487 / 984
第0.5章 まほうつかいの国のアリス
17 森のお友達4
しおりを挟む
「これでどう、かな?」
クリアちゃんはヘアゴムで髪をささっとむすぶと、わたしの方にリボンを向けて聞いてきた。
クリアちゃんの姿はぜんぜん見えないから、リボンが一人でぷかぷか宙に浮いているように見える。
「うん、ばっちりだよ! これでクリアちゃんがいるかどうかすぐわかる!」
「ホントに? よかった。アリスちゃん、ありがとう」
リボンがぴょこぴょこ動くから、クリアちゃんが喜んでくれてるのがよくわかった。
そういう意味でも、リボンをあげたのは正解だったみたい。
普通の服が着られたり、そもそもお顔が見られれば一番いいけれど。
でもこれだけでもだいぶちがう。
「わたし、人から何かもらったの初めて。だから、すっごくうれしいな」
「クリアちゃんはずっとこの森にいるの? おうちは? お父さんとかお母さんとかは?」
「えーっと……そういうのは、ないんだ」
あはは、とぎこちなく笑う声が聞こえた。
悪いこと聞いちゃったんだって思ってすぐ謝ると、あわてた声で「大丈夫だよ」とかえってきた。
「ほら、わたし魔女だからさ。魔女になっちゃった人はみんな、家族のところになんていられないんだよ。それにこんなふうに透明になっちゃって、だれもわたしのこと見つけられなくなちゃったから……」
「クリアちゃん……」
普通な感じで話すクリアちゃんだけど、なんだかさみしそうだった。
魔女になっちゃった、ただそれだけなのに家族といられないなんて。
それに、透明になっちゃったせいでだれにも気付いてもらえなくて。
クリアちゃんは、今までずっとさみしかったんだろうなぁ。
「おかあさんも、周りの人たちも、わたしがいなくなってホッとしてた。わたしが見えなくなって、いなくなったと思ってホッとしてた。でも仕方ないんだよ。だって、魔女になっちゃったんだもん」
髪のリボンが上を向いて、クリアちゃんが下を向いたのがわかった。
わたしはなんて言ってあげればいいのかわからなくて、その見えない手をぎゅっとにぎった。
「でも、だれにも気付いてもらえないのは、つらかったなぁ。わたしはここにいるのに、だれもわたしを認めてくれなくて。とっても息苦しくて、さみしくて、こわかった。けど、今こうやってアリスちゃんとお友達になれて、わたしすっごくうれしいの。だからもう、さみしくないよ」
クリアちゃんの声はあんまり暗くなくて、『ほがらか』だった。
無理をしてる感じはなくて、本当に喜んでくれているみたい。
クリアちゃんがそうならわたしが暗くなっちゃいけないと思って、わたしは笑顔でうなずいた。
『魔女ウィルス』に『かんせん』した人が大変だって話はなんとなくわかってたつもりだけど、わたしが想像していたよりも、もっとずっとかわいそう。
レイくんがなんとかしたいって思う気持ちがわかった気がした。
わたしにできること、ないのかなぁ。
クリアちゃんの友達として、わたしに何かしてあげられることは……。
「そうだ! クリアちゃん、わたしと一緒においでよ!」
「……え!?」
いいことを思いついたわたしが勢いよく言うと、クリアちゃんはびくっとした。
リボンがぴくっと震えて、わたしの手をぎゅっと握ったらよくわかる。
「わたしね、今レイくんとクロアさんっていう魔女と、この奥の神殿にいるの。お部屋もベッドもまだあるし、一人ぼっちで行くとこないなら来ない? わたしが二人にお願いするから」
そう、これは『めいあん』だ!
