977 / 984
最終章 氷室 霰のレクイエム
23 繋がりの力
しおりを挟む
「あなたは本当に、癇に障る。夢だとしても、あなたのような愚かものを想像した自分が嫌になるわ」
「受け入れられないのはお互い様だよ、ドルミーレ。私だって、あなたが大元だなんて思いたくないもん」
ドルミーレをルーツとして存在する私。
彼女があり得ないと夢想したものから生まれた私。
だからこそ、根幹を同じくしているのに、正反対な私たち。
ドルミーレが飽くまで自分の考え方を変えず、全てを否定し続けるというのなら。
私たちは絶対に交わることなんてないし、わかり合うことなんてできない。
でもきっとそれは、私にも言えることで。
きっと私たちは、お互いを否定することでしか、自分を証明することができない。
ドルミーレがしたことは、きっと誰でもすることなんだ。
自分の考えにはそぐわないものでも、人は気まぐれにそれを思い描くことがある。
自分には決してできないと、現実ではあり得ないとわかっていながらも、突拍子もないもしもを思い浮かべたりする。
ドルミーレの場合は、その規格外の力があるせいで空想を形にしてしまっただけ。
心を深い眠りにつかせてしまっていたから、その夢の中に自分ではない自分を投影してしまった。
誰でも見るような夢を、彼女は現実にする力を持っていたから、こんなことになってしまったんだ。
でもそうやって私が私として生まれた以上、私の気持ちとプライドがある。
どんなにドルミーレがあり得ないものだと断じても、私には私の意見と希望があるから。
ドルミーレが大元だとか、力の源だとか、関係ない。私が夢に過ぎないとか、絵空事だとか、関係ないんだ。
「ドルミーレ、私はあなたを倒す。全てを否定して、繋がりを拒絶して、一人寂しく閉じこもっているようなあなたに、これ以上誰も傷つけさせるわけにはいかないから。私の、私のたちの希望を、奪われるわけにはいかないから……!」
「相変わらず口だけは達者ね。いいわ、やれるものならやってみなさい。霞のように脆く、虫けらのように小さいあなたが、世界の力を背負わされた私に敵う気でいるというのなら!」
私の心からの叫びに、ドルミーレの冷たい叫びがぶつかる。
そこに込められた嫌悪感と怒りが、心が剥き出しの今の私にストレートに突き刺さってくる。
それでも負けじと踏ん張る私に、ドルミーレは黒い『真理の剣』を向けた。
すると、ドルミーレの全身から黒い力が噴射して周囲に大きく波打った。
それは私めがけてというよりは、周りの全てを蹂躙するような拒絶の力の奔流。
すぐ近くにいた夜子さんはそれに勢いよく吹き飛ばされて、黒の波に飲み込まれてしまう。
私の傍にいたお母さんもまた、急いで防御を張りつつも抗いようのない力に飲み込まれて。
私の周りは一瞬にして黒に染まり切ろうとしていた。
その冷たい力の渦に、私もまた押しつぶされそうになったけれど。
でも、こんな寂しい力に、負ける気はしなかった。
「アリス、負けるな!」
「私たちがついてるから、アリス!」
暗闇の中で声が聞こえて、その瞬間、私の手の中に金色が灯る。
それは瞬時に剣の形に伸び広がって、迫り来る黒い力を搔き分ける。
心がポッと暖かくなって、今まで空っぽだった力がどんどんと満たされていくのがわかった。
悲しみに塗れ、絶望に浸って、どんなに心折れそうになっても。
今にも消えそうになって、自分自身が曖昧になってしまっても。
どんな時も、何度だって、尽きた力をみんなが補ってくれる。
ドルミーレから切り離された今だからこそ、私の全てを友達が満たしてくれるんだ。
「俺たちには、一緒に立つことしかできねぇ。でも、絶対にお前を放さねぇから……!」
「辛い時も苦しい時も、どんな時だって。私たちはアリスそばにいる。だって、親友だから!」
レオとアリアが、私の背中を強く押して体を支えてくれていた。
夜子さんの魔法を突破して満身創痍の体でも尚、私に寄り添ってくれている。
その存在が、心が、私に力を与えてくれた。
「ありがとう、レオ、アリア。いつだって二人が手を引いて、背中を押してくれたから、私は……!」
この手に生まれた金色の剣を強く握って、振るう。
するとドルミーレが放った力は掻き消えて、白い部屋の視界が晴れやかになった。
その先で、ドルミーレが信じられないものを見るような目でこちらを見ている。
「どうして……その力は、一体ッ……!」
「これは、私だけの力。一人ぼっちのあなたじゃ、絶対に見出せなかった力だよ!」
繋がりの力。みんなの心が編んでくれた、希望の力。
これは、ドルミーレの力とはなんの関係もない、私だけの力なんだ。
