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第0.5章 まほうつかいの国のアリス
1 普通の女の子1
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キャラクター:花園 アリス
イラスト:時々様
❤︎♣︎♦︎♠︎
枕元にある目覚まし時計がジリジリとなっている。
ジリジリというよりは、ギャンギャンと喚き立てているみたい。
お布団の中にくるまって起きようとしないわたしを、目覚まし時計はカンカンになって騒ぎ立てている。
ごめんなさい目覚まし時計さん。
つい先月わたしの部屋にやってきたあなたはまだよく知らないかもしれないけれど、わたしは朝起きるのが苦手なの。
だって朝は眠いものだし、冬の今は布団の中が暖かくてとてもじゃないけど抜け出したりなんてする気分にならないんだから。
目を閉じたまま、心の中でごめんなさいと謝る。
でも、そんなことをしたって無駄ってことはわかってる。
わたしが謝ったって目覚まし時計は鳴るのをやめないし、言い訳をしたって起きなくてよくなるわけじゃない。
このまま目覚まし時計の喚き声を無視して眠っていたら、そのうちお母さんがムスッとしながらやってくる。
お母さんはいつも優しくて楽しくて大好きだけれど、でも怒られるのは怖いからいや。
朝からお母さんにお小言を言われたら、わたしもお母さんも気分が悪くなっちゃう。
そう思って、ようやくわたしはムクッと起き上がった。
お布団にくるまったまま手を伸ばして目覚まし時計のスイッチを切る。
さっきまでの大音量が嘘のようにピタリと静かになった目覚まし時計。
けど寝ぼけた頭の中にはまだその甲高い音が響いてる。
もしかしたらすぐに起きなかったわたしへの当て付けなのかもしれないなんて、そんなおかしなことを思ったりした。
本当におかしなこと。へんてこりんなこと。
目覚まし時計は生きていないんだし、だから怒りもしない。
でも大きな音を立ててわたしを起こし続けていた目覚まし時計は、なんだかとても熱心な気がして。
だからまるで生きているみたいなんて思ったりして。
でもそんなことないなんて、もうわたしにはわかってるんだけど。
でも、わたしはおかしなことを考えるのが大好き。
普通じゃ考えられないような、ヘンテコなことをいつもついつい想像しちゃう。
不思議なことがいっぱいで、予想もできないことが起きるような、そんな夢のような出来事をいつも考えちゃう。
本の読みすぎかもしれないけれど、でもわたしはそんな、おとぎ話のような摩訶不思議が好きなのです。
「はやくしなくちゃ!」
せっかく自力で起きたのに、のんびりしていてお母さんに怒られちゃったら台無しだ。
わたしは寒いのをこらえて、なんとかお布団から抜け出す。
十二月も半分過ぎて、朝のお部屋はびっくりするくらいに寒い。
夏はペラペラな薄着でも大汗をかいちゃうのに、どうして冬はお布団から出たくなくなるくらい寒くなっちゃうんだろう。
太陽が夏に頑張りすぎて、今はつかれて休憩してるのかな。
だとしたら、夏はもう少し頑張らないで、冬にもう少し頑張るようにしてほしいんだけどなぁ。
寒さで体をきゅっと縮こませながら、わたしは急いで一階へと駆け下りた。
どたどたって階段を降りるとお母さんに怒られるけれど、今は寒いのだからしょーがないと自分に言いわけをする。
今は『いっこくもはやく』あったかいリビングに行きたいのです。
「お母さん、おはよう!」
「はぁい、おはよう」
リビングに入ると、台所でお母さんが朝ご飯の支度をしていた。
わたしよりも先に起きていたお母さんが暖房をつけておいてくれたおかげで、部屋の中はとってもあったかい。
わたしはぽわんとした暖かさにほっこりしながら、お母さんに飛びついた。
腰のあたりにむぎゅっと抱き付くと、お母さんはニコニコと笑ってわたしをふんわりと抱きしめてくれた。
お母さんはわたしがちゃんと一人で起きられると、いつもこうして抱きしめてくれる。
目覚まし時計を無視してお寝坊をするとこの時間がなくなっちゃうから、やっぱり頑張って起きて正解だった。
わたしは、お母さんにぎゅっとしてもらうのが大好きだから。
「ねぇねぇお母さん。今日は三つ編みしてぇー」
「あれあれ。自分でできるようになったんじゃないの?」
「できるけど、今日はお母さんにしてほしいの! ねーおねがーい」
ぎゅっとお母さんにしがみ付きながら顔を上げると、お母さんはフフフと優しく笑った。
でも少し困ったように眉毛を下げて、うーんと唇をすぼめる。
「困っちゃったなぁ。お母さんもお仕事いかなきゃだからお支度忙しいしー」
「えー! おーねーがーいー!」
「はいはい。じゃあ、ちゃっちゃとお顔洗って朝ご飯食べてね。テキパキできたら、お母さんが綺麗な三つ編みにしてあげましょう! できるかな?」
「できる!」
わたしは大きな声で答えて、急いで洗面所に向かった。
もう三つ編みやり方は覚えたから、いつもだったら自分でできるけど。
でも今日はお母さんにきれいにしてもらいたいから。
もう朝の眠気はなくなっていて、わたしは大急ぎで顔を洗って歯をみがいた。
でも乱暴に適当にやったらお母さんにバレて怒られちゃうから、急ぎつつもていねいに。
顔を洗い終わってリビングに戻ると、お母さんが用意してくれた焼き立てのトーストを食べる。
半熟の黄味がトロッとした目玉焼きが乗っていて、お皿にはタコさんウインナーもあった。
それを食べている間に、お母さんがお着替えを持ってきてくれる。
今日はちょっとだけオシャレして、襟のついた紺色のワンピース。
少し『かしこまった』時用のお洋服で、胸のあたりに水色のリボンが付いているのが可愛いし、ちょっぴり大人になった気分になれるからわたしのお気に入り。
これを着るんだから、やっぱり髪はお母さんにしてもらわないと。
「お母さん、テキパキやったよ!」
「偉い! いつもよりちょっぴり早いわね。じゃあお着替えしたらお母さんが髪結ってあげるね」
食べ終わったお皿を台所に持っていくと、お母さんはニコニコ笑って頭を撫でてくれた。
お母さんはほめてくれる時、いつもわたしの頭を優しく撫でてくれる。
わたしはそれがとっても嬉しくて、また頭を撫でてもらいたくなる。
お母さんが洗い物をしている間にお気に入りのワンピースに着替える。
そうしていると片付けの終わったお母さんがやってきて、わたしを椅子に座らせてからクシで髪をていねいにとかしてくれた。
お母さんの手際はすっごく良くて、わたしが自分でやる時も早く、そしてきれいに三つ編みにしてくれた。
わたしもいつか自分でこれくらい早く、きれいにできるようになりたいなぁ。
でも、そうなる為にはお母さんくらいの年になるまで練習し続けないといけないのかなぁ。
わたしが三つ編みの天才だったらよかったのに。
「さ、でーきた。そろそろ晴香ちゃんと創くんが迎えにくるんじゃない?」
「うん! ありがとうお母さん!」
きれいにきっちりと結んでもらった三つ編みをウキウキとフリフリしながら、わたしはお母さんにむぎゅっと抱きつく。
その瞬間、ピンポーンとインターフォンの音が鳴った。
ほら、と微笑むお母さんにうながされて、わたしはあわてて離れてランドセルを手に取った。
晴香と創が迎えに来てくれるのはいつものこと。
もうずっと、毎日毎日同じこと。時間だってぴったり。
でもわたしはいってもピンポンの音が聞こえてからあわてちゃうのです。
お母さんと言う通り、三つ編みをしてもらうために色々早くやっておいてよかった。
バタバタと玄関を開けると、いつもと同じように晴香と創が待っていた。
あったかそうな赤いコートをきて、マフラーでぐるぐる巻きになってる晴香。
それに比べてちょっぴり薄着っぽいけど、でもニットのぼうしがあったかそうな創。
ちっちゃい頃からのわたしの幼馴染みで、大好きな親友。
二人はわたしを見ると、いつものようににっこりと笑った。
「はーい、じゃあみんな気をつけて行ってらっしゃい」
おはようと挨拶してから、わたしたち三人はお母さんに見送られて家を出た。
もう四年間くり返してきた、いつもと同じ朝。
いつもと同じ三人で、いつもと同じように登校する。
もう慣れっこの、なんのヘンテツもない日々。
でも、わたしの大好きな日々。
花園 アリス、十才。小学四年生。
今日は冬休み前の終業式です。
イラスト:時々様
❤︎♣︎♦︎♠︎
枕元にある目覚まし時計がジリジリとなっている。
ジリジリというよりは、ギャンギャンと喚き立てているみたい。
お布団の中にくるまって起きようとしないわたしを、目覚まし時計はカンカンになって騒ぎ立てている。
ごめんなさい目覚まし時計さん。
つい先月わたしの部屋にやってきたあなたはまだよく知らないかもしれないけれど、わたしは朝起きるのが苦手なの。
だって朝は眠いものだし、冬の今は布団の中が暖かくてとてもじゃないけど抜け出したりなんてする気分にならないんだから。
目を閉じたまま、心の中でごめんなさいと謝る。
でも、そんなことをしたって無駄ってことはわかってる。
わたしが謝ったって目覚まし時計は鳴るのをやめないし、言い訳をしたって起きなくてよくなるわけじゃない。
このまま目覚まし時計の喚き声を無視して眠っていたら、そのうちお母さんがムスッとしながらやってくる。
お母さんはいつも優しくて楽しくて大好きだけれど、でも怒られるのは怖いからいや。
朝からお母さんにお小言を言われたら、わたしもお母さんも気分が悪くなっちゃう。
そう思って、ようやくわたしはムクッと起き上がった。
お布団にくるまったまま手を伸ばして目覚まし時計のスイッチを切る。
さっきまでの大音量が嘘のようにピタリと静かになった目覚まし時計。
けど寝ぼけた頭の中にはまだその甲高い音が響いてる。
もしかしたらすぐに起きなかったわたしへの当て付けなのかもしれないなんて、そんなおかしなことを思ったりした。
本当におかしなこと。へんてこりんなこと。
目覚まし時計は生きていないんだし、だから怒りもしない。
でも大きな音を立ててわたしを起こし続けていた目覚まし時計は、なんだかとても熱心な気がして。
だからまるで生きているみたいなんて思ったりして。
でもそんなことないなんて、もうわたしにはわかってるんだけど。
でも、わたしはおかしなことを考えるのが大好き。
普通じゃ考えられないような、ヘンテコなことをいつもついつい想像しちゃう。
不思議なことがいっぱいで、予想もできないことが起きるような、そんな夢のような出来事をいつも考えちゃう。
本の読みすぎかもしれないけれど、でもわたしはそんな、おとぎ話のような摩訶不思議が好きなのです。
「はやくしなくちゃ!」
せっかく自力で起きたのに、のんびりしていてお母さんに怒られちゃったら台無しだ。
わたしは寒いのをこらえて、なんとかお布団から抜け出す。
十二月も半分過ぎて、朝のお部屋はびっくりするくらいに寒い。
夏はペラペラな薄着でも大汗をかいちゃうのに、どうして冬はお布団から出たくなくなるくらい寒くなっちゃうんだろう。
太陽が夏に頑張りすぎて、今はつかれて休憩してるのかな。
だとしたら、夏はもう少し頑張らないで、冬にもう少し頑張るようにしてほしいんだけどなぁ。
寒さで体をきゅっと縮こませながら、わたしは急いで一階へと駆け下りた。
どたどたって階段を降りるとお母さんに怒られるけれど、今は寒いのだからしょーがないと自分に言いわけをする。
今は『いっこくもはやく』あったかいリビングに行きたいのです。
「お母さん、おはよう!」
「はぁい、おはよう」
リビングに入ると、台所でお母さんが朝ご飯の支度をしていた。
わたしよりも先に起きていたお母さんが暖房をつけておいてくれたおかげで、部屋の中はとってもあったかい。
わたしはぽわんとした暖かさにほっこりしながら、お母さんに飛びついた。
腰のあたりにむぎゅっと抱き付くと、お母さんはニコニコと笑ってわたしをふんわりと抱きしめてくれた。
お母さんはわたしがちゃんと一人で起きられると、いつもこうして抱きしめてくれる。
目覚まし時計を無視してお寝坊をするとこの時間がなくなっちゃうから、やっぱり頑張って起きて正解だった。
わたしは、お母さんにぎゅっとしてもらうのが大好きだから。
「ねぇねぇお母さん。今日は三つ編みしてぇー」
「あれあれ。自分でできるようになったんじゃないの?」
「できるけど、今日はお母さんにしてほしいの! ねーおねがーい」
ぎゅっとお母さんにしがみ付きながら顔を上げると、お母さんはフフフと優しく笑った。
でも少し困ったように眉毛を下げて、うーんと唇をすぼめる。
「困っちゃったなぁ。お母さんもお仕事いかなきゃだからお支度忙しいしー」
「えー! おーねーがーいー!」
「はいはい。じゃあ、ちゃっちゃとお顔洗って朝ご飯食べてね。テキパキできたら、お母さんが綺麗な三つ編みにしてあげましょう! できるかな?」
「できる!」
わたしは大きな声で答えて、急いで洗面所に向かった。
もう三つ編みやり方は覚えたから、いつもだったら自分でできるけど。
でも今日はお母さんにきれいにしてもらいたいから。
もう朝の眠気はなくなっていて、わたしは大急ぎで顔を洗って歯をみがいた。
でも乱暴に適当にやったらお母さんにバレて怒られちゃうから、急ぎつつもていねいに。
顔を洗い終わってリビングに戻ると、お母さんが用意してくれた焼き立てのトーストを食べる。
半熟の黄味がトロッとした目玉焼きが乗っていて、お皿にはタコさんウインナーもあった。
それを食べている間に、お母さんがお着替えを持ってきてくれる。
今日はちょっとだけオシャレして、襟のついた紺色のワンピース。
少し『かしこまった』時用のお洋服で、胸のあたりに水色のリボンが付いているのが可愛いし、ちょっぴり大人になった気分になれるからわたしのお気に入り。
これを着るんだから、やっぱり髪はお母さんにしてもらわないと。
「お母さん、テキパキやったよ!」
「偉い! いつもよりちょっぴり早いわね。じゃあお着替えしたらお母さんが髪結ってあげるね」
食べ終わったお皿を台所に持っていくと、お母さんはニコニコ笑って頭を撫でてくれた。
お母さんはほめてくれる時、いつもわたしの頭を優しく撫でてくれる。
わたしはそれがとっても嬉しくて、また頭を撫でてもらいたくなる。
お母さんが洗い物をしている間にお気に入りのワンピースに着替える。
そうしていると片付けの終わったお母さんがやってきて、わたしを椅子に座らせてからクシで髪をていねいにとかしてくれた。
お母さんの手際はすっごく良くて、わたしが自分でやる時も早く、そしてきれいに三つ編みにしてくれた。
わたしもいつか自分でこれくらい早く、きれいにできるようになりたいなぁ。
でも、そうなる為にはお母さんくらいの年になるまで練習し続けないといけないのかなぁ。
わたしが三つ編みの天才だったらよかったのに。
「さ、でーきた。そろそろ晴香ちゃんと創くんが迎えにくるんじゃない?」
「うん! ありがとうお母さん!」
きれいにきっちりと結んでもらった三つ編みをウキウキとフリフリしながら、わたしはお母さんにむぎゅっと抱きつく。
その瞬間、ピンポーンとインターフォンの音が鳴った。
ほら、と微笑むお母さんにうながされて、わたしはあわてて離れてランドセルを手に取った。
晴香と創が迎えに来てくれるのはいつものこと。
もうずっと、毎日毎日同じこと。時間だってぴったり。
でもわたしはいってもピンポンの音が聞こえてからあわてちゃうのです。
お母さんと言う通り、三つ編みをしてもらうために色々早くやっておいてよかった。
バタバタと玄関を開けると、いつもと同じように晴香と創が待っていた。
あったかそうな赤いコートをきて、マフラーでぐるぐる巻きになってる晴香。
それに比べてちょっぴり薄着っぽいけど、でもニットのぼうしがあったかそうな創。
ちっちゃい頃からのわたしの幼馴染みで、大好きな親友。
二人はわたしを見ると、いつものようににっこりと笑った。
「はーい、じゃあみんな気をつけて行ってらっしゃい」
おはようと挨拶してから、わたしたち三人はお母さんに見送られて家を出た。
もう四年間くり返してきた、いつもと同じ朝。
いつもと同じ三人で、いつもと同じように登校する。
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