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第0.5章 まほうつかいの国のアリス
53 妖精の喧嘩と始まりの力4
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ニコニコと人懐っこそうに笑う男の子……女の子……青い人。
肌の色も髪の色も着ている服も青くて、そして全身がボワンとあわーく青く光ってる。
わたしたちと同い年くらい見える子供で、やさしくふんわりと笑っている。
なんていうか、とっても『ゆうこうてき』な感じだから、あんまり『けいかい』しなくてもよさそうな気がするけど。
でも全身青くて光ってて、それに背中から羽が生えてるこの青い人に、わたしたちはとってもびっくりしちゃって。
だから、三人でまるでおしくらまんじゅうをしているみたいにピッタリくっついた。
「お、お前は何者だ……」
「そんなに怖がらなくてもいいのにー。あ、もしかして、妖精を見るのは初めて?」
わたしたちにグイグイと背中を押し付けてかばいながらレオが聞くと、青い人はカラカラと笑って答えた。
なんだか、声を聞けば聞くほど、男の子なのか女の子なのかわからなくなる。
男の子にしては高めで、でも女の子にしては低めな声。
声だけを聞いた時は男の子な気がして、その姿を見た時は女の子だって思ったけど。
でも今はそのどっちでもないような、でもどっちでもあるような。
とっても『ちゅーせいてき』な感じがする。なんだかレイくんをちょっぴり思い出した。
「驚かせちゃってごめんね。確かに僕らはこの国の人たちの目に触れるところにあんまりいないから、びっくりしてもしょーがないかぁ。僕はね、妖精なんだよ。『ようせいの国』からやってきた、氷の妖精です」
「よ、妖精さん……!」
青い人はアハハと笑うと急にふわりと浮かび上がった。
透明な青い羽をヒラヒラ動かして、ほんの少しだけ足を浮かせてわたしたちに飛んで見せる。
そして氷の上をすべるみたいにすーっとわたしたちの前に近づいてきた。
妖精……妖精さんなんだ!
だからキラキラ光ってて、キレイな羽が生えてるんだ!
もっと手のひらサイズの小さな感じを想像してたけど、でも大体の『いんしょう』はイメージ通りだよ。言われてみれば。
「妖精さんなんだ! すごい! あなたがわたしたちを助けてくれたの?」
「うん、そうだよ。あんまりにも危なっかしかったからね。まぁそもそも、僕らの問題だし」
「ありがとう! とってもすごかったよ!」
「お、おい、アリスっ……」
妖精さんって聞いて、わたしはすっかり舞い上がっちゃった。
青い人へのびっくりよりも、かわいくてステキな妖精さんに会えたってことがうれしくなっちゃって。
だからふわふわと近寄ってきた妖精さんに、わたしは興味津々で話しかけた。
そんなわたしの腕を、レオがこまった顔で引っぱる。
「いきなり気抜くなバカ。妖精だっつっても、まだコイツが何者かわかってないだろーが」
「何者って、妖精さんは妖精さんでしょ? それにわたしたちのこと助けてくれたし、別に悪い人じゃないよ!」
「いやまぁ、そうだけどよぉ。お前はもう少し警戒心をだなぁ……」
わたしが首をかしげると、レオはむずかしい顔をして口をへの字に曲げた。
でもアリアにまぁまぁってなだめられて、しぶしぶトゲトゲした『ふんいき』をやめた。
そんなわたしたちを見て、妖精さんはやんわりと笑った。
「君はとっても柔軟だね。今この国では他国民というだけで迫害されることが多い。今の女王様がそうしてる。だから僕が『ようせいの国』出身ってだけで、警戒するのはまぁ普通なのに」
「……? どこの国のヒトでも、あなたはあなたでしょ? わたし、妖精さんに会えてとってもうれしいし、お友達になりたいって思うよ?」
「そっかそっか。それは僕も嬉しいなぁ。ありがとう……!」
妖精はパァッと笑うと、とってもうれしそうにわたしの手をぎゅっとにぎってぶんぶんふった。
でもその手はとっても冷たくて、わたしは思わず飛び上がってはなしちゃった。
氷水の中に手をジャブって突っ込んだみたいに、手が一瞬でキンキンになっちゃったんだもん。
「あ、ごめんごめん! 嬉しくてつい……。僕は氷の妖精だから、全身冷たいんだ。人間の君たちにとっては冷たすぎるよね」
「う、ううん、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしちやっただけだから」
あわてて謝る妖精さんを見ていると、やっぱり悪いヒトなんかにはぜんぜん見えなかった。
わたしたちと何にも変わらない普通の子供。
体が冷たいからあんまり触ったりはできなさそうだけど、でも仲良くしたいなぁって思った。
「ねぇ、あなたはここに一人でいるの?」
「まさか。ここに村を作ってみんなでひっそりと暮らしてるよ」
アリアが質問すると、妖精さんはフルフル首を横にふった。
お団子にしてる髪飾りが青くキラキラしててキレイ。
「村? でもここには湖と氷の林以外何もないように見えるけど?」
「それはただ見えてないだけだよ。さっき君たちから僕が見えてなかったみたいにね」
妖精さんはそう言うと、空中でヒラヒラっと一回転した。
青いワンピースがふわっと舞って、とっても『ゆうが』でかわいらしい。
「君たちを村に招待するよ。みんな君たちに興味津々だしね。そこでゆっくりお話しよう!」
「妖精さんたちの村!? わー、行きたい行きたい!────あ、レオー行っていい?」
こんなかわいい妖精さんたちがいっぱいいる村は、きっととってもステキなんだろうなって思って、わたしはとってもわくわくした。
でもまたレオがまた、わたしには『けいかいしん』がないとか、『ぶようじん』だとか、そう言ってプンスカしちゃうかなぁと思って、一応『おうかがいをたてて』みる。
レオはそんなわたしをおかしそうに見て、小さくため息をつきながら頭をかいた。
「まぁ、いいんじゃねぇか? 妖精に会える機会なんてそうねぇし。それに……コイツは悪い奴じゃなさそうだしな」
「もーレオは素直じゃないなぁ~」
「う、うるせー!」
やれやれって顔で言うレオ。その脇腹をアリアがまったくもぅって顔をしながら肘でツンツンする。
レオはそれにブスッとした顔をして、ぷいと横を向いちゃった。
わたしがありがとうってお礼を言うと、レオは横目でこっちをチラッと見て眉毛を上げた。
「じゃあ、みんなで村に連れてって!」
「はいはい、お安い御用だよ。それじゃあみんな、ちょっと冷たくて悪いけど、僕の手に触ってね」
わたしがお願いすると、妖精さんはニコニコ笑ってわたしたちの目の前に手の平を広げた。
「ちょこっとでいいよ」って言うから、わたしたちは指先でちょこんと手の平にさわった。
それでも人差し指の先っぽだけジーンと冷たくなる。
「ごめんね、すぐだよ。酔うかもしれないから、いいって言うまで目を瞑っててね」
言われた通り目をつむる。
その瞬間、ほんの少しだけ体がクラっとした気がした。
そんなことを思ってると、妖精さんの「ほら目を開けて」って声が聞こえた。
「え、う、わぁーーっ!」
ゆっくり目を開けると、まわりにはたくさんの青い光がキラキラしてた。
まるでイルミネーションがいっぱいのところに入り込んだみたいに、やわらかくて『あわい』光がキラキラチカチカしてた。
その『げんそうてき』な光景に、わたしはびっくりするのも忘れてうっとりと見とれちゃったのでした。
肌の色も髪の色も着ている服も青くて、そして全身がボワンとあわーく青く光ってる。
わたしたちと同い年くらい見える子供で、やさしくふんわりと笑っている。
なんていうか、とっても『ゆうこうてき』な感じだから、あんまり『けいかい』しなくてもよさそうな気がするけど。
でも全身青くて光ってて、それに背中から羽が生えてるこの青い人に、わたしたちはとってもびっくりしちゃって。
だから、三人でまるでおしくらまんじゅうをしているみたいにピッタリくっついた。
「お、お前は何者だ……」
「そんなに怖がらなくてもいいのにー。あ、もしかして、妖精を見るのは初めて?」
わたしたちにグイグイと背中を押し付けてかばいながらレオが聞くと、青い人はカラカラと笑って答えた。
なんだか、声を聞けば聞くほど、男の子なのか女の子なのかわからなくなる。
男の子にしては高めで、でも女の子にしては低めな声。
声だけを聞いた時は男の子な気がして、その姿を見た時は女の子だって思ったけど。
でも今はそのどっちでもないような、でもどっちでもあるような。
とっても『ちゅーせいてき』な感じがする。なんだかレイくんをちょっぴり思い出した。
「驚かせちゃってごめんね。確かに僕らはこの国の人たちの目に触れるところにあんまりいないから、びっくりしてもしょーがないかぁ。僕はね、妖精なんだよ。『ようせいの国』からやってきた、氷の妖精です」
「よ、妖精さん……!」
青い人はアハハと笑うと急にふわりと浮かび上がった。
透明な青い羽をヒラヒラ動かして、ほんの少しだけ足を浮かせてわたしたちに飛んで見せる。
そして氷の上をすべるみたいにすーっとわたしたちの前に近づいてきた。
妖精……妖精さんなんだ!
だからキラキラ光ってて、キレイな羽が生えてるんだ!
もっと手のひらサイズの小さな感じを想像してたけど、でも大体の『いんしょう』はイメージ通りだよ。言われてみれば。
「妖精さんなんだ! すごい! あなたがわたしたちを助けてくれたの?」
「うん、そうだよ。あんまりにも危なっかしかったからね。まぁそもそも、僕らの問題だし」
「ありがとう! とってもすごかったよ!」
「お、おい、アリスっ……」
妖精さんって聞いて、わたしはすっかり舞い上がっちゃった。
青い人へのびっくりよりも、かわいくてステキな妖精さんに会えたってことがうれしくなっちゃって。
だからふわふわと近寄ってきた妖精さんに、わたしは興味津々で話しかけた。
そんなわたしの腕を、レオがこまった顔で引っぱる。
「いきなり気抜くなバカ。妖精だっつっても、まだコイツが何者かわかってないだろーが」
「何者って、妖精さんは妖精さんでしょ? それにわたしたちのこと助けてくれたし、別に悪い人じゃないよ!」
「いやまぁ、そうだけどよぉ。お前はもう少し警戒心をだなぁ……」
わたしが首をかしげると、レオはむずかしい顔をして口をへの字に曲げた。
でもアリアにまぁまぁってなだめられて、しぶしぶトゲトゲした『ふんいき』をやめた。
そんなわたしたちを見て、妖精さんはやんわりと笑った。
「君はとっても柔軟だね。今この国では他国民というだけで迫害されることが多い。今の女王様がそうしてる。だから僕が『ようせいの国』出身ってだけで、警戒するのはまぁ普通なのに」
「……? どこの国のヒトでも、あなたはあなたでしょ? わたし、妖精さんに会えてとってもうれしいし、お友達になりたいって思うよ?」
「そっかそっか。それは僕も嬉しいなぁ。ありがとう……!」
妖精はパァッと笑うと、とってもうれしそうにわたしの手をぎゅっとにぎってぶんぶんふった。
でもその手はとっても冷たくて、わたしは思わず飛び上がってはなしちゃった。
氷水の中に手をジャブって突っ込んだみたいに、手が一瞬でキンキンになっちゃったんだもん。
「あ、ごめんごめん! 嬉しくてつい……。僕は氷の妖精だから、全身冷たいんだ。人間の君たちにとっては冷たすぎるよね」
「う、ううん、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしちやっただけだから」
あわてて謝る妖精さんを見ていると、やっぱり悪いヒトなんかにはぜんぜん見えなかった。
わたしたちと何にも変わらない普通の子供。
体が冷たいからあんまり触ったりはできなさそうだけど、でも仲良くしたいなぁって思った。
「ねぇ、あなたはここに一人でいるの?」
「まさか。ここに村を作ってみんなでひっそりと暮らしてるよ」
アリアが質問すると、妖精さんはフルフル首を横にふった。
お団子にしてる髪飾りが青くキラキラしててキレイ。
「村? でもここには湖と氷の林以外何もないように見えるけど?」
「それはただ見えてないだけだよ。さっき君たちから僕が見えてなかったみたいにね」
妖精さんはそう言うと、空中でヒラヒラっと一回転した。
青いワンピースがふわっと舞って、とっても『ゆうが』でかわいらしい。
「君たちを村に招待するよ。みんな君たちに興味津々だしね。そこでゆっくりお話しよう!」
「妖精さんたちの村!? わー、行きたい行きたい!────あ、レオー行っていい?」
こんなかわいい妖精さんたちがいっぱいいる村は、きっととってもステキなんだろうなって思って、わたしはとってもわくわくした。
でもまたレオがまた、わたしには『けいかいしん』がないとか、『ぶようじん』だとか、そう言ってプンスカしちゃうかなぁと思って、一応『おうかがいをたてて』みる。
レオはそんなわたしをおかしそうに見て、小さくため息をつきながら頭をかいた。
「まぁ、いいんじゃねぇか? 妖精に会える機会なんてそうねぇし。それに……コイツは悪い奴じゃなさそうだしな」
「もーレオは素直じゃないなぁ~」
「う、うるせー!」
やれやれって顔で言うレオ。その脇腹をアリアがまったくもぅって顔をしながら肘でツンツンする。
レオはそれにブスッとした顔をして、ぷいと横を向いちゃった。
わたしがありがとうってお礼を言うと、レオは横目でこっちをチラッと見て眉毛を上げた。
「じゃあ、みんなで村に連れてって!」
「はいはい、お安い御用だよ。それじゃあみんな、ちょっと冷たくて悪いけど、僕の手に触ってね」
わたしがお願いすると、妖精さんはニコニコ笑ってわたしたちの目の前に手の平を広げた。
「ちょこっとでいいよ」って言うから、わたしたちは指先でちょこんと手の平にさわった。
それでも人差し指の先っぽだけジーンと冷たくなる。
「ごめんね、すぐだよ。酔うかもしれないから、いいって言うまで目を瞑っててね」
言われた通り目をつむる。
その瞬間、ほんの少しだけ体がクラっとした気がした。
そんなことを思ってると、妖精さんの「ほら目を開けて」って声が聞こえた。
「え、う、わぁーーっ!」
ゆっくり目を開けると、まわりにはたくさんの青い光がキラキラしてた。
まるでイルミネーションがいっぱいのところに入り込んだみたいに、やわらかくて『あわい』光がキラキラチカチカしてた。
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