彼女から隔絶され、ただのちっぽけな心のカケラになっても、みんながいれば私は、戦える。
黒い力の奔流が消えたことで、傍で倒れるお母さんと夜子さんの姿が窺えた。
二人はよろよろと体を起こしながら、未だ立ち続ける私を見て、目を剥いている。
「何よそれ……くだらない。そんな曖昧なものを持ち出して、まだ妄言を吐くっていうのね」
「なんとでも言えばいいよ。あなたに理解できるだなんて思ってない。でもだからこそ、これはあなたの力を打ち砕くって、私はそう信じてる。これが! この繋がりが! 私が私である証なんだから!」
肉体のない、不確かな体で剣を構える。
心しかない今の状態でも、こうしてみんなが私を支えてくれるから、踏ん張ることができる。
どんなに大きな力を前にしても、臆することなく立ち向かうことができる。
こうして今背中を支えてくれている、レオとアリアだけじゃない。
沢山の友達が私の手を引いてくれているって、わかるから。
「そんな朧げなもので、何ができるっていうのよ。脆くて弱い、繋がりなんかに縋って。一人じゃ立ち上がれないくらい弱いくせに、私を否定するなんて、愚かな!」
「一人で立ち上がれなくて、何が悪い! 人は、誰かと支え合って生きていくんだ。支えてもらった分、今度は支え返して。そうやって助け合って、私たちは一人では越えられない壁を乗り越えるんだ。一人で生きていけるなんて言えちゃう人の方が、何にもわかってなくて、よっぽど弱くて愚かだ!」
ドルミーレは黒い『真理の剣』を握りしめて、静かな怒りに肩を震わせている。
圧倒的な力を持っても尚、今にも消えそうな私に抵抗されて苛立ちが隠せていない。
何よりも否定したい繋がりを掲げる私の存在が、目障りで仕方がないんだ。
だからこそ私は、この繋がりの力を持ってドルミーレを打ち倒す。
全てを拒絶して孤高に閉じこもる彼女の闇を、沢山の心が編んでくれたこの剣で切り開く。
人の想いが生む力がどれほど強いものなのか、彼女に叩きつけるんだ。
そして、私は全てを守る。
『魔女ウィルス』に苦しむ全ての魔女たちを。
それに振り回される、多くの人たちを。
そして何より、霰ちゃんを。私は、守るんだ。
今ここで、私の今までに、決着をつける。
「ドルミーレ────!!!」
金色の剣を握りしめ、私は一直線に飛び込んだ。
「受け入れられないのはお互い様だよ、ドルミーレ。私だって、あなたが大元だなんて思いたくないもん」
ドルミーレをルーツとして存在する私。
彼女があり得ないと夢想したものから生まれた私。
だからこそ、根幹を同じくしているのに、正反対な私たち。
ドルミーレが飽くまで自分の考え方を変えず、全てを否定し続けるというのなら。
私たちは絶対に交わることなんてないし、わかり合うことなんてできない。
でもきっとそれは、私にも言えることで。
きっと私たちは、お互いを否定することでしか、自分を証明することができない。
ドルミーレがしたことは、きっと誰でもすることなんだ。
自分の考えにはそぐわないものでも、人は気まぐれにそれを思い描くことがある。
自分には決してできないと、現実ではあり得ないとわかっていながらも、突拍子もないもしもを思い浮かべたりする。
ドルミーレの場合は、その規格外の力があるせいで空想を形にしてしまっただけ。
心を深い眠りにつかせてしまっていたから、その夢の中に自分ではない自分を投影してしまった。
誰でも見るような夢を、彼女は現実にする力を持っていたから、こんなことになってしまったんだ。
でもそうやって私が私として生まれた以上、私の気持ちとプライドがある。
どんなにドルミーレがあり得ないものだと断じても、私には私の意見と希望があるから。
ドルミーレが大元だとか、力の源だとか、関係ない。私が夢に過ぎないとか、絵空事だとか、関係ないんだ。
「ドルミーレ、私はあなたを倒す。全てを否定して、繋がりを拒絶して、一人寂しく閉じこもっているようなあなたに、これ以上誰も傷つけさせるわけにはいかないから。私の、私のたちの希望を、奪われるわけにはいかないから……!」
「相変わらず口だけは達者ね。いいわ、やれるものならやってみなさい。霞のように脆く、虫けらのように小さいあなたが、世界の力を背負わされた私に敵う気でいるというのなら!」
私の心からの叫びに、ドルミーレの冷たい叫びがぶつかる。
そこに込められた嫌悪感と怒りが、心が剥き出しの今の私にストレートに突き刺さってくる。
それでも負けじと踏ん張る私に、ドルミーレは黒い『真理の剣』を向けた。
すると、ドルミーレの全身から黒い力が噴射して周囲に大きく波打った。
