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第7章 リアリスティック・ドリームワールド
34 今までとは違う
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「クロアさん……!」
私の腕を絡みとったのは、漆黒のドレスに身を包んだ魔女だった。
母性に溢れた柔和な笑みを浮かべながら、まるで大切なものを抱くように私の腕を包み込む。
私がその顔に向いて目を見開くと、クロアさんは更に笑みを綻ばせて、絡める腕の力を強めた。
「ご機嫌麗しゅう、姫様」
まるで道端でばったり会ったような気軽さ。
その場違いな朗らかさに毒気を抜かれそうになる。
クロアさんから注がれるのは、ただ慈しみに満ちた温かな視線。
まるで愛しい恋人にするように、私の腕を一体化しそうな勢いで抱きしめてくる。
その細腕の繊細さと、対照的に柔らかさに富んだ圧力に挟まれ、気を抜けば強制的に思考を緩まされそうだった。
それほどまでに、クロアさんが与えてくるものは穏やかだった。
「……クロアさん、私」
「無事に記憶と力を取り戻されたとのこと、お喜び申し上げます、姫様」
なんて言葉をかけるべきか迷いながら口を開いた私に、クロアさんは微笑んだ。
その温かな笑みを向けられると、かつての日々をどうしても想起してしまう。
クロアさんとはここ最近色々あったけど、でも私たちは七年前に既に出会っていて、楽しい日々を共にしていた。
こうして向き合うクロアさんは、暗躍するレジスタンスの魔女ではなく、あの日々で私に優しくしてくれたお姉さんだった。
『魔女の森』で過ごした約一ヶ月間。
ずっと一緒にいてくれて、面倒を見てくれて、沢山お喋りをした。
クロアさんは私のことをとっても大切にしてくれたし、私もクロアさんが大好きだった。
あの日々を思い出すと、途端に情が溢れ返る。
ここ数日の彼女の行き過ぎた行動も、その深い愛情故なのだと思えば、あまり責められないかもしれない。
けれど、クロアさんは今、ワルプルギスの魔女。
ホワイトをリーダーと仰ぐレジスタンスの一員だ。
「ごめんなさい、クロアさん。私、あなたに謝らなきゃいけないこと、沢山あります」
「良いのです。確かに悲しく思うこともありましたが、わたくしはあなた様の想いを尊重します。姫様を、愛しておりますので」
「…………」
蝋のように蒼白な肌をほんのり赤らめ、クロアさんはふわりと微笑む。
甘い柔らかさを持った瞳が、とろけそうな視線を送ってくる。
「話したいことだって、沢山あります。けど、今は…………今は、この手を放してください。私は、ホワイトを止めないといけないんです」
「申し訳ございませんが、それは致しかねます」
視線を逸らしたくなるのをこらえながら、真っ直ぐ見つめて懇願すると、クロアさんはシュンと眉を落とした。
叱られることを恐れる小さな子供のように。垂れ目気味な目尻からにはやや光るものがあった。
「それは、クロアさんがワルプルギスだからですか……? ホワイトの部下だから……」
「左様でございますと、申し上げるべきなのでしょうが……この場合は、いいえと」
更に私の腕に締め付けながら、クロアさんはそっと首を横に振った。
柔らかな感触の間にグイグイと腕が沈み込んでいくけど、締め付けの方が強くてあまり気にならない。
「わたくしはあなた様をお守りする為、お止めしているのです。姫様は今、戦ってはなりません」
「どういうことですか? 私だって別に好きで戦うわけじゃないですけど……今戦わなきゃ、被害が……」
「多くの被害より、御身です」
私の目を覗き込むように見ながら、クロアさんはやや震える声で言った。
その切実な言葉に気圧されそうになる。
それでもなんとか飲み込まれないように気を張って、負けじとその目を見返した。
「私なら大丈夫です。今までだって何度も戦ってきたし、力を取り戻した今ならもっと上手く戦えます。だから……」
「そういうことではございません……!」
声を荒げピシャンと言い放ったクロアさんに、思わずビクリとしてしまった。
そんな私を見てクロアさんはハッとし、慌てて「申し訳ございません」と謝りながら項垂れた。
それでも、絡まる腕の力は緩まない。
「あの……どういう、ことですか?」
今すぐ戦いに飛び込んで、みんなを守ってホワイトを止めたい。
その気持ちをグッと堪えて、目の前で子供のようにしょげるクロアさんに言葉をかける。
この人は表現の仕方が下手なだけで、その強い想いは本物だから。
無下には、できなかった。
私の問いに、クロアさんは視線を落とした。
その瞳にはキラキラと宝石のような涙が溜まっている。
日の光を反射して輝くそれは、まるで新緑に浮かぶ滴のよう。
場違いにも、その姿はとても可憐に映った。
「…………今だからこそ、なのでございます」
瞬きと共に涙の滴がこぼれ、白い頬を伝う。
しかしそのことに気を向けることなく、クロアさんは震える声で口を開いた。
「封印が解けた今だからこそ、あなた様は軽率にその力を使ってはいけないのです」
「力を……? でも、当時だって力は普通に……」
『まほうつかいの国』にいた間、私はその力を使って戦ってきた。
そして封印されていた最近も、その一端を限定的に使うことで、様々な危機を乗り越えてきた。
今更、使っちゃいけないなんて言われても……。
「姫様はお忘れでございますか? あなた様がどうして、自身を封印されることをご決断なさったのかを……」
「それは……」
泣き付くように尋ねてくるクロアさんに、反射的に視線を逸らしてしまう。
私がそれを決断したのは、当時の私ではドルミーレに対抗するだけの力がなかったからだ。
彼女の力を使っているが故に、常に彼女の存在が迫ってくるのを感じて、それが恐ろしくなった。
力を使い続けることで、『始まりの魔女』に飲み込まれてしまうんじゃないかって、そう思って────────。
そこまで思い起こして、ハッとした。
クロアさんが、唇を結ぶ。
「思い当たりましたでしょうか。姫様、あなた様のお力は始祖様より出るもの。その力を使えば……」
「ドルミーレが、私に迫ってくる……?」
当時、王族特務の人たちに言われて、私は力を使いこなすための修練を積んだ。
力を使えるようになればなるほど、私の心の中で眠るドルミーレの存在感が強くなっていくのを感じた。
封印をされていた時はもちろん感じなかったそれを、今は同じように感じる。
眠っているから静かではあるけど、確かに心の奥底に大きな存在がいると、感じてる。
今私が力を使えば、また彼女の存在が大きくなってくるってこと?
でも、それを押さえ込んで、最終的には立ち向かうために、私は心が強く成長するまで待ったんだ。
レイくんや他のみんなも、今の私ならきっと大丈夫だって言ってくれた。
ここ数日彼女と対峙することもあったけど、それだって乗り越えてきたし。
今、そう簡単に飲み込まれるとは……。
「あなた様は確かに、強く逞しくご成長なされました。しかし、以前とはまた状況が違われると、姫様もご存知のはず」
「どういう、ことですか……?」
「この数日間、何度かドルミーレ様は表にお顔を出しになった。その度にあなた様はそれを押し込めていらっしゃいましたが、それは一重に封印があったからなのです」
切迫したクロアさんの言葉に、背中に汗が伝った。
嫌な予感が、ゾクゾクと全身を這い回る。
「恐らく封印という障害が、ドルミーレ様を抑制していたのです。しかし、それでもあの方はお顔をお出しになった。それはつまり、目覚める意志をお持ちになり始めたということ。以前とは、もう違うのです」
私に縋り付くようにしなだれ掛かってくるクロアさん。
その華奢な身体を私に預け、力強く訴えてくる。
「今、そのお力をお使いになられれば、あのお方の目覚めを促進することとなるでしょう。姫様、わたくしは……あなた様を失いたくはございません……!」
涙混じりの訴えに、私は言葉を失った。
私の腕を絡みとったのは、漆黒のドレスに身を包んだ魔女だった。
母性に溢れた柔和な笑みを浮かべながら、まるで大切なものを抱くように私の腕を包み込む。
私がその顔に向いて目を見開くと、クロアさんは更に笑みを綻ばせて、絡める腕の力を強めた。
「ご機嫌麗しゅう、姫様」
まるで道端でばったり会ったような気軽さ。
その場違いな朗らかさに毒気を抜かれそうになる。
クロアさんから注がれるのは、ただ慈しみに満ちた温かな視線。
まるで愛しい恋人にするように、私の腕を一体化しそうな勢いで抱きしめてくる。
その細腕の繊細さと、対照的に柔らかさに富んだ圧力に挟まれ、気を抜けば強制的に思考を緩まされそうだった。
それほどまでに、クロアさんが与えてくるものは穏やかだった。
「……クロアさん、私」
「無事に記憶と力を取り戻されたとのこと、お喜び申し上げます、姫様」
なんて言葉をかけるべきか迷いながら口を開いた私に、クロアさんは微笑んだ。
その温かな笑みを向けられると、かつての日々をどうしても想起してしまう。
クロアさんとはここ最近色々あったけど、でも私たちは七年前に既に出会っていて、楽しい日々を共にしていた。
こうして向き合うクロアさんは、暗躍するレジスタンスの魔女ではなく、あの日々で私に優しくしてくれたお姉さんだった。
『魔女の森』で過ごした約一ヶ月間。
ずっと一緒にいてくれて、面倒を見てくれて、沢山お喋りをした。
クロアさんは私のことをとっても大切にしてくれたし、私もクロアさんが大好きだった。
あの日々を思い出すと、途端に情が溢れ返る。
ここ数日の彼女の行き過ぎた行動も、その深い愛情故なのだと思えば、あまり責められないかもしれない。
けれど、クロアさんは今、ワルプルギスの魔女。
ホワイトをリーダーと仰ぐレジスタンスの一員だ。
「ごめんなさい、クロアさん。私、あなたに謝らなきゃいけないこと、沢山あります」
「良いのです。確かに悲しく思うこともありましたが、わたくしはあなた様の想いを尊重します。姫様を、愛しておりますので」
「…………」
蝋のように蒼白な肌をほんのり赤らめ、クロアさんはふわりと微笑む。
甘い柔らかさを持った瞳が、とろけそうな視線を送ってくる。
「話したいことだって、沢山あります。けど、今は…………今は、この手を放してください。私は、ホワイトを止めないといけないんです」
「申し訳ございませんが、それは致しかねます」
視線を逸らしたくなるのをこらえながら、真っ直ぐ見つめて懇願すると、クロアさんはシュンと眉を落とした。
叱られることを恐れる小さな子供のように。垂れ目気味な目尻からにはやや光るものがあった。
「それは、クロアさんがワルプルギスだからですか……? ホワイトの部下だから……」
「左様でございますと、申し上げるべきなのでしょうが……この場合は、いいえと」
更に私の腕に締め付けながら、クロアさんはそっと首を横に振った。
柔らかな感触の間にグイグイと腕が沈み込んでいくけど、締め付けの方が強くてあまり気にならない。
「わたくしはあなた様をお守りする為、お止めしているのです。姫様は今、戦ってはなりません」
「どういうことですか? 私だって別に好きで戦うわけじゃないですけど……今戦わなきゃ、被害が……」
「多くの被害より、御身です」
私の目を覗き込むように見ながら、クロアさんはやや震える声で言った。
その切実な言葉に気圧されそうになる。
それでもなんとか飲み込まれないように気を張って、負けじとその目を見返した。
「私なら大丈夫です。今までだって何度も戦ってきたし、力を取り戻した今ならもっと上手く戦えます。だから……」
「そういうことではございません……!」
声を荒げピシャンと言い放ったクロアさんに、思わずビクリとしてしまった。