レイくんもクロアさんも魔女だから、きっとクリアちゃんの力になってくれる。
それに、クリアちゃんが透明になっちゃうのも、なんとかしてくれるかもしれない。
帰るおうちがないなら、わたしみたいに神殿に住んじゃえばいいんだ。
そうすればずっと一緒にいられるし、ぜんぜんさみしくないはず。
そう思ってわたしはペラペラと言ってみたけれど、クリアちゃんの反応はイマイチだった。
「えっと、あの……うーん。それは、やめとこうかな」
「え、どうして!? いいことだらけだと思うよ?」
「なんていうか、その、ちょっと怖いし。他の人に会うの……」
「大丈夫だよ。二人ともとってもやさしいから、クリアちゃんのことも絶対助けてくれるよ」
わたしは必死に『せっとく』してみたけれど、クリアちゃんはうんと言ってくれない。
本当にこわがっている感じで、手がすこし震えてる。
「ありがとう、ごめんねアリスちゃん。せっかく誘ってくれたのに。でもわたし、一人でいるのになれちゃって、だれかと会うのが怖くなっちゃって。だってわたし透明だから、会っても見つけてもらえないんじゃないかって……」
「そんなことないよ。二人とも魔女だから、きっとなんとかしてくれるよ」
「うん。そうだよね。わかって、るんだけど……」
クリアちゃんの声はどんどん小さくなってく。
本当に、だれかに会うのが怖いんだ。
今までずっとだれにも気付いてもらえなかったから、それが『とらうま』になっちゃってるのかも。
あんまり無理を言っちゃったら、かわいそうかもしれない。
「わたし、大丈夫だから。だってアリスちゃんがお友達になってくれから、もうさみしくないもん」
「……わかった、わかったよ。じゃあこうしよう!」
わたしは『かんねん』してうなずいた。
その代わりのいいことを思いついて、ニコッと笑いかける。
「わたし、これからここにいっぱい遊びにくるよ! そしたらクリアちゃんさみしくないでしょ?」
「いい、の……?」
「当たり前だよ! だってわたしいっぱいクリアちゃんと遊びたいもん。それに、お友達になれてうれしいのは、クリアちゃんだけじゃないんだからね」
「アリスちゃん……」
両手でクリアちゃんの手をにぎってぶんぶん振る。
ニコニコ笑いながら言うと、クリアちゃんはぱぁっと明るい声を出した。
「ありがとうアリスちゃん。わたし、とってもうれしい。わたしを見つけてくれたのがアリスちゃんで、本当によかった……!」
クリアちゃんはリボンをふりふりさせながら、とっても元気よく言った。
「アリスちゃんは、わたしのとってもとっても大事なお友達! ずっとずっと、一緒にいてねアリスちゃん!」
「うん。わたしたちは、ずっと友達だよ!」
姿は見えないけれど、でも確かにそこにいるクリアちゃん。
さわれて、声が聞こえて、お話ができる。
透明なのは不思議だし、ちょっぴりこまっちゃったりするけど。
でもでも、わたしの友達ってことにはなんの関係もないから。
一緒にいるのがうれしくて、おしゃべりしたりして遊ぶのが楽しかったら、それで十分。
わたしたちはあっという間にとっても仲良しになったのでした。
クリアちゃんはヘアゴムで髪をささっとむすぶと、わたしの方にリボンを向けて聞いてきた。
クリアちゃんの姿はぜんぜん見えないから、リボンが一人でぷかぷか宙に浮いているように見える。
「うん、ばっちりだよ! これでクリアちゃんがいるかどうかすぐわかる!」
「ホントに? よかった。アリスちゃん、ありがとう」
リボンがぴょこぴょこ動くから、クリアちゃんが喜んでくれてるのがよくわかった。
そういう意味でも、リボンをあげたのは正解だったみたい。
普通の服が着られたり、そもそもお顔が見られれば一番いいけれど。
でもこれだけでもだいぶちがう。
「わたし、人から何かもらったの初めて。だから、すっごくうれしいな」
「クリアちゃんはずっとこの森にいるの? おうちは? お父さんとかお母さんとかは?」
「えーっと……そういうのは、ないんだ」
あはは、とぎこちなく笑う声が聞こえた。
悪いこと聞いちゃったんだって思ってすぐ謝ると、あわてた声で「大丈夫だよ」とかえってきた。
「ほら、わたし魔女だからさ。魔女になっちゃった人はみんな、家族のところになんていられないんだよ。それにこんなふうに透明になっちゃって、だれもわたしのこと見つけられなくなちゃったから……」
「クリアちゃん……」
普通な感じで話すクリアちゃんだけど、なんだかさみしそうだった。
魔女になっちゃった、ただそれだけなのに家族といられないなんて。
それに、透明になっちゃったせいでだれにも気付いてもらえなくて。
クリアちゃんは、今までずっとさみしかったんだろうなぁ。
「おかあさんも、周りの人たちも、わたしがいなくなってホッとしてた。わたしが見えなくなって、いなくなったと思ってホッとしてた。でも仕方ないんだよ。だって、魔女になっちゃったんだもん」
髪のリボンが上を向いて、クリアちゃんが下を向いたのがわかった。
わたしはなんて言ってあげればいいのかわからなくて、その見えない手をぎゅっとにぎった。
「でも、だれにも気付いてもらえないのは、つらかったなぁ。わたしはここにいるのに、だれもわたしを認めてくれなくて。とっても息苦しくて、さみしくて、こわかった。けど、今こうやってアリスちゃんとお友達になれて、わたしすっごくうれしいの。だからもう、さみしくないよ」
クリアちゃんの声はあんまり暗くなくて、『ほがらか』だった。
無理をしてる感じはなくて、本当に喜んでくれているみたい。
クリアちゃんがそうならわたしが暗くなっちゃいけないと思って、わたしは笑顔でうなずいた。
『魔女ウィルス』に『かんせん』した人が大変だって話はなんとなくわかってたつもりだけど、わたしが想像していたよりも、もっとずっとかわいそう。
レイくんがなんとかしたいって思う気持ちがわかった気がした。
わたしにできること、ないのかなぁ。
クリアちゃんの友達として、わたしに何かしてあげられることは……。
「そうだ! クリアちゃん、わたしと一緒においでよ!」
「……え!?」
いいことを思いついたわたしが勢いよく言うと、クリアちゃんはびくっとした。
リボンがぴくっと震えて、わたしの手をぎゅっと握ったらよくわかる。
「わたしね、今レイくんとクロアさんっていう魔女と、この奥の神殿にいるの。お部屋もベッドもまだあるし、一人ぼっちで行くとこないなら来ない? わたしが二人にお願いするから」
そう、これは『めいあん』だ!
レイくんもクロアさんも魔女だから、きっとクリアちゃんの力になってくれる。
それに、クリアちゃんが透明になっちゃうのも、なんとかしてくれるかもしれない。
帰るおうちがないなら、わたしみたいに神殿に住んじゃえばいいんだ。
そうすればずっと一緒にいられるし、ぜんぜんさみしくないはず。
そう思ってわたしはペラペラと言ってみたけれど、クリアちゃんの反応はイマイチだった。
「えっと、あの……うーん。それは、やめとこうかな」
「え、どうして!? いいことだらけだと思うよ?」
「なんていうか、その、ちょっと怖いし。他の人に会うの……」
「大丈夫だよ。二人ともとってもやさしいから、クリアちゃんのことも絶対助けてくれるよ」
わたしは必死に『せっとく』してみたけれど、クリアちゃんはうんと言ってくれない。
本当にこわがっている感じで、手がすこし震えてる。
「ありがとう、ごめんねアリスちゃん。せっかく誘ってくれたのに。でもわたし、一人でいるのになれちゃって、だれかと会うのが怖くなっちゃって。だってわたし透明だから、会っても見つけてもらえないんじゃないかって……」
「そんなことないよ。二人とも魔女だから、きっとなんとかしてくれるよ」
「うん。そうだよね。わかって、るんだけど……」
クリアちゃんの声はどんどん小さくなってく。
本当に、だれかに会うのが怖いんだ。
今までずっとだれにも気付いてもらえなかったから、それが『とらうま』になっちゃってるのかも。
あんまり無理を言っちゃったら、かわいそうかもしれない。
「わたし、大丈夫だから。だってアリスちゃんがお友達になってくれから、もうさみしくないもん」
「……わかった、わかったよ。じゃあこうしよう!」
わたしは『かんねん』してうなずいた。
その代わりのいいことを思いついて、ニコッと笑いかける。
「わたし、これからここにいっぱい遊びにくるよ! そしたらクリアちゃんさみしくないでしょ?」
「いい、の……?」
「当たり前だよ! だってわたしいっぱいクリアちゃんと遊びたいもん。それに、お友達になれてうれしいのは、クリアちゃんだけじゃないんだからね」
「アリスちゃん……」
両手でクリアちゃんの手をにぎってぶんぶん振る。
ニコニコ笑いながら言うと、クリアちゃんはぱぁっと明るい声を出した。
「ありがとうアリスちゃん。わたし、とってもうれしい。わたしを見つけてくれたのがアリスちゃんで、本当によかった……!」
クリアちゃんはリボンをふりふりさせながら、とっても元気よく言った。
「アリスちゃんは、わたしのとってもとっても大事なお友達! ずっとずっと、一緒にいてねアリスちゃん!」
「うん。わたしたちは、ずっと友達だよ!」
姿は見えないけれど、でも確かにそこにいるクリアちゃん。
さわれて、声が聞こえて、お話ができる。
透明なのは不思議だし、ちょっぴりこまっちゃったりするけど。
でもでも、わたしの友達ってことにはなんの関係もないから。
一緒にいるのがうれしくて、おしゃべりしたりして遊ぶのが楽しかったら、それで十分。
わたしたちはあっという間にとっても仲良しになったのでした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる