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まあちゃんとバルーン
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大人がやっとひと抱えできるくらいの大きさに膨らませたバルーンを背負って、ビルや崖などの高い所から飛び降りる新しいスポーツが、子どもや若者の間で流行っていた。
まあちゃんもその冒険とスリルに大いにはまっていた。
ところがこのスポーツには大変な問題があり、バルーンの爆発事故でけがをする者が絶えない。
墜落死や爆発で体の一部を失うなどの事例が続出した。
そしてついに、まあちゃんが背負ったバルーンが、高い崖から飛び降りた瞬間に爆発。まあちゃんは墜落し、大けがをして病院に運ばれた。
強い痛みとぼんやりとした意識の中で、まあちゃんは、楽しさのあまりに忘れていた、とても大切な事に気がついた。
親からもらった体をいっときの快楽を求めるために破壊してしまったことで、母親に申し訳ないという悲しみが、じわじわと湧いてきた。
気がつくと、母親がまあちゃんの手をしっかりと握りしめ、涙を浮かべていた。
「ごめんなさい、お母…」
まあちゃんは、かすかな声で母親に謝ろうとしたが、声をそれ以上続けることができなかった。
まあちゃんは、ベッドの傍らで手を握ってくれる、母親の温もりと優しさに、何ものにも代えがたい安らぎを感じていた。ますますぼんやりとしていく意識の中で、無限の安心感に包まれながら、まあちゃんは、静かに目をつむった。
まあちゃんもその冒険とスリルに大いにはまっていた。
ところがこのスポーツには大変な問題があり、バルーンの爆発事故でけがをする者が絶えない。
墜落死や爆発で体の一部を失うなどの事例が続出した。
そしてついに、まあちゃんが背負ったバルーンが、高い崖から飛び降りた瞬間に爆発。まあちゃんは墜落し、大けがをして病院に運ばれた。
強い痛みとぼんやりとした意識の中で、まあちゃんは、楽しさのあまりに忘れていた、とても大切な事に気がついた。
親からもらった体をいっときの快楽を求めるために破壊してしまったことで、母親に申し訳ないという悲しみが、じわじわと湧いてきた。
気がつくと、母親がまあちゃんの手をしっかりと握りしめ、涙を浮かべていた。
「ごめんなさい、お母…」
まあちゃんは、かすかな声で母親に謝ろうとしたが、声をそれ以上続けることができなかった。
まあちゃんは、ベッドの傍らで手を握ってくれる、母親の温もりと優しさに、何ものにも代えがたい安らぎを感じていた。ますますぼんやりとしていく意識の中で、無限の安心感に包まれながら、まあちゃんは、静かに目をつむった。
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