そんな私を見てクロアさんはハッとし、慌てて「申し訳ございません」と謝りながら項垂れた。
それでも、絡まる腕の力は緩まない。
「あの……どういう、ことですか?」
今すぐ戦いに飛び込んで、みんなを守ってホワイトを止めたい。
その気持ちをグッと堪えて、目の前で子供のようにしょげるクロアさんに言葉をかける。
この人は表現の仕方が下手なだけで、その強い想いは本物だから。
無下には、できなかった。
私の問いに、クロアさんは視線を落とした。
その瞳にはキラキラと宝石のような涙が溜まっている。
日の光を反射して輝くそれは、まるで新緑に浮かぶ滴のよう。
場違いにも、その姿はとても可憐に映った。
「…………今だからこそ、なのでございます」
瞬きと共に涙の滴がこぼれ、白い頬を伝う。
しかしそのことに気を向けることなく、クロアさんは震える声で口を開いた。
「封印が解けた今だからこそ、あなた様は軽率にその力を使ってはいけないのです」
「力を……? でも、当時だって力は普通に……」
『まほうつかいの国』にいた間、私はその力を使って戦ってきた。
そして封印されていた最近も、その一端を限定的に使うことで、様々な危機を乗り越えてきた。
今更、使っちゃいけないなんて言われても……。
「姫様はお忘れでございますか? あなた様がどうして、自身を封印されることをご決断なさったのかを……」
「それは……」
泣き付くように尋ねてくるクロアさんに、反射的に視線を逸らしてしまう。
私がそれを決断したのは、当時の私ではドルミーレに対抗するだけの力がなかったからだ。
彼女の力を使っているが故に、常に彼女の存在が迫ってくるのを感じて、それが恐ろしくなった。
力を使い続けることで、『始まりの魔女』に飲み込まれてしまうんじゃないかって、そう思って────────。
そこまで思い起こして、ハッとした。
クロアさんが、唇を結ぶ。
「思い当たりましたでしょうか。姫様、あなた様のお力は始祖様より出るもの。その力を使えば……」
「ドルミーレが、私に迫ってくる……?」
当時、王族特務の人たちに言われて、私は力を使いこなすための修練を積んだ。
力を使えるようになればなるほど、私の心の中で眠るドルミーレの存在感が強くなっていくのを感じた。
封印をされていた時はもちろん感じなかったそれを、今は同じように感じる。
眠っているから静かではあるけど、確かに心の奥底に大きな存在がいると、感じてる。
今私が力を使えば、また彼女の存在が大きくなってくるってこと?
でも、それを押さえ込んで、最終的には立ち向かうために、私は心が強く成長するまで待ったんだ。
レイくんや他のみんなも、今の私ならきっと大丈夫だって言ってくれた。
ここ数日彼女と対峙することもあったけど、それだって乗り越えてきたし。
今、そう簡単に飲み込まれるとは……。
「あなた様は確かに、強く逞しくご成長なされました。しかし、以前とはまた状況が違われると、姫様もご存知のはず」
「どういう、ことですか……?」
「この数日間、何度かドルミーレ様は表にお顔を出しになった。その度にあなた様はそれを押し込めていらっしゃいましたが、それは一重に封印があったからなのです」
切迫したクロアさんの言葉に、背中に汗が伝った。
嫌な予感が、ゾクゾクと全身を這い回る。
「恐らく封印という障害が、ドルミーレ様を抑制していたのです。しかし、それでもあの方はお顔をお出しになった。それはつまり、目覚める意志をお持ちになり始めたということ。以前とは、もう違うのです」
私に縋り付くようにしなだれ掛かってくるクロアさん。
その華奢な身体を私に預け、力強く訴えてくる。
「今、そのお力をお使いになられれば、あのお方の目覚めを促進することとなるでしょう。姫様、わたくしは……あなた様を失いたくはございません……!」
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