と、いうことは。ここは私の心の中でも更に奥深く。
私が以前穴に落とされて迷い込んだ、より深い場所。
ドルミーレに出会った場所だ。
何故いきなりこんな所に、と思いながら見渡していると、森の只中には案の定、私と同じサイズ感のテーブルセットがあった。
小さすぎる森に対してはあまりにも巨大過ぎるそれら。
椅子に座っているドルミーレが優雅にカップを傾けている。
「ドルミーレ……!」
思わず私が声を上げると、ドルミーレはふと私に目を向けて不敵に微笑んだ。
私と同じ顔。黒いワンピースドレスを着て、髪は結うことなく落としているその姿は、やはり私自身よりもどこか大人っぽく見える。
同じ見た目をしているのに、伝わってくる存在感は威圧的で、そしてどこか禍々しく思えた。
「一体、何をしたの? 私はどうしてここに?」
「あら、自分で呼んでおいてその言い草? 酷い子」
「自分で……? 私が?」
テーブルまで駆け寄って食いつくように尋ねると、ドルミーレはやれやれと肩をすくめて溜息をついた。
けれどどこか楽しそうに口元を緩めるドルミーレは、私をからかうような目を向けてきた。
「ええそうよ。あなたが力が欲しいって望むから。死にたくないって、生きたいって望むものだから。私がそれに応えてあげたのよ」
「え、でも、それは……」
決してドルミーレそのものに望んだものではなかった。
確かに私はレオに殺されそうになって、それをどうにかするために全力で力を引き出そうとした。
でも別に私は、ドルミーレを呼んだわけじゃ……。
「私だってあなたに死なれては困るもの。私はあなたを尊重しているつもりだけれど、あまり無様を晒されても立つ瀬がないじゃない? だからちょっと出しゃばって、表に出てあげているわ」
「表……? 今、一体何が……!?」
ドルミーレの恍惚な笑みに私は背筋が凍りつくかと思った。
今、何か良からぬことが起きているという気がしてならなかった。
今私がここに、自分の心の中に意識があるということが、とても良くないことだと思った。
「あなた、一体何をしたの!?」
「別に大したことはしていなけれど。あのままだとあなた、彼に簡単に殺されてしまいそうだったから、少し交代してあげてるだけよ」
「交代?」
「ええ。今あなたの意識がここまで落ちてきているのがその証拠。今あなたの身体は、私が使わせてもらってるわ」
「…………!」
一切の悪びれもなく平然と言ってのけるドルミーレに、私は息が詰まりそうになった。
ドルミーレが私の体を使っている……?
以前アゲハさんと戦った時も、ドルミーレの力が込み上げてきて好き勝手にされたことがあった。
でもあの時は辛うじて意識はあったし、何が起きているのか自分自身のこととして認識できていた。
けれど今、私の意識が心の奥底に来てしまっているということは、完全にドルミーレに乗っ取られてしまっているということ?
私の与り知らないところで、ドルミーレは一体何をしているんだろう。
「どうしてそんな勝手なことを! レオとは、私がちゃんと向き合って戦わないと意味がないのに!」
「どうしてと言われても、ねぇ。彼は明確に私に対して殺意を向けていたし、むざむざ殺されるわけにもいかないでしょう?」
「あなたに、殺意を……?」
レオはそんなことを言っていたかな。
直前のことが上手く思い出せない。
けれどドルミーレがどんな理由を並べ立てようと、私たちの戦いに首を突っ込むことは許せなかった。
「もういいから、早く私を元に戻して。私はレオと、自分自身の心で正面からぶつかりたいの。そのために、無理を言って一人で戦ったのに……!」
「健気なこと。でもいくらあなたの頼みでも、私自身への直接的な殺意は看過できないわ。あなたは大人しく、ことが終わるまでお茶でも飲んでいなさいな」
「そんな……!」
ドルミーレはピシャリとそういうと、おもむろに立ち上がった。
私と同じ背格好に見えて、少しだけ私より背が高いように感じられる。
その少しだけ高い視線から、冷たく高圧的な眼差しが振り下ろされた。
身がすくむ程の冷徹な眼差し。
それは対等な相手に向けるものではなく、下劣だと、下等だと見下す者へ振り下ろす眼差しだった。
二千年前から存在し、強大な力を内包する『魔女』である彼女にとっては、私のようなちっぽけな人間の小娘なんて取るに足らないということだ。
「それが嫌なら、お眠りなさい。そうすれば、全ては一瞬。次に目を覚ました時は、全てのことは終えている。その方がきっと、あなたも楽でしょう」
「嫌だ! 今すぐ私の身体を返して! 私を待ってくれている人がいるの! 私を、必要としてくれている人がいるの……!」
私を包み込むように柔らかく腕を広げるドルミーレ。
けれど納得のいかない私は、喚き散らすように叫んだ。
それをドルミーレは忌々しいとでもいうように顔を歪め、否定的な目を向けてきた。
「なんて下劣な思想なの。他者との繋がりなんて何の意味もなさないというのに。人は必ず裏切る。愚かな生き物よ」
「それでも私は友達を信じる。友達のことを想う。私に繋がってくれる友達の心が、私に力をくれるから。それが何もできない私の、唯一の力だから!」
友達との交わりを、私は大切にしたい。
想い合う心の繋がりも、大切に繋ぎ止めるんだ。
私のことを守ってくれる友達。私のために何かを懸命に頑張ってくれている友達。
その友達のためにも、私はドルミーレなんかに呑まれている場合じゃないんだ。
「そう。そんな大口を叩くのだから、見せてもらいましょうか。あなたの言うその心の繋がりとやらが、深淵まで届くところをね」
吐き捨てるようにドルミーレが言った時だった。
彼女を中心に、足元から何か黒いものが瞬時に広がり、周囲の小さな森はあっという間に飲み込まれた。
その黒いものは空まで駆け上り、一瞬にして世界は暗闇に覆われた。
深い深い闇の底へと落とされているような、ドス黒い感覚が全身を覆う。
「精々そこで足掻きなさい。早くしないと、何もかもなくなってしまうかもしれないわよ」
「今度は、一体何を……!?」
闇に満ちた世界の中で、冷たい笑み浮かべながら、ドルミーレはふわりと宙に浮かび上がった。
高い位置から私を見下ろして、品定めをするような眼差しを向ける。
「更に更に奥深く。地の果てよりも闇の果てよりも更に奥深く。あなたの心の領域の最奥へ堕ちなさい。それでもあなたが這い上がってこられたのならば、少しは言うことに耳を傾けてあげてもいいわよ」
「ちょっと、待って……! ドルミーレ────!!!」
暗い闇の中で上下左右の感覚ははっきりしない。
けれど私の手の届かない高みへと昇っていくドルミーレに、私は必死で手を伸ばした。
けれど私は闇の沼に足を取られたように身体が深く沈み込んでいって、宙に舞うドルミーレに手を伸ばすどころではなかった。
「まぁ、精々頑張りなさい」
「待ってドルミーレ!!! 私は────」
言葉は最後まで紡げず、絡みつくねっとりとした闇に私の身体は沈んでいった。
冷たく寂しさに満ちた色が、私を奥底へと落としていった。
けれど今私がいるのは、覆い尽くすビル群のような巨大な森ではなく、木々が私の膝丈程までしかない小さな森だった。
と、いうことは。ここは私の心の中でも更に奥深く。
私が以前穴に落とされて迷い込んだ、より深い場所。
ドルミーレに出会った場所だ。
何故いきなりこんな所に、と思いながら見渡していると、森の只中には案の定、私と同じサイズ感のテーブルセットがあった。
小さすぎる森に対してはあまりにも巨大過ぎるそれら。
椅子に座っているドルミーレが優雅にカップを傾けている。
「ドルミーレ……!」
思わず私が声を上げると、ドルミーレはふと私に目を向けて不敵に微笑んだ。
私と同じ顔。黒いワンピースドレスを着て、髪は結うことなく落としているその姿は、やはり私自身よりもどこか大人っぽく見える。
同じ見た目をしているのに、伝わってくる存在感は威圧的で、そしてどこか禍々しく思えた。
「一体、何をしたの? 私はどうしてここに?」
「あら、自分で呼んでおいてその言い草? 酷い子」
「自分で……? 私が?」
テーブルまで駆け寄って食いつくように尋ねると、ドルミーレはやれやれと肩をすくめて溜息をついた。
けれどどこか楽しそうに口元を緩めるドルミーレは、私をからかうような目を向けてきた。
「ええそうよ。あなたが力が欲しいって望むから。死にたくないって、生きたいって望むものだから。私がそれに応えてあげたのよ」
「え、でも、それは……」
決してドルミーレそのものに望んだものではなかった。
確かに私はレオに殺されそうになって、それをどうにかするために全力で力を引き出そうとした。
でも別に私は、ドルミーレを呼んだわけじゃ……。
「私だってあなたに死なれては困るもの。私はあなたを尊重しているつもりだけれど、あまり無様を晒されても立つ瀬がないじゃない? だからちょっと出しゃばって、表に出てあげているわ」
「表……? 今、一体何が……!?」
ドルミーレの恍惚な笑みに私は背筋が凍りつくかと思った。
今、何か良からぬことが起きているという気がしてならなかった。
今私がここに、自分の心の中に意識があるということが、とても良くないことだと思った。
「あなた、一体何をしたの!?」
「別に大したことはしていなけれど。あのままだとあなた、彼に簡単に殺されてしまいそうだったから、少し交代してあげてるだけよ」
「交代?」
「ええ。今あなたの意識がここまで落ちてきているのがその証拠。今あなたの身体は、私が使わせてもらってるわ」
「…………!」
一切の悪びれもなく平然と言ってのけるドルミーレに、私は息が詰まりそうになった。
ドルミーレが私の体を使っている……?
以前アゲハさんと戦った時も、ドルミーレの力が込み上げてきて好き勝手にされたことがあった。
でもあの時は辛うじて意識はあったし、何が起きているのか自分自身のこととして認識できていた。
けれど今、私の意識が心の奥底に来てしまっているということは、完全にドルミーレに乗っ取られてしまっているということ?
私の与り知らないところで、ドルミーレは一体何をしているんだろう。
「どうしてそんな勝手なことを! レオとは、私がちゃんと向き合って戦わないと意味がないのに!」
「どうしてと言われても、ねぇ。彼は明確に私に対して殺意を向けていたし、むざむざ殺されるわけにもいかないでしょう?」
「あなたに、殺意を……?」
レオはそんなことを言っていたかな。
直前のことが上手く思い出せない。
けれどドルミーレがどんな理由を並べ立てようと、私たちの戦いに首を突っ込むことは許せなかった。
「もういいから、早く私を元に戻して。私はレオと、自分自身の心で正面からぶつかりたいの。そのために、無理を言って一人で戦ったのに……!」
「健気なこと。でもいくらあなたの頼みでも、私自身への直接的な殺意は看過できないわ。あなたは大人しく、ことが終わるまでお茶でも飲んでいなさいな」
「そんな……!」
ドルミーレはピシャリとそういうと、おもむろに立ち上がった。
私と同じ背格好に見えて、少しだけ私より背が高いように感じられる。
その少しだけ高い視線から、冷たく高圧的な眼差しが振り下ろされた。
身がすくむ程の冷徹な眼差し。
それは対等な相手に向けるものではなく、下劣だと、下等だと見下す者へ振り下ろす眼差しだった。
二千年前から存在し、強大な力を内包する『魔女』である彼女にとっては、私のようなちっぽけな人間の小娘なんて取るに足らないということだ。
「それが嫌なら、お眠りなさい。そうすれば、全ては一瞬。次に目を覚ました時は、全てのことは終えている。その方がきっと、あなたも楽でしょう」
「嫌だ! 今すぐ私の身体を返して! 私を待ってくれている人がいるの! 私を、必要としてくれている人がいるの……!」
私を包み込むように柔らかく腕を広げるドルミーレ。
けれど納得のいかない私は、喚き散らすように叫んだ。
それをドルミーレは忌々しいとでもいうように顔を歪め、否定的な目を向けてきた。
「なんて下劣な思想なの。他者との繋がりなんて何の意味もなさないというのに。人は必ず裏切る。愚かな生き物よ」
「それでも私は友達を信じる。友達のことを想う。私に繋がってくれる友達の心が、私に力をくれるから。それが何もできない私の、唯一の力だから!」
友達との交わりを、私は大切にしたい。
想い合う心の繋がりも、大切に繋ぎ止めるんだ。
私のことを守ってくれる友達。私のために何かを懸命に頑張ってくれている友達。
その友達のためにも、私はドルミーレなんかに呑まれている場合じゃないんだ。
「そう。そんな大口を叩くのだから、見せてもらいましょうか。あなたの言うその心の繋がりとやらが、深淵まで届くところをね」
吐き捨てるようにドルミーレが言った時だった。
彼女を中心に、足元から何か黒いものが瞬時に広がり、周囲の小さな森はあっという間に飲み込まれた。
その黒いものは空まで駆け上り、一瞬にして世界は暗闇に覆われた。
深い深い闇の底へと落とされているような、ドス黒い感覚が全身を覆う。
「精々そこで足掻きなさい。早くしないと、何もかもなくなってしまうかもしれないわよ」
「今度は、一体何を……!?」
闇に満ちた世界の中で、冷たい笑み浮かべながら、ドルミーレはふわりと宙に浮かび上がった。
高い位置から私を見下ろして、品定めをするような眼差しを向ける。
「更に更に奥深く。地の果てよりも闇の果てよりも更に奥深く。あなたの心の領域の最奥へ堕ちなさい。それでもあなたが這い上がってこられたのならば、少しは言うことに耳を傾けてあげてもいいわよ」
「ちょっと、待って……! ドルミーレ────!!!」
暗い闇の中で上下左右の感覚ははっきりしない。
けれど私の手の届かない高みへと昇っていくドルミーレに、私は必死で手を伸ばした。
けれど私は闇の沼に足を取られたように身体が深く沈み込んでいって、宙に舞うドルミーレに手を伸ばすどころではなかった。
「まぁ、精々頑張りなさい」
「待ってドルミーレ!!! 私は────」
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