それは私めがけてというよりは、周りの全てを蹂躙するような拒絶の力の奔流。
すぐ近くにいた夜子さんはそれに勢いよく吹き飛ばされて、黒の波に飲み込まれてしまう。
私の傍にいたお母さんもまた、急いで防御を張りつつも抗いようのない力に飲み込まれて。
私の周りは一瞬にして黒に染まり切ろうとしていた。
その冷たい力の渦に、私もまた押しつぶされそうになったけれど。
でも、こんな寂しい力に、負ける気はしなかった。
「アリス、負けるな!」
「私たちがついてるから、アリス!」
暗闇の中で声が聞こえて、その瞬間、私の手の中に金色が灯る。
それは瞬時に剣の形に伸び広がって、迫り来る黒い力を搔き分ける。
心がポッと暖かくなって、今まで空っぽだった力がどんどんと満たされていくのがわかった。
悲しみに塗れ、絶望に浸って、どんなに心折れそうになっても。
今にも消えそうになって、自分自身が曖昧になってしまっても。
どんな時も、何度だって、尽きた力をみんなが補ってくれる。
ドルミーレから切り離された今だからこそ、私の全てを友達が満たしてくれるんだ。
「俺たちには、一緒に立つことしかできねぇ。でも、絶対にお前を放さねぇから……!」
「辛い時も苦しい時も、どんな時だって。私たちはアリスそばにいる。だって、親友だから!」
レオとアリアが、私の背中を強く押して体を支えてくれていた。
夜子さんの魔法を突破して満身創痍の体でも尚、私に寄り添ってくれている。
その存在が、心が、私に力を与えてくれた。
「ありがとう、レオ、アリア。いつだって二人が手を引いて、背中を押してくれたから、私は……!」
この手に生まれた金色の剣を強く握って、振るう。
するとドルミーレが放った力は掻き消えて、白い部屋の視界が晴れやかになった。
その先で、ドルミーレが信じられないものを見るような目でこちらを見ている。
「どうして……その力は、一体ッ……!」
「これは、私だけの力。一人ぼっちのあなたじゃ、絶対に見出せなかった力だよ!」
繋がりの力。みんなの心が編んでくれた、希望の力。
これは、ドルミーレの力とはなんの関係もない、私だけの力なんだ。
彼女から隔絶され、ただのちっぽけな心のカケラになっても、みんながいれば私は、戦える。
黒い力の奔流が消えたことで、傍で倒れるお母さんと夜子さんの姿が窺えた。
二人はよろよろと体を起こしながら、未だ立ち続ける私を見て、目を剥いている。
「何よそれ……くだらない。そんな曖昧なものを持ち出して、まだ妄言を吐くっていうのね」
「なんとでも言えばいいよ。あなたに理解できるだなんて思ってない。でもだからこそ、これはあなたの力を打ち砕くって、私はそう信じてる。これが! この繋がりが! 私が私である証なんだから!」
肉体のない、不確かな体で剣を構える。
心しかない今の状態でも、こうしてみんなが私を支えてくれるから、踏ん張ることができる。
どんなに大きな力を前にしても、臆することなく立ち向かうことができる。
こうして今背中を支えてくれている、レオとアリアだけじゃない。
沢山の友達が私の手を引いてくれているって、わかるから。
「そんな朧げなもので、何ができるっていうのよ。脆くて弱い、繋がりなんかに縋って。一人じゃ立ち上がれないくらい弱いくせに、私を否定するなんて、愚かな!」
「一人で立ち上がれなくて、何が悪い! 人は、誰かと支え合って生きていくんだ。支えてもらった分、今度は支え返して。そうやって助け合って、私たちは一人では越えられない壁を乗り越えるんだ。一人で生きていけるなんて言えちゃう人の方が、何にもわかってなくて、よっぽど弱くて愚かだ!」
ドルミーレは黒い『真理の剣』を握りしめて、静かな怒りに肩を震わせている。
圧倒的な力を持っても尚、今にも消えそうな私に抵抗されて苛立ちが隠せていない。
何よりも否定したい繋がりを掲げる私の存在が、目障りで仕方がないんだ。
だからこそ私は、この繋がりの力を持ってドルミーレを打ち倒す。
全てを拒絶して孤高に閉じこもる彼女の闇を、沢山の心が編んでくれたこの剣で切り開く。
人の想いが生む力がどれほど強いものなのか、彼女に叩きつけるんだ。
そして、私は全てを守る。
『魔女ウィルス』に苦しむ全ての魔女たちを。
それに振り回される、多くの人たちを。
そして何より、霰ちゃんを。私は、守るんだ。
今ここで、私の今までに、決着をつける。
「ドルミーレ────!!!」
金色の剣を握りしめ、私は一直線に飛び込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる