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第0.5章 まほうつかいの国のアリス
30 わがままな女王様6
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「大人気ないよスカーレッド。君は幾つになっても癇癪持ちのままだなぁ」
わたしたちの前にいつの間にか現れた女の人は、のんきにヘラヘラと笑いながら言った。
全身だぼだぼな服を着た少しだらしない大人の女の人。
それは、わたしが知っている人だった。
「ナイトウォーカー! お前、王族特務のクセをして私の邪魔をするのか!」
「邪魔っていうか、あなたを諫めるのも私の仕事のうち、みたいなものだからね、女王陛下。誠に不本意だけれども」
兵隊さんたちの後ろで、女王様は顔を真っ赤にして叫んだ。
わたしたちを助けてくれた女の人────夜子さんに向かって。
夜子さんは大きなため息をついてからやれやれと肩をすくめて、それから後ろのわたしたちに振り返った。
やんわりとニタニタした顔は、さっき会った時と変わらない。
「やぁアリスちゃん、さっきぶり。君もなかなかどうして無謀なことをするねぇ。流石は君と言ったところか」
「よ、夜子さん……? どうしてここに……」
「さぁどうしてだろう。気まぐれみたいなものさ」
もうダメかと思ったのに助かって、わたしはすこし混乱していた。
ポカンとするわたしと、わたし以上にびっくりしてるレオとアリア。
そんなわたしたちに夜子さんはゆるい笑顔を向けてから、また女王様の方を向いた。
「何があったか知らないけれど、相手はお子様だよ? 穏便にいこうよ穏便に」
「その小娘は私を愚弄した。その罪は死をもって償うほかない。私の邪魔立てをするというのなら、ナイトウォーカー、お前とて容赦はしない!」
「容赦しない、かぁ。これは困ったー」
ぜんぜんこまってなさそうに、夜子さんはニヤニヤしたままほっぺをかいた。
それから女王様の足元で転がったままにされている魔女の女の子を見て、その後もう一度私にチラッと振り返った。
「……彼女の影響か、それとも純真ゆえか。どちらにしても、私には無視できない感情だなぁ……。やっぱり君は……」
「…………?」
夜子さんはボソボソと一人で呟いてから、バサバサと頭をかいた。
すこしイライラしてるみたいな、でもどこかうれしそうな……。
「スカーレッド。君の邪魔をしたいわけじゃないんだけど、だからといって君がこの子たちを殺すのを見過ごすのも気持ちが良くない私なんだ。ここは一つ、私に免じて怒りを鎮めてはくれないかな?」
「ふざけたことを! 私は誰の指図も受けない! ここは私の国。私はこの国の女王だ! 誰であろうとも私に楯突くものは許さない。ナイトウォーカー、お前が私に口を出すのならば、その命を懸けるのだな!」
「やれやれ。子供か君は」
女王様は『かんしゃく』を起こしたみたいにわめき散らした。
夜子さんとは知り合いみたいなのに、その夜子さんのことも殺そうとするなんて。
女王様の『おうぼう』っぷりは、なんだかフィクションみたいにめちゃくちゃだ。
そんな女王様に、夜子さんは呆あきれたため息をついた。
「者共、かかれ! ナイトウォーカーごと、私に反逆する輩を始末しろ!」
女王様には夜子さんのあきれ顔は見えていないみたいで、大声で命令を叫んだ。
兵隊さんたちは夜子さんのことをチラチラ見ながらすこし迷っていたけれど、でも女王様の言うことには逆らえないみたいで、ジリジリとまた近寄ってきた。
「────なんだかわけわかんねぇが、逃げるぞ……!」
ボーッと夜子さんの背中を見上げていたレオが、急にハッとしてわたしたちの手をとった。
ぎゅっと力強く手をにぎって、ぐいっと後ろに向かって走り出す。
「逃すな! 殺せぇ!」
「……手助けをするつもりはなかったんだけれど、まぁ少しくらいは、ね」
すぐに女王様が叫んで、兵隊さんたちが回り込んでくる。
夜子さんを避けるようにして飛びかかってきた兵隊さんたち。
けれど夜子さんはそんなこと関係ないみたいで、のんきな声を出した。
するとわたしたちに向かって飛びかかってきた兵隊さんたちの体が、まるで時間を止めたみたいにピタッと止まった。
それからすぐに、わたしたちとは反対の方向にぶわっと飛んでいってしまった。
「レオ、逃げ道ができたよ!」
「あぁ。二人とも、離れんじゃねぇぞ!」
レオはわたしたちの手を強くにぎったまま、走るスピードを落とさずに突き進んだ。
兵隊さんたちが吹き飛んじゃったことで、わたしたちを邪魔するものは何もなくなって、大通りから簡単に抜け出せそうだった。
「役立たず共め! ならば私の手で殺してやる!」
わたしたちが路地裏に入り込もうとした時だった。
女王様の大声に思わず振り返ると、まるで太陽みたいな大きな炎の塊がこっちに向かって飛んできているのが見えた。
振り返ったわたしにつられてレオとアリアもそれを見て、小さな悲鳴を上げた。
「む、無理……! あんなの無理だよ! レ、レオー!」
「オレだって無理だ! 無茶苦茶だぞこんなの……!」
目の前がぜんぶ炎で埋めつくされそうなほどの、とっても大きな炎の塊。
これはきっと女王様の魔法なんだ。
わたしたちを絶対に殺そうとして、どうしようもないような攻撃をしてきたんだ。
レオもアリアも完全にすくみあがっちゃって、とてもどうにかなりそうにはなかった。
まだふれてないのに、でも迫ってきているだけでものすごく熱い炎の塊。
魔法のことなんてぜんぜんわからないわたしが見たって、これがそう簡単にどうになるものじゃないってことは、よくわかる。
でも、だからってこのままじゃみんな死んじゃう。
わたしだけじゃない。わたしを助けてくれようとしてるレオとアリアも死んじゃう。
それにこんなおっきな炎の塊なら、きっと周りにいる町の人だって……。
いやだ。そんなのいやだよ。
魔法はもっと、楽しくてわくわくして、すごくいいもののはずなのに。
こんなふうに、だれかがだれかを傷つけるために使われるなんて、ダメだよ。
いやだ、いやだ、いやだ。
こんなのはいやだ。
自分が死ぬのもいや。
レオとアリアが死んじゃうのもいや。
他の人が死んじゃうのだっていや。
わがままな女王様も、それを押しつけられなきゃいけないことも。
楽しいはずのこの国で、こんならんぼうなことが起きるのも。
ぜんぶぜんぶいや。
この国は、魔法は、もっと楽しくあってほしい。
こんな現実、ぜんぜん楽しくない。
魔法はもっと、楽しいことに使わなきゃ。
みんなで、わくわくできるようなことに使わなきゃ。
レオとアリアを殺すためになんて、絶対ダメなんだ……!
「わたし、そんなのいやだよ!!!」
思わず叫んだ。
そんなこと言ったってどうにもならないってわかってるのに。
でも、わたしの心が思うままの気持ちを叫んだ。
わたしに力を貸してくれる大事な友達。
その二人が傷つくのなんて、わたしのために傷つくなんて、絶対いやだったから。
そう想いをこめて、叫んだ時。
わたしの胸の、心の奥さがグーっと熱くなった。
わたしの気持ちの、さらに奥深くから何かとっても大きなものが込み上がってくる。
そんな風に思ってしまう感覚が、わたしの胸の奥から全身に広がった。
次の瞬間、わたしたちに向かって飛んできた炎の塊が急にピタッと止まった。
かと思うと、もぞもぞぐにゃぐにゃと形がゆがんで、そしてくずれ出した。
それからバーンと大きな音を立てて、ものすごいスピードで空へと高く飛び上がる。
そして、雲のない真っ青な空の上まで上がると、炎の塊はまるで花火みたいにドカーンと大きく弾けた。
昼間だからよく見えなかったけど、本当にただのキレイな花火みたいに。
今までわたしたちに向かってゴウゴウと飛んできたのが嘘みたいだった。
みんな、ポカーンとそれを見上げた。
わたしもレオもアリアも、夜子さんに、それから女王様まで。
ドーンとおもくひびいた花火の振動が収まった頃になって、みんなの目がゆっくりと下に降りてきて、それからわたしに向いてきた。
みんなのびっくりした顔がわたしを見てる。
でも、ここにいる誰よりも一番びっくりしてる自信があるわたしは、もう何が何だかわからなくて。
え?っと首を傾げることしかできなかった。
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全身だぼだぼな服を着た少しだらしない大人の女の人。
それは、わたしが知っている人だった。
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兵隊さんたちの後ろで、女王様は顔を真っ赤にして叫んだ。
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やんわりとニタニタした顔は、さっき会った時と変わらない。
「やぁアリスちゃん、さっきぶり。君もなかなかどうして無謀なことをするねぇ。流石は君と言ったところか」
「よ、夜子さん……? どうしてここに……」
「さぁどうしてだろう。気まぐれみたいなものさ」
もうダメかと思ったのに助かって、わたしはすこし混乱していた。
ポカンとするわたしと、わたし以上にびっくりしてるレオとアリア。
そんなわたしたちに夜子さんはゆるい笑顔を向けてから、また女王様の方を向いた。
「何があったか知らないけれど、相手はお子様だよ? 穏便にいこうよ穏便に」
「その小娘は私を愚弄した。その罪は死をもって償うほかない。私の邪魔立てをするというのなら、ナイトウォーカー、お前とて容赦はしない!」
「容赦しない、かぁ。これは困ったー」
ぜんぜんこまってなさそうに、夜子さんはニヤニヤしたままほっぺをかいた。
それから女王様の足元で転がったままにされている魔女の女の子を見て、その後もう一度私にチラッと振り返った。
「……彼女の影響か、それとも純真ゆえか。どちらにしても、私には無視できない感情だなぁ……。やっぱり君は……」
「…………?」
夜子さんはボソボソと一人で呟いてから、バサバサと頭をかいた。
すこしイライラしてるみたいな、でもどこかうれしそうな……。
「スカーレッド。君の邪魔をしたいわけじゃないんだけど、だからといって君がこの子たちを殺すのを見過ごすのも気持ちが良くない私なんだ。ここは一つ、私に免じて怒りを鎮めてはくれないかな?」
「ふざけたことを! 私は誰の指図も受けない! ここは私の国。私はこの国の女王だ! 誰であろうとも私に楯突くものは許さない。ナイトウォーカー、お前が私に口を出すのならば、その命を懸けるのだな!」
「やれやれ。子供か君は」
女王様は『かんしゃく』を起こしたみたいにわめき散らした。
夜子さんとは知り合いみたいなのに、その夜子さんのことも殺そうとするなんて。
女王様の『おうぼう』っぷりは、なんだかフィクションみたいにめちゃくちゃだ。
そんな女王様に、夜子さんは呆あきれたため息をついた。
「者共、かかれ! ナイトウォーカーごと、私に反逆する輩を始末しろ!」
女王様には夜子さんのあきれ顔は見えていないみたいで、大声で命令を叫んだ。
兵隊さんたちは夜子さんのことをチラチラ見ながらすこし迷っていたけれど、でも女王様の言うことには逆らえないみたいで、ジリジリとまた近寄ってきた。
「────なんだかわけわかんねぇが、逃げるぞ……!」
ボーッと夜子さんの背中を見上げていたレオが、急にハッとしてわたしたちの手をとった。
ぎゅっと力強く手をにぎって、ぐいっと後ろに向かって走り出す。
「逃すな! 殺せぇ!」
「……手助けをするつもりはなかったんだけれど、まぁ少しくらいは、ね」
すぐに女王様が叫んで、兵隊さんたちが回り込んでくる。
夜子さんを避けるようにして飛びかかってきた兵隊さんたち。
けれど夜子さんはそんなこと関係ないみたいで、のんきな声を出した。
するとわたしたちに向かって飛びかかってきた兵隊さんたちの体が、まるで時間を止めたみたいにピタッと止まった。
それからすぐに、わたしたちとは反対の方向にぶわっと飛んでいってしまった。
「レオ、逃げ道ができたよ!」
「あぁ。二人とも、離れんじゃねぇぞ!」
レオはわたしたちの手を強くにぎったまま、走るスピードを落とさずに突き進んだ。
兵隊さんたちが吹き飛んじゃったことで、わたしたちを邪魔するものは何もなくなって、大通りから簡単に抜け出せそうだった。
「役立たず共め! ならば私の手で殺してやる!」
わたしたちが路地裏に入り込もうとした時だった。
女王様の大声に思わず振り返ると、まるで太陽みたいな大きな炎の塊がこっちに向かって飛んできているのが見えた。
振り返ったわたしにつられてレオとアリアもそれを見て、小さな悲鳴を上げた。
「む、無理……! あんなの無理だよ! レ、レオー!」
「オレだって無理だ! 無茶苦茶だぞこんなの……!」
目の前がぜんぶ炎で埋めつくされそうなほどの、とっても大きな炎の塊。
これはきっと女王様の魔法なんだ。
わたしたちを絶対に殺そうとして、どうしようもないような攻撃をしてきたんだ。
レオもアリアも完全にすくみあがっちゃって、とてもどうにかなりそうにはなかった。
まだふれてないのに、でも迫ってきているだけでものすごく熱い炎の塊。
魔法のことなんてぜんぜんわからないわたしが見たって、これがそう簡単にどうになるものじゃないってことは、よくわかる。
でも、だからってこのままじゃみんな死んじゃう。
わたしだけじゃない。わたしを助けてくれようとしてるレオとアリアも死んじゃう。
それにこんなおっきな炎の塊なら、きっと周りにいる町の人だって……。
いやだ。そんなのいやだよ。
魔法はもっと、楽しくてわくわくして、すごくいいもののはずなのに。
こんなふうに、だれかがだれかを傷つけるために使われるなんて、ダメだよ。
いやだ、いやだ、いやだ。
こんなのはいやだ。
自分が死ぬのもいや。
レオとアリアが死んじゃうのもいや。
他の人が死んじゃうのだっていや。
わがままな女王様も、それを押しつけられなきゃいけないことも。
楽しいはずのこの国で、こんならんぼうなことが起きるのも。
ぜんぶぜんぶいや。
この国は、魔法は、もっと楽しくあってほしい。
こんな現実、ぜんぜん楽しくない。
魔法はもっと、楽しいことに使わなきゃ。
みんなで、わくわくできるようなことに使わなきゃ。
レオとアリアを殺すためになんて、絶対ダメなんだ……!
「わたし、そんなのいやだよ!!!」
思わず叫んだ。
そんなこと言ったってどうにもならないってわかってるのに。
でも、わたしの心が思うままの気持ちを叫んだ。
わたしに力を貸してくれる大事な友達。
その二人が傷つくのなんて、わたしのために傷つくなんて、絶対いやだったから。
そう想いをこめて、叫んだ時。
わたしの胸の、心の奥さがグーっと熱くなった。
わたしの気持ちの、さらに奥深くから何かとっても大きなものが込み上がってくる。
そんな風に思ってしまう感覚が、わたしの胸の奥から全身に広がった。
次の瞬間、わたしたちに向かって飛んできた炎の塊が急にピタッと止まった。
かと思うと、もぞもぞぐにゃぐにゃと形がゆがんで、そしてくずれ出した。
それからバーンと大きな音を立てて、ものすごいスピードで空へと高く飛び上がる。
そして、雲のない真っ青な空の上まで上がると、炎の塊はまるで花火みたいにドカーンと大きく弾けた。
昼間だからよく見えなかったけど、本当にただのキレイな花火みたいに。
今までわたしたちに向かってゴウゴウと飛んできたのが嘘みたいだった。
みんな、ポカーンとそれを見上げた。
わたしもレオもアリアも、夜子さんに、それから女王様まで。
ドーンとおもくひびいた花火の振動が収まった頃になって、みんなの目がゆっくりと下に降りてきて、それからわたしに向いてきた。
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