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幕間 迫りくる混沌
3 四人会議
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────────────
魔女狩り本拠地の中心にそびえ立つ塔。
その中の螺旋階段を、花園 柊────ホーリー・ライト・フラワーガーデンは一人で登っていた。
純白のローブに身を包み、厳かな表情を浮かべている彼女は、一人の君主の顔をしている。
石造りの塔の中、木製の階段の一段を踏みしめるたび、微かに軋む音が静かに響き渡る。
階段の壁に灯された蝋燭の灯りが、窓のない塔の中を重苦しく照らし、その白いローブをオレンジ色に染めていた。
やがて階段は頭頂部へと行き着く。
この先は君主たちの集会に使われる部屋だ。
約五年ぶりにこの場所へと訪れた彼女は、一度立ち止まって唾を飲んだ。
「……アリスちゃん。お母さん、頑張るから────────ドルミーレ。私……頑張るから」
迷いはある。しかし、決意は固まっていた。
ホーリーは短く深呼吸をすると、ふわりとなびかせていた髪を思いっきり掻き上げ束ねた。
そしてそれにヘアゴムをさっと通し、少々雑めなポニーテールを結わく。
やわらかな髪を遊ばせていた時と比べ、その姿はどこか凛々しい。
そしてパシンとゴムを弾くのと同時に、暗く沈んでいた表情は引き締まり、鋭い顔つきへと切り替わる。
よし、と小さくつぶやいて、ホーリーはドアノブを強く握って扉を押し開いた。
「はぁ~いみんな久しぶり! 元気にしてた!? 坊やたち!」
部屋に押し入るなり、ホーリーは明るい声を振りまいた。
顔つきは凛々しく鋭いまま、しかし朗らかさと茶目っ気をもった声色で。
重苦しい空気と自分の心境を吹き飛ばすように突き抜けた声を出す。
そんな彼女の登場に、部屋の中央の机を囲んでいた男たちは揃って目を剥いた。
正面に座していたスクルドは、その冷静沈着さを保ちつつも、しかし唖然と彼女を見つめている。
その左手のケインは相変わらずのやんわりとした笑みを浮かべながらも、キョトンとした顔を隠せていない。
そして右側のデュークは、一番の驚きを浮かべてからすぐさま憎らしげに顔を歪めた。
「ホーリー! 貴様、今まで何をやっていたのだ! よくもまぁおめおめと我々の前に顔を出せたものだな!」
「色々よデュークスくん。私にしかできないことをしていたの。別に後ろ暗いことなんてないから、こうして戻って来ただけよ?」
勢いよく立ち上がり、烈火のごとく罵声を浴びせるデュークスに、ホーリーはヒラヒラと手を振っていなす。
それでも噛み付こうとする彼を無視して、ホーリーは目の前の自分の椅子に腰掛けた。
「お久しぶりですロード・ホーリー。お元気そうで何より」
「あなたもね、スクルドくん。なんだか前よりスッキリした顔をしてる気がする。なんかいいことでもあった?」
気を荒立てるデュークスとは対処的に、スクルドは冷静沈着な態度で目の前の女に挑んだ。
顔の前で手を組み厳格な雰囲気をまといながらも、彼の口調はあくまで爽やかだった。
「さあ、どうでしょう。私なんかのことよりも、あなたの話を伺いたいものですホーリーさん。魔女狩りを統べる君主の一人でありながら、この五年間何をしていたのかを」
「まぁまぁスクルドくん。久し振りの再会なんだから、もうちょっと楽しくいこうぜ?」
ゆったりとしたホーリーの問いかけをあっさりと流し、スクルドは躊躇うことなく一番の問題に切り込んだ。
しかし、それをケインが微笑みながら制す。
ムッと眉を寄せたスクルドを横目に、ケインは人の良さそうな笑みを浮かべてホーリーを見た。
「やぁ、相変わらず若いねぇ君は。というか前より若返ってるように見える。女性って怖いねぇ」
「あなたにしてはお世辞が下手じゃなぁい? ケインくん、女性に何か怖い目にでも遭わされた?」
「あっちゃー。女の感ってやつ? 弱ったなぁ」
あしらう様に言い放つホーリーにケインは苦笑いした。
その左腕はローブの袖に通っておらず、内側で吊るされている。
まだ完治には時間のかかるその腕をさすりながらヘラヘラ笑うケインに、デュークスが声を荒げた。
「そんな下らん話をしている場合か! ホーリー! 貴様も君主であるならば、その身に重責を担っているという自覚はあるだろう! まずは自身の行いについて我々に説明を果たすの義務がある!」
やつれた顔を赤らめてデュークスは机を乱雑に叩いた。
そんな彼を見てスクルドも頷いた。
「その通りですホーリーさん。あなたにはそれを説明する義務があり、私たちにはそれを聞く権利がある。事態は切迫していますが、それを聞かなければ話は進みません」
「わかったわ。私だって別に話さないつもりはないもの。むしろそれを説明するために戻ってきた様なものよ。だから、ね? 落ち着いてちゃーんと座ってよ、デュークスくん」
ホーリーはふぅと短く息を吐いてから、まるで幼い子供を諭すような声を出してトントンと机を叩いた。
そんな彼女の態度にデュークスは更に顔を歪めたが、正面に座すケインの顔をちらりと見て、その安穏なにやけ顔に舌打ちをしたから乱暴に腰を下ろした。
「それで────」
デュークスが腰掛けたのを確認してから、スクルドは落ち着いた声色で切り出した。
「我々が納得するお話を聞かせていただけるのしょうね」
「まぁ納得するかどうかはあなたたち次第だけれど……」
ホーリーは意味ありげにゆっくりと言葉を並べながら、三人の男たちを順繰りと眺めた。
苛立ちを隠さないデュークス。爽やかに決然としたスクルド。そこ知れぬ笑みを浮かべるケイン。
三人の君主を前にしても、ホーリーは決してその意気を弱めはしない。
むしろこの場の誰よりも堂々と、余裕に満ちた居住まいだ。
「私はこの世界に生きる魔法使いとして、差し迫る脅威を感じた。この世界、はたまたここと繋がる向こうの世界も、今ひどく不安定なのよ」
ホーリーは穏やかな顔をしながらも、しかしその視線は鋭く凛としていた。
表面上は柔らかな女性なもの。しかしその内側には固い意志が込めれられている。
三人を見回す視線をゆっくりと止め、ホーリーはデュークスをまじまじと見つめた。
そして僅かに息を飲んでから、力を込めて言葉を続ける。
「葬られた伝承が、現実のものになろうとしている。混沌が世界を飲み込もうとしているのよ。私はね、デュークスくん。ジャバウォックが世界に及ぼす影響を調べ、対策を打つ為に五年もの間国を空けていたのよ」
深く、重く、ホーリーは言う。
それを受けたデュークスは、ガリッと歯軋りした。
魔女狩り本拠地の中心にそびえ立つ塔。
その中の螺旋階段を、花園 柊────ホーリー・ライト・フラワーガーデンは一人で登っていた。
純白のローブに身を包み、厳かな表情を浮かべている彼女は、一人の君主の顔をしている。
石造りの塔の中、木製の階段の一段を踏みしめるたび、微かに軋む音が静かに響き渡る。
階段の壁に灯された蝋燭の灯りが、窓のない塔の中を重苦しく照らし、その白いローブをオレンジ色に染めていた。
やがて階段は頭頂部へと行き着く。
この先は君主たちの集会に使われる部屋だ。
約五年ぶりにこの場所へと訪れた彼女は、一度立ち止まって唾を飲んだ。
「……アリスちゃん。お母さん、頑張るから────────ドルミーレ。私……頑張るから」
迷いはある。しかし、決意は固まっていた。
ホーリーは短く深呼吸をすると、ふわりとなびかせていた髪を思いっきり掻き上げ束ねた。
そしてそれにヘアゴムをさっと通し、少々雑めなポニーテールを結わく。
やわらかな髪を遊ばせていた時と比べ、その姿はどこか凛々しい。
そしてパシンとゴムを弾くのと同時に、暗く沈んでいた表情は引き締まり、鋭い顔つきへと切り替わる。
よし、と小さくつぶやいて、ホーリーはドアノブを強く握って扉を押し開いた。
「はぁ~いみんな久しぶり! 元気にしてた!? 坊やたち!」
部屋に押し入るなり、ホーリーは明るい声を振りまいた。
顔つきは凛々しく鋭いまま、しかし朗らかさと茶目っ気をもった声色で。
重苦しい空気と自分の心境を吹き飛ばすように突き抜けた声を出す。
そんな彼女の登場に、部屋の中央の机を囲んでいた男たちは揃って目を剥いた。
正面に座していたスクルドは、その冷静沈着さを保ちつつも、しかし唖然と彼女を見つめている。
その左手のケインは相変わらずのやんわりとした笑みを浮かべながらも、キョトンとした顔を隠せていない。
そして右側のデュークは、一番の驚きを浮かべてからすぐさま憎らしげに顔を歪めた。
「ホーリー! 貴様、今まで何をやっていたのだ! よくもまぁおめおめと我々の前に顔を出せたものだな!」
「色々よデュークスくん。私にしかできないことをしていたの。別に後ろ暗いことなんてないから、こうして戻って来ただけよ?」
勢いよく立ち上がり、烈火のごとく罵声を浴びせるデュークスに、ホーリーはヒラヒラと手を振っていなす。
それでも噛み付こうとする彼を無視して、ホーリーは目の前の自分の椅子に腰掛けた。
「お久しぶりですロード・ホーリー。お元気そうで何より」
「あなたもね、スクルドくん。なんだか前よりスッキリした顔をしてる気がする。なんかいいことでもあった?」
気を荒立てるデュークスとは対処的に、スクルドは冷静沈着な態度で目の前の女に挑んだ。
顔の前で手を組み厳格な雰囲気をまといながらも、彼の口調はあくまで爽やかだった。
「さあ、どうでしょう。私なんかのことよりも、あなたの話を伺いたいものですホーリーさん。魔女狩りを統べる君主の一人でありながら、この五年間何をしていたのかを」
「まぁまぁスクルドくん。久し振りの再会なんだから、もうちょっと楽しくいこうぜ?」
ゆったりとしたホーリーの問いかけをあっさりと流し、スクルドは躊躇うことなく一番の問題に切り込んだ。
しかし、それをケインが微笑みながら制す。
ムッと眉を寄せたスクルドを横目に、ケインは人の良さそうな笑みを浮かべてホーリーを見た。
「やぁ、相変わらず若いねぇ君は。というか前より若返ってるように見える。女性って怖いねぇ」
「あなたにしてはお世辞が下手じゃなぁい? ケインくん、女性に何か怖い目にでも遭わされた?」
「あっちゃー。女の感ってやつ? 弱ったなぁ」
あしらう様に言い放つホーリーにケインは苦笑いした。
その左腕はローブの袖に通っておらず、内側で吊るされている。
まだ完治には時間のかかるその腕をさすりながらヘラヘラ笑うケインに、デュークスが声を荒げた。
「そんな下らん話をしている場合か! ホーリー! 貴様も君主であるならば、その身に重責を担っているという自覚はあるだろう! まずは自身の行いについて我々に説明を果たすの義務がある!」
やつれた顔を赤らめてデュークスは机を乱雑に叩いた。
そんな彼を見てスクルドも頷いた。
「その通りですホーリーさん。あなたにはそれを説明する義務があり、私たちにはそれを聞く権利がある。事態は切迫していますが、それを聞かなければ話は進みません」
「わかったわ。私だって別に話さないつもりはないもの。むしろそれを説明するために戻ってきた様なものよ。だから、ね? 落ち着いてちゃーんと座ってよ、デュークスくん」
ホーリーはふぅと短く息を吐いてから、まるで幼い子供を諭すような声を出してトントンと机を叩いた。
そんな彼女の態度にデュークスは更に顔を歪めたが、正面に座すケインの顔をちらりと見て、その安穏なにやけ顔に舌打ちをしたから乱暴に腰を下ろした。
「それで────」
デュークスが腰掛けたのを確認してから、スクルドは落ち着いた声色で切り出した。
「我々が納得するお話を聞かせていただけるのしょうね」
「まぁ納得するかどうかはあなたたち次第だけれど……」
ホーリーは意味ありげにゆっくりと言葉を並べながら、三人の男たちを順繰りと眺めた。
苛立ちを隠さないデュークス。爽やかに決然としたスクルド。そこ知れぬ笑みを浮かべるケイン。
三人の君主を前にしても、ホーリーは決してその意気を弱めはしない。
むしろこの場の誰よりも堂々と、余裕に満ちた居住まいだ。
「私はこの世界に生きる魔法使いとして、差し迫る脅威を感じた。この世界、はたまたここと繋がる向こうの世界も、今ひどく不安定なのよ」
ホーリーは穏やかな顔をしながらも、しかしその視線は鋭く凛としていた。
表面上は柔らかな女性なもの。しかしその内側には固い意志が込めれられている。
三人を見回す視線をゆっくりと止め、ホーリーはデュークスをまじまじと見つめた。
そして僅かに息を飲んでから、力を込めて言葉を続ける。
「葬られた伝承が、現実のものになろうとしている。混沌が世界を飲み込もうとしているのよ。私はね、デュークスくん。ジャバウォックが世界に及ぼす影響を調べ、対策を打つ為に五年もの間国を空けていたのよ